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競馬のクラシックとは|5大クラシックの一覧と三冠・牝馬三冠との違い

この記事の要点

  • 競馬のクラシックは、桜花賞・皐月賞・優駿牝馬(オークス)・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞の5競走の総称。3歳馬が出られるレースで、イギリスの体系にならって作られた
  • 5競走は、それぞれイギリスの1000ギニー・2000ギニー・オークス・ダービー・セントレジャーを手本にしている
  • 皐月賞・日本ダービー・菊花賞の3つがクラシック三冠。牝馬三冠は桜花賞・オークス・秋華賞で、秋華賞はクラシックに入らない
  • 出られるのは3歳の牡馬・牝馬で、せん馬は特別登録を申し込めない。桜花賞とオークスは牝馬だけのレースだ
競馬のクラシックとは|5大クラシックの一覧と三冠・牝馬三冠との違い
目次
  1. 競馬のクラシックとは?5大クラシックの一覧
  2. クラシックの由来は?イギリスの5競走
  3. クラシック三冠とは?牝馬三冠との違い
  4. クラシックに出られる条件は?3歳・登録・せん馬
  5. 2026年のクラシックの勝ち馬
  6. まとめ

競馬のクラシックは、3歳馬が出られる桜花賞・皐月賞・優駿牝馬(オークス)・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞の5競走の総称だ。JRAは、イギリスの体系にならって作られたレースとしている。本記事では、5競走の一覧と由来、クラシック三冠と牝馬三冠の違い、出られる条件と登録のしくみ、2026年の勝ち馬を順にまとめる。内容はいずれも2026年11月時点のものだ。

競馬のクラシックとは?5大クラシックの一覧

クラシックの5競走は、どれも3歳馬のGⅠだ。2026年度の競馬番組と、JRAが発表している2027年の予定を並べると次のようになる。

競走 競馬場・距離 出られる馬 2026年の施行日 2027年の予定日 1着本賞金(2026年)
桜花賞 阪神 芝1600m 3歳牝馬 4月12日(日) 4月11日(日) 1億4,000万円
皐月賞 中山 芝2000m 3歳牡馬・牝馬 4月19日(日) 4月18日(日) 2億円
オークス(優駿牝馬) 東京 芝2400m 3歳牝馬 5月24日(日) 5月23日(日) 1億5,000万円
日本ダービー(東京優駿) 東京 芝2400m 3歳牡馬・牝馬 5月31日(日) 5月30日(日) 3億円
菊花賞 京都 芝3000m 3歳牡馬・牝馬 10月25日(日) 10月24日(日) 2億円

2027年の日付は、JRAが変わることがあるとしている予定の日だ。

春の4競走は4月から5月に続けて行われ、菊花賞だけが秋の10月に行われる。距離は桜花賞の1600mから菊花賞の3000mまで、競馬場も阪神・中山・東京・京都に分かれる。

JRAは5競走を「3歳馬5大特別競走」と呼び、出走に必要な特別登録もこの5競走で同じしくみにしている。

クラシックの由来は?イギリスの5競走

クラシックの5競走は、どれもイギリスのクラシックレースを手本に作られた。それぞれの手本と創設の年は次のとおりだ。

日本の競走 手本にしたイギリスの競走 創設
桜花賞 1000ギニー 1939年(中山4歳牝馬特別競走)
皐月賞 2000ギニー 1939年(横浜農林省賞典4歳呼馬競走)
オークス(優駿牝馬) オークス 1938年(阪神優駿牝馬)
日本ダービー(東京優駿) ダービー 1932年(東京優駿大競走)
菊花賞 セントレジャー 1938年(京都農林省賞典四歳呼馬競走)

かっこの中は、創設したときの競走名だ。もっとも古い日本ダービーは、1932年に東京競馬倶楽部が作った。手本のイギリスのダービーは、1780年に第12代ダービー卿らがエプソム競馬場で始めた3歳の牡馬・牝馬のレースだ。

オークスは、創設したころは秋に行われていた。当時は、日本と競馬の先進国とで3歳の牝馬の成長に半年ほどの差があると考えられていたためで、1953年に諸外国と同じ春に移った。

クラシック三冠とは?牝馬三冠との違い

JRAは、皐月賞・日本ダービー・菊花賞の3つを、クラシック三冠(3歳クラシック三冠)の競走としている。皐月賞が第一関門、菊花賞が最終関門で、皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」といわれる。

牝馬三冠は、桜花賞・オークス・秋華賞の3つだ。秋華賞は牝馬三冠の最後の競走だが、クラシックの5競走には入らない。

三冠 1冠目 2冠目 3冠目
クラシック三冠 皐月賞(4月・中山) 日本ダービー(5月・東京) 菊花賞(10月・京都)
牝馬三冠 桜花賞(4月・阪神) オークス(5月・東京) 秋華賞(10月・京都)

皐月賞・日本ダービー・菊花賞には牝馬も出られるが、桜花賞・オークスには牡馬は出られない。

トライアルと優先出走権

クラシックの前には、トライアルと呼ばれる競走がある。上位に入った馬には、本番への優先出走権が与えられる。2026年の番組で、クラシックへの優先出走権が付いた競走は次のとおりだ。

本番 競走 優先出走権がもらえる馬
桜花賞 チューリップ賞(GⅡ) 3着まで
桜花賞 フィリーズレビュー(GⅡ) 3着まで
桜花賞 アネモネステークス(L) 2着まで
皐月賞 弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ) 3着まで
皐月賞 スプリングステークス(GⅡ) 3着まで
皐月賞 若葉ステークス(L) 2着まで
オークス 桜花賞(GⅠ) 5着まで
オークス フローラステークス(GⅡ) 2着まで
オークス スイートピーステークス(L) 1着
日本ダービー 皐月賞(GⅠ) 5着まで
日本ダービー 青葉賞(GⅡ) 2着まで
日本ダービー プリンシパルステークス(L) 1着
菊花賞 セントライト記念(GⅡ) 3着まで
菊花賞 神戸新聞杯(GⅡ) 3着まで

桜花賞と皐月賞は、それぞれオークスと日本ダービーのトライアルの役目も持っている。

クラシックに出られる条件は?3歳・登録・せん馬

クラシックの5競走に出られるのは、3歳の馬だけだ。3歳の年に1回ずつしか行われないので、どの馬も、それぞれの競走に出られる機会は一生に一度になる。

JRAの特別登録の要領では、クラシックに出るには、2歳の秋から3回に分けて特別登録を申し込む必要がある。3回目までを済ませないと、出走させることはできない。

登録 締め切り 登録料
第1回 2歳の10月第4金曜日 1万円
第2回 3歳の1月第4金曜日 3万円
第3回 それぞれの競走の2週前の日曜日(2027年の菊花賞は10月11日〈月・祝〉) 36万円
追加登録 第3回と同じ日 200万円

第1回・第2回を申し込まなかった馬も、第3回の締め切りの日に追加登録をすれば出られる。2027年度のクラシック(2024年生まれの馬)の第1回の登録は、2026年10月23日(金)に締め切られた。

馬の資格は、サラブレッド系統の馬に限られる。せん馬(去勢した牡馬)は特別登録を申し込めないため、クラシックには出られない。

2026年のクラシックの勝ち馬

2026年のクラシックの5競走の結果は次のとおりだ。

競走 施行日 勝ち馬 騎手 勝ちタイム
桜花賞(第86回) 4月12日 スターアニス 松山弘平 1:31.5
皐月賞(第86回) 4月19日 ロブチェン 松山弘平 1:56.5
オークス(第87回) 5月24日 ジュウリョクピエロ 今村聖奈 2:25.6
日本ダービー(第93回) 5月31日 ロブチェン 松山弘平 2:22.7
菊花賞(第87回) 10月25日 ゴーイントゥスカイ 武豊 3:04.5

ロブチェンは皐月賞と日本ダービーを勝ったが、菊花賞は14着で、三冠には届かなかった。皐月賞の1分56秒5は、成績にレコードと記された。

牝馬では、桜花賞をスターアニス、オークスをジュウリョクピエロが勝った。牝馬三冠の最後の秋華賞は、モンローウォークが勝った。

まとめ

競馬のクラシックは、3歳馬が出られる桜花賞・皐月賞・オークス・日本ダービー・菊花賞の5競走で、イギリスの1000ギニー・2000ギニー・オークス・ダービー・セントレジャーを手本に作られた。皐月賞・日本ダービー・菊花賞がクラシック三冠で、牝馬三冠は桜花賞・オークス・秋華賞になる。出られるのは3歳の牡馬・牝馬で、2歳の秋から特別登録が要り、せん馬は登録できない。2026年は、ロブチェンが皐月賞と日本ダービーの二冠を勝った。

クラシック三冠を勝った馬は「三冠馬の歴代一覧」でまとめている。

牝馬三冠の達成馬は「牝馬三冠の歴代一覧」で確かめられる。

クラシックを含む重賞の格付けは「重賞とは」でまとめている。

よくある質問

競馬のクラシックとは?
桜花賞・皐月賞・オークス(優駿牝馬)・日本ダービー(東京優駿)・菊花賞の5競走をまとめた呼び名だ。3歳馬が出られるレースで、イギリスのクラシックの体系にならって作られた。
クラシックは何歳の馬が出る?
3歳の馬だ。どの馬もそれぞれの競走に一生に一度しか出られず、出るには2歳の秋から始まる特別登録か、3歳での追加登録が要る。
クラシック三冠とは?
皐月賞・日本ダービー・菊花賞の3つだ。牝馬の三冠は桜花賞・オークス・秋華賞で、秋華賞はクラシックの5競走に入らない。
せん馬はクラシックに出られる?
出られない。JRAの要領では、せん馬はクラシックの5競走の特別登録を申し込めない。
牝馬は皐月賞や日本ダービーに出られる?
出られる。皐月賞・日本ダービー・菊花賞の資格は牡馬・牝馬で、桜花賞とオークスは牝馬だけのレースだ。
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