大阪杯とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- 大阪杯は、3月末〜4月初めに阪神競馬場の芝2000m(右回り)で行われる4歳以上のGⅠ。1957年に創設された重賞で、2017年にGⅠになった。2027年は4月4日(日)に行われる予定だ
- 1着本賞金は2026年度が30,000万円(3億円)で、天皇賞(春)・日本ダービー・宝塚記念・天皇賞(秋)と同じ額。GⅠ1年目の2017年の12,000万円から、2025年までに2.5倍になった
- GⅠになった2017〜2026年の10回で、連覇したのは2024・2025年のベラジオオペラだけ。勝ち馬はすべて4歳か5歳で、1番人気は3勝している
- 同じ年に天皇賞(春)も勝ったのは、2017年のキタサンブラックと2026年のクロワデュノール。宝塚記念まで勝った馬はいない

目次
大阪杯とは、阪神競馬場の芝2000mで行われる春の古馬の中距離のGⅠだ。出られるのは4歳以上の馬で、1957年に創設された重賞が、2017年にGⅠに格上げされた。1着本賞金は2026年度が30,000万円(3億円)で、2027年は4月4日(日)に行われる予定。本記事では、レースの条件と賞金、2027年の日程、GⅠになった2017〜2026年の10回の歴代優勝馬と、人気・年齢などの傾向をまとめる。
大阪杯とは?阪神・芝2000mの春の古馬GⅠ
大阪杯は1957年に芝1800mの重賞として始まり、1972年に今の2000mになった。JRAは、春の古馬の中距離路線を一層充実させるため、2017年にGⅠに格上げしたとしている。
GⅠになってからの10回は、すべて3月31日〜4月6日の日曜日に、2回阪神の4日目に行われた。JRAは、GⅠ1年目の2017年に勝ったキタサンブラックを「初代王者」としている。
距離の区分(SMILE)では、2000mは1900〜2100mの「I」に入る。2026年度のJRAのGⅠで、芝2000mのレースは大阪杯のほかに皐月賞・天皇賞(秋)・秋華賞・ホープフルステークスがある。
SMILEの5つの区分は「競馬の距離区分」で説明している。
大阪杯のレースの条件
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | GⅠ |
| 競馬場 | 阪神競馬場 |
| コース | 芝2000m(右回り) |
| 出走できる馬 | 4歳以上(オープン、国際、指定) |
| 負担重量 | 定量 |
| 1着本賞金 | 30,000万円(2026年度) |
定量は、年齢と性別だけで負担重量が決まる方式だ。2026年は出走した15頭がすべて牡馬・せん馬で、全頭58kgだった。牝馬は2025年に56kgで走っている。2022年までの成績では、牡馬・せん馬が57kg、牝馬が55kgだった。
負担重量の決め方は「競馬の斤量」で説明している。
2026年の番組では、中山記念(GⅡ)と金鯱賞(GⅡ)の1着馬に、同じ年の大阪杯の優先出走権が与えられた。
大阪杯の賞金はいくら?
2026年の結果では、1〜5着の本賞金は次のとおりだった。2025年と同じ額だ。
| 着順 | 本賞金 |
|---|---|
| 1着 | 30,000万円(3億円) |
| 2着 | 12,000万円 |
| 3着 | 7,500万円 |
| 4着 | 4,500万円 |
| 5着 | 3,000万円 |
本賞金とは別に、2026年は付加賞が1着319.2万円、2着91.2万円、3着45.6万円ついた。2026年度のJRAのGⅠで、1着本賞金が30,000万円なのは、大阪杯・天皇賞(春)・日本ダービー・宝塚記念・天皇賞(秋)の5つ。これより高いのは、50,000万円のジャパンカップと有馬記念だけだ。
GⅠを1着賞金の高い順に並べた表は「JRAのGⅠ一覧」にある。
1着本賞金の移り変わり
GⅠになってからの1着本賞金は、次のように上がってきた。
| 年 | 1着本賞金 |
|---|---|
| 2017〜2019年 | 12,000万円 |
| 2020〜2021年 | 13,500万円 |
| 2022〜2024年 | 20,000万円 |
| 2025〜2026年 | 30,000万円 |
2022年に6,500万円、2025年に1億円上がり、GⅠ1年目の2017年の2.5倍になった。
6〜10着の出走奨励金は「競馬の賞金」にまとめた。
2027年の大阪杯はいつ?日程
JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、大阪杯は4月4日(日)に阪神競馬場で行われる。2026年が第70回で、2027年は第71回にあたる。GⅠとしては11回目だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2027年4月4日(日) |
| 競馬場 | 阪神競馬場(2回阪神) |
| コース | 芝2000m |
| 1着本賞金 | 未発表(2026年度は30,000万円) |
開催日割は、農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。2027年度の重賞の賞金額は、11月中旬に改めて発表される予定だ(2026年11月8日時点)。2027年は、4週あとの5月2日(日)に京都で天皇賞(春)が行われる。
2027年のGⅠ全体の日程は「競馬の2027年の日程」に並べている。
大阪杯の配当は?GⅠの10回の単勝・馬連・3連複・3連単
GⅠになった2017〜2026年の10回で、3連単は5,240円〜537,590円だった。10万円を超えたのは2021・2022年の2回で、馬連の万馬券もこの2回だけだ。2023年からの4回は、1番人気か2番人気が勝っている。
| 年 | 勝ち馬(単勝の人気) | 単勝 | 馬連 | 3連複 | 3連単(人気) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | クロワデュノール(1番人気) | 250円 | 830円 | 1,050円 | 5,240円(6番人気) |
| 2025 | ベラジオオペラ(2番人気) | 510円 | 1,720円 | 6,910円 | 30,910円(77番人気) |
| 2024 | ベラジオオペラ(2番人気) | 550円 | 1,930円 | 22,720円 | 93,050円(359番人気) |
| 2023 | ジャックドール(2番人気) | 360円 | 830円 | 8,980円 | 31,240円(94番人気) |
| 2022 | ポタジェ(8番人気) | 5,870円 | 10,980円 | 50,990円 | 537,590円(592番人気) |
| 2021 | レイパパレ(4番人気) | 1,220円 | 19,080円 | 7,240円 | 106,210円(174番人気) |
| 2020 | ラッキーライラック(2番人気) | 410円 | 1,110円 | 1,350円 | 7,810円(23番人気) |
| 2019 | アルアイン(9番人気) | 2,220円 | 3,680円 | 10,740円 | 93,560円(336番人気) |
| 2018 | スワーヴリチャード(1番人気) | 350円 | 2,930円 | 2,780円 | 17,450円(48番人気) |
| 2017 | キタサンブラック(1番人気) | 240円 | 2,320円 | 4,830円 | 23,910円(79番人気) |
※金額は100円あたり
大阪杯の歴代優勝馬(2017〜2026年・第61〜70回)
GⅠになった2017年の第61回から、2026年の第70回までの優勝馬は次のとおり。競馬場はすべて阪神、距離は芝2000mだ。人気は単勝の人気。
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第70回 | クロワデュノール | 牡4 | 北村友一 | 斉藤崇史 | 1:57.6 | 1 |
| 2025 | 第69回 | ベラジオオペラ | 牡5 | 横山和生 | 上村洋行 | 1:56.2 | 2 |
| 2024 | 第68回 | ベラジオオペラ | 牡4 | 横山和生 | 上村洋行 | 1:58.2 | 2 |
| 2023 | 第67回 | ジャックドール | 牡5 | 武豊 | 藤岡健一 | 1:57.4 | 2 |
| 2022 | 第66回 | ポタジェ | 牡5 | 吉田隼人 | 友道康夫 | 1:58.4 | 8 |
| 2021 | 第65回 | レイパパレ | 牝4 | 川田将雅 | 高野友和 | 2:01.6 | 4 |
| 2020 | 第64回 | ラッキーライラック | 牝5 | M.デムーロ | 松永幹夫 | 1:58.4 | 2 |
| 2019 | 第63回 | アルアイン | 牡5 | 北村友一 | 池江泰寿 | 2:01.0 | 9 |
| 2018 | 第62回 | スワーヴリチャード | 牡4 | M.デムーロ | 庄野靖志 | 1:58.2 | 1 |
| 2017 | 第61回 | キタサンブラック | 牡5 | 武豊 | 清水久詞 | 1:58.9 | 1 |
2016年までの第1〜60回は、GⅠになる前の回なので表に入れていない。
GⅠになる前の大阪杯
2006・2007・2009・2011年は、「産経大阪杯(GⅡ)」として行われた。
武豊騎手は、フレッシュボイス(1988年)、スーパークリーク(1990年)、メジロマックイーン(1993年)、マーベラスサンデー(1997年)、エアグルーヴ(1998年)、キズナ(2014年)でGⅠになる前に6勝した。JRAは2023年のジャックドールの勝ちを、武豊騎手のこのレース8勝目としている。M.デムーロ騎手は2004年にネオユニヴァースで、池江泰寿調教師は2009年にドリームジャーニー、2013年にオルフェーヴルで勝っている。
ここに挙げたのは、GⅠになる前の勝ち馬の一部だ。下のデータでも、GⅠになる前の回は数えていない。
大阪杯歴代優勝馬のデータ|連覇・騎手・人気・年齢
ここからの数は、上の表の2017〜2026年の10回と、その出走馬を編集部が数えたものだ。GⅠになってからまだ10回で、数は少ない。
大阪杯を連覇した馬
10回で2勝した馬は、2024・2025年のベラジオオペラだけだ。2回とも横山和生騎手が乗り、上村洋行調教師の管理馬だった。人気はどちらも2番人気。JRAは2025年の勝ちを、レース史上初の連覇としている。
ベラジオオペラの父はロードカナロアで、産駒の成績は「ロードカナロア産駒の特徴」にまとめた。
騎手・調教師の最多勝
10回で2勝した騎手は4人いる。武豊(2017・2023年)、M.デムーロ(2018・2020年)、北村友一(2019・2026年)、横山和生(2024・2025年)だ。武豊騎手はキタサンブラックとジャックドール、M.デムーロ騎手はスワーヴリチャードとラッキーライラック、北村友一騎手はアルアインとクロワデュノールと、ちがう馬で勝っている。
調教師で2勝したのは、ベラジオオペラの上村洋行調教師だけ。ほかの8回は、すべてちがう調教師が勝った。
人気別の勝ち数
10回で、1番人気は3勝(2017・2018・2026年)、2番人気は4勝(2020・2023・2024・2025年)。残りの3回は、4番人気のレイパパレ(2021年)、8番人気のポタジェ(2022年)、9番人気のアルアイン(2019年)だった。2桁人気の勝ちはない。
勝ち馬の性別と年齢
10回の勝ち馬は、牡馬が8回、牝馬が2回。牝馬は2020年のラッキーライラックと2021年のレイパパレで、2年続けて牝馬が勝った。10回の出走馬は延べ147頭で、そのうち牝馬は18頭だった。
年齢は4歳が4勝、5歳が6勝で、6歳以上の勝ちはない。出走馬で見ると、4歳は45頭、5歳は55頭、6歳以上は47頭が走っている。
| 年齢 | 出走(延べ) | 1着 |
|---|---|---|
| 4歳 | 45頭 | 4回 |
| 5歳 | 55頭 | 6回 |
| 6歳以上 | 47頭 | 0回 |
GⅠ初勝利の馬・無敗の勝ち馬
10回のうち5回は、勝ち馬にとってこれが初めてのGⅠの勝ちだった。スワーヴリチャード(2018年)、レイパパレ(2021年)、ポタジェ(2022年)、ジャックドール(2023年)、ベラジオオペラ(2024年)だ。ポタジェは、この勝ちが初めての重賞の勝ちだった。
2021年のレイパパレは、GⅠに初めて出たこのレースを勝ち、成績では6戦6勝。デビューから負けなしで大阪杯を勝ったのは、10回でこの1頭だけだ。
同じ年に天皇賞(春)・宝塚記念も勝った馬
同じ年の天皇賞(春)の勝ち馬と突き合わせると、大阪杯と天皇賞(春)の両方を勝ったのは、2017年のキタサンブラックと2026年のクロワデュノールの2頭。2頭とも、その年の宝塚記念は勝っていない。大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念の3つを同じ年に勝った馬は、10回ではいない。
キタサンブラックの戦績と、種牡馬としての産駒の成績は「キタサンブラック産駒の特徴」にまとめた。
勝ち馬の父
勝ち馬の父は、ディープインパクトが3勝(2019・2021・2022年)でもっとも多い。アルアイン、レイパパレ、ポタジェの3頭による。ロードカナロアの2勝は、ベラジオオペラの連覇によるものだ。
2026年の勝ち馬クロワデュノールの父は、2017年の勝ち馬キタサンブラック。GⅠになってからの10回で、親子で大阪杯を勝ったのはこの1組だけだ。
勝ちタイム
10回でもっとも速い勝ちタイムは、2025年にベラジオオペラが出した1分56秒2で、JRAはコースレコードとしている。次が2023年のジャックドールの1分57秒4、2026年のクロワデュノールの1分57秒6だ。
2分を超えたのは、重馬場だった2021年の2分1秒6と、2019年の2分1秒0の2回。ほかの8回は、すべて良馬場の1分56〜58秒台だった。
阪神の芝コースの形とゴール前の坂は「阪神競馬場ガイド」で説明している。
大阪杯の歴史|1957年の創設から
大阪杯の年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1957年 | 芝1800mの重賞として創設 |
| 1972年 | 芝2000mになる |
| 2017年 | GⅠに格上げ。4月2日に第61回が行われ、キタサンブラックが勝った |
| 2020年 | 無観客で行われ、ラッキーライラックが牝馬として初めてGⅠの大阪杯を勝った |
| 2022年 | 1着本賞金が20,000万円になった |
| 2025年 | 1着本賞金が30,000万円になった。ベラジオオペラが1分56秒2のコースレコードで連覇 |
| 2026年 | 4月5日に第70回が行われ、クロワデュノールが勝った |
| 2027年 | 4月4日(日)に第71回が行われる予定 |
大阪杯2027の予想・データの記事
レースの週に、2027年の予想オッズ・枠順などの記事を出す。
よくある質問
- 大阪杯とはどんなレース?
- 毎年3月末〜4月初めに阪神競馬場の芝2000mで行われる、4歳以上の馬が出られるGⅠだ。1957年に創設された重賞で、JRAは春の古馬の中距離路線を充実させるため、2017年にGⅠに格上げした。
- 2027年の大阪杯はいつ?
- JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、4月4日(日)に阪神競馬場で行われる。日割は農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。
- 大阪杯の1着賞金はいくら?
- 2026年度の1着本賞金は30,000万円(3億円)で、2着は12,000万円だった。2026年度のJRAのGⅠでこれより高いのは、50,000万円のジャパンカップと有馬記念だけだ。
- 大阪杯の歴代優勝馬で連覇した馬は?
- GⅠになった2017〜2026年の10回では、2024・2025年のベラジオオペラだけ。2回とも横山和生騎手が乗り、JRAは2025年の勝ちをレース史上初の連覇としている。
- 大阪杯はいつGⅠになった?
- 2017年の第61回からGⅠになった。それまではGⅠより下の重賞で、2016年までに60回行われている。GⅠとして最初の勝ち馬は、2017年のキタサンブラックだ。






