阪神カップとは|歴代優勝馬・賞金と2026年の日程
この記事の要点
- 阪神カップは、例年12月下旬に阪神競馬場の芝1400mで行われる3歳以上のGⅡ。負担重量は定量で、2026年は12月26日(土)に第21回が行われる予定だ
- 1着本賞金は2026年度が6,700万円。2006年に、短距離のレースの体系を充実させるために創設された
- 2006〜2025年の20回で、2年続けて勝った馬はキンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクトの3頭。1番人気は5勝で、8番人気以下の勝ちも5回ある
- 2024年の第19回だけは、京都競馬場の芝1400m(外回り)で行われた

目次
阪神カップとは、例年12月下旬に阪神競馬場の芝1400mで行われる3歳以上のGⅡだ。2006年に創設され、負担重量は定量。1着本賞金は2026年度が6,700万円で、2026年は12月26日(土)に行われる予定だ。本記事では、レースの条件と賞金、2026年の日程、2006〜2025年の20回の歴代優勝馬と、連覇した馬・人気の傾向をまとめる。
阪神カップとは?阪神・芝1400mの年末のGⅡ
阪神カップは、短距離のレースの体系をさらに充実させるため、2006年に創設された重賞だ。JRAは、スプリンターとマイラーの両方がそろって出走する芝1400mのレースとしている(2025年時点)。
GⅡは重賞の中で2番目の格にあたる。2007年と2008年の2回は、格の表記がJpnⅡだった。
距離の区分(SMILE)では、1400mは1301〜1899mの「M」に入る。春の高松宮記念・秋のスプリンターズステークス(芝1200m)と、安田記念・マイルチャンピオンシップ(芝1600m)のあいだの距離だ。
GⅠ・GⅡ・GⅢの違いと、2026年度の重賞の数は「重賞とは」で説明している。
阪神カップのレースの条件
2025年の条件と、2026年度の1着本賞金は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | GⅡ |
| 競馬場 | 阪神競馬場 |
| コース | 芝1400m(右回り) |
| 出走できる馬 | 3歳以上(国際、特指) |
| 負担重量 | 定量 |
| 1着本賞金 | 6,700万円(2026年度) |
定量は、年齢と性別だけで負担重量が決まる方式だ。2025年は、4歳以上の牡馬・せん馬が58kg、4歳以上の牝馬が56kg、3歳の牝馬が55kgで走った。2024年には3歳の牡馬が57kgで出走している。JRAは、GⅠを除く重賞で定量のレースは阪神カップと札幌記念だけとしている(2025年時点)。
ハンデ・別定など、ほかの負担重量の決め方は「競馬の斤量」にまとめた。
阪神カップの賞金はいくら?
2025年の本賞金は、1〜5着が次のとおりだった。2026年度も1着本賞金は同じ6,700万円だ。
| 着順 | 本賞金(2025年) |
|---|---|
| 1着 | 6,700万円 |
| 2着 | 2,700万円 |
| 3着 | 1,700万円 |
| 4着 | 1,000万円 |
| 5着 | 670万円 |
本賞金とは別に、2025年は付加賞が1着116.2万円、2着33.2万円、3着16.6万円ついた。
2006〜2025年の1着本賞金は、次のように変わってきた。
| 年 | 1着本賞金 |
|---|---|
| 2006〜2011年 | 7,000万円 |
| 2012〜2015年 | 6,500万円 |
| 2016〜2025年 | 6,700万円 |
付加賞のしくみと、6〜10着の出走奨励金は「競馬の賞金」で説明している。
2026年の阪神カップはいつ?日程
2026年の阪神カップは、12月26日(土)に阪神競馬場で行われる予定だ。2025年が第20回で、2026年は第21回にあたる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年12月26日(土) |
| 競馬場 | 阪神競馬場(5回阪神) |
| コース | 芝1400m |
| 回 | 第21回 |
| 1着本賞金 | 6,700万円(2026年度) |
同じ12月26日には、中山競馬場でホープフルステークスと中山大障害が行われる予定だ。阪神カップは、有馬記念(12月27日・日曜)の前日にあたる。
2006〜2025年の日付は12月16〜27日だった。2006〜2009年は日曜で、2010年以降は土曜に行われている。例外は2012年の12月24日(月・休日)と2013年の12月23日(月・祝日)の2回だ。
阪神の芝コースの形とゴール前の坂は「阪神競馬場ガイド」にまとめた。
阪神カップの歴代優勝馬(2006〜2025年・第1〜20回)
2025年の第20回から、2006年の第1回までの優勝馬は次のとおり。新しい順に10回ずつ並べた。人気は単勝の人気。距離はすべて芝1400mで、競馬場は印(※)を付けた1回を除いて阪神競馬場だ。
2016〜2025年(第11〜20回)
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 第20回 | ルガル | 牡5 | 鮫島克駿 | 杉山晴紀 | 1分19秒0 | 3 |
| 2024 | 第19回 | ナムラクレア※ | 牝5 | C.ルメール | 長谷川浩大 | 1分20秒1 | 1 |
| 2023 | 第18回 | ウインマーベル | 牡4 | 松山弘平 | 深山雅史 | 1分19秒3 | 4 |
| 2022 | 第17回 | ダイアトニック | 牡7 | 岩田康誠 | 安田隆行 | 1分20秒2 | 1 |
| 2021 | 第16回 | グレナディアガーズ | 牡3 | C.デムーロ | 中内田充正 | 1分20秒3 | 3 |
| 2020 | 第15回 | ダノンファンタジー | 牝4 | 藤岡佑介 | 中内田充正 | 1分19秒7 | 4 |
| 2019 | 第14回 | グランアレグリア | 牝3 | C.ルメール | 藤沢和雄 | 1分19秒4 | 1 |
| 2018 | 第13回 | ダイアナヘイロー | 牝5 | 菱田裕二 | 大根田裕之 | 1分21秒1 | 11 |
| 2017 | 第12回 | イスラボニータ | 牡6 | C.ルメール | 栗田博憲 | 1分19秒5 | 2 |
| 2016 | 第11回 | シュウジ | 牡3 | 川田将雅 | 須貝尚介 | 1分21秒9 | 7 |
2006〜2015年(第1〜10回)
| 年 | 回 | 優勝馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | タイム | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | 第10回 | ロサギガンティア | 牡4 | M.デムーロ | 藤沢和雄 | 1分21秒4 | 3 |
| 2014 | 第9回 | リアルインパクト | 牡6 | W.ビュイック | 堀宣行 | 1分20秒7 | 8 |
| 2013 | 第8回 | リアルインパクト | 牡5 | R.ムーア | 堀宣行 | 1分21秒4 | 8 |
| 2012 | 第7回 | サンカルロ | 牡6 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | 1分21秒0 | 3 |
| 2011 | 第6回 | サンカルロ | 牡5 | 吉田豊 | 大久保洋吉 | 1分20秒5 | 4 |
| 2010 | 第5回 | キンシャサノキセキ | 牡7 | C.スミヨン | 堀宣行 | 1分20秒3 | 2 |
| 2009 | 第4回 | キンシャサノキセキ | 牡6 | M.デムーロ | 堀宣行 | 1分20秒4 | 1 |
| 2008 | 第3回 | マルカフェニックス | 牡4 | 福永祐一 | 松永昌博 | 1分21秒6 | 8 |
| 2007 | 第2回 | スズカフェニックス | 牡5 | 武豊 | 橋田満 | 1分20秒6 | 1 |
| 2006 | 第1回 | フサイチリシャール | 牡3 | 福永祐一 | 松田国英 | 1分20秒6 | 8 |
※2024年(第19回)は、京都競馬場の芝1400m(右回り・外回り)で行われた
京都の芝の外回りコースは「京都競馬場ガイド」で説明している。
阪神カップ歴代優勝馬のデータ|連覇・騎手・人気・年齢
ここからの数は、上の表の2006〜2025年の20回を編集部が数えたものだ。京都で行われた2024年も入っている。
阪神カップを連覇した馬
20回で2勝した馬は3頭で、3頭とも2年続けて勝った。3勝した馬はいない。
| 優勝馬 | 勝った年 | 騎手 | 単勝の人気 |
|---|---|---|---|
| キンシャサノキセキ | 2009・2010年 | M.デムーロ、C.スミヨン | 1番人気、2番人気 |
| サンカルロ | 2011・2012年 | 吉田豊(2回とも) | 4番人気、3番人気 |
| リアルインパクト | 2013・2014年 | R.ムーア、W.ビュイック | 2回とも8番人気 |
3頭とも、2回とも同じ調教師の管理馬だった。キンシャサノキセキとリアルインパクトはどちらも堀宣行厩舎で、2009〜2014年の6回のうち4回を堀宣行厩舎の馬が勝っている。
2024年に勝ったナムラクレアは、2025年も1番人気で出走して2着だった。2017年に勝ったイスラボニータは、2016年に2着だった。
騎手・調教師の最多勝
騎手の最多勝は、C.ルメール騎手の3勝(2017年イスラボニータ、2019年グランアレグリア、2024年ナムラクレア)。2勝は、福永祐一(2006・2008年)、M.デムーロ(2009・2015年)、吉田豊(2011・2012年)の3人だ。
調教師の最多勝は、堀宣行調教師の4勝(2009・2010・2013・2014年)。2勝は、大久保洋吉(2011・2012年)、藤沢和雄(2015・2019年)、中内田充正(2020・2021年)の3人で、中内田充正調教師はダノンファンタジーとグレナディアガーズのちがう馬で2年続けて勝った。
人気別の勝ち数
| 単勝の人気 | 勝ち数 |
|---|---|
| 1番人気 | 5勝 |
| 2番人気 | 2勝 |
| 3番人気 | 4勝 |
| 4〜6番人気 | 3勝 |
| 7番人気以下 | 6勝 |
3番人気までで11勝。1番人気が勝ったのは2007・2009・2019・2022・2024年で、20回のうち9回は3着以内に入った。
7番人気以下の6勝のうち5勝は8番人気以下で、もっとも人気がなかったのは2018年のダイアナヘイローの11番人気だ。第1回の2006年も、8番人気のフサイチリシャールが勝っている。
勝ち馬の性別と年齢
20回の勝ち馬は、牡馬が16回、牝馬が4回。牝馬の勝ちは、ダイアナヘイロー(2018年)、グランアレグリア(2019年)、ダノンファンタジー(2020年)、ナムラクレア(2024年)で、4回とも2018年以降だ。
年齢は、3歳が4回、4歳が4回、5歳が6回、6歳が4回、7歳が2回。3歳で勝ったのは、フサイチリシャール(2006年)、シュウジ(2016年)、グランアレグリア(2019年)、グレナディアガーズ(2021年)の4頭。7歳の勝ちは、2010年のキンシャサノキセキと2022年のダイアトニックだ。
勝ちタイム
もっとも速い勝ちタイムは、2025年にルガルが出した1分19秒0で、レコードタイムだった。2017年のイスラボニータの1分19秒5もレコードでの勝ちだ。1分19秒台の勝ちは、ほかに2023年のウインマーベル(1分19秒3)、2019年のグランアレグリア(1分19秒4)、2020年のダノンファンタジー(1分19秒7)がある。
もっとも遅かったのは、馬場が稍重だった2016年のシュウジの1分21秒9。20回のうち、稍重は2015・2016・2018年の3回で、ほかの17回は良だった。京都で行われた2024年は1分20秒1だった。
阪神カップの歴史|2006年の創設から
| 年 | できごと |
|---|---|
| 2006年 | 創設。12月17日(日)、3回阪神で第1回 |
| 2007〜2008年 | 格の表記がJpnⅡ |
| 2009年 | 格の表記がGⅡに戻る。キンシャサノキセキが勝ち、2010年に連覇 |
| 2010年 | 土曜に行われるようになった(2012・2013年は月曜) |
| 2012年 | 1着本賞金が7,000万円から6,500万円になった |
| 2016年 | 1着本賞金が6,700万円になった |
| 2024年 | 京都競馬場の芝1400m(外回り)で行われた |
| 2026年 | 12月26日(土)に第21回 |
2006年の第1回は3回阪神の開催で、2007年以降は5回か6回の阪神の開催に組まれている(2024年は7回京都)。
阪神カップ2026の予想・データの記事
レースの週に、2026年の予想オッズ・枠順などの記事を出す。
よくある質問
- 阪神カップとはどんなレース?
- 例年12月下旬に阪神競馬場の芝1400mで行われる、3歳以上の馬が出られるGⅡだ。2006年に創設され、JRAはスプリンターとマイラーがそろって出走するレースとしている(2025年時点)。
- 2026年の阪神カップはいつ?
- 2026年は12月26日(土)に阪神競馬場で行われる予定だ。同じ日に中山競馬場でホープフルステークスが行われる予定で、翌27日(日)が有馬記念になる。
- 阪神カップの1着賞金はいくら?
- 2026年度の1着本賞金は6,700万円。2025年の本賞金は2着が2,700万円、3着が1,700万円だった。
- 阪神カップを連覇した馬は?
- 2006〜2025年の20回では、キンシャサノキセキ(2009・2010年)、サンカルロ(2011・2012年)、リアルインパクト(2013・2014年)の3頭。3勝した馬はいない。
- 阪神カップで1番人気は勝てる?
- 2006〜2025年の20回で、1番人気の勝ちは5回、3着以内は9回だった。8番人気以下の勝ちも5回ある。






