サウジカップとは|賞金・歴代優勝馬と日本馬の成績
この記事の要点
- サウジカップは、毎年2月にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるダート1,800m(左回り)の国際レース。2020年に創設され、2022年の第3回からGⅠになった
- 2026年の賞金は総額2,000万米ドル、1着1,000万米ドルで、JRAは世界最高の賞金のレースとしている。2024〜2026年の3年は同じ額だ
- 日本馬(JRA所属馬)は2020〜2026年の7回でのべ22頭が走り、3勝。2023年のパンサラッサ、2025・2026年に連覇したフォーエバーヤングが勝った
- 2026年はJRAが馬券を発売し、発走は日本時間2月15日(日)2時40分だった。2027年の日付と発売は、JRAの発表待ち(2026年11月8日時点)

目次
サウジカップとは、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で毎年2月に行われる、ダート1,800mの国際GⅠだ。2020年に創設され、2026年の1着賞金は1,000万米ドル。日本馬は2023年のパンサラッサ、2025・2026年のフォーエバーヤングで3勝している。本記事では、レースの条件と賞金、日程の目安、2020〜2026年の7回の歴代優勝馬と、日本馬の全成績をまとめる。
サウジカップとは?2020年創設のダートの国際GⅠ
サウジカップは、2020年に創設されたサウジアラビアのダートの国際レースだ。GⅠになったのは、2022年の第3回からだ。
JRAは、サウジカップを総賞金・1着賞金とも世界一のレースとしている。同じ日にはサウジダービー(GⅢ)、リヤドダートスプリント(GⅡ)、1351ターフスプリント(GⅡ)、レッドシーターフハンデキャップ(GⅡ)、ネオムターフカップ(2026年にGⅡからGⅠ)などの重賞が組まれ、この日は「サウジカップデー」と呼ばれる。前日には、騎手の対抗戦「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」の開催がある。
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | GⅠ(2022年から) |
| 競馬場 | キングアブドゥルアジーズ競馬場(サウジアラビア) |
| コース | ダート1,800m(左回り) |
| 出走できる馬 | 北半球産の4歳以上、南半球産の3歳以上 |
| 負担重量 | 定量(2026年は牡馬・せん馬57.0kg、牝馬55.0kg) |
| 賞金(2026年) | 総額2,000万米ドル、1着1,000万米ドル |
南半球産の馬は生まれる季節が半年ずれるため、北半球産より1つ下の年齢から出られる。
サウジカップの賞金はいくら?
2024〜2026年の賞金は、3年とも同じ額だった。
| 年 | 賞金総額 | 1着賞金 |
|---|---|---|
| 2026年 | 2,000万米ドル | 1,000万米ドル |
| 2025年 | 2,000万米ドル | 1,000万米ドル |
| 2024年 | 2,000万米ドル | 1,000万米ドル |
1着の1,000万米ドルは、1米ドル150円で編集部が換算すると約15億円になる。円の額は為替で変わる。2023年までの賞金の額は、本記事では載せていない。
国内のGⅠの賞金のしくみは「競馬の賞金」で説明している。
サウジカップはいつ?日程と日本時間
2020〜2026年の7回は、すべて2月の土曜に行われた。2020〜2025年は2月20〜29日、2026年は少し早い2月14日だった。
| 年 | 回 | 日付(現地) |
|---|---|---|
| 2026年 | 第7回 | 2月14日(土) |
| 2025年 | 第6回 | 2月22日(土) |
| 2024年 | 第5回 | 2月24日(土) |
| 2023年 | 第4回 | 2月25日(土) |
| 2022年 | 第3回 | 2月26日(土) |
| 2021年 | 第2回 | 2月20日(土) |
| 2020年 | 第1回 | 2月29日(土) |
2024〜2026年の発走は、3年とも現地時間20時40分だった。サウジアラビアは日本より6時間遅いので、日本時間では翌日の日曜2時40分になる。
2027年の日付は、2026年11月8日時点でJRAから発表されていない。
JRAで馬券は買える?
2026年は、JRAが海外競馬の発売としてサウジカップの馬券を売った。ネット投票で日本時間2月14日(土)7時から発売し、レースは日本時間2月15日(日)2時40分に発走した。
2027年に発売するかは、JRAの発表待ちだ(2026年11月8日時点)。
ネット投票の始め方は「馬券のネット購入」で説明している。
サウジカップの歴代優勝馬(2020〜2026年)
第1回の2020年から2026年の第7回まで、7回の優勝馬は次のとおり。調教国は、その馬が調教を受けていた国だ。
| 年 | 回 | 優勝馬 | 調教国 |
|---|---|---|---|
| 2026 | 第7回 | フォーエバーヤング | 日本 |
| 2025 | 第6回 | フォーエバーヤング | 日本 |
| 2024 | 第5回 | セニョールバスカドール | アメリカ |
| 2023 | 第4回 | パンサラッサ | 日本 |
| 2022 | 第3回 | エンブレムロード | サウジアラビア |
| 2021 | 第2回 | ミシュリフ | — |
| 2020 | 第1回 | ミッドナイトビズー※ | アメリカ |
※2020年は、1位で入線したマキシマムセキュリティ(アメリカ)の失格が2024年8月に確定し、ミッドナイトビズーが繰り上がって優勝馬になった
7回の勝ち馬の調教国は、日本が3勝、アメリカが2勝、サウジアラビアが1勝で、残る1勝が2021年のミシュリフだ。ミシュリフはイギリスで多く走っていた馬だが、調教国は確かめられていない。2回勝ったのはフォーエバーヤングだけで、2025年・2026年に連覇した。
2024〜2026年の3回の勝ちタイムと単勝の人気は次のとおり。
| 年 | 優勝馬 | 勝ちタイム | 着差 | 人気 | 出走 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | フォーエバーヤング | 1分51秒02 | 1馬身 | 1 | 13頭 |
| 2025 | フォーエバーヤング | 1分49秒09 | クビ | 1 | 14頭 |
| 2024 | セニョールバスカドール | 1分49秒50 | アタマ | 6 | 14頭 |
3回とも馬場は良。2024年はウシュバテソーロがアタマ差の2着、2025年はロマンチックウォリアー(香港)がクビ差の2着で、どちらも接戦だった。2026年は1番人気のフォーエバーヤングが、ナイソス(アメリカ)に1馬身差をつけた。
2021年に勝ったミシュリフは、同じ年のドバイシーマクラシック(芝2,410m)や、前年のフランスダービー(芝2,100m)など、芝のGⅠも勝っている。
サウジカップの日本馬の成績
数え方
日本馬はJRA所属馬を数えた。出走取消は出走に入れていない(2024年のメイショウハリオ)。7回すべてに日本馬が出走している。
年別の成績
| 年 | 出走 | 1着 | 2着 | 3着 | 最高着順の馬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 3頭 | 1 | 0 | 0 | フォーエバーヤング(1着) |
| 2025 | 4頭 | 1 | 0 | 1 | フォーエバーヤング(1着) |
| 2024 | 4頭 | 0 | 1 | 0 | ウシュバテソーロ(2着) |
| 2023 | 6頭 | 1 | 0 | 1 | パンサラッサ(1着) |
| 2022 | 2頭 | 0 | 0 | 0 | マルシュロレーヌ(6着) |
| 2021 | 1頭 | 0 | 0 | 0 | チュウワウィザード(9着) |
| 2020 | 2頭 | 0 | 0 | 0 | ゴールドドリーム(5着※) |
| 計 | 22頭 | 3 | 1 | 2 |
※2020年の着順は、1位入線馬の失格の前の着順か後の着順かを確かめていない
7回でのべ22頭が走り、3勝、2着1回、3着2回。3着以内は6回で、勝率は13.6%、3着内率は27.3%になる(編集部の計算)。2023年以降の4回は、毎年3着以内に日本馬がいる。
出走した日本馬の全成績
| 年 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 調教師 | 着順 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | フォーエバーヤング | 牡5 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 1着 |
| 2026 | ルクソールカフェ | 牡4 | J.モレイラ | 堀宣行 | 5着 |
| 2026 | サンライズジパング | 牡5 | O.マーフィー | 前川恭子 | 6着 |
| 2025 | フォーエバーヤング | 牡4 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 1着 |
| 2025 | ウシュバテソーロ | 牡8 | 菅原明良 | 高木登 | 3着 |
| 2025 | ウィルソンテソーロ | 牡6 | 川田将雅 | 高木登 | 4着 |
| 2025 | ラムジェット | 牡4 | 三浦皇成 | 佐々木晶三 | 6着 |
| 2024 | ウシュバテソーロ | 牡7 | 川田将雅 | 高木登 | 2着 |
| 2024 | デルマソトガケ | 牡4 | C.ルメール | 音無秀孝 | 5着 |
| 2024 | クラウンプライド | 牡5 | J.モレイラ | 新谷功一 | 9着 |
| 2024 | レモンポップ | 牡6 | 坂井瑠星 | 田中博康 | 12着 |
| 2023 | パンサラッサ | 牡6 | 吉田豊 | 矢作芳人 | 1着 |
| 2023 | カフェファラオ | 牡6 | J.モレイラ | 堀宣行 | 3着 |
| 2023 | ジオグリフ | 牡4 | C.ルメール | 木村哲也 | 4着 |
| 2023 | クラウンプライド | 牡4 | D.レーン | 新谷功一 | 5着 |
| 2023 | ジュンライトボルト | 牡6 | R.ムーア | 友道康夫 | 7着 |
| 2023 | ヴァンドギャルド | 牡7 | M.バルザローナ | 藤原英昭 | 11着 |
| 2022 | マルシュロレーヌ | 牝6 | C.スミヨン | 矢作芳人 | 6着 |
| 2022 | テーオーケインズ | 牡5 | 松山弘平 | 高柳大輔 | 8着 |
| 2021 | チュウワウィザード | 牡6 | 戸崎圭太 | 大久保龍志 | 9着 |
| 2020 | ゴールドドリーム | 牡7 | C.ルメール | 平田修 | 5着※ |
| 2020 | クリソベリル | 牡4 | C.スミヨン | 音無秀孝 | 6着※ |
2回以上出走したのは、ウシュバテソーロ(2024年2着・2025年3着)、クラウンプライド(2023年5着・2024年9着)、フォーエバーヤング(2025・2026年1着)の3頭。ウシュバテソーロは、2回とも3着以内に入った。
日本馬が最も多く出走したのは2023年の6頭で、13頭立ての半分近くを占めた。この年はパンサラッサが勝ち、3着にカフェファラオが入った。
勝った騎手・調教師
日本馬の3勝は、すべて矢作芳人調教師の管理馬だ。矢作調教師はマルシュロレーヌ(2022年6着)を含め、3頭でのべ4回出走して3勝している。騎手では、坂井瑠星騎手がフォーエバーヤングで2勝した。
日本馬が海外で勝ったGⅠの全一覧は「海外GⅠを勝った日本馬一覧」にまとめた。
サウジカップのあとの路線
サウジカップを走った日本馬22頭のうち14頭は、同じ年の3月下旬〜4月初めのドバイワールドカップデーにも出走した。13頭がドバイワールドカップ、1頭がドバイターフで、どちらも勝ちはない(編集部の集計)。サウジカップの勝ち馬では、パンサラッサが2023年に10着、フォーエバーヤングが2025年に3着、2026年に2着だった。
サウジアラビアのほかのレースも含めた国別の成績は「日本馬の海外遠征の成績」にまとめた。
国内のダートでは、2月のフェブラリーステークス(GⅠ、東京・ダート1,600m)がサウジカップと同じ時期に行われる。
よくある質問
- サウジカップとはどんなレース?
- サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で、毎年2月に行われるダート1,800mの国際レースだ。2020年に創設され、2022年からGⅠになった。2026年の1着賞金は1,000万米ドルで、JRAは世界最高の賞金のレースとしている。
- サウジカップの賞金はいくら?
- 2026年は総額2,000万米ドル、1着1,000万米ドルだった。2024年・2025年も同じ額だ。1米ドル150円で編集部が換算すると、1着は約15億円になる。
- サウジカップを勝った日本馬は?
- 2020〜2026年の7回で3勝している。2023年のパンサラッサ(吉田豊騎手)と、2025年・2026年に連覇したフォーエバーヤング(坂井瑠星騎手)で、3勝とも矢作芳人調教師の管理馬だ。
- 2027年のサウジカップはいつ?
- 2027年の日付は、2026年11月8日時点でJRAから発表されていない。2020〜2026年は、2月中旬〜下旬の土曜に行われてきた(2026年は2月14日)。
- サウジカップの馬券は日本で買える?
- 2026年は、JRAが海外競馬の発売として馬券を売った。ネット投票で日本時間2月14日(土)7時から発売し、発走は日本時間2月15日(日)2時40分だった。2027年に発売するかは、JRAの発表待ちだ。






