GⅠ・重賞

海外GⅠを勝った日本馬一覧|最多勝の馬は?国別・レース別【2026年】

海外GⅠを勝った日本馬一覧|最多勝の馬は?国別・レース別【2026年】

この記事の要点

  • 日本馬の海外GⅠの勝ちは65勝・49頭(2026年11月1日時点)。JRA所属馬が64勝、地方所属馬はコスモバルクの1勝
  • 最初の勝ちは1998年8月9日、シーキングザパールのモーリスドゲスト賞(フランス)。最多勝はフォーエバーヤングの4勝
  • 国別では香港が26勝で最多、UAE(ドバイ)の14勝が続く。レース別では香港のクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝が最多
  • ブリーダーズカップは4勝で、2026年のテーオーエルビス(BCスプリント)が最新。2026年は4勝で、4勝とも坂井瑠星騎手が乗った
目次
  1. 海外GⅠを勝った日本馬は65勝・49頭
  2. 数え方
  3. 海外GⅠを勝った日本馬の全一覧(1998年〜2026年)
  4. 年別の勝ち数|最多は2019年の8勝
  5. 国別の勝ち数|香港が26勝で最多
  6. レース別|最多はクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝
  7. 馬別|最多勝はフォーエバーヤングの4勝
  8. 騎手・調教師の最多
  9. ブリーダーズカップでの日本馬の勝ち(4勝)
  10. 2026年の海外GⅠの勝ち(4勝)
  11. まとめ

本記事では、日本馬が勝った海外のGⅠを、1998年の最初の勝ちから2026年10月31日のブリーダーズカップスプリント(BCスプリント)まで、すべて年の順に一覧にする(2026年11月1日時点)。日本馬の海外GⅠの勝ちは65勝・49頭で、最多勝はフォーエバーヤングの4勝だ。国別・レース別の勝ち数、2勝以上の馬、騎手・調教師の最多、ブリーダーズカップと2026年の勝ちもあわせて整理する。

海外GⅠを勝った日本馬は65勝・49頭

2026年11月1日時点で、日本馬が勝った海外のGⅠは65勝、勝った馬は49頭いる。JRA所属馬が48頭で64勝、地方所属馬は2006年にシンガポールエアラインズインターナショナルカップを勝ったコスモバルク(北海道)の1勝だ。

最初の勝ちは、1998年8月9日にフランスのドーヴィル競馬場で行われたモーリスドゲスト賞のシーキングザパール(武豊騎手、森秀行厩舎)だ。1週後の8月16日には、同じドーヴィルのジャックルマロワ賞をタイキシャトル(岡部幸雄騎手、藤沢和雄厩舎)が勝った。最新は2026年10月31日、アメリカのキーンランド競馬場で行われたBCスプリントのテーオーエルビス(坂井瑠星騎手、高柳大輔厩舎)だ。

65勝の内訳は、芝が55勝、ダートが9勝で、ほかに2011年のドバイワールドカップ(ヴィクトワールピサ)の1勝がある(一覧でも馬場は書いていない)。ダートの9勝は、2021年のブリーダーズカップディスタフ(BCディスタフ)のマルシュロレーヌからの5年あまりに集まっている。

数え方

本記事の数は、次の決まりで数えた。

  • 日本で調教された馬(JRA所属馬と地方所属馬)が、海外のGⅠで1着になったレースを数える
  • GⅠかどうかは、そのレースが行われた年の格付けで決める。2001年のドバイシーマクラシックは当時GⅡだったので、ステイゴールドの勝ちは入れていない。格付けの制度ができる前の1959年、ハクチカラのワシントンバースデーハンデも入れていない
  • 地方所属馬の勝ちは、2006年のコスモバルクの1勝を数えた。2026年は10月31日(現地)のBCスプリントまでの、JRAの遠征記録と結果で確かめた勝ちを数えている
  • 日付は現地の日付
  • レース名はJRAの書き方にそろえた(クイーンエリザベスⅡ世カップ、モーリスドゲスト賞、コーフィールドカップ、コックスプレートなど)。ブリーダーズカップの競走は、ブリーダーズカップクラシック(BCクラシック)、ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(BCフィリー&メアターフ)のように「BC」と略す

海外GⅠを勝った日本馬の全一覧(1998年〜2026年)

65勝を、年と日付の順に並べた。

年 日付 国 競馬場 レース 距離 馬名 騎手 調教師
1998 8月9日 フランス ドーヴィル モーリスドゲスト賞 芝1,300m シーキングザパール 武豊 森秀行
1998 8月16日 フランス ドーヴィル ジャックルマロワ賞 芝1,600m タイキシャトル 岡部幸雄 藤沢和雄
1999 7月4日 フランス サンクルー サンクルー大賞 芝2,400m エルコンドルパサー 蛯名正義 二ノ宮敬宇
1999 10月3日 フランス ロンシャン アベイドロンシャン賞 芝1,000m アグネスワールド 武豊 森秀行
2000 7月13日 イギリス ニューマーケット ジュライカップ 芝1,200m アグネスワールド 武豊 森秀行
2001 12月16日 香港 シャティン 香港ヴァーズ 芝2,400m ステイゴールド 武豊 池江泰郎
2001 12月16日 香港 シャティン 香港カップ 芝2,000m アグネスデジタル 四位洋文 白井寿昭
2001 12月16日 香港 シャティン 香港マイル 芝1,600m エイシンプレストン 福永祐一 北橋修二
2002 4月21日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m エイシンプレストン 福永祐一 北橋修二
2003 4月27日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m エイシンプレストン 福永祐一 北橋修二
2005 7月3日 アメリカ ハリウッドパーク アメリカンオークス 芝2,000m シーザリオ 福永祐一 角居勝彦
2005 12月11日 香港 シャティン 香港マイル 芝1,600m ハットトリック O.ペリエ 角居勝彦
2006 3月25日 UAE ナドアルシバ ドバイシーマクラシック 芝2,400m ハーツクライ C.ルメール 橋口弘次郎
2006 5月14日 シンガポール クランジ シンガポールエアラインズインターナショナルカップ 芝2,000m コスモバルク※ 五十嵐冬樹 田部和則
2006 11月7日 オーストラリア フレミントン メルボルンカップ 芝3,200m デルタブルース 岩田康誠 角居勝彦
2007 3月31日 UAE ナドアルシバ ドバイデューティフリー 芝1,777m アドマイヤムーン 武豊 松田博資
2007 5月20日 シンガポール クランジ シンガポールエアラインズインターナショナルカップ 芝2,000m シャドウゲイト 田中勝春 加藤征弘
2011 3月26日 UAE メイダン ドバイワールドカップ 2,000m ヴィクトワールピサ M.デムーロ 角居勝彦
2012 4月29日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m ルーラーシップ U.リスポリ 角居勝彦
2012 12月9日 香港 シャティン 香港スプリント 芝1,200m ロードカナロア 岩田康誠 安田隆行
2013 12月8日 香港 シャティン 香港スプリント 芝1,200m ロードカナロア 岩田康誠 安田隆行
2014 3月29日 UAE メイダン ドバイデューティフリー 芝1,800m ジャスタウェイ 福永祐一 須貝尚介
2014 3月29日 UAE メイダン ドバイシーマクラシック 芝2,410m ジェンティルドンナ R.ムーア 石坂正
2014 4月26日 オーストラリア ランドウィック オールエイジドステークス 芝1,400m ハナズゴール N.ローウィラー 加藤和宏
2014 10月18日 オーストラリア コーフィールド コーフィールドカップ 芝2,400m アドマイヤラクティ Z.パートン 梅田智之
2015 3月21日 オーストラリア ローズヒル ジョージライダーステークス 芝1,500m リアルインパクト J.マクドナルド 堀宣行
2015 12月13日 香港 シャティン 香港マイル 芝1,600m モーリス R.ムーア 堀宣行
2015 12月13日 香港 シャティン 香港カップ 芝2,000m エイシンヒカリ 武豊 坂口正則
2016 3月26日 UAE メイダン ドバイターフ 芝1,800m リアルスティール R.ムーア 矢作芳人
2016 5月1日 香港 シャティン チャンピオンズマイル 芝1,600m モーリス J.モレイラ 堀宣行
2016 5月24日 フランス シャンティイ イスパーン賞 芝1,800m エイシンヒカリ 武豊 坂口正則
2016 12月11日 香港 シャティン 香港ヴァーズ 芝2,400m サトノクラウン J.モレイラ 堀宣行
2016 12月11日 香港 シャティン 香港カップ 芝2,000m モーリス R.ムーア 堀宣行
2017 3月25日 UAE メイダン ドバイターフ 芝1,800m ヴィブロス J.モレイラ 友道康夫
2017 4月30日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m ネオリアリズム J.モレイラ 堀宣行
2019 3月30日 UAE メイダン ドバイターフ 芝1,800m アーモンドアイ C.ルメール 国枝栄
2019 4月28日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m ウインブライト 松岡正海 畠山吉宏
2019 8月1日 イギリス グッドウッド ナッソーステークス 芝2,000m ディアドラ O.マーフィー 橋田満
2019 10月19日 オーストラリア コーフィールド コーフィールドカップ 芝2,400m メールドグラース D.レーン 清水久詞
2019 10月26日 オーストラリア ムーニーバレー コックスプレート 芝2,040m リスグラシュー D.レーン 矢作芳人
2019 12月8日 香港 シャティン 香港カップ 芝2,000m ウインブライト 松岡正海 畠山吉宏
2019 12月8日 香港 シャティン 香港ヴァーズ 芝2,400m グローリーヴェイズ J.モレイラ 尾関知人
2019 12月8日 香港 シャティン 香港マイル 芝1,600m アドマイヤマーズ C.スミヨン 友道康夫
2020 12月13日 香港 シャティン 香港スプリント 芝1,200m ダノンスマッシュ R.ムーア 安田隆行
2020 12月13日 香港 シャティン 香港カップ 芝2,000m ノームコア Z.パートン 萩原清
2021 4月25日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m ラヴズオンリーユー C.ホー 矢作芳人
2021 11月6日 アメリカ デルマー BCフィリー&メアターフ 芝2,200m ラヴズオンリーユー 川田将雅 矢作芳人
2021 11月6日 アメリカ デルマー BCディスタフ ダート1,800m マルシュロレーヌ O.マーフィー 矢作芳人
2021 12月12日 香港 シャティン 香港ヴァーズ 芝2,400m グローリーヴェイズ J.モレイラ 尾関知人
2021 12月12日 香港 シャティン 香港カップ 芝2,000m ラヴズオンリーユー 川田将雅 矢作芳人
2022 3月26日 UAE メイダン ドバイターフ 芝1,800m パンサラッサ 吉田豊 矢作芳人
2022 3月26日 UAE メイダン ドバイシーマクラシック 芝2,410m シャフリヤール C.デムーロ 藤原英昭
2022 12月11日 香港 シャティン 香港ヴァーズ 芝2,400m ウインマリリン D.レーン 手塚貴久
2023 2月25日 サウジアラビア キングアブドゥルアジーズ サウジカップ ダート1,800m パンサラッサ 吉田豊 矢作芳人
2023 3月25日 UAE メイダン ドバイシーマクラシック 芝2,410m イクイノックス C.ルメール 木村哲也
2023 3月25日 UAE メイダン ドバイワールドカップ ダート2,000m ウシュバテソーロ 川田将雅 高木登
2025 2月22日 サウジアラビア キングアブドゥルアジーズ サウジカップ ダート1,800m フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
2025 4月5日 UAE メイダン ドバイターフ 芝1,800m ソウルラッシュ C.デムーロ 池江泰寿
2025 4月5日 UAE メイダン ドバイシーマクラシック 芝2,410m ダノンデサイル 戸崎圭太 安田翔伍
2025 4月27日 香港 シャティン クイーンエリザベスⅡ世カップ 芝2,000m タスティエーラ D.レーン 堀宣行
2025 11月1日 アメリカ デルマー BCクラシック ダート2,000m フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
2026 2月14日 サウジアラビア キングアブドゥルアジーズ サウジカップ ダート1,800m フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
2026 5月2日 アメリカ チャーチルダウンズ チャーチルダウンズステークス ダート1,400m テーオーエルビス 坂井瑠星 高柳大輔
2026 9月18日 アメリカ ベルモントパーク ジョッキークラブゴールドカップ ダート2,000m フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
2026 10月31日 アメリカ キーンランド BCスプリント ダート1,200m テーオーエルビス 坂井瑠星 高柳大輔

※コスモバルクは地方(北海道)所属で、地方所属馬の勝ちとして馬名に※を付けた。ほかの64勝はJRA所属馬

※イギリス・アメリカの競走の距離は、メートルに直した(6ハロンは1,200m、10ハロンは2,000mとするJRAの書き方に合わせた)

1日に3勝したのは、2001年12月16日と2019年12月8日の香港国際競走の2回だ。1日に2勝以上した日は11日あり、うち香港の12月が6日、ドバイの3月・4月が4日、ブリーダーズカップが1日(2021年11月6日)にあたる。

年別の勝ち数|最多は2019年の8勝

年 勝ち数 年 勝ち数
1998 2 2014 4
1999 2 2015 3
2000 1 2016 5
2001 3 2017 2
2002 1 2018 0
2003 1 2019 8
2004 0 2020 2
2005 2 2021 5
2006 3 2022 3
2007 2 2023 3
2008〜2010 0 2024 0
2011 1 2025 5
2012 2 2026 4
2013 1

※2006年の3勝にはコスモバルク(地方所属)の1勝を含む。2026年は11月1日時点

1年で最も多く勝ったのは2019年の8勝だ。3月のドバイターフ(アーモンドアイ)、4月の香港のクイーンエリザベスⅡ世カップ(ウインブライト)、8月のイギリスのナッソーステークス(ディアドラ)、10月のオーストラリアのコーフィールドカップ(メールドグラース)とコックスプレート(リスグラシュー)、12月の香港国際競走の3勝で、4か国で勝った。

年代で見ると、1990年代〜2000年代(1998年〜2009年)が17勝、2010年代が26勝、2020年代(2020年〜2026年)が22勝。2020年代は7年目で、2010年代の26勝に4勝差まで来ている。一方で、2004年、2008年〜2010年、2018年、2024年は1勝もしていない。

国別の勝ち数|香港が26勝で最多

国 勝ち数 勝ったレース
香港 26 クイーンエリザベスⅡ世カップ7、香港カップ6、香港ヴァーズ5、香港マイル4、香港スプリント3、チャンピオンズマイル1
UAE(ドバイ) 14 ドバイシーマクラシック5、ドバイターフ5、ドバイデューティフリー2、ドバイワールドカップ2
アメリカ 7 ブリーダーズカップ4(BCフィリー&メアターフ、BCディスタフ、BCクラシック、BCスプリント)、アメリカンオークス、チャーチルダウンズステークス、ジョッキークラブゴールドカップ
オーストラリア 6 コーフィールドカップ2、メルボルンカップ、オールエイジドステークス、ジョージライダーステークス、コックスプレート
フランス 5 モーリスドゲスト賞、ジャックルマロワ賞、サンクルー大賞、アベイドロンシャン賞、イスパーン賞
サウジアラビア 3 サウジカップ3
イギリス 2 ジュライカップ、ナッソーステークス
シンガポール 2 シンガポールエアラインズインターナショナルカップ2(うち地方所属馬1)

香港は26勝で、65勝の4割を占める。香港の26勝はすべてシャティン競馬場で、日本馬が最も多く勝ってきたのは12月の香港国際競走(香港カップ・香港ヴァーズ・香港マイル・香港スプリント)の18勝だ。4月・5月のクイーンエリザベスⅡ世カップとチャンピオンズマイルは8勝。香港国際競走の4競走の条件と、勝ち以外も含めた日本馬の成績は「香港国際競走とは」にまとめている。

アメリカの7勝のうち6勝は2021年以降で、そのうち5勝がダートだ。2005年のアメリカンオークス(シーザリオ)から次のアメリカでの勝ちまでは、16年あいた。フランスは5勝のうち4勝が1998年・1999年に集まり、2016年のイスパーン賞(エイシンヒカリ)が最後の勝ちになっている。凱旋門賞はまだ勝っておらず、日本馬の全出走は「凱旋門賞の日本馬の歴代成績」にまとめている。

オーストラリアのメルボルンカップは、2006年のデルタブルースの1勝。2026年の発走予定時刻と、出走を予定するJRA所属馬(10月23日現在)は「メルボルンカップ2026」にまとめている。

レース別|最多はクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝

65勝は31レースに分かれる。2回以上勝ったのは次の12レースだ。

レース 国 勝ち数 勝った馬
クイーンエリザベスⅡ世カップ 香港 7 エイシンプレストン(2002・2003)、ルーラーシップ、ネオリアリズム、ウインブライト、ラヴズオンリーユー、タスティエーラ
香港カップ 香港 6 アグネスデジタル、エイシンヒカリ、モーリス、ウインブライト、ノームコア、ラヴズオンリーユー
香港ヴァーズ 香港 5 ステイゴールド、サトノクラウン、グローリーヴェイズ(2019・2021)、ウインマリリン
ドバイシーマクラシック UAE 5 ハーツクライ、ジェンティルドンナ、シャフリヤール、イクイノックス、ダノンデサイル
ドバイターフ UAE 5 リアルスティール、ヴィブロス、アーモンドアイ、パンサラッサ、ソウルラッシュ
香港マイル 香港 4 エイシンプレストン、ハットトリック、モーリス、アドマイヤマーズ
香港スプリント 香港 3 ロードカナロア(2012・2013)、ダノンスマッシュ
サウジカップ サウジアラビア 3 パンサラッサ、フォーエバーヤング(2025・2026)
シンガポールエアラインズインターナショナルカップ シンガポール 2 コスモバルク※、シャドウゲイト
ドバイデューティフリー UAE 2 アドマイヤムーン、ジャスタウェイ
ドバイワールドカップ UAE 2 ヴィクトワールピサ、ウシュバテソーロ
コーフィールドカップ オーストラリア 2 アドマイヤラクティ、メールドグラース

※コスモバルクは地方(北海道)所属

最多は香港のクイーンエリザベスⅡ世カップ(芝2,000m)の7勝で、2025年のタスティエーラが最新だ。同じレースを2回勝った日本馬は、エイシンプレストン(クイーンエリザベスⅡ世カップ)、グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ)、ロードカナロア(香港スプリント)、フォーエバーヤング(サウジカップ)の4頭。このうち連覇は、エイシンプレストン(2002・2003年)、ロードカナロア(2012・2013年)、フォーエバーヤング(2025・2026年)の3頭だ。

ドバイデューティフリーは、2007年のアドマイヤムーンがナドアルシバ競馬場の芝1,777m、2014年のジャスタウェイがメイダン競馬場の芝1,800mで勝った。1回だけ勝ったレースは19レースある。

馬別|最多勝はフォーエバーヤングの4勝

海外のGⅠを2勝以上した日本馬は11頭いる。

馬名 勝ち数 勝ったGⅠ
フォーエバーヤング 4 2025年 サウジカップ・BCクラシック、2026年 サウジカップ・ジョッキークラブゴールドカップ
エイシンプレストン 3 2001年 香港マイル、2002年・2003年 クイーンエリザベスⅡ世カップ
モーリス 3 2015年 香港マイル、2016年 チャンピオンズマイル・香港カップ
ラヴズオンリーユー 3 2021年 クイーンエリザベスⅡ世カップ・BCフィリー&メアターフ・香港カップ
アグネスワールド 2 1999年 アベイドロンシャン賞、2000年 ジュライカップ
ロードカナロア 2 2012年・2013年 香港スプリント
エイシンヒカリ 2 2015年 香港カップ、2016年 イスパーン賞
ウインブライト 2 2019年 クイーンエリザベスⅡ世カップ・香港カップ
グローリーヴェイズ 2 2019年・2021年 香港ヴァーズ
パンサラッサ 2 2022年 ドバイターフ、2023年 サウジカップ
テーオーエルビス 2 2026年 チャーチルダウンズステークス・BCスプリント

最多はフォーエバーヤング(矢作芳人厩舎)の4勝で、4勝ともダートだ。2025年2月のサウジカップから2026年9月のジョッキークラブゴールドカップまで、約1年7か月で4勝した。3勝はエイシンプレストン、モーリス、ラヴズオンリーユーの3頭。1年で3勝したのは2021年のラヴズオンリーユーだけで、香港・アメリカ・香港と2か国で勝った。

2か国以上で勝ったのは、アグネスワールド(フランス・イギリス)、エイシンヒカリ(香港・フランス)、パンサラッサ(UAE・サウジアラビア)、ラヴズオンリーユー(香港・アメリカ)、フォーエバーヤング(サウジアラビア・アメリカ)の5頭だ。

牝馬は12頭で14勝。ラヴズオンリーユーの3勝が牝馬の最多で、ほかの11頭(シーキングザパール、シーザリオ、ジェンティルドンナ、ハナズゴール、ヴィブロス、アーモンドアイ、ディアドラ、リスグラシュー、ノームコア、マルシュロレーヌ、ウインマリリン)は1勝ずつだ。

JRAのGⅠとあわせた勝ち数は「GⅠ最多勝の馬ランキング」で扱っている。なお、「競走馬の獲得賞金ランキング」の金額は国内(中央・地方)の賞金の合計で、ここに並ぶ海外のGⅠの賞金は入っていない。

騎手・調教師の最多

騎手は武豊騎手の7勝

騎手 勝ち数
武豊 7
J.モレイラ 6
坂井瑠星 6
福永祐一 5
R.ムーア 5
D.レーン 4
C.ルメール 3
岩田康誠 3
川田将雅 3
Z.パートン、松岡正海、O.マーフィー、吉田豊、C.デムーロ 各2

騎手の最多は武豊騎手の7勝で、1998年のモーリスドゲスト賞から2016年のイスパーン賞まで勝った。坂井瑠星騎手の6勝は、フォーエバーヤングの4勝とテーオーエルビスの2勝で、すべて2025年以降だ。65勝のうち、日本の騎手が乗った勝ちは34勝、外国の騎手が乗った勝ちは31勝ある。

調教師は矢作芳人調教師の12勝

調教師 勝ち数
矢作芳人 12
堀宣行 7
角居勝彦 5
森秀行、北橋修二、安田隆行 各3
坂口正則、友道康夫、畠山吉宏、尾関知人、高柳大輔 各2

調教師の最多は矢作芳人調教師の12勝で、2位の堀宣行調教師の7勝を5勝上回る。12勝の内訳は、フォーエバーヤング4勝、ラヴズオンリーユー3勝、パンサラッサ2勝、リアルスティール、リスグラシュー、マルシュロレーヌの各1勝。2016年のドバイターフ(リアルスティール)から、5か国(UAE・オーストラリア・香港・アメリカ・サウジアラビア)で勝っている。

ブリーダーズカップでの日本馬の勝ち(4勝)

年 日付 競馬場 レース 馬名 騎手 調教師
2021 11月6日 デルマー BCフィリー&メアターフ(芝2,200m) ラヴズオンリーユー 川田将雅 矢作芳人
2021 11月6日 デルマー BCディスタフ(ダート1,800m) マルシュロレーヌ O.マーフィー 矢作芳人
2025 11月1日 デルマー BCクラシック(ダート2,000m) フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
2026 10月31日 キーンランド BCスプリント(ダート1,200m) テーオーエルビス 坂井瑠星 高柳大輔

日本馬のブリーダーズカップの勝ちは4勝。最初は2021年のデルマーで、同じ日にラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが勝った。4勝のうち3勝が矢作芳人厩舎で、ダートの競走が3勝を占める。

2026年のブリーダーズカップでは、JRAが馬券を売った5競走のうち、BCスプリントのテーオーエルビスが勝った。BCクラシックなどほかの4競走では、日本馬の勝ちはなかった。JRAが馬券を売った5競走の着順と払戻金は「ブリーダーズカップ2026結果」にまとめている。

2026年の海外GⅠの勝ち(4勝)

日付 国 競馬場 レース 距離 馬名 騎手 調教師
2月14日 サウジアラビア キングアブドゥルアジーズ サウジカップ ダート1,800m フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
5月2日 アメリカ チャーチルダウンズ チャーチルダウンズステークス ダート1,400m テーオーエルビス 坂井瑠星 高柳大輔
9月18日 アメリカ ベルモントパーク ジョッキークラブゴールドカップ ダート2,000m フォーエバーヤング 坂井瑠星 矢作芳人
10月31日 アメリカ キーンランド BCスプリント ダート1,200m テーオーエルビス 坂井瑠星 高柳大輔

2026年は11月1日時点で4勝。4勝ともダートで、4勝とも坂井瑠星騎手が乗った。フォーエバーヤングはサウジカップを連覇し、テーオーエルビスはチャーチルダウンズステークスとBCスプリントでアメリカのGⅠを2勝した。このあとは11月3日のメルボルンカップと、12月の香港国際競走が残っている。

まとめ

日本馬の海外GⅠの勝ちは、1998年のシーキングザパールのモーリスドゲスト賞から2026年10月31日のテーオーエルビスのBCスプリントまで、65勝・49頭だ(2026年11月1日時点)。国別では香港が26勝で最多、レース別では香港のクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝が最多。馬ではフォーエバーヤングの4勝、騎手では武豊騎手の7勝、調教師では矢作芳人調教師の12勝が最多になる。2021年以降はダートでの勝ちが増え、ブリーダーズカップでも4勝を挙げた。11月のメルボルンカップと12月の香港国際競走の結果で、この一覧は更新する。

よくある質問

海外のGⅠを勝った日本馬は何頭で、何勝?
49頭で65勝(2026年11月1日時点)。GⅠはその年の格付けで数えた。JRA所属馬が48頭で64勝、地方所属馬は2006年のシンガポールエアラインズインターナショナルカップを勝ったコスモバルク(北海道)の1勝。
最初に海外のGⅠを勝った日本馬は?
1998年8月9日にフランスのモーリスドゲスト賞を勝ったシーキングザパール(武豊騎手、森秀行厩舎)。1週後の8月16日には、タイキシャトルがジャックルマロワ賞を勝った。
海外のGⅠを最も多く勝った日本馬は?
フォーエバーヤングの4勝。2025年のサウジカップとブリーダーズカップクラシック、2026年のサウジカップとジョッキークラブゴールドカップを勝った。3勝はエイシンプレストン、モーリス、ラヴズオンリーユーの3頭。
日本馬が最も多く海外のGⅠを勝っている国は?
香港の26勝で、全体の4割にあたる。次はUAE(ドバイ)の14勝、アメリカの7勝、オーストラリアの6勝、フランスの5勝。
ブリーダーズカップを勝った日本馬は?
4頭で4勝。2021年のラヴズオンリーユー(フィリー&メアターフ)とマルシュロレーヌ(ディスタフ)、2025年のフォーエバーヤング(クラシック)、2026年のテーオーエルビス(スプリント)。
2026年に海外のGⅠを勝った日本馬は?
4勝(2026年11月1日時点)。サウジカップとジョッキークラブゴールドカップのフォーエバーヤング、チャーチルダウンズステークスとブリーダーズカップスプリントのテーオーエルビス。4勝とも坂井瑠星騎手が乗った。
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