天皇賞秋2026予想|クロワデュノールの評価は?騎手・戦績

この記事の要点
- クロワデュノールは東京で4戦3勝、芝2000mで4戦3勝・2着1回。JRA で1番人気になったレースは7戦5勝・2着2回で、3着以下がない
- 前走の宝塚記念(重)は1番人気で2着。夏を休んで前走から20週で臨むローテーションは、過去10年の勝ち馬10頭のうち9頭と同じ夏休み明けにあたる
- 不安はGⅠでの上がり。JRA のGⅠ7戦の推定上りは34.2〜35.2秒で、前年の天皇賞(秋)はレース全体の上りが32.9秒、勝ち馬は32.3秒だった
- レース
- 第174回 天皇賞(秋)(GⅠ)
- 発走
- 競馬場
- 東京競馬場
- コース
- 芝2000m
目次
クロワデュノールは、2026年11月1日(日)に東京競馬場の芝2000mで行われる第174回天皇賞(秋)(GⅠ)の特別登録馬で、GⅠ4勝は登録馬で最も多い。本記事では、JRA の成績をもとに、東京・芝2000mの適性、前走とローテーション、上がりの数字、騎手を見て、クロワデュノールの強みと不安を診断する。
クロワデュノールの診断|崩れない堅実さ、不安は上がりの速い決着
先に結論をまとめる。
- 強み: 東京で4戦3勝、芝2000mで4戦3勝・2着1回。JRA で1番人気になった7戦は5勝・2着2回で、3着以下がない
- 強み: 夏を休んで臨むローテーションは、過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬10頭のうち9頭と同じ
- 不安: JRA のGⅠ7戦の推定上りは34.2〜35.2秒。上がりが32〜33秒台になる決着で、切れ負けする余地がある
- 不安: 天皇賞(秋)は初めてで、東京の芝2000mも走ったことがない
JRA で1番人気になった7戦で3着以下がなく、人気を背負っても崩れない。勝ち切れるかどうかは、レースの上がりがどこまで速くなるかにかかる。
クロワデュノールのプロフィールと戦績
牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎。父キタサンブラック、母の父Cape Cross。2022年3月21日生まれ、生産はノーザンファーム。通算11戦7勝・2着2回で、GⅠは2024年のホープフルS、2025年の東京優駿、2026年の大阪杯と天皇賞(春)を勝っている。騎乗は11戦すべて北村友一騎手だった。
主なレースの成績は次のとおり(通過順はコーナーごとの順位、上りは JRA の推定上り3ハロン)。
| 年月 | レース | 人気 | 着順 | 通過順 | 上り(順位) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年6月 | 宝塚記念(阪神・芝2200m・重) | 1 | 2 | 5-5-4-3 | 35.2(2位タイ) |
| 2026年5月 | 天皇賞(春)(京都・芝3200m) | 1 | 1 | 6-5-5-3 | 34.9(3位) |
| 2026年4月 | 大阪杯(阪神・芝2000m) | 1 | 1 | 8-8-6-4 | 34.9(2位タイ) |
| 2025年11月 | ジャパンC(東京・芝2400m) | 2 | 4 | 4-4-4-5 | 34.4(6位タイ) |
| 2025年6月 | 東京優駿(東京・芝2400m) | 1 | 1 | 4-3-2-3 | 34.2(4位タイ) |
| 2025年4月 | 皐月賞(中山・芝2000m) | 1 | 2 | 4-4-6-2 | 34.7(8位タイ) |
上りの順位は、そのレースの出走馬の中で何番目に速かったか。2025年は秋にフランスへ遠征し、プランスドランジュ賞(芝2000m・重)を勝ち、凱旋門賞(重)は14着だった。
東京・芝2000mの適性|東京4戦3勝、芝2000mは負けても2着
東京は4戦3勝。2024年の2歳新馬と東京スポーツ杯2歳S(どちらも芝1800m)、2025年の東京優駿を勝ち、2025年のジャパンCは2番人気で4着だった。左回りの成績は、この東京の4戦と同じだ。
芝2000mは4戦3勝・2着1回。ホープフルS、プランスドランジュ賞、大阪杯を勝ち、負けたのは2025年の皐月賞の2着(勝ち馬から1馬身半差)だけになる。東京の芝2000mは走ったことがないが、東京と芝2000mのどちらでも大きく崩れていない。
道中は4〜8番手につけ、4コーナーでは2〜5番手まで上げる形が多い。後方から差すタイプではなく、前で運んで粘り込む競馬で勝ってきた。
前走とローテーション|宝塚記念2着から20週
前走は6月14日の宝塚記念(阪神・芝2200m・重)で、1番人気で2着だった。勝ったメイショウタバルとはクビ差で、3着のダノンデサイルには2馬身半の差をつけた。
天皇賞(秋)は前走から20週の間隔になる。過去10年(2016〜2025年)の天皇賞(秋)は、勝ち馬10頭のうち9頭が夏を休んで臨んだ馬だった。前走から3週の間隔で臨んだ馬(10月の毎日王冠・京都大賞典を使った馬)は0-0-4-35で、1勝もしていない。クロワデュノールのローテーションは、最近の勝ち馬の型に当てはまる。
過去10年の1番人気は7-1-0-2(勝率70.0%)。人気・枠・年齢の傾向は天皇賞秋2026の過去10年データで集計している。
不安材料|JRA のGⅠで上がり33秒台がない
不安は上がりの速さだ。JRA のGⅠ7戦(上の表の6戦と2024年のホープフルS)で、推定上りは34.2〜35.2秒。上りが出走馬で1位だったレースはない。
2025年の天皇賞(秋)は、前半1000mが62.0秒の遅い流れで、レース全体の上り3ハロンは32.9秒、勝ったマスカレードボールの上りは32.3秒だった。同じように上がりの速い決着になると、前で運ぶクロワデュノールは、後ろから32秒台で伸びてくる馬に差される余地がある。
逆に、前半が流れて上がりがかかる展開なら、宝塚記念や大阪杯のように前で粘る競馬が生きる。ペースを左右する逃げ・先行の馬の顔ぶれは、出馬表が出てから見たい。
斤量は58kgで、出走予定のほかの4歳以上の牡馬と同じ。前走の馬体重は514kgだった。
騎手|C.デムーロ騎手を想定
騎手は JRA の出馬表の発表で決まるが、編集部では C.デムーロ騎手が乗ると想定している。これまでの11戦はすべて北村友一騎手が乗ってきたので、乗り替わりになれば初めてのコンビになる。
クロワデュノールの診断まとめ
クロワデュノールは、東京と芝2000mで崩れておらず、JRA で1番人気になったレースでは3着以下がない。夏休み明けのローテーションも、過去10年の勝ち馬の型に合う。一方で、JRA のGⅠで上がり33秒台を出したことがなく、前年のような上がり32秒台の決着になると、後ろから来る馬に差される余地がある。展開が流れるかどうかが、勝ち切れるかの分かれ目になる。
今年の注目馬6頭の実績は天皇賞秋2026の見どころ、過去10年の騎手の成績は天皇賞秋2026の騎手データにまとめている。
よくある質問
- クロワデュノールは天皇賞(秋)2026で買える?
- 東京・芝2000mとも崩れていない点と、夏休み明けのローテーションは過去10年の傾向に合う。不安は、JRA のGⅠで上がり33秒台を出したことがない点で、前年のような上がりの速い決着になると後れを取る余地がある。
- クロワデュノールの東京の成績は?
- 4戦3勝。2歳新馬、東京スポーツ杯2歳S、2025年の東京優駿(日本ダービー)を勝ち、2025年のジャパンCは2番人気で4着だった。
- クロワデュノールの天皇賞(秋)2026の騎手は?
- 騎手は JRA の出馬表の発表で決まる。編集部では C.デムーロ騎手を想定している。これまでの11戦はすべて北村友一騎手だった。
- クロワデュノールは天皇賞(秋)に出たことがある?
- ない。2026年が初めての出走になる。




