GⅠ・重賞

菊花賞とは|歴代優勝馬と人気・父の傾向、京都芝3000mの条件

菊花賞とは|歴代優勝馬と人気・父の傾向、京都芝3000mの条件

この記事の要点

  • 菊花賞は、京都競馬場の芝3000m(右・外回り)で行われる3歳のGⅠ。皐月賞・日本ダービーに続くクラシック三冠の3戦目で、2026年度の1着本賞金は20,000万円(2億円)
  • 2006〜2026年の開催日はすべて10月20〜26日の日曜日。2021・2022年は京都競馬場の改修のため、阪神競馬場の芝3000mで行われた
  • 2006〜2026年の21回で、1番人気の勝ちは8回、5番人気以下の勝ちは5回。2019〜2026年の8回は、勝ち馬がすべて4番人気以内だった
  • 同じ21回の勝ち馬の父で2勝以上は、ディープインパクト(5勝)、ドゥラメンテ(3勝)、ステイゴールド(2勝)の3頭
目次
  1. 菊花賞とは?京都・芝3000mの三冠の最後のレース
  2. 菊花賞のレースの条件
  3. 菊花賞の歴代優勝馬
  4. 表から数えられること
  5. 菊花賞は荒れる?
  6. 三冠と菊花賞
  7. 菊花賞2026の記事

菊花賞は、京都競馬場の芝3000mで行われる3歳馬のGⅠで、皐月賞・日本ダービーに続くクラシック三冠の最後の1戦だ。2006〜2026年の21回では1番人気が8勝し、勝ち馬の父ではディープインパクトが5勝で最も多い。本記事では、2026年のレースの条件、1938年の第1回からの歴代優勝馬、2006〜2026年の勝ち馬の表から数えた人気と父の傾向をまとめる。

菊花賞とは?京都・芝3000mの三冠の最後のレース

菊花賞は、3歳馬だけが出られるクラシックのひとつだ。三冠の距離は皐月賞が2000m、日本ダービーが2400m、菊花賞が3000mで、1冠ごとに長くなる。3000mは、2026年度のJRAの3歳のGⅠ7レースで最も長く、平地のGⅠ全体でも芝3200mの天皇賞(春)に次ぐ距離だ。ほかのGⅠの時期と距離は「JRAのGⅠ一覧」で並べている。

第1回は1938年。JRAの歴代優勝馬の表では、1943年の第6回の次が1946年の第7回で、1944・1945年の回はない。2026年10月25日(日)の第87回は、3番人気のゴーイントゥスカイが勝った。

2006〜2026年の開催日は、すべて10月20〜26日の日曜日だった。2026年は、京都で3歳牝馬の秋華賞(10月18日)が行われた翌週だった。

菊花賞のレースの条件

2026年の第87回の条件は次のとおり。JRAの2026年の成績に載っている表記による。

項目 内容
格 GⅠ
競馬場 京都競馬場
コース 芝3000m(右・外回り)
出走できる馬 3歳 オープン(国際)牡・牝(指定)
負担重量 馬齢
1着本賞金 20,000万円(2億円)
2〜5着の本賞金 8,000万円、5,000万円、3,000万円、2,000万円

出走できるのは3歳の牡馬と牝馬で、条件の表記にせん馬は入っていない。負担重量の「馬齢」は、年齢と性別で重さが決まる方式だ。2026年は出走18頭がすべて牡馬で、全頭57kgだった。牝馬が最後に出た2021年は、ディヴァインラヴ(3着)が55kgで走っている。

舞台の京都競馬場の芝コースの数字や坂の位置は「京都競馬場ガイド」でまとめている。

1着本賞金の移り変わり(2006〜2026年)

年 1着本賞金
2006〜2015年 11,200万円
2016〜2017年 11,500万円
2018〜2021年 12,000万円
2022年 15,000万円
2023〜2026年 20,000万円

2022年から2023年にかけて5,000万円上がり、2006年の約1.8倍になった。

菊花賞の歴代優勝馬

2006〜2026年(騎手・父・人気つき)

直近21回の勝ち馬は次のとおり。2021・2022年は京都競馬場の改修のため、阪神競馬場の芝3000mで行われた。馬場は良以外の年だけ書いている。

年 回 勝ち馬 人気 騎手 父 馬場 タイム
2026 第87回 ゴーイントゥスカイ 3 武豊 コントレイル 3:04.5
2025 第86回 エネルジコ 1 C.ルメール ドゥラメンテ 稍重 3:04.0
2024 第85回 アーバンシック 2 C.ルメール スワーヴリチャード 3:04.1
2023 第84回 ドゥレッツァ 4 C.ルメール ドゥラメンテ 3:03.1
2022(阪神) 第83回 アスクビクターモア 2 田辺裕信 ディープインパクト 3:02.4
2021(阪神) 第82回 タイトルホルダー 4 横山武史 ドゥラメンテ 3:04.6
2020 第81回 コントレイル 1 福永祐一 ディープインパクト 3:05.5
2019 第80回 ワールドプレミア 3 武豊 ディープインパクト 3:06.0
2018 第79回 フィエールマン 7 C.ルメール ディープインパクト 3:06.1
2017 第78回 キセキ 1 M.デムーロ ルーラーシップ 不良 3:18.9
2016 第77回 サトノダイヤモンド 1 C.ルメール ディープインパクト 3:03.3
2015 第76回 キタサンブラック 5 北村宏司 ブラックタイド 3:03.9
2014 第75回 トーホウジャッカル 3 酒井学 スペシャルウィーク 3:01.0
2013 第74回 エピファネイア 1 福永祐一 シンボリクリスエス 不良 3:05.2
2012 第73回 ゴールドシップ 1 内田博幸 ステイゴールド 3:02.9
2011 第72回 オルフェーヴル 1 池添謙一 ステイゴールド 3:02.8
2010 第71回 ビッグウィーク 7 川田将雅 バゴ 3:06.1
2009 第70回 スリーロールス 8 浜中俊 ダンスインザダーク 3:03.5
2008 第69回 オウケンブルースリ 1 内田博幸 ジャングルポケット 3:05.7
2007 第68回 アサクサキングス 4 四位洋文 ホワイトマズル 3:05.1
2006 第67回 ソングオブウインド 8 武幸四郎 エルコンドルパサー 3:02.7

21回で最も速い勝ちタイムは2014年のトーホウジャッカルの3分01秒0、最も遅いのは不良馬場だった2017年のキセキの3分18秒9で、17秒9の差がある。不良の2回はどちらも1番人気が勝った。重・不良の芝のGⅠを勝った父は重馬場に強い血統の記事で数えている。

1938〜2005年

1938年の第1回から2005年の第66回までの勝ち馬は次のとおり。

  • 1938〜1949年: 1938年 テツモン、1939年 マルタケ、1940年 テツザクラ、1941年 セントライト、1942年 ハヤタケ、1943年 クリフジ、1946年 アヅマライ、1947年 ブラウニー、1948年 ニューフォード、1949年 トサミドリ
  • 1950〜1959年: 1950年 ハイレコード、1951年 トラックオー、1952年 セントオー、1953年 ハクリョウ、1954年 ダイナナホウシユウ、1955年 メイヂヒカリ、1956年 キタノオー、1957年 ラプソデー、1958年 コマヒカリ、1959年 ハククラマ
  • 1960〜1969年: 1960年 キタノオーザ、1961年 アズマテンラン、1962年 ヒロキミ、1963年 グレートヨルカ、1964年 シンザン、1965年 ダイコーター、1966年 ナスノコトブキ、1967年 ニツトエイト、1968年 アサカオー、1969年 アカネテンリュウ
  • 1970〜1979年: 1970年 ダテテンリュウ、1971年 ニホンピロムーテー、1972年 イシノヒカル、1973年 タケホープ、1974年 キタノカチドキ、1975年 コクサイプリンス、1976年 グリーングラス、1977年 プレストウコウ、1978年 インターグシケン、1979年 ハシハーミット
  • 1980〜1989年: 1980年 ノースガスト、1981年 ミナガワマンナ、1982年 ホリスキー、1983年 ミスターシービー、1984年 シンボリルドルフ、1985年 ミホシンザン、1986年 メジロデュレン、1987年 サクラスターオー、1988年 スーパークリーク、1989年 バンブービギン
  • 1990〜1999年: 1990年 メジロマックイーン、1991年 レオダーバン、1992年 ライスシャワー、1993年 ビワハヤヒデ、1994年 ナリタブライアン、1995年 マヤノトップガン、1996年 ダンスインザダーク、1997年 マチカネフクキタル、1998年 セイウンスカイ、1999年 ナリタトップロード
  • 2000〜2005年: 2000年 エアシャカール、2001年 マンハッタンカフェ、2002年 ヒシミラクル、2003年 ザッツザプレンティ、2004年 デルタブルース、2005年 ディープインパクト

1996年のダンスインザダークと2005年のディープインパクトは、のちに父として菊花賞の勝ち馬を出している。

表から数えられること

ここからは、2006〜2026年の21回の表から数えた結果だ。

勝ち馬の人気

勝ち馬の人気 勝ち数 年
1番人気 8 2008・2011・2012・2013・2016・2017・2020・2025
2番人気 2 2022・2024
3番人気 3 2014・2019・2026
4番人気 3 2007・2021・2023
5番人気以下 5 2006(8番人気)・2009(8番人気)・2010(7番人気)・2015(5番人気)・2018(7番人気)

1番人気の勝ちは21回のうち8回で、人気ごとに見ると最も多い。5番人気以下の勝ちは5回で、最後は2018年のフィエールマン(7番人気)だ。

勝ち馬の父

21頭の勝ち馬の父で、2勝以上したのは次の3頭だ。

父 勝ち数 勝った年と勝ち馬
ディープインパクト 5 2016 サトノダイヤモンド、2018 フィエールマン、2019 ワールドプレミア、2020 コントレイル、2022 アスクビクターモア
ドゥラメンテ 3 2021 タイトルホルダー、2023 ドゥレッツァ、2025 エネルジコ
ステイゴールド 2 2011 オルフェーヴル、2012 ゴールドシップ

ほかの11回は、11頭の父が1勝ずつだ。ディープインパクトの5勝は2016〜2022年の7回に集まり、ドゥラメンテの3勝は2021年以降の6回の中にある。

父自身も菊花賞を勝っていた勝ち馬は、21頭のうち7頭いる。ダンスインザダークの産駒のスリーロールス(2009年)、ディープインパクトの産駒の5頭、コントレイルの産駒のゴーイントゥスカイ(2026年)だ。

騎手

21回で最も多く勝った騎手は、C.ルメール騎手の5勝(2016・2018・2023・2024・2025年)。2勝は武豊騎手(2019・2026年)、福永祐一騎手(2013・2020年)、内田博幸騎手(2008・2012年)の3人だ。JRAの2026年の成績によると、武豊騎手の菊花賞の勝利は1988年のスーパークリークから数えて6勝になった。

菊花賞は荒れる?

勝ち馬の人気で見ると、2006〜2026年の21回で大きく荒れた年は多くない。1番人気の勝ちが8回で最も多く、1〜4番人気の勝ちを合わせると16回になる。勝ち馬で人気が最も低かったのは8番人気(2006・2009年)で、10番人気以下の馬は勝っていない。

一方で、5番人気以下の勝ちも5回あり、21回の4回に1回ほどの割合だ。2・3着まで広げると、10番人気以下の馬が入った年が2008・2010・2017・2018・2025年の5回ある。2019〜2026年の8回は勝ち馬がすべて4番人気以内で、5番人気以下の勝ちは出ていない。

三冠と菊花賞

菊花賞は三冠の最後のレースで、2026年の菊花賞までに三冠馬は8頭いる。2006〜2026年の勝ち馬では、2011年のオルフェーヴルと2020年のコントレイルの2頭が、菊花賞で三冠を達成している。2026年は皐月賞・日本ダービーの二冠馬ロブチェンが1番人気で出走し、14着だった。

歴代の三冠馬と、菊花賞で三冠を逃した二冠馬は「三冠馬の歴代一覧」にまとめている。日本ダービーの歴代勝ち馬は「日本ダービー歴代勝ち馬一覧」で確かめられる。

菊花賞2026の記事

2026年10月25日の第87回菊花賞の着順・払戻金・勝ち馬のプロフィールは、「菊花賞2026の結果」にまとめている。

よくある質問

菊花賞の距離は?
芝3000mで、京都競馬場の外回りコースを使う。改修工事のあった2021・2022年は、阪神競馬場の芝3000mで行われた。
菊花賞はいつ行われる?
2026年は10月25日(日)だった。2006〜2026年の開催日は、すべて10月20〜26日の日曜日だ。
菊花賞は荒れる?
2006〜2026年の21回では、1番人気の勝ちが8回で最も多く、5番人気以下の勝ちは5回だった。勝ち馬の人気は8番人気が最も低く、2019〜2026年は勝ち馬がすべて4番人気以内だ。
菊花賞を最も多く勝った父(種牡馬)は?
2006〜2026年の21回では、ディープインパクトの産駒が2016・2018・2019・2020・2022年の5勝で最も多い。次いでドゥラメンテの産駒が3勝している。
菊花賞の1着賞金はいくら?
2026年度の1着本賞金は20,000万円(2億円)。2022年は15,000万円で、2023年から20,000万円になった。
次に読む記録と歴代三冠馬の歴代一覧|何頭いる?8頭の騎手・父と無敗の三冠馬、牝馬三冠

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