中山グランドジャンプとは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- 中山グランドジャンプは、4月に中山競馬場の芝4,260m(外)で行われる4歳以上の障害のJ・GⅠ。2027年は4月17日(土)に第29回が行われる予定だ
- 1着本賞金は2026年度が7,000万円で、2着2,800万円、3着1,800万円。暮れの中山大障害と同じ額だ
- 1998年までは中山大障害の春の回で、1999年に名前が変わりJ・GⅠに格付けされた。距離は2001年から4,250m(2011年は4,260m)、2025年から4,260mになった
- 1999〜2026年の28回で、最多勝はオジュウチョウサンの6勝(2016〜2020年の5連覇と2022年)。外国で調教された馬は5回勝っている

目次
中山グランドジャンプとは、4月に中山競馬場の芝4,260m(外)で行われる4歳以上の障害のJ・GⅠだ。1着本賞金は2026年度が7,000万円で、2027年は4月17日(土)に第29回が行われる予定。本記事では、レースの条件、2027年の日程、着順別の賞金、J・GⅠになった1999年からの28回の歴代優勝馬と最多勝、中山大障害との違いをまとめる。
中山グランドジャンプとは?中山・芝4,260mの春の障害J・GⅠ
中山グランドジャンプの前身は、1934年に創設された中山大障害だ。中山大障害は創設から春と秋の年2回行われていたが、1999年に春のレースの名前が中山グランドジャンプに変わり、障害の最高格のJ・GⅠに格付けされた。2026年の第28回まで、回数は1999年から数えている。
距離は、1999・2000年が中山大障害と同じ4,100mで、2001年に4,250mに延びた。2025年からは、レースの週に使うコースが変わったため4,260mで行われている。
2026年度のJRAで、障害のJ・GⅠは中山グランドジャンプと暮れの中山大障害の2レースだけだ。
障害の重賞10レースの一覧と、障害の種類・高さは「障害レースとは」で説明している。
中山グランドジャンプのレースの条件
2026年度の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | J・GⅠ |
| 競馬場 | 中山競馬場 |
| コース | 芝4,260m(外・障害) |
| 出走できる馬 | 4歳以上(オープン、国際) |
| 負担重量 | 定量 |
| 1着本賞金 | 7,000万円 |
2026年は10頭が出走し、負担重量は牡馬・せん馬が63キロ、牝馬が61キロだった。「国際」は、外国で調教された馬も出られるという意味だ。
平地を含めたGⅠ全体の日程と賞金は「JRAのGⅠ一覧」で並べた。
2027年の中山グランドジャンプはいつ?4月17日(土)
JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、中山グランドジャンプは4月17日(土)に中山競馬場で行われる。回数は第29回になる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2027年4月17日(土) |
| 回 | 第29回 |
| 競馬場 | 中山競馬場(3回中山) |
| コース | 芝4,260m(外・障害) |
| 1着本賞金 | 未発表(2026年度は7,000万円) |
開催日割は、農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。2027年度の重賞の賞金額は、11月中旬に改めて発表される予定だ(2026年11月8日時点)。翌日の4月18日(日)は、同じ中山で皐月賞が行われる。
1999〜2026年の28回は、2011年を除いて4月11〜19日に行われ、曜日は1999年(4月11日、日曜)を除いてすべて土曜だった。2011年だけは7月2日(土)に行われ、この年は3歳以上のレースで、距離は4,260mだった。
2027年のGⅠ全体の日程は「競馬の2027年の日程」に並べている。
中山グランドジャンプの賞金は?1着7,000万円と着順別の本賞金
2026年の第28回の1〜5着の本賞金は次のとおりだった。
| 着順 | 本賞金 |
|---|---|
| 1着 | 7,000万円 |
| 2着 | 2,800万円 |
| 3着 | 1,800万円 |
| 4着 | 1,100万円 |
| 5着 | 700万円 |
本賞金とは別に、2026年は付加賞が1着36.4万円、2着10.4万円、3着5.2万円ついた。1〜5着の本賞金は、2025年から2026年まで同じ額だ。
6〜10着の出走奨励金と、賞金の分け方は「競馬の賞金」にまとめた。
1着本賞金の移り変わり
各年の結果に書かれた1着本賞金は、次のように動いてきた。
| 年 | 1着本賞金 |
|---|---|
| 1999〜2009年 | 8,000万円 |
| 2010年 | 7,500万円 |
| 2011年 | 7,000万円 |
| 2012〜2015年 | 6,500万円 |
| 2016〜2024年 | 6,600万円 |
| 2025〜2026年 | 7,000万円 |
最も高かったのは2009年までの8,000万円で、2010年から3年続けて下がった。2025年に6,600万円から7,000万円へ上がっている。
中山グランドジャンプの歴代優勝馬(1999〜2026年・28回)
J・GⅠになった1999年の第1回から、2026年の第28回までの優勝馬は次のとおり。人気は単勝の人気だ。距離は1999・2000年が4,100m、2001〜2024年が4,250m(2011年は4,260m)、2025年からが4,260mで、勝ちタイムは距離の違う年どうしでは比べられない。
2017〜2026年(第19〜28回)
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第28回 | エコロデュエル | 牡7 | 草野太郎 | 岩戸孝樹 | 4:49.0 | 1 |
| 2025 | 第27回 | エコロデュエル | 牡6 | 草野太郎 | 岩戸孝樹 | 4:50.5 | 5 |
| 2024 | 第26回 | イロゴトシ | 牡7 | 黒岩悠 | 牧田和弥 | 4:47.2 | 2 |
| 2023 | 第25回 | イロゴトシ | 牡6 | 黒岩悠 | 牧田和弥 | 4:54.1 | 6 |
| 2022 | 第24回 | オジュウチョウサン | 牡11 | 石神深一 | 和田正一郎 | 4:52.3 | 1 |
| 2021 | 第23回 | メイショウダッサイ | 牡8 | 森一馬 | 飯田祐史 | 4:50.1 | 1 |
| 2020 | 第22回 | オジュウチョウサン | 牡9 | 石神深一 | 和田正一郎 | 5:02.9 | 1 |
| 2019 | 第21回 | オジュウチョウサン | 牡8 | 石神深一 | 和田正一郎 | 4:47.6 | 1 |
| 2018 | 第20回 | オジュウチョウサン | 牡7 | 石神深一 | 和田正一郎 | 4:43.0 | 1 |
| 2017 | 第19回 | オジュウチョウサン | 牡6 | 石神深一 | 和田正一郎 | 4:50.8 | 1 |
2007〜2016年(第9〜18回)
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 第18回 | オジュウチョウサン | 牡5 | 石神深一 | 和田正一郎 | 4:49.4 | 2 |
| 2015 | 第17回 | アップトゥデイト | 牡5 | 林満明 | 佐々木晶三 | 4:46.6 | 4 |
| 2014 | 第16回 | アポロマーベリック | 牡5 | 五十嵐雄祐 | 堀井雅広 | 4:50.7 | 1 |
| 2013 | 第15回 | ブラックステアマウンテン | せん8 | R.ウォルシュ | W.マリンズ | 4:50.5 | 8 |
| 2012 | 第14回 | マジェスティバイオ | 牡5 | 柴田大知 | 田中剛 | 5:02.9 | 1 |
| 2011 | 第13回 | マイネルネオス | 牡8 | 柴田大知 | 稲葉隆一 | 4:51.6 | 2 |
| 2010 | 第12回 | メルシーモンサン | 牡5 | 高野容輔 | 武宏平 | 5:03.5 | 8 |
| 2009 | 第11回 | スプリングゲント | 牡9 | 白浜雄造 | 野村彰彦 | 4:49.1 | 2 |
| 2008 | 第10回 | マルカラスカル | 牡6 | 西谷誠 | 増本豊 | 4:57.7 | 3 |
| 2007 | 第9回 | カラジ | せん12 | B.スコット | E.マスグローヴ | 4:50.4 | 1 |
1999〜2006年(第1〜8回)
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2006 | 第8回 | カラジ | せん11 | B.スコット | E.マスグローヴ | 4:50.8 | 2 |
| 2005 | 第7回 | カラジ | せん10 | B.スコット | E.マスグローヴ | 4:50.4 | 1 |
| 2004 | 第6回 | ブランディス | せん7 | 大江原隆 | 藤原辰雄 | 4:47.0 | 2 |
| 2003 | 第5回 | ビッグテースト | 牡5 | 常石勝義 | 中尾正 | 4:48.9 | 4 |
| 2002 | 第4回 | セントスティーヴン | せん8 | C.ソーントン | J.ウィーラー | 4:50.9 | 5 |
| 2001 | 第3回 | ゴーカイ | 牡8 | 横山義行 | 郷原洋行 | 4:52.3 | 2 |
| 2000 | 第2回 | ゴーカイ | 牡7 | 横山義行 | 郷原洋行 | 4:43.1 | 1 |
| 1999 | 第1回 | メジロファラオ | 牡6 | 大江原隆 | 大久保洋吉 | 4:56.2 | 6 |
※2000年までの性齢は今の数え方に直した。2011年は7月2日に3歳以上のレースとして行われた
中山グランドジャンプの最多勝は?馬・騎手・調教師(1999年以降)
ここからの数は、上の表の1999〜2026年の28回を編集部が数えたものだ。
2勝以上した馬
28回で2回以上勝ったのは5頭で、5頭とも連覇している。
| 馬 | 勝ち数 | 勝った年 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| オジュウチョウサン | 6勝 | 2016〜2020・2022年 | 石神深一(6回とも) |
| カラジ | 3勝 | 2005〜2007年 | B.スコット(3回とも) |
| ゴーカイ | 2勝 | 2000・2001年 | 横山義行(2回とも) |
| イロゴトシ | 2勝 | 2023・2024年 | 黒岩悠(2回とも) |
| エコロデュエル | 2勝 | 2025・2026年 | 草野太郎(2回とも) |
オジュウチョウサンは2016年から5年続けて勝ち、2021年を挟んで、2022年に11歳で6勝目を挙げた。2017〜2020・2022年の5回は1番人気だった。カラジは3連覇の3回目を12歳で勝っていて、28回の優勝馬で最も年上になる。
騎手と調教師の最多勝
騎手の最多は、オジュウチョウサンに乗った石神深一騎手の6勝。次がカラジのB.スコット騎手の3勝で、2勝は横山義行、大江原隆(1999・2004年)、柴田大知(2011・2012年)、黒岩悠、草野太郎の5人だ。柴田大知騎手は、マイネルネオスとマジェスティバイオの違う馬で2年続けて勝った。
調教師の最多は、オジュウチョウサンを手がけた和田正一郎調教師の6勝。カラジのE.マスグローヴ調教師が3勝で、2勝は郷原洋行、牧田和弥、岩戸孝樹の3人になる。
人気と年齢
1番人気は28回で12勝、2番人気は7勝で、2番人気までで19勝になる。2017〜2022年は6年続けて1番人気が勝った。2桁人気の勝ちはなく、最も人気がなかったのは、2010年のメルシーモンサンと2013年のブラックステアマウンテンの8番人気だ。
年齢別では5歳と8歳が6勝ずつで最も多い。
| 年齢 | 勝ち数 |
|---|---|
| 5歳 | 6 |
| 6歳 | 5 |
| 7歳 | 5 |
| 8歳 | 6 |
| 9歳 | 2 |
| 10歳 | 1 |
| 11歳 | 2 |
| 12歳 | 1 |
28回の勝ち馬は牡馬が22回、せん馬が6回で、牝馬の勝ちはない。4歳で勝った馬もいない。
外国で調教された馬の勝ち
28回で、外国で調教された馬は3頭・5回勝っている。
| 年 | 優勝馬 | 騎手 | 調教師 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2002年 | セントスティーヴン | C.ソーントン | J.ウィーラー | 5 |
| 2005年 | カラジ | B.スコット | E.マスグローヴ | 1 |
| 2006年 | カラジ | B.スコット | E.マスグローヴ | 2 |
| 2007年 | カラジ | B.スコット | E.マスグローヴ | 1 |
| 2013年 | ブラックステアマウンテン | R.ウォルシュ | W.マリンズ | 8 |
カラジはオーストラリアから遠征してきた馬で、3連覇は中山グランドジャンプで初めてだった。ブラックステアマウンテンはアイルランド産で、日本では2戦目のこの勝ちがJRAの重賞の初勝利になった。3頭ともせん馬で、28回のせん馬の6勝のうち5勝がこの3頭による。2014年以降の13回は、外国で調教された馬が勝っていない。
勝ち馬の父
28回の勝ち馬の父では、ステイゴールドが7勝で最も多い。オジュウチョウサンの6勝と、2011年のマイネルネオスの1勝だ。2勝以上はほかに、カラジの父のKahyasi(3勝)と、ジヤツジアンジエルーチ、オペラハウス、ヴァンセンヌ、キタサンブラック(2勝ずつ)がいる。オペラハウス産駒の2勝はスプリングゲントとマジェスティバイオの違う馬で、ほかの3頭は連覇による。
ステイゴールドの産駒の特徴は「ステイゴールド産駒の特徴」にまとめている。
勝ちタイム
4,250mで行われた23回で最も速いのは、2018年のオジュウチョウサンの4分43秒0で、レコードと記録された。4,260mでは、2025年にエコロデュエルの4分50秒5がレコードになり(同じ4,260mだった2011年は4分51秒6)、2026年に同じエコロデュエルが4分49秒0で更新している。
最も遅いのは、不良馬場だった2010年のメルシーモンサンの5分3秒5。同じく不良の2012年のマジェスティバイオと2020年のオジュウチョウサンは、どちらも5分2秒9だった。
中山グランドジャンプのコースは?大障害コースを使う4,260m
中山グランドジャンプは、中山の障害コースの4,260m(外)で行われる。襷(たすき)コース、別名・大障害コースを走るのは、春の中山グランドジャンプと暮れの中山大障害の年2回だけで、高さ1.6mの大竹柵と大いけ垣を跳ぶのもこの2レースに限られる。
平地の芝・ダートのコースの形と、障害コースの坂路は「中山競馬場ガイド」にまとめた。
中山大障害との違いは?
2つのJ・GⅠの2026年度の条件を並べると次のようになる。
| 中山グランドジャンプ | 中山大障害 | |
|---|---|---|
| 2026年の日付 | 4月18日(土) | 12月26日(土) |
| 2026年の回 | 第28回 | 第149回 |
| 距離 | 4,260m(芝・外) | 4,100m(芝) |
| 出走できる馬 | 4歳以上 | 3歳以上 |
| 負担重量 | 定量 | 定量 |
| 1着本賞金 | 7,000万円 | 7,000万円 |
その年の春の中山グランドジャンプと暮れの中山大障害を続けて勝ったのは、1999〜2025年で3頭・4回。2015年のアップトゥデイト、2016・2017年のオジュウチョウサン、2025年のエコロデュエルだ。エコロデュエルは2026年の中山グランドジャンプも勝ち、J・GⅠを3連勝した。
ブランディスは、2004年1月10日に行われた中山大障害を勝ったあと、同じ2004年の4月に中山グランドジャンプを勝っている。
中山大障害の歴代優勝馬と、大竹柵・大いけ垣の高さ・幅は「中山大障害とは」で並べている。
まとめ
中山グランドジャンプは、1999年に中山大障害の春の回から独立した障害のJ・GⅠで、2027年は4月17日(土)に第29回が行われる予定だ。距離は芝4,260m(外)で、負担重量は定量、1着本賞金は2026年度が7,000万円。1999〜2026年の28回では、オジュウチョウサンが6勝、石神深一騎手と和田正一郎調教師も6勝で最も多い。1番人気は12勝していて、外国で調教された馬はカラジの3連覇を含めて5回勝っている。
よくある質問
- 中山グランドジャンプとはどんなレース?
- 毎年4月に中山競馬場の芝4,260m(外)で行われる、4歳以上の馬が出られる障害のJ・GⅠだ。1998年まで春と秋に行われていた中山大障害の春の回を引き継ぎ、1999年に今の名前になった。
- 2027年の中山グランドジャンプはいつ?
- JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、4月17日(土)に中山競馬場で行われる。翌日の4月18日(日)は同じ中山で皐月賞がある。
- 中山グランドジャンプの1着賞金はいくら?
- 2026年度の1着本賞金は7,000万円で、2着は2,800万円、3着は1,800万円だった。2026年度の中山大障害と同じ額になる。
- 中山グランドジャンプを一番多く勝った馬は?
- 1999〜2026年の28回では、オジュウチョウサンの6勝が最多だ。2016〜2020年に5連覇し、2022年に11歳で6勝目を挙げた。6勝とも石神深一騎手が乗った。
- 中山グランドジャンプで外国の馬は勝っている?
- 1999〜2026年の28回で、外国で調教された馬は5回勝っている。オーストラリアのカラジが2005〜2007年に3連覇し、2002年にセントスティーヴン、2013年にブラックステアマウンテンが勝った。






