GⅠ・重賞

重賞とは|G1・G2・G3の違いと2026年度の140レース

この記事の要点

  • 重賞は、特別競走のうち特に賞金が高く、重要な意義を持つ競走。賞金や歴史と伝統、競走内容などでGⅠ・GⅡ・GⅢに格付けされる。障害の重賞はJ・GⅠ・J・GⅡ・J・GⅢと書く
  • JRAの2026年度の重賞は、平地130レース(GⅠ24・GⅡ38・GⅢ68)と障害10レース(J・GⅠ2・J・GⅡ3・J・GⅢ5)の計140レース
  • JpnⅠ・JpnⅡ・JpnⅢは、国際的な格付けを持たない平地の重賞の表記。2007年に日本がパートⅠ国に昇格したのに伴って、GとJpnを分けて書くようになった
  • リステッド競走は、重賞に次ぐ重要な特別競走で、レース名の後ろに(L)と付く。重賞ではない
重賞とは|G1・G2・G3の違いと2026年度の140レース
目次
  1. 重賞とは?特別競走の中で格付けされた競走
  2. 重賞は年間何レース?2026年度は140レース
  3. GⅠ・GⅡ・GⅢの違いは?
  4. JpnⅠとは?GⅠとの違い
  5. リステッド競走とは?重賞との違い
  6. 重賞の1着本賞金はいくら?
  7. まとめ

重賞は、GⅠ・GⅡ・GⅢの格付けを持つ競走のことだ。JRAの2026年度の重賞は、平地130レース(GⅠ24・GⅡ38・GⅢ68)と障害10レース(J・GⅠ2・J・GⅡ3・J・GⅢ5)の計140レースある。本記事では、重賞の意味、年齢と格ごとの数、GⅠ・GⅡ・GⅢの違いと格付けの決め方、JpnⅠ、リステッド競走、格ごとの1着本賞金の幅を順にまとめる。内容はいずれも2026年11月時点のものだ。

重賞とは?特別競走の中で格付けされた競走

JRAは、重賞競走を、特別競走の中でも特に賞金が高く、重要な意義を持ったレースとしている。賞金や歴史と伝統、競走内容などによって格付けされる。

格付けの記号は「GRADE」の頭文字のGで、GⅠ・GⅡ・GⅢの3つに分かれる。JRAがこの格付けを始めたのは1984年だ。障害競走の重賞は、J・GⅠ、J・GⅡ、J・GⅢと書く。

重賞と、重賞に次ぐリステッド競走は、どちらも特別競走に入る。

重賞は年間何レース?2026年度は140レース

JRAの2026年度の重賞競走一覧を、年齢と格で分けると次のとおりだ。

年齢 GⅠ GⅡ GⅢ J・GⅠ J・GⅡ J・GⅢ 計
2歳 3 3 8 - - - 14
3歳 7 12 14 - - - 33
3歳以上・4歳以上 14 23 46 2 3 5 93
計 24 38 68 2 3 5 140

平地だけで数えると、130レースのうちGⅢが68レースで半分を超える。GⅠは平地の24レースと、障害の中山グランドジャンプ・中山大障害の2レースだ。表の「3歳以上・4歳以上」の行には、障害の10レースも入っている。

障害の重賞10レースの距離と、J・GⅠの中山グランドジャンプ・中山大障害は、障害レースとはでまとめている。

GⅠ・GⅡ・GⅢの違いは?

GⅠ・GⅡ・GⅢは、重賞の中の格の違いだ。JRAは、GⅠとGⅡの位置づけを次のように説明している。GⅠ・GⅡに入らない重賞がGⅢになる。

格付け 位置づけ 2026年度の数(平地)
GⅠ 競走体系の上でもっとも重要な意義を持つ根幹の競走 24
GⅡ GⅠに次ぐ主要な競走。GⅠの勝ち馬も比較的出走しやすい 38
GⅢ GⅠ・GⅡに入らない重賞 68

3歳の重賞には、GⅠの前に行うトライアル競走もある。たとえばオークストライアルのフローラステークス(GⅡ)は、2着までの馬にオークス(優駿牝馬)への優先出走権が与えられる。

格付けはどう決まる?

JRAは、平地の重賞の格付けは日本グレード格付管理委員会が承認したものとしている。

格付けの審査には、レーティングの数値が使われる。レーティングは、馬がレースで見せたパフォーマンスを、着差や負担重量などから国際的に統一された基準で数値にしたもので、単位はポンドだ。JRAは、次の2つの数値を格付けの審査などに使うとしている。

数値 中身
年間レースレーティング その競走の上位4着までの馬の公式レーティングの平均。牝馬限定戦以外で牝馬が4着までに入ったときは、その馬に4ポンドを足して計算する
パターンレースレーティング 年間レースレーティングの直近3年間の平均

公式レーティングは、その馬がその年度に得た最高のレーティングを指す。115ポンド以上の馬は、IFHA(国際競馬統括機関連盟)の専門部会での協議で決まる。

JpnⅠとは?GⅠとの違い

JpnⅠ・JpnⅡ・JpnⅢは、国際的な格付けを持たない平地の重賞の表記だ。2007年に日本がパートⅠ国に昇格したのに伴い、国際的な格付けを持つ競走をGⅠ・GⅡ・GⅢ、それ以外をJpnⅠ・JpnⅡ・JpnⅢと書き分けるようになった。格の段階はGと同じ3つで、違いは国際的な格付けがあるかどうかだ。JRAの2026年度の平地の重賞130レースは、すべてG表記になっている。

JpnⅠの競走の一覧と中央・地方の交流のしくみは「ダートグレード競走とは」でまとめている。

リステッド競走とは?重賞との違い

リステッド競走は、特別競走のうち、競走体系の上で重賞に次ぐ重要なレースで、レース名の後ろに(L)と書く。重賞ではないので、GⅠ・GⅡ・GⅢの格付けはなく、重賞の数にも入らない。

重賞の1着本賞金はいくら?

JRAの2026年度の重賞の1着本賞金は、平地ではGⅢの3,200万円(2歳)からGⅠの5億円(ジャパンカップ・有馬記念)まで、障害ではJ・GⅢの3,000万円からJ・GⅠの7,000万円までだ。格が上でも賞金が上とは限らず、2歳のGⅡ(4,000万円)は、3歳以上のGⅢでもっとも高い4,300万円より低い。

まとめ

重賞は、特別競走のうち特に賞金が高く重要な意義を持つ競走で、GⅠ・GⅡ・GⅢに格付けされる。JRAの2026年度の重賞は、平地130・障害10の計140レースで、平地の内訳はGⅠ24・GⅡ38・GⅢ68だ。平地の重賞の格付けは日本グレード格付管理委員会が承認し、審査にはレーティングが使われる。JpnⅠは国際的な格付けを持たない平地の重賞の表記で、JRAの2026年度の重賞にはない。リステッド競走は重賞に次ぐ格の競走で、重賞には入らない。

JRAのGⅠ24レースの時期・競馬場・距離は「JRAのGⅠ一覧」でまとめている。

3歳馬の5つのGⅠをまとめたクラシックは「競馬のクラシックとは」で解説している。

新馬・未勝利から重賞までのクラスの上がり方は「競馬のクラス分け一覧」で解説している。

よくある質問

重賞とは?
特別競走のうち、特に賞金が高く、重要な意義を持つ競走のことだ。賞金や歴史と伝統、競走内容などによってGⅠ・GⅡ・GⅢに格付けされている。
重賞は年間何レース?
JRAの2026年度の重賞は、平地130レースと障害10レースの計140レースだ。平地の内訳はGⅠが24、GⅡが38、GⅢが68になる。
GⅠ・GⅡ・GⅢの違いは?
格の高さが違い、GⅠが最上位で、GⅡ、GⅢの順になる。GⅠは競走体系の上でもっとも重要な根幹の競走、GⅡはGⅠに次ぐ主要な競走とされている。
JpnⅠとは?GⅠとの違いは?
国際的な格付けを持たない平地の重賞を、GではなくJpnで書く表記だ。格の段階は同じ3つで、違いは国際的な格付けがあるかどうかになる。JRAの2026年度の重賞に、Jpnと書く競走はない。
リステッド競走は重賞?
重賞ではない。特別競走のうち、競走体系の上で重賞に次ぐ重要な競走で、レース名の後ろに(L)と付く。
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