メルボルンカップとは|日本馬の成績と歴代優勝馬・賞金
この記事の要点
- メルボルンカップは、毎年11月の第1火曜にオーストラリアのフレミントン競馬場で行われる芝3,200m(左回り)の3歳以上のハンデキャップのGⅠ。1861年に始まり、2026年は166回目だった
- 2026年の賞金は総額909万豪ドル、1着450万豪ドル。JRAは、トロフィーの分を含めた2026年の総賞金1,020万豪ドルを長距離のレースで世界一としている
- 日本馬(JRA所属馬)は2005〜2025年にのべ13走して1勝、2着2回。2006年にデルタブルースが勝ち、ポップロックが2着に入った。2024年はワープスピードが2着だった
- 2026年はJRAがネット投票の即PAT・A-PATで馬券を発売し、発走は日本時間11月3日(火・祝)13時00分だった。2027年の日付は確かめられていない(2026年11月8日時点)

目次
メルボルンカップとは、オーストラリアのフレミントン競馬場で毎年11月の第1火曜に行われる、芝3,200mのハンデキャップのGⅠだ。1861年に始まり、2026年の1着賞金は450万豪ドル。日本馬(JRA所属馬)は2006年のデルタブルースで1勝している。本記事では、レースの条件と賞金、日程と日本時間、2001〜2026年の歴代優勝馬と、日本馬の全成績をまとめる。
メルボルンカップとは?1861年に始まった芝3,200mのハンデ戦
メルボルンカップは、ヴィクトリア州のメルボルンにあるフレミントン競馬場で行われる長距離のGⅠだ。主催はヴィクトリア・レーシング・クラブ(VRC)。第1回は1861年で、VRCは2021年を161回目としている。2026年は166回目にあたる。
JRAは、メルボルンカップをオーストラリアで知名度・人気とも抜きんでたレースとしている。「国の活動を止めるレース」と呼ばれ、レースの日(11月の第1火曜)はヴィクトリア州の祝日になっている。
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | GⅠ |
| 競馬場 | フレミントン競馬場(オーストラリア・ヴィクトリア州) |
| コース | 芝3,200m(左回り) |
| 出走できる馬 | 3歳以上 |
| 負担重量 | ハンデキャップ |
| 発走(2026年) | 現地15時00分(日本時間13時00分) |
| 出走(2026年) | 23頭(取消1頭) |
| 賞金(2026年) | 総額909万豪ドル、1着450万豪ドル |
負担重量は、馬ごとに重さを変えるハンデキャップだ。2026年は、出走した23頭のうち最も重い馬が57.5kg、最も軽い馬が51.0kgで、6.5kgの差があった。
ハンデキャップや定量・別定の違いは、別の記事で説明している。
メルボルンカップの賞金はいくら?
2026年の賞金は総額909万豪ドル、1着450万豪ドルだった。1豪ドル105円で編集部が換算すると、1着は約4億7,250万円になる。円の額は為替で変わる。
JRAは、2026年の総賞金をトロフィーの分の111万豪ドルを含めて1,020万豪ドルとし、長距離のレースとして世界一としている。2025年以前の賞金の額は、本記事では載せていない。
メルボルンカップはいつ?日程と日本時間
メルボルンカップは、毎年11月の第1火曜に行われる。2023〜2026年の日付は次のとおりだ。
| 年 | 日付(現地) |
|---|---|
| 2026年 | 11月3日(火) |
| 2025年 | 11月4日(火) |
| 2024年 | 11月5日(火) |
| 2023年 | 11月7日(火) |
2026年の発走は現地15時00分、日本時間13時00分だった。現地は日本より2時間進んでいるので、日本では火曜の昼すぎの発走になった。2025年以前の発走時刻は、本記事では確かめていない。
JRAで馬券は買える?
2026年は、JRAが海外競馬の発売としてメルボルンカップの馬券を売った。発売は日本時間11月3日(火・祝)7時00分から発走予定時刻の2分前までで、ネット投票の即PAT・A-PATだけだった。競馬場・ウインズ、UMACA、JRAダイレクトでは売っていない。
JRAの規定では、平日に発売する海外のレースは、原則として即PATの会員だけが買える。2026年は11月3日が祝日で、同じ日に地方競馬のJBCがあったため、A-PATでも買えた。発売するのは単勝・複勝・馬連・ワイド・馬単・3連複・3連単の7種類で、枠連とWIN5はない。日本で売った分だけで集計する独立プール方式なので、オッズは日本国内だけのものになる。
2027年の日付と、JRAが馬券を発売するかは、2026年11月8日時点で確かめられていない。
2026年の発売の細かい時間、A-PATの入出金の日程、中継は、年の記事にまとめている。
メルボルンカップ2026|日本時間13時発走、JRA所属馬は出走なし
メルボルンカップの歴代優勝馬(2001〜2026年)
2001年から2026年までの26回の優勝馬は次のとおり。馬名はVRCの表記で、JRAがカタカナで表記している馬はカタカナを添えた。
| 年 | 回 | 優勝馬 |
|---|---|---|
| 2026 | 第166回 | ポイントオブロー(Point of Law) |
| 2025 | 第165回 | Half Yours |
| 2024 | 第164回 | ナイツチョイス(Knight's Choice) |
| 2023 | 第163回 | Without A Fight |
| 2022 | 第162回 | Gold Trip |
| 2021 | 第161回 | ベリーエレガント(Verry Elleegant) |
| 2020 | 第160回 | Twilight Payment |
| 2019 | 第159回 | Vow And Declare |
| 2018 | 第158回 | Cross Counter |
| 2017 | 第157回 | Rekindling |
| 2016 | 第156回 | Almandin |
| 2015 | 第155回 | Prince Of Penzance |
| 2014 | 第154回 | Protectionist |
| 2013 | 第153回 | Fiorente |
| 2012 | 第152回 | Green Moon |
| 2011 | 第151回 | Dunaden |
| 2010 | 第150回 | Americain |
| 2009 | 第149回 | Shocking |
| 2008 | 第148回 | Viewed |
| 2007 | 第147回 | Efficient |
| 2006 | 第146回 | デルタブルース(Delta Blues) |
| 2005 | 第145回 | マカイビーディーヴァ(Makybe Diva) |
| 2004 | 第144回 | マカイビーディーヴァ(Makybe Diva) |
| 2003 | 第143回 | マカイビーディーヴァ(Makybe Diva) |
| 2002 | 第142回 | Media Puzzle |
| 2001 | 第141回 | Ethereal |
※回は、VRCが2021年を161回目としているのをもとに編集部が数えた
26回で2回以上勝ったのは、2003〜2005年に3連覇したマカイビーディーヴァだけだ。JRAは、この3連覇をメルボルンカップで初めてとしている。2021年のベリーエレガントは、マカイビーディーヴァ以来の牝馬の優勝だった。
VRCの表記で馬名に生産国が付いている優勝馬を数えると、2001〜2025年の25回のうち20回になる(編集部が数えた)。これに、JRAの表記でイギリス産の2026年のポイントオブローを足すと、イギリスが6勝(うち3勝がマカイビーディーヴァ)、アイルランドとニュージーランドが各4勝、フランス・ドイツ・アメリカが各2勝で、日本産は2006年のデルタブルースの1勝だ。
騎手では、2022年・2023年にM.ザーラ騎手が2年続けて勝った。2015年のPrince Of Penzanceに乗ったM.ペイン騎手について、VRCは女性騎手として初めての優勝とし、2025年のHalf YoursのJ.メルハム騎手を2人目としている。
2026年の全着順とJRAの払戻金は、年の記事に分けてまとめている。
メルボルンカップの日本馬の成績
数え方
日本馬はJRA所属馬を数えた。JRAの海外遠征の記録(2026年10月5日時点)に載っている出走で、地方所属馬は入れていない。2026年はスティンガーグラスが出走を予定していたが、レースの前に回避し、JRA所属馬の出走はなかった。
全体の成績|13走1勝
日本馬のメルボルンカップは、2005〜2025年にのべ13走して1勝、2着2回、3着はない(編集部の集計)。勝率は7.7%、3着内率は15.4%になる。最初の出走は2005年のアイポッパー(12着)だった。
出走した日本馬の全成績
| 年 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 着順 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | シュヴァリエローズ | 牡7 | D.レーン | 清水久詞 | 23着 |
| 2024 | ワープスピード | 牡5 | 菅原明良 | 高木登 | 2着 |
| 2023 | ブレークアップ | 牡5 | 松山弘平 | 吉岡辰弥 | 16着 |
| 2019 | メールドグラース | 牡4 | D.レーン | 清水久詞 | 6着 |
| 2018 | チェスナットコート | 牡4 | 川田将雅 | 矢作芳人 | 14着 |
| 2016 | カレンミロティック | せん8 | T.ベリー | 平田修 | 23着 |
| 2015 | フェイムゲーム | 牡5 | Z.パートン | 宗像義忠 | 13着 |
| 2015 | ホッコーブレーヴ | 牡7 | C.ウィリアムズ | 松永康利 | 17着 |
| 2014 | アドマイヤラクティ | 牡6 | Z.パートン | 梅田智之 | 22着 |
| 2010 | トウカイトリック | 牡8 | 藤田伸二 | 野中賢二 | 12着 |
| 2006 | デルタブルース | 牡5 | 岩田康誠 | 角居勝彦 | 1着 |
| 2006 | ポップロック | 牡5 | D.オリヴァー | 角居勝彦 | 2着 |
| 2005 | アイポッパー | 牡5 | 藤田伸二 | 清水出美 | 12着 |
13走は11年に分かれ、2頭が出たのは2006年と2015年だけだ。3着以内の2頭を除くと、最も上の着順は2019年のメールドグラースの6着になる。
2006年はデルタブルースとポップロックで1・2着
2006年11月7日のメルボルンカップは23頭立てで、デルタブルース(56.0kg)が3分21秒4で勝ち、同じ角居勝彦厩舎のポップロック(53.0kg)が2着に入った。デルタブルースは2004年の菊花賞(芝3,000m)の勝ち馬で、この年は前哨戦のコーフィールドカップで3着だった。ポップロックは同じコーフィールドカップで7着だった。
デルタブルースの勝ちは、日本馬のオーストラリアでの初めてのGⅠの勝ちで、今もメルボルンカップを勝った日本馬はこの1頭だけだ。
2024年はワープスピードが2着
2024年11月5日は23頭立てで、ワープスピード(54.5kg、菅原明良騎手)がナイツチョイスの2着に入った。日本馬が3着以内に入ったのは、2006年以来18年ぶりだった。
日本馬が海外で勝ったGⅠの全一覧は、別の記事にまとめている。
コーフィールドカップとの関係
メルボルンカップの前の10月には、コーフィールド競馬場でコーフィールドカップ(GⅠ、芝2,400m)が行われる。メルボルンカップを走った日本馬13走のうち11走は、同じ年のコーフィールドカップを走ってから向かった(編集部の集計)。走らなかったのは2016年のカレンミロティックと2025年のシュヴァリエローズだけだ。
コーフィールドカップの日本馬の最高は、2014年のアドマイヤラクティと2019年のメールドグラースの1着だ。2頭はその年のメルボルンカップで22着と6着だった。メルボルンカップで1・2着に入った3頭は、コーフィールドカップで3着(デルタブルース)、7着(ポップロック)、13着(ワープスピード)だった。
国内では、天皇賞(春)がメルボルンカップと同じ芝3,200mのGⅠだ。
まとめ
メルボルンカップは、1861年に始まったオーストラリアの芝3,200mのハンデキャップのGⅠで、毎年11月の第1火曜にフレミントン競馬場で行われる。2026年の1着賞金は450万豪ドル。日本馬(JRA所属馬)は2005〜2025年に13走して1勝、2着2回で、2006年のデルタブルースが勝ち、ポップロックが2着に入った。2026年はJRAがネット投票で馬券を売り、日本時間13時00分に発走した。
よくある質問
- メルボルンカップとはどんなレース?
- オーストラリアのフレミントン競馬場で、毎年11月の第1火曜に行われる芝3,200mのハンデキャップのGⅠだ。1861年に始まった歴史の長いレースで、レースの日はヴィクトリア州の祝日になっている。2026年の1着賞金は450万豪ドルだった。
- メルボルンカップを勝った日本馬は?
- JRA所属馬では、2006年のデルタブルース(岩田康誠騎手、角居勝彦調教師)の1勝だけだ。この年は同じ角居厩舎のポップロックが2着に入り、日本馬が1・2着を占めた。2024年にはワープスピードが2着に入っている。
- メルボルンカップの過去の優勝馬は?
- 2026年はポイントオブロー、2025年はHalf Yours、2024年はナイツチョイス(Knight's Choice)が勝った。2003〜2005年にはマカイビーディーヴァが3連覇している。2001〜2026年の26回の優勝馬は、本記事の表にまとめた。
- メルボルンカップの賞金はいくら?
- 2026年は総額909万豪ドル、1着450万豪ドルだった。1豪ドル105円で編集部が換算すると、1着は約4億7,250万円になる。JRAは、トロフィーの分を含めた2026年の総賞金1,020万豪ドルを長距離のレースで世界一としている。
- メルボルンカップの馬券は日本で買える?日本時間は何時?
- 2026年は、JRAが海外競馬の発売としてネット投票の即PAT・A-PATで馬券を売り、発走は日本時間11月3日(火・祝)13時00分(現地15時00分)だった。






