GⅠ・重賞

秋華賞とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程

この記事の要点

  • 秋華賞は、10月に京都競馬場の芝2000m(右回り)で行われる3歳牝馬のGⅠ。牝馬三冠(桜花賞・オークス・秋華賞)の最後の1戦で、2027年は10月17日(日)に行われる予定だ
  • 1着本賞金は2026年度が11,000万円(1億1,000万円)。1996年の第1回から2015年までは8,900万円だった
  • 1996年に、エリザベス女王杯が3歳以上の牝馬のレースになったのに合わせて、三冠を締めくくるレースとして創設された
  • 1996〜2026年の31回で、騎手の最多勝はC.ルメール騎手の4勝。1番人気は11勝で、3番人気までで25勝している
秋華賞とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
目次
  1. 秋華賞とは?京都・芝2000mの牝馬三冠の最後の1戦
  2. 秋華賞のレースの条件
  3. 秋華賞の賞金はいくら?
  4. 秋華賞のトライアルは?優先出走権のレース
  5. 2027年の秋華賞はいつ?日程
  6. 秋華賞の配当は?過去10年の単勝・馬連・3連複・3連単
  7. 秋華賞の歴代優勝馬(1996〜2026年・第1〜31回)
  8. 秋華賞歴代優勝馬のデータ|騎手・人気・春の2冠との関係
  9. 秋華賞の歴史|1996年創設、2021・2022年は阪神
  10. 秋華賞2027の予想・データの記事

秋華賞とは、牝馬三冠の最後の1戦にあたるGⅠで、毎年10月に京都競馬場の芝2000mで行われる。出られるのは3歳の牝馬だけだ。1着本賞金は2026年度が11,000万円(1億1,000万円)で、2027年は10月17日(日)に行われる予定。本記事では、レースの条件と賞金、トライアル、2027年の日程、1996〜2026年の31回の歴代優勝馬、創設からの移り変わりをまとめる。

秋華賞とは?京都・芝2000mの牝馬三冠の最後の1戦

秋華賞は1996年に創設された。1995年までは、桜花賞・優駿牝馬(オークス)に続く牝馬三冠の最後のレースはエリザベス女王杯だった。エリザベス女王杯が3歳以上の牝馬のレースになったのに合わせて、三冠を締めくくるレースとして秋華賞ができた。

桜花賞とオークスはクラシックの5競走に入るが、秋華賞は入らない。名前の「秋華」は「あきのはな」の意味で、JRAは、「秋」に大きな実り、「華」に名誉・盛り・美しさの意味を込めたとしている。

春の2冠から秋華賞までの三冠を達成した馬の一覧は「牝馬三冠の歴代一覧」にまとめている。

秋華賞のレースの条件

2026年の条件は次のとおり。

項目 内容
格 GⅠ
競馬場 京都競馬場
コース 芝2000m(右回り)
出走できる馬 3歳の牝馬(オープン、国際、指定)
負担重量 馬齢
1着本賞金 11,000万円(2026年度)

馬齢重量は、年齢と性別だけで負担重量が決まる方式で、2026年は出走した17頭が全頭55kgだった。

負担重量の決め方は「競馬の斤量」で説明している。

1996〜2026年の31回は、すべて10月13〜25日の日曜日に行われた。競馬場は京都が29回で、2021・2022年の2回だけ阪神競馬場の芝2000mで行われている。

秋華賞の賞金はいくら?

2026年の結果では、1〜5着の本賞金は次のとおりだった。2022年から2026年まで同じ額だ。

着順 本賞金
1着 11,000万円(1億1,000万円)
2着 4,400万円
3着 2,800万円
4着 1,700万円
5着 1,100万円

本賞金とは別に、2026年は付加賞が1着361.2万円、2着103.2万円、3着51.6万円ついた。同じ牝馬三冠の2026年度の1着本賞金は、桜花賞が14,000万円、オークスが15,000万円で、秋華賞は3つの中でいちばん低い。

GⅠを1着賞金の高い順に並べた表は「JRAのGⅠ一覧」にある。

1着本賞金の移り変わり

各年の結果に載っている1着本賞金は、次のように上がってきた。

年 1着本賞金
1996〜2015年 8,900万円
2016〜2017年 9,200万円
2018〜2021年 10,000万円
2022〜2026年 11,000万円

第1回の1996年から2015年までは、20年続けて8,900万円だった。2016年から2022年までの7年で、2,100万円上がっている。

6〜10着の出走奨励金は「競馬の賞金」にまとめた。

秋華賞のトライアルは?優先出走権のレース

秋華賞の前には、上位の馬に秋華賞の優先出走権が与えられるトライアルが2つある。2026年の番組では、ローズステークス(GⅡ)と紫苑ステークス(GⅡ)が、どちらも3着までだった。

レース 競馬場(2026年) 優先出走権 移り変わり
ローズステークス(GⅡ) 阪神 3着まで 1983年創設。エリザベス女王杯のトライアルとして京都の芝2000mで始まり、1996年の秋華賞の創設に合わせて阪神へ移った。2007年から1800m
紫苑ステークス(GⅡ) 中山 3着まで 2000年に秋華賞のトライアルとして創設。2016年にGⅢ、2023年にGⅡになった

2026年の勝ち馬モンローウォークは、前走でローズステークスを勝っていた。

2027年の秋華賞はいつ?日程

JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、秋華賞は10月17日(日)に京都競馬場で行われる。2026年が第31回で、2027年は第32回にあたる。

項目 内容
日付 2027年10月17日(日)
競馬場 京都競馬場(4回京都)
コース 芝2000m
1着本賞金 未発表(2026年度は11,000万円)

開催日割は、農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。2027年度の重賞の賞金額は、11月中旬に改めて発表される予定だ(2026年11月8日時点)。2027年は、1週あとの10月24日(日)に同じ京都で菊花賞が行われる。

2027年のGⅠ全体の日程は「競馬の2027年の日程」に並べている。

秋華賞の配当は?過去10年の単勝・馬連・3連複・3連単

過去10年(2017〜2026年)の秋華賞の3連単は3,240円〜129,850円で、10万円を超えたのは2025年の1回だけ。10回の中央値は13,365円だ。馬連の万馬券は10年で一度も出ていない。1番人気の勝ちは2018・2020・2023・2024・2026年の5回だ。

年 勝ち馬(単勝の人気) 単勝 馬連 3連複 3連単(人気)
2026 モンローウォーク(1番人気) 130円 1,600円 3,520円 10,810円(27番人気)
2025 エンブロイダリー(2番人気) 550円 5,280円 29,560円 129,850円(338番人気)
2024 チェルヴィニア(1番人気) 230円 2,200円 2,230円 11,970円(23番人気)
2023 リバティアイランド(1番人気) 110円 560円 1,210円 3,240円(5番人気)
2022 スタニングローズ(3番人気) 570円 990円 1,090円 6,900円(11番人気)
2021 アカイトリノムスメ(4番人気) 890円 2,250円 4,190円 26,410円(82番人気)
2020 デアリングタクト(1番人気) 140円 2,670円 17,920円 44,110円(132番人気)
2019 クロノジェネシス(4番人気) 690円 2,180円 15,170円 70,970円(248番人気)
2018 アーモンドアイ(1番人気) 130円 880円 2,360円 5,600円(13番人気)
2017 ディアドラ(3番人気) 630円 1,510円 3,180円 14,760円(15番人気)

※金額は100円あたり

成績に3連単が載っている2004年以降の23回では、11番人気のブラックエンブレムが勝った2008年の10,982,020円(4,275番人気)がもっとも高い。3連単が10万円を超えたのは、2004・2008・2013・2025年の4回だ。

秋華賞の歴代優勝馬(1996〜2026年・第1〜31回)

1996年の第1回から2026年の第31回までの優勝馬は次のとおり。2026年から新しい順に10回ずつ並べ、1996〜2006年は11回分をまとめた。年齢はすべて3歳(2000年までの成績の表記では4歳)。人気は単勝の人気。阪神競馬場で行われた年は、優勝馬の後ろに競馬場を書いた。距離はすべて芝2000mだ。

2017〜2026年(第22〜31回)

年 回 優勝馬 騎手 調教師 タイム 人気
2026 第31回 モンローウォーク 戸崎圭太 上村洋行 1:56.1 1
2025 第30回 エンブロイダリー C.ルメール 森一誠 1:58.3 2
2024 第29回 チェルヴィニア C.ルメール 木村哲也 1:57.1 1
2023 第28回 リバティアイランド 川田将雅 中内田充正 2:01.1 1
2022 第27回 スタニングローズ(阪神) 坂井瑠星 高野友和 1:58.6 3
2021 第26回 アカイトリノムスメ(阪神) 戸崎圭太 国枝栄 2:01.2 4
2020 第25回 デアリングタクト 松山弘平 杉山晴紀 2:00.6 1
2019 第24回 クロノジェネシス 北村友一 斉藤崇史 1:59.9 4
2018 第23回 アーモンドアイ C.ルメール 国枝栄 1:58.5 1
2017 第22回 ディアドラ C.ルメール 橋田満 2:00.2 3

2007〜2016年(第12〜21回)

年 回 優勝馬 騎手 調教師 タイム 人気
2016 第21回 ヴィブロス 福永祐一 友道康夫 1:58.6 3
2015 第20回 ミッキークイーン 浜中俊 池江泰寿 1:56.9 1
2014 第19回 ショウナンパンドラ 浜中俊 高野友和 1:57.0 3
2013 第18回 メイショウマンボ 武幸四郎 飯田明弘 1:58.6 3
2012 第17回 ジェンティルドンナ 岩田康誠 石坂正 2:00.4 1
2011 第16回 アヴェンチュラ 岩田康誠 角居勝彦 1:58.2 2
2010 第15回 アパパネ 蛯名正義 国枝栄 1:58.4 1
2009 第14回 レッドディザイア 四位洋文 松永幹夫 1:58.2 2
2008 第13回 ブラックエンブレム 岩田康誠 小島茂之 1:58.4 11
2007 第12回 ダイワスカーレット 安藤勝己 松田国英 1:59.1 2

1996〜2006年(第1〜11回)

年 回 優勝馬 騎手 調教師 タイム 人気
2006 第11回 カワカミプリンセス 本田優 西浦勝一 1:58.2 2
2005 第10回 エアメサイア 武豊 伊藤雄二 1:59.2 2
2004 第9回 スイープトウショウ 池添謙一 鶴留明雄 1:58.4 2
2003 第8回 スティルインラブ 幸英明 松元省一 1:59.1 2
2002 第7回 ファインモーション 武豊 伊藤雄二 1:58.1 1
2001 第6回 テイエムオーシャン 本田優 西浦勝一 1:58.5 1
2000 第5回 ティコティコタック 武幸四郎 松田正弘 1:59.9 10
1999 第4回 ブゼンキャンドル 安田康彦 松田博資 1:59.3 12
1998 第3回 ファレノプシス 武豊 浜田光正 2:02.4 2
1997 第2回 メジロドーベル 吉田豊 大久保洋吉 2:00.1 1
1996 第1回 ファビラスラフイン 松永幹夫 長浜博之 1:58.1 5

※2000年までの成績では年齢を数え年で書いているため、今の数え方に直すと全頭が3歳になる

※2021・2022年は、阪神競馬場の芝2000mで行われた。2021年は、改修工事中の京都競馬場に代わって、創設から26回目で初めて阪神で行われた

秋華賞歴代優勝馬のデータ|騎手・人気・春の2冠との関係

ここからの数は、上の表の1996〜2026年の31回を編集部が数えたものだ。

騎手・調教師の最多勝

騎手の最多勝は、C.ルメール騎手の4勝(2017・2018・2024・2025年)。ディアドラ、アーモンドアイ、チェルヴィニア、エンブロイダリーで勝ち、2017・2018年と2024・2025年はどちらも2年続けての勝ちだ。次が3勝の2人で、武豊騎手(1998・2002・2005年)と岩田康誠騎手(2008・2011・2012年)。

2勝は、本田優騎手(2001・2006年)、武幸四郎騎手(2000・2013年)、浜中俊騎手(2014・2015年)、戸崎圭太騎手(2021・2026年)の4人。2年続けて勝ったのは、C.ルメール騎手のほかに岩田康誠騎手(2011・2012年)と浜中俊騎手(2014・2015年)だ。

調教師の最多勝は、国枝栄調教師の3勝(2010・2018・2021年)で、アパパネ、アーモンドアイ、アカイトリノムスメで勝っている。2勝は、西浦勝一調教師(2001・2006年)、伊藤雄二調教師(2002・2005年)、高野友和調教師(2014・2022年)の3人だ。

人気別の勝ち数

31回で、1番人気は11勝、2番人気は9勝、3番人気は5勝で、3番人気までで25勝になる。4番人気が2勝、5番人気が1勝で、2桁人気の勝ちは3回あった。

2桁人気で勝った年 優勝馬 人気
1999年 ブゼンキャンドル 12
2000年 ティコティコタック 10
2008年 ブラックエンブレム 11

2009年以降の18回では、勝ち馬はすべて4番人気まで。2017〜2026年の10年では、1番人気が5勝、2番人気が1勝、3番人気と4番人気が2勝ずつだった。

春の2冠との関係・牝馬三冠の最後の関門

31回の優勝馬のうち、同じ年の桜花賞とオークスをどちらも勝っていたのは6頭で、6頭とも秋華賞を勝って牝馬三冠を達成した。2003年のスティルインラブ、2010年のアパパネ、2012年のジェンティルドンナ、2018年のアーモンドアイ、2020年のデアリングタクト、2023年のリバティアイランドだ。

春の2冠を勝って秋華賞で三冠を逃したのは、2009年のブエナビスタと2022年のスターズオンアースの2頭。どちらも1番人気で、ブエナビスタは2位で入線したが3着に降着、スターズオンアースは3着だった。

春の1冠と秋華賞で2冠になったのは9頭で、桜花賞との2冠が4頭(1998・2001・2007・2025年)、オークスとの2冠が5頭(1997・2006・2013・2015・2024年)。残りの16頭は、桜花賞・オークスを勝たずに秋華賞を勝っている。

無敗で秋華賞を勝った馬

JRAの成績ページに勝ち馬の戦績が載っている1998〜2026年の29回では、デビューから負けなしで秋華賞を勝った馬が4頭いる。JRAは2026年のモンローウォークの勝ちを、史上4頭目の無敗の秋華賞制覇としている。

年 優勝馬 秋華賞を終えた時点の戦績
2002 ファインモーション 5戦5勝
2006 カワカミプリンセス 5戦5勝
2020 デアリングタクト 5戦5勝
2026 モンローウォーク 5戦5勝

4頭とも5戦5勝で、デアリングタクトはこの勝ちで無敗の牝馬三冠を達成した。

勝ち馬の父

勝ち馬の父が成績ページに載っている1998〜2026年の29回では、ディープインパクトの産駒が5勝(2012・2014・2015・2016・2021年)でもっとも多い。2014年から2016年は3年続けての勝ちだ。2勝は、サンデーサイレンス(2003・2005年)、キングカメハメハ(2010・2022年)、ハービンジャー(2017・2024年)の3頭。

2021年のアカイトリノムスメは、2010年の勝ち馬アパパネの子で、JRAは秋華賞の母娘での勝ちとしている。

勝ちタイム

31回でもっとも速い勝ちタイムは、2026年にモンローウォークが出した1分56秒1で、JRAはレースレコードとしている。次が2015年のミッキークイーンの1分56秒9、2014年のショウナンパンドラの1分57秒0だ。

勝ちタイムが1分58秒を切ったのは、2014・2015・2024・2026年の4回。もっとも遅かったのは、1998年のファレノプシスの2分2秒4だった。

秋華賞の歴史|1996年創設、2021・2022年は阪神

秋華賞は、三冠目がエリザベス女王杯から変わったのに合わせて1996年に始まり、2026年で31回を数える。

創設からの年表

年 できごと
1996年 エリザベス女王杯が3歳以上の牝馬のレースになったのに合わせて創設。10月20日に京都で第1回が行われ、5番人気のファビラスラフインが勝った
1999・2000年 12番人気のブゼンキャンドル、10番人気のティコティコタックが2年続けて勝つ
2001年 成績の年齢の表記が今の数え方になり、「4歳」から「3歳」に変わった
2003年 スティルインラブが勝ち、秋華賞で初めて牝馬三冠を達成
2008年 11番人気のブラックエンブレムが勝ち、3連単が10,982,020円になる
2016年 1着本賞金が8,900万円から9,200万円に上がった
2020年 デアリングタクトが勝ち、無敗で牝馬三冠を達成
2021年 改修工事中の京都競馬場に代わり、初めて阪神競馬場で行われた
2022年 2年続けて阪神で行われた。1着本賞金が11,000万円になった
2023年 京都に戻り、リバティアイランドが牝馬三冠を達成
2026年 10月18日に第31回が行われ、モンローウォークが1分56秒1のレースレコードで勝った
2027年 10月17日(日)に第32回が行われる予定

時期と競馬場は、各年の結果に載っている日付と開催による。1996年の第1回から2026年まで、毎年10月に行われている。

秋華賞2027の予想・データの記事

レースの週に、2027年の予想オッズ・枠順などの記事を出す。

桜花賞とは

オークスとは

京都競馬場ガイド

よくある質問

秋華賞とはどんなレース?
毎年10月に京都競馬場の芝2000mで行われる、3歳の牝馬だけが出られるGⅠだ。1996年に創設され、桜花賞・オークスに続く牝馬三冠の最後のレースにあたる。クラシックの5競走には入らない。
2027年の秋華賞はいつ?
JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、10月17日(日)に京都競馬場で行われる。日割は農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。
秋華賞の1着賞金はいくら?
2026年度の1着本賞金は11,000万円(1億1,000万円)で、2着は4,400万円だった。同じ牝馬三冠では、桜花賞が14,000万円、オークスが15,000万円だ。
秋華賞のトライアルは?
2026年の番組では、ローズステークス(GⅡ)と紫苑ステークス(GⅡ)の3着までに、秋華賞の優先出走権が与えられた。2026年は、ローズステークスが阪神、紫苑ステークスが中山で、どちらも9月に行われた。
秋華賞で最も多く勝った騎手は?
1996〜2026年の31回では、C.ルメール騎手の4勝(2017・2018・2024・2025年)が最多。次が武豊騎手と岩田康誠騎手の3勝だ。
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