天皇賞秋2026予想|回収率100%超の条件は?期待値・データ

この記事の要点
- 過去10年(2016〜2025年)の天皇賞(秋)で、「10番人気以内」「3〜5歳」「前走から10週以上」「前走3番人気以内」「前走が国内GⅠ」の5つをすべて満たした馬は22頭で8-6-3-5、複勝率77.3%だった
- 5条件の馬の単勝・複勝を100円ずつ買うと、単勝回収率90%・複勝回収率138%で、合わせた回収率は114%になる
- 条件1・2・3・5を満たした馬を前走の人気で区切ると、1〜5番人気のどこで区切っても、単勝・複勝を合わせた回収率は100%を超えた
- レース
- 第174回 天皇賞(秋)(GⅠ)
- 発走
- 競馬場
- 東京競馬場
- コース
- 芝2000m
天皇賞(秋)の過去10年で、5つの条件をすべて満たした馬は22頭いて、8-6-3-5(複勝率77.3%)だった。単勝・複勝を100円ずつ買い続けると、回収率は114%になる。本記事では、2026年11月1日(日)に東京芝2000mで行われる第174回天皇賞(秋)に向けて、好走率と回収率の高い条件を1つずつ確かめ、5つを重ねたときの成績を出す。
集計の対象は、2016〜2025年の10回に出走した144頭。10回とも東京芝2000mで行われ、条件の違う年はない。2017年は不良馬場だったが、同じ条件の年として数えた。成績は「1着-2着-3着-4着以下」の回数、回収率はJRAの払戻金から編集部が計算した。
条件を選んだ考え方
条件は「なぜ好走するのか」を説明できるものだけにした。特定の週や着順だけを都合よく拾うと、過去の数字は良く見えても、次の年に当てはまる保証がない。
- 人気は、その時点の実力の評価
- 年齢は、競走馬の充実期
- 間隔は、夏を休んで仕上げてきたか
- 前走の人気は、前のレースでどれだけ評価されていたか
- 前走のレースは、どの格の相手と戦ってきたか
人気・枠・脚質・騎手など、ほかの切り口の過去10年のデータは「天皇賞秋2026|過去10年データ傾向」にまとめている。
条件1|10番人気以内
| 人気 | 成績 | 頭数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 10番人気以内 | 10-10-9-71 | 100 | 29.0% |
| 11番人気以下 | 0-0-1-43 | 44 | 2.3% |
10番人気以内の回収率は、単勝26%・複勝76%。11番人気以下は44頭で3着が1回(2017年のレインボーライン、13番人気)だけだった。人気の評価が低すぎる馬は、ここで外す。
条件2|3〜5歳
| 年齢 | 成績 | 頭数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 3〜5歳 | 10-10-9-78 | 107 | 27.1% |
| 6歳以上 | 0-0-1-36 | 37 | 2.7% |
3〜5歳の回収率は、単勝25%・複勝74%。勝ち馬10頭はすべて3〜5歳で、6歳以上は37頭で3着が1回(2025年のジャスティンパレス)だけだ。
条件3|前走から10週以上
| 前走からの間隔 | 成績 | 頭数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 10週以上 | 9-9-6-51 | 75 | 32.0% |
| 9週以内 | 1-1-4-63 | 69 | 8.7% |
10週以上の回収率は、単勝31%・複勝82%。夏を休み、宝塚記念・札幌記念などから直行した馬が9勝した。毎日王冠・オールカマー・京都大賞典といった秋の前哨戦を使った馬の勝ちは、2018年のレイデオロ(前走オールカマー)だけだ。
2006〜2015年は、毎日王冠から臨んだ馬が6勝していた。休み明けで直行する形が主流になったのはこの10年の流れで、条件もこの10年の数字で見ている。
条件4|前走3番人気以内
| 前走の人気 | 成績 | 頭数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 3番人気以内 | 10-9-6-41 | 66 | 37.9% |
| 4番人気以下・前走が海外 | 0-1-4-73 | 78 | 6.4% |
前走3番人気以内の回収率は、単勝40%・複勝76%。勝ち馬10頭は、すべて前走で3番人気以内に推されていた。前走が海外のレースだった馬はJRAの人気が付かないため、ここでは「3番人気以内」に入らない。
「3番人気」で区切っていい理由
区切りを動かしても傾向が続くかを確かめた。下の表は、条件1・2・3と条件5を満たした34頭を、前走の人気で区切ったものだ。
| 前走の人気 | 成績 | 頭数 | 複勝率 | 単勝・複勝の回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 5-2-2-1 | 10 | 90.0% | 125% |
| 2番人気以内 | 7-5-3-2 | 17 | 88.2% | 131% |
| 3番人気以内 | 8-6-3-5 | 22 | 77.3% | 114% |
| 4番人気以内 | 8-7-3-8 | 26 | 69.2% | 116% |
| 5番人気以内 | 8-7-3-11 | 29 | 62.1% | 104% |
| 区切らない | 8-7-3-16 | 34 | 52.9% | 89% |
前走の人気が低いほど、複勝率はなだらかに下がる。1〜5番人気のどこで区切っても、単勝・複勝を合わせた回収率は100%を超えた。前走6番人気以下の5頭は、すべて4着以下だった。「3番人気」は、この流れの中ほどに置いた区切りだ。
条件5|前走が国内GⅠ
| 前走 | 成績 | 頭数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 国内GⅠ | 8-7-5-20 | 40 | 50.0% |
| 海外のレース | 0-0-0-9 | 9 | 0% |
| それ以外 | 2-3-5-85 | 95 | 10.5% |
前走が国内GⅠだった馬は、40頭で複勝率50.0%、回収率は単勝49%・複勝125%。過去10年に当てはまったのは、宝塚記念、東京優駿(日本ダービー)、安田記念、天皇賞(春)、大阪杯の5つだ。一方、海外帰りの馬は9頭いて、3着以内がない。
5条件を重ねると
| 条件 | 成績 | 頭数 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | 単勝・複勝の回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 条件1〜3 | 9-9-4-32 | 54 | 40.7% | 44% | 96% | 70% |
| 条件1〜4 | 9-8-4-14 | 35 | 60.0% | 67% | 119% | 93% |
| 条件1〜5 | 8-6-3-5 | 22 | 77.3% | 90% | 138% | 114% |
5条件をすべて満たした22頭は、勝率36.4%、複勝率77.3%。単勝・複勝を100円ずつ買うと、4,400円の購入に対して払戻は5,030円で、回収率は114%になる。不良馬場だった2017年を除いても110%だった。
5条件から外れた勝ち馬は、2016年のモーリス(前走札幌記念で条件5から外れる)と2018年のレイデオロ(前走オールカマーで条件3から外れる)の2頭だった。
単勝だけで見ると、5条件の回収率は90%で、100%を超えるのは複勝と、単勝・複勝を合わせた場合だ。5条件の馬は人気馬が多く、配当は大きくない。
まとめ
過去10年の天皇賞(秋)は、夏を休んでGⅠから直行し、前走でも上位の人気に推された3〜5歳馬が中心だった。5つの条件を重ねると、複勝率77.3%、単勝・複勝を合わせた回収率は114%になる。
条件はどれも、過去10年の結果を見てから選んでいる。22頭という少ない数で出した回収率で、今年も同じになるとは限らない。
よくある質問
- 天皇賞(秋)で回収率が100%を超える条件は?
- 過去10年(2016〜2025年)では、10番人気以内・3〜5歳・前走から10週以上・前走3番人気以内・前走が国内GⅠの5条件をすべて満たした22頭が、単勝・複勝を100円ずつ買った回収率114%(単勝90%・複勝138%)だった。





