海外GⅠを勝った日本馬一覧|最多勝の馬は?国別・レース別【2026年】

この記事の要点
- 日本馬の海外GⅠの勝ちは65勝・49頭(2026年11月1日時点)。JRA所属馬が64勝、地方所属馬はコスモバルクの1勝
- 最初の勝ちは1998年8月9日、シーキングザパールのモーリスドゲスト賞(フランス)。最多勝はフォーエバーヤングの4勝
- 国別では香港が26勝で最多、UAE(ドバイ)の14勝が続く。レース別では香港のクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝が最多
- ブリーダーズカップは4勝で、2026年のテーオーエルビス(BCスプリント)が最新。2026年は4勝で、4勝とも坂井瑠星騎手が乗った
目次
本記事では、日本馬が勝った海外のGⅠを、1998年の最初の勝ちから2026年10月31日のブリーダーズカップスプリント(BCスプリント)まで、すべて年の順に一覧にする(2026年11月1日時点)。日本馬の海外GⅠの勝ちは65勝・49頭で、最多勝はフォーエバーヤングの4勝だ。国別・レース別の勝ち数、2勝以上の馬、騎手・調教師の最多、ブリーダーズカップと2026年の勝ちもあわせて整理する。
海外GⅠを勝った日本馬は65勝・49頭
2026年11月1日時点で、日本馬が勝った海外のGⅠは65勝、勝った馬は49頭いる。JRA所属馬が48頭で64勝、地方所属馬は2006年にシンガポールエアラインズインターナショナルカップを勝ったコスモバルク(北海道)の1勝だ。
最初の勝ちは、1998年8月9日にフランスのドーヴィル競馬場で行われたモーリスドゲスト賞のシーキングザパール(武豊騎手、森秀行厩舎)だ。1週後の8月16日には、同じドーヴィルのジャックルマロワ賞をタイキシャトル(岡部幸雄騎手、藤沢和雄厩舎)が勝った。最新は2026年10月31日、アメリカのキーンランド競馬場で行われたBCスプリントのテーオーエルビス(坂井瑠星騎手、高柳大輔厩舎)だ。
65勝の内訳は、芝が55勝、ダートが9勝で、ほかに2011年のドバイワールドカップ(ヴィクトワールピサ)の1勝がある(一覧でも馬場は書いていない)。ダートの9勝は、2021年のブリーダーズカップディスタフ(BCディスタフ)のマルシュロレーヌからの5年あまりに集まっている。
数え方
本記事の数は、次の決まりで数えた。
- 日本で調教された馬(JRA所属馬と地方所属馬)が、海外のGⅠで1着になったレースを数える
- GⅠかどうかは、そのレースが行われた年の格付けで決める。2001年のドバイシーマクラシックは当時GⅡだったので、ステイゴールドの勝ちは入れていない。格付けの制度ができる前の1959年、ハクチカラのワシントンバースデーハンデも入れていない
- 地方所属馬の勝ちは、2006年のコスモバルクの1勝を数えた。2026年は10月31日(現地)のBCスプリントまでの、JRAの遠征記録と結果で確かめた勝ちを数えている
- 日付は現地の日付
- レース名はJRAの書き方にそろえた(クイーンエリザベスⅡ世カップ、モーリスドゲスト賞、コーフィールドカップ、コックスプレートなど)。ブリーダーズカップの競走は、ブリーダーズカップクラシック(BCクラシック)、ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(BCフィリー&メアターフ)のように「BC」と略す
海外GⅠを勝った日本馬の全一覧(1998年〜2026年)
65勝を、年と日付の順に並べた。
| 年 | 日付 | 国 | 競馬場 | レース | 距離 | 馬名 | 騎手 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1998 | 8月9日 | フランス | ドーヴィル | モーリスドゲスト賞 | 芝1,300m | シーキングザパール | 武豊 | 森秀行 |
| 1998 | 8月16日 | フランス | ドーヴィル | ジャックルマロワ賞 | 芝1,600m | タイキシャトル | 岡部幸雄 | 藤沢和雄 |
| 1999 | 7月4日 | フランス | サンクルー | サンクルー大賞 | 芝2,400m | エルコンドルパサー | 蛯名正義 | 二ノ宮敬宇 |
| 1999 | 10月3日 | フランス | ロンシャン | アベイドロンシャン賞 | 芝1,000m | アグネスワールド | 武豊 | 森秀行 |
| 2000 | 7月13日 | イギリス | ニューマーケット | ジュライカップ | 芝1,200m | アグネスワールド | 武豊 | 森秀行 |
| 2001 | 12月16日 | 香港 | シャティン | 香港ヴァーズ | 芝2,400m | ステイゴールド | 武豊 | 池江泰郎 |
| 2001 | 12月16日 | 香港 | シャティン | 香港カップ | 芝2,000m | アグネスデジタル | 四位洋文 | 白井寿昭 |
| 2001 | 12月16日 | 香港 | シャティン | 香港マイル | 芝1,600m | エイシンプレストン | 福永祐一 | 北橋修二 |
| 2002 | 4月21日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | エイシンプレストン | 福永祐一 | 北橋修二 |
| 2003 | 4月27日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | エイシンプレストン | 福永祐一 | 北橋修二 |
| 2005 | 7月3日 | アメリカ | ハリウッドパーク | アメリカンオークス | 芝2,000m | シーザリオ | 福永祐一 | 角居勝彦 |
| 2005 | 12月11日 | 香港 | シャティン | 香港マイル | 芝1,600m | ハットトリック | O.ペリエ | 角居勝彦 |
| 2006 | 3月25日 | UAE | ナドアルシバ | ドバイシーマクラシック | 芝2,400m | ハーツクライ | C.ルメール | 橋口弘次郎 |
| 2006 | 5月14日 | シンガポール | クランジ | シンガポールエアラインズインターナショナルカップ | 芝2,000m | コスモバルク※ | 五十嵐冬樹 | 田部和則 |
| 2006 | 11月7日 | オーストラリア | フレミントン | メルボルンカップ | 芝3,200m | デルタブルース | 岩田康誠 | 角居勝彦 |
| 2007 | 3月31日 | UAE | ナドアルシバ | ドバイデューティフリー | 芝1,777m | アドマイヤムーン | 武豊 | 松田博資 |
| 2007 | 5月20日 | シンガポール | クランジ | シンガポールエアラインズインターナショナルカップ | 芝2,000m | シャドウゲイト | 田中勝春 | 加藤征弘 |
| 2011 | 3月26日 | UAE | メイダン | ドバイワールドカップ | 2,000m | ヴィクトワールピサ | M.デムーロ | 角居勝彦 |
| 2012 | 4月29日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | ルーラーシップ | U.リスポリ | 角居勝彦 |
| 2012 | 12月9日 | 香港 | シャティン | 香港スプリント | 芝1,200m | ロードカナロア | 岩田康誠 | 安田隆行 |
| 2013 | 12月8日 | 香港 | シャティン | 香港スプリント | 芝1,200m | ロードカナロア | 岩田康誠 | 安田隆行 |
| 2014 | 3月29日 | UAE | メイダン | ドバイデューティフリー | 芝1,800m | ジャスタウェイ | 福永祐一 | 須貝尚介 |
| 2014 | 3月29日 | UAE | メイダン | ドバイシーマクラシック | 芝2,410m | ジェンティルドンナ | R.ムーア | 石坂正 |
| 2014 | 4月26日 | オーストラリア | ランドウィック | オールエイジドステークス | 芝1,400m | ハナズゴール | N.ローウィラー | 加藤和宏 |
| 2014 | 10月18日 | オーストラリア | コーフィールド | コーフィールドカップ | 芝2,400m | アドマイヤラクティ | Z.パートン | 梅田智之 |
| 2015 | 3月21日 | オーストラリア | ローズヒル | ジョージライダーステークス | 芝1,500m | リアルインパクト | J.マクドナルド | 堀宣行 |
| 2015 | 12月13日 | 香港 | シャティン | 香港マイル | 芝1,600m | モーリス | R.ムーア | 堀宣行 |
| 2015 | 12月13日 | 香港 | シャティン | 香港カップ | 芝2,000m | エイシンヒカリ | 武豊 | 坂口正則 |
| 2016 | 3月26日 | UAE | メイダン | ドバイターフ | 芝1,800m | リアルスティール | R.ムーア | 矢作芳人 |
| 2016 | 5月1日 | 香港 | シャティン | チャンピオンズマイル | 芝1,600m | モーリス | J.モレイラ | 堀宣行 |
| 2016 | 5月24日 | フランス | シャンティイ | イスパーン賞 | 芝1,800m | エイシンヒカリ | 武豊 | 坂口正則 |
| 2016 | 12月11日 | 香港 | シャティン | 香港ヴァーズ | 芝2,400m | サトノクラウン | J.モレイラ | 堀宣行 |
| 2016 | 12月11日 | 香港 | シャティン | 香港カップ | 芝2,000m | モーリス | R.ムーア | 堀宣行 |
| 2017 | 3月25日 | UAE | メイダン | ドバイターフ | 芝1,800m | ヴィブロス | J.モレイラ | 友道康夫 |
| 2017 | 4月30日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | ネオリアリズム | J.モレイラ | 堀宣行 |
| 2019 | 3月30日 | UAE | メイダン | ドバイターフ | 芝1,800m | アーモンドアイ | C.ルメール | 国枝栄 |
| 2019 | 4月28日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | ウインブライト | 松岡正海 | 畠山吉宏 |
| 2019 | 8月1日 | イギリス | グッドウッド | ナッソーステークス | 芝2,000m | ディアドラ | O.マーフィー | 橋田満 |
| 2019 | 10月19日 | オーストラリア | コーフィールド | コーフィールドカップ | 芝2,400m | メールドグラース | D.レーン | 清水久詞 |
| 2019 | 10月26日 | オーストラリア | ムーニーバレー | コックスプレート | 芝2,040m | リスグラシュー | D.レーン | 矢作芳人 |
| 2019 | 12月8日 | 香港 | シャティン | 香港カップ | 芝2,000m | ウインブライト | 松岡正海 | 畠山吉宏 |
| 2019 | 12月8日 | 香港 | シャティン | 香港ヴァーズ | 芝2,400m | グローリーヴェイズ | J.モレイラ | 尾関知人 |
| 2019 | 12月8日 | 香港 | シャティン | 香港マイル | 芝1,600m | アドマイヤマーズ | C.スミヨン | 友道康夫 |
| 2020 | 12月13日 | 香港 | シャティン | 香港スプリント | 芝1,200m | ダノンスマッシュ | R.ムーア | 安田隆行 |
| 2020 | 12月13日 | 香港 | シャティン | 香港カップ | 芝2,000m | ノームコア | Z.パートン | 萩原清 |
| 2021 | 4月25日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | ラヴズオンリーユー | C.ホー | 矢作芳人 |
| 2021 | 11月6日 | アメリカ | デルマー | BCフィリー&メアターフ | 芝2,200m | ラヴズオンリーユー | 川田将雅 | 矢作芳人 |
| 2021 | 11月6日 | アメリカ | デルマー | BCディスタフ | ダート1,800m | マルシュロレーヌ | O.マーフィー | 矢作芳人 |
| 2021 | 12月12日 | 香港 | シャティン | 香港ヴァーズ | 芝2,400m | グローリーヴェイズ | J.モレイラ | 尾関知人 |
| 2021 | 12月12日 | 香港 | シャティン | 香港カップ | 芝2,000m | ラヴズオンリーユー | 川田将雅 | 矢作芳人 |
| 2022 | 3月26日 | UAE | メイダン | ドバイターフ | 芝1,800m | パンサラッサ | 吉田豊 | 矢作芳人 |
| 2022 | 3月26日 | UAE | メイダン | ドバイシーマクラシック | 芝2,410m | シャフリヤール | C.デムーロ | 藤原英昭 |
| 2022 | 12月11日 | 香港 | シャティン | 香港ヴァーズ | 芝2,400m | ウインマリリン | D.レーン | 手塚貴久 |
| 2023 | 2月25日 | サウジアラビア | キングアブドゥルアジーズ | サウジカップ | ダート1,800m | パンサラッサ | 吉田豊 | 矢作芳人 |
| 2023 | 3月25日 | UAE | メイダン | ドバイシーマクラシック | 芝2,410m | イクイノックス | C.ルメール | 木村哲也 |
| 2023 | 3月25日 | UAE | メイダン | ドバイワールドカップ | ダート2,000m | ウシュバテソーロ | 川田将雅 | 高木登 |
| 2025 | 2月22日 | サウジアラビア | キングアブドゥルアジーズ | サウジカップ | ダート1,800m | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 2025 | 4月5日 | UAE | メイダン | ドバイターフ | 芝1,800m | ソウルラッシュ | C.デムーロ | 池江泰寿 |
| 2025 | 4月5日 | UAE | メイダン | ドバイシーマクラシック | 芝2,410m | ダノンデサイル | 戸崎圭太 | 安田翔伍 |
| 2025 | 4月27日 | 香港 | シャティン | クイーンエリザベスⅡ世カップ | 芝2,000m | タスティエーラ | D.レーン | 堀宣行 |
| 2025 | 11月1日 | アメリカ | デルマー | BCクラシック | ダート2,000m | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 2026 | 2月14日 | サウジアラビア | キングアブドゥルアジーズ | サウジカップ | ダート1,800m | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 2026 | 5月2日 | アメリカ | チャーチルダウンズ | チャーチルダウンズステークス | ダート1,400m | テーオーエルビス | 坂井瑠星 | 高柳大輔 |
| 2026 | 9月18日 | アメリカ | ベルモントパーク | ジョッキークラブゴールドカップ | ダート2,000m | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 2026 | 10月31日 | アメリカ | キーンランド | BCスプリント | ダート1,200m | テーオーエルビス | 坂井瑠星 | 高柳大輔 |
※コスモバルクは地方(北海道)所属で、地方所属馬の勝ちとして馬名に※を付けた。ほかの64勝はJRA所属馬
※イギリス・アメリカの競走の距離は、メートルに直した(6ハロンは1,200m、10ハロンは2,000mとするJRAの書き方に合わせた)
1日に3勝したのは、2001年12月16日と2019年12月8日の香港国際競走の2回だ。1日に2勝以上した日は11日あり、うち香港の12月が6日、ドバイの3月・4月が4日、ブリーダーズカップが1日(2021年11月6日)にあたる。
年別の勝ち数|最多は2019年の8勝
| 年 | 勝ち数 | 年 | 勝ち数 |
|---|---|---|---|
| 1998 | 2 | 2014 | 4 |
| 1999 | 2 | 2015 | 3 |
| 2000 | 1 | 2016 | 5 |
| 2001 | 3 | 2017 | 2 |
| 2002 | 1 | 2018 | 0 |
| 2003 | 1 | 2019 | 8 |
| 2004 | 0 | 2020 | 2 |
| 2005 | 2 | 2021 | 5 |
| 2006 | 3 | 2022 | 3 |
| 2007 | 2 | 2023 | 3 |
| 2008〜2010 | 0 | 2024 | 0 |
| 2011 | 1 | 2025 | 5 |
| 2012 | 2 | 2026 | 4 |
| 2013 | 1 |
※2006年の3勝にはコスモバルク(地方所属)の1勝を含む。2026年は11月1日時点
1年で最も多く勝ったのは2019年の8勝だ。3月のドバイターフ(アーモンドアイ)、4月の香港のクイーンエリザベスⅡ世カップ(ウインブライト)、8月のイギリスのナッソーステークス(ディアドラ)、10月のオーストラリアのコーフィールドカップ(メールドグラース)とコックスプレート(リスグラシュー)、12月の香港国際競走の3勝で、4か国で勝った。
年代で見ると、1990年代〜2000年代(1998年〜2009年)が17勝、2010年代が26勝、2020年代(2020年〜2026年)が22勝。2020年代は7年目で、2010年代の26勝に4勝差まで来ている。一方で、2004年、2008年〜2010年、2018年、2024年は1勝もしていない。
国別の勝ち数|香港が26勝で最多
| 国 | 勝ち数 | 勝ったレース |
|---|---|---|
| 香港 | 26 | クイーンエリザベスⅡ世カップ7、香港カップ6、香港ヴァーズ5、香港マイル4、香港スプリント3、チャンピオンズマイル1 |
| UAE(ドバイ) | 14 | ドバイシーマクラシック5、ドバイターフ5、ドバイデューティフリー2、ドバイワールドカップ2 |
| アメリカ | 7 | ブリーダーズカップ4(BCフィリー&メアターフ、BCディスタフ、BCクラシック、BCスプリント)、アメリカンオークス、チャーチルダウンズステークス、ジョッキークラブゴールドカップ |
| オーストラリア | 6 | コーフィールドカップ2、メルボルンカップ、オールエイジドステークス、ジョージライダーステークス、コックスプレート |
| フランス | 5 | モーリスドゲスト賞、ジャックルマロワ賞、サンクルー大賞、アベイドロンシャン賞、イスパーン賞 |
| サウジアラビア | 3 | サウジカップ3 |
| イギリス | 2 | ジュライカップ、ナッソーステークス |
| シンガポール | 2 | シンガポールエアラインズインターナショナルカップ2(うち地方所属馬1) |
香港は26勝で、65勝の4割を占める。香港の26勝はすべてシャティン競馬場で、日本馬が最も多く勝ってきたのは12月の香港国際競走(香港カップ・香港ヴァーズ・香港マイル・香港スプリント)の18勝だ。4月・5月のクイーンエリザベスⅡ世カップとチャンピオンズマイルは8勝。香港国際競走の4競走の条件と、勝ち以外も含めた日本馬の成績は「香港国際競走とは」にまとめている。
アメリカの7勝のうち6勝は2021年以降で、そのうち5勝がダートだ。2005年のアメリカンオークス(シーザリオ)から次のアメリカでの勝ちまでは、16年あいた。フランスは5勝のうち4勝が1998年・1999年に集まり、2016年のイスパーン賞(エイシンヒカリ)が最後の勝ちになっている。凱旋門賞はまだ勝っておらず、日本馬の全出走は「凱旋門賞の日本馬の歴代成績」にまとめている。
オーストラリアのメルボルンカップは、2006年のデルタブルースの1勝。2026年の発走予定時刻と、出走を予定するJRA所属馬(10月23日現在)は「メルボルンカップ2026」にまとめている。
レース別|最多はクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝
65勝は31レースに分かれる。2回以上勝ったのは次の12レースだ。
| レース | 国 | 勝ち数 | 勝った馬 |
|---|---|---|---|
| クイーンエリザベスⅡ世カップ | 香港 | 7 | エイシンプレストン(2002・2003)、ルーラーシップ、ネオリアリズム、ウインブライト、ラヴズオンリーユー、タスティエーラ |
| 香港カップ | 香港 | 6 | アグネスデジタル、エイシンヒカリ、モーリス、ウインブライト、ノームコア、ラヴズオンリーユー |
| 香港ヴァーズ | 香港 | 5 | ステイゴールド、サトノクラウン、グローリーヴェイズ(2019・2021)、ウインマリリン |
| ドバイシーマクラシック | UAE | 5 | ハーツクライ、ジェンティルドンナ、シャフリヤール、イクイノックス、ダノンデサイル |
| ドバイターフ | UAE | 5 | リアルスティール、ヴィブロス、アーモンドアイ、パンサラッサ、ソウルラッシュ |
| 香港マイル | 香港 | 4 | エイシンプレストン、ハットトリック、モーリス、アドマイヤマーズ |
| 香港スプリント | 香港 | 3 | ロードカナロア(2012・2013)、ダノンスマッシュ |
| サウジカップ | サウジアラビア | 3 | パンサラッサ、フォーエバーヤング(2025・2026) |
| シンガポールエアラインズインターナショナルカップ | シンガポール | 2 | コスモバルク※、シャドウゲイト |
| ドバイデューティフリー | UAE | 2 | アドマイヤムーン、ジャスタウェイ |
| ドバイワールドカップ | UAE | 2 | ヴィクトワールピサ、ウシュバテソーロ |
| コーフィールドカップ | オーストラリア | 2 | アドマイヤラクティ、メールドグラース |
※コスモバルクは地方(北海道)所属
最多は香港のクイーンエリザベスⅡ世カップ(芝2,000m)の7勝で、2025年のタスティエーラが最新だ。同じレースを2回勝った日本馬は、エイシンプレストン(クイーンエリザベスⅡ世カップ)、グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ)、ロードカナロア(香港スプリント)、フォーエバーヤング(サウジカップ)の4頭。このうち連覇は、エイシンプレストン(2002・2003年)、ロードカナロア(2012・2013年)、フォーエバーヤング(2025・2026年)の3頭だ。
ドバイデューティフリーは、2007年のアドマイヤムーンがナドアルシバ競馬場の芝1,777m、2014年のジャスタウェイがメイダン競馬場の芝1,800mで勝った。1回だけ勝ったレースは19レースある。
馬別|最多勝はフォーエバーヤングの4勝
海外のGⅠを2勝以上した日本馬は11頭いる。
| 馬名 | 勝ち数 | 勝ったGⅠ |
|---|---|---|
| フォーエバーヤング | 4 | 2025年 サウジカップ・BCクラシック、2026年 サウジカップ・ジョッキークラブゴールドカップ |
| エイシンプレストン | 3 | 2001年 香港マイル、2002年・2003年 クイーンエリザベスⅡ世カップ |
| モーリス | 3 | 2015年 香港マイル、2016年 チャンピオンズマイル・香港カップ |
| ラヴズオンリーユー | 3 | 2021年 クイーンエリザベスⅡ世カップ・BCフィリー&メアターフ・香港カップ |
| アグネスワールド | 2 | 1999年 アベイドロンシャン賞、2000年 ジュライカップ |
| ロードカナロア | 2 | 2012年・2013年 香港スプリント |
| エイシンヒカリ | 2 | 2015年 香港カップ、2016年 イスパーン賞 |
| ウインブライト | 2 | 2019年 クイーンエリザベスⅡ世カップ・香港カップ |
| グローリーヴェイズ | 2 | 2019年・2021年 香港ヴァーズ |
| パンサラッサ | 2 | 2022年 ドバイターフ、2023年 サウジカップ |
| テーオーエルビス | 2 | 2026年 チャーチルダウンズステークス・BCスプリント |
最多はフォーエバーヤング(矢作芳人厩舎)の4勝で、4勝ともダートだ。2025年2月のサウジカップから2026年9月のジョッキークラブゴールドカップまで、約1年7か月で4勝した。3勝はエイシンプレストン、モーリス、ラヴズオンリーユーの3頭。1年で3勝したのは2021年のラヴズオンリーユーだけで、香港・アメリカ・香港と2か国で勝った。
2か国以上で勝ったのは、アグネスワールド(フランス・イギリス)、エイシンヒカリ(香港・フランス)、パンサラッサ(UAE・サウジアラビア)、ラヴズオンリーユー(香港・アメリカ)、フォーエバーヤング(サウジアラビア・アメリカ)の5頭だ。
牝馬は12頭で14勝。ラヴズオンリーユーの3勝が牝馬の最多で、ほかの11頭(シーキングザパール、シーザリオ、ジェンティルドンナ、ハナズゴール、ヴィブロス、アーモンドアイ、ディアドラ、リスグラシュー、ノームコア、マルシュロレーヌ、ウインマリリン)は1勝ずつだ。
JRAのGⅠとあわせた勝ち数は「GⅠ最多勝の馬ランキング」で扱っている。なお、「競走馬の獲得賞金ランキング」の金額は国内(中央・地方)の賞金の合計で、ここに並ぶ海外のGⅠの賞金は入っていない。
騎手・調教師の最多
騎手は武豊騎手の7勝
| 騎手 | 勝ち数 |
|---|---|
| 武豊 | 7 |
| J.モレイラ | 6 |
| 坂井瑠星 | 6 |
| 福永祐一 | 5 |
| R.ムーア | 5 |
| D.レーン | 4 |
| C.ルメール | 3 |
| 岩田康誠 | 3 |
| 川田将雅 | 3 |
| Z.パートン、松岡正海、O.マーフィー、吉田豊、C.デムーロ | 各2 |
騎手の最多は武豊騎手の7勝で、1998年のモーリスドゲスト賞から2016年のイスパーン賞まで勝った。坂井瑠星騎手の6勝は、フォーエバーヤングの4勝とテーオーエルビスの2勝で、すべて2025年以降だ。65勝のうち、日本の騎手が乗った勝ちは34勝、外国の騎手が乗った勝ちは31勝ある。
調教師は矢作芳人調教師の12勝
| 調教師 | 勝ち数 |
|---|---|
| 矢作芳人 | 12 |
| 堀宣行 | 7 |
| 角居勝彦 | 5 |
| 森秀行、北橋修二、安田隆行 | 各3 |
| 坂口正則、友道康夫、畠山吉宏、尾関知人、高柳大輔 | 各2 |
調教師の最多は矢作芳人調教師の12勝で、2位の堀宣行調教師の7勝を5勝上回る。12勝の内訳は、フォーエバーヤング4勝、ラヴズオンリーユー3勝、パンサラッサ2勝、リアルスティール、リスグラシュー、マルシュロレーヌの各1勝。2016年のドバイターフ(リアルスティール)から、5か国(UAE・オーストラリア・香港・アメリカ・サウジアラビア)で勝っている。
ブリーダーズカップでの日本馬の勝ち(4勝)
| 年 | 日付 | 競馬場 | レース | 馬名 | 騎手 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 11月6日 | デルマー | BCフィリー&メアターフ(芝2,200m) | ラヴズオンリーユー | 川田将雅 | 矢作芳人 |
| 2021 | 11月6日 | デルマー | BCディスタフ(ダート1,800m) | マルシュロレーヌ | O.マーフィー | 矢作芳人 |
| 2025 | 11月1日 | デルマー | BCクラシック(ダート2,000m) | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 2026 | 10月31日 | キーンランド | BCスプリント(ダート1,200m) | テーオーエルビス | 坂井瑠星 | 高柳大輔 |
日本馬のブリーダーズカップの勝ちは4勝。最初は2021年のデルマーで、同じ日にラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが勝った。4勝のうち3勝が矢作芳人厩舎で、ダートの競走が3勝を占める。
2026年のブリーダーズカップでは、JRAが馬券を売った5競走のうち、BCスプリントのテーオーエルビスが勝った。BCクラシックなどほかの4競走では、日本馬の勝ちはなかった。JRAが馬券を売った5競走の着順と払戻金は「ブリーダーズカップ2026結果」にまとめている。
2026年の海外GⅠの勝ち(4勝)
| 日付 | 国 | 競馬場 | レース | 距離 | 馬名 | 騎手 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2月14日 | サウジアラビア | キングアブドゥルアジーズ | サウジカップ | ダート1,800m | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 5月2日 | アメリカ | チャーチルダウンズ | チャーチルダウンズステークス | ダート1,400m | テーオーエルビス | 坂井瑠星 | 高柳大輔 |
| 9月18日 | アメリカ | ベルモントパーク | ジョッキークラブゴールドカップ | ダート2,000m | フォーエバーヤング | 坂井瑠星 | 矢作芳人 |
| 10月31日 | アメリカ | キーンランド | BCスプリント | ダート1,200m | テーオーエルビス | 坂井瑠星 | 高柳大輔 |
2026年は11月1日時点で4勝。4勝ともダートで、4勝とも坂井瑠星騎手が乗った。フォーエバーヤングはサウジカップを連覇し、テーオーエルビスはチャーチルダウンズステークスとBCスプリントでアメリカのGⅠを2勝した。このあとは11月3日のメルボルンカップと、12月の香港国際競走が残っている。
まとめ
日本馬の海外GⅠの勝ちは、1998年のシーキングザパールのモーリスドゲスト賞から2026年10月31日のテーオーエルビスのBCスプリントまで、65勝・49頭だ(2026年11月1日時点)。国別では香港が26勝で最多、レース別では香港のクイーンエリザベスⅡ世カップの7勝が最多。馬ではフォーエバーヤングの4勝、騎手では武豊騎手の7勝、調教師では矢作芳人調教師の12勝が最多になる。2021年以降はダートでの勝ちが増え、ブリーダーズカップでも4勝を挙げた。11月のメルボルンカップと12月の香港国際競走の結果で、この一覧は更新する。
よくある質問
- 海外のGⅠを勝った日本馬は何頭で、何勝?
- 49頭で65勝(2026年11月1日時点)。GⅠはその年の格付けで数えた。JRA所属馬が48頭で64勝、地方所属馬は2006年のシンガポールエアラインズインターナショナルカップを勝ったコスモバルク(北海道)の1勝。
- 最初に海外のGⅠを勝った日本馬は?
- 1998年8月9日にフランスのモーリスドゲスト賞を勝ったシーキングザパール(武豊騎手、森秀行厩舎)。1週後の8月16日には、タイキシャトルがジャックルマロワ賞を勝った。
- 海外のGⅠを最も多く勝った日本馬は?
- フォーエバーヤングの4勝。2025年のサウジカップとブリーダーズカップクラシック、2026年のサウジカップとジョッキークラブゴールドカップを勝った。3勝はエイシンプレストン、モーリス、ラヴズオンリーユーの3頭。
- 日本馬が最も多く海外のGⅠを勝っている国は?
- 香港の26勝で、全体の4割にあたる。次はUAE(ドバイ)の14勝、アメリカの7勝、オーストラリアの6勝、フランスの5勝。
- ブリーダーズカップを勝った日本馬は?
- 4頭で4勝。2021年のラヴズオンリーユー(フィリー&メアターフ)とマルシュロレーヌ(ディスタフ)、2025年のフォーエバーヤング(クラシック)、2026年のテーオーエルビス(スプリント)。
- 2026年に海外のGⅠを勝った日本馬は?
- 4勝(2026年11月1日時点)。サウジカップとジョッキークラブゴールドカップのフォーエバーヤング、チャーチルダウンズステークスとブリーダーズカップスプリントのテーオーエルビス。4勝とも坂井瑠星騎手が乗った。






