GⅠ・重賞

金杯とは|中山金杯・京都金杯の歴代優勝馬と2027年の日程

この記事の要点

  • 金杯は、例年、年明け最初の開催日に行われる中山金杯(中山・芝2000m)と京都金杯(京都・芝外回り1600m)の2つのGⅢ。どちらも4歳以上のハンデ戦で、2027年は1月4日(月)に行われる予定だ
  • 1着本賞金は2026年度がどちらも4,300万円。中山金杯は1952年に「金杯」の名で創設され、京都金杯は1963年の「迎春賞」が前身。1996年に東西の金杯を区別するため今の名前になった
  • 2007〜2026年の20回で、中山金杯は3番人気までが13勝、京都金杯は7勝。京都金杯は2番人気の勝ちがなく、2021年には12番人気が勝っている
  • 京都金杯は、2021〜2023年と2025年の4回は中京競馬場の芝1600mで行われた
金杯とは|中山金杯・京都金杯の歴代優勝馬と2027年の日程
目次
  1. 金杯とは?中山金杯と京都金杯の2つのGⅢ
  2. 金杯はハンデ戦|レースの条件
  3. 2027年の金杯はいつ?日程
  4. 金杯の賞金はいくら?
  5. 中山金杯の歴代優勝馬(2007〜2026年)
  6. 京都金杯の歴代優勝馬(2007〜2026年)
  7. 金杯の歴代優勝馬のデータ|人気・年齢・斤量
  8. 金杯の歴史|1952年の創設から

金杯とは、例年、年明け最初の開催日に行われる中山金杯(GⅢ、中山・芝2000m)と京都金杯(GⅢ、京都・芝外回り1600m)の2つの重賞のことだ。どちらも4歳以上のハンデ戦で、1着本賞金は2026年度が4,300万円。2027年は1月4日(月)に2つとも行われる予定だ。本記事では、2つの金杯の条件と賞金、2027年の日程、2007〜2026年の20回ずつの歴代優勝馬と、人気・年齢・斤量の傾向をまとめる。

金杯とは?中山金杯と京都金杯の2つのGⅢ

中央競馬の「金杯」は、東の中山金杯と西の京都金杯の2つを合わせた呼び方だ。JRAは、1996年に東西で行われる金杯を区別するため、それぞれ「中山金杯」「京都金杯」という名前にしたとしている。2026年の条件で2つを並べると次のとおり。

項目 中山金杯 京都金杯
正式名(2026年) 日刊スポーツ賞中山金杯 スポーツニッポン賞京都金杯
格 GⅢ GⅢ
競馬場 中山競馬場 京都競馬場
コース 芝2000m(右回り) 芝1600m(右回り・外回り)
出走できる馬 4歳以上(オープン、国際、特指) 4歳以上(オープン、国際、特指)
負担重量 ハンデ ハンデ
1着本賞金 4,300万円(2026年度) 4,300万円(2026年度)
2026年の回 第75回 第64回

GⅢは重賞の中で3番目の格にあたる。GⅠ・GⅡとの違いと、2026年度の重賞の数は「重賞とは」で説明している。

2007〜2026年の20年では、2つの金杯は1月4〜6日のいずれかに行われた。2009年だけは、中山金杯が1月4日、京都金杯が1月5日と別の日で、ほかの19年は同じ日に行われている。

金杯はハンデ戦|レースの条件

2つの金杯は、どちらも負担重量がハンデのレースだ。ハンデ戦は、馬ごとの実績や最近の状態をもとに負担重量を決め、どの馬にも勝つチャンスがあるようにする方式で、2026年の中山金杯は51.0〜58.5kg、京都金杯は52.0〜58.5kgの馬が出走した。

JRAは、中山金杯を1961年から芝2000mのハンデ戦、京都金杯を1981年からハンデ戦として行っているとしている。2007〜2026年の40回も、すべてハンデで行われた。

ハンデのほか、定量・別定などの負担重量の決め方は「競馬の斤量」で説明している。

2027年の金杯はいつ?日程

JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、中山金杯と京都金杯は1月4日(月)に行われる。この日が2027年の中央競馬の最初の開催日にあたる。

項目 中山金杯 京都金杯
日付 2027年1月4日(月) 2027年1月4日(月)
開催 1回中山1日 1回京都1日
コース 芝2000m 芝1600m(外回り)
回 第76回 第65回
1着本賞金 未発表(2026年度は4,300万円) 未発表(2026年度は4,300万円)

開催日割は、農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。2027年度の重賞の賞金額は、11月中旬に改めて発表される予定だ(2026年11月8日時点)。

2027年のGⅠを含む年間の日程は「競馬の2027年の日程」に並べている。

金杯の賞金はいくら?

2026年の結果では、中山金杯・京都金杯の1〜5着の本賞金は同じ額だった。

着順 本賞金(2026年)
1着 4,300万円
2着 1,700万円
3着 1,100万円
4着 650万円
5着 430万円

2007〜2026年の1着本賞金は、次のように変わってきた。どの年も、中山金杯と京都金杯は同じ額だ。

年 1着本賞金
2007〜2011年 4,300万円
2012〜2015年 4,000万円
2016〜2021年 4,100万円
2022〜2026年 4,300万円

本賞金とは別に付く付加賞と、6〜10着の出走奨励金のしくみは「競馬の賞金」にまとめた。

中山金杯の歴代優勝馬(2007〜2026年)

2026年の第75回から2007年の第56回までの20回の優勝馬は次のとおり。すべて中山競馬場の芝2000mで行われた。人気は単勝の人気、斤量はその馬の負担重量だ。

中山金杯 2017〜2026年(第66〜75回)

年 回 優勝馬 性齢 斤量 騎手 調教師 人気
2026 第75回 カラマティアノス 牡4 55.0kg 津村明秀 奥村武 7
2025 第74回 アルナシーム 牡6 58.0kg 藤岡佑介 橋口慎介 4
2024 第73回 リカンカブール 牡5 56.0kg 津村明秀 田中克典 5
2023 第72回 ラーグルフ 牡4 56.0kg 戸崎圭太 宗像義忠 1
2022 第71回 レッドガラン 牡7 56.0kg 斎藤新 安田隆行 4
2021 第70回 ヒシイグアス 牡5 54.0kg 松山弘平 堀宣行 1
2020 第69回 トリオンフ せん6 58.0kg M.デムーロ 須貝尚介 2
2019 第68回 ウインブライト 牡5 58.0kg 松岡正海 畠山吉宏 3
2018 第67回 セダブリランテス 牡4 55.0kg 戸崎圭太 手塚貴久 1
2017 第66回 ツクバアズマオー 牡6 56.5kg 吉田豊 尾形充弘 1

中山金杯 2007〜2016年(第56〜65回)

年 回 優勝馬 性齢 斤量 騎手 調教師 人気
2016 第65回 ヤマカツエース 牡4 56.0kg 池添謙一 池添兼雄 3
2015 第64回 ラブリーデイ 牡5 57.0kg F.ベリー 池江泰寿 4
2014 第63回 オーシャンブルー 牡6 57.5kg F.ベリー 池江泰寿 5
2013 第62回 タッチミーノット 牡7 57.0kg 横山典弘 柴崎勇 2
2012 第61回 フェデラリスト 牡5 55.0kg 蛯名正義 田中剛 2
2011 第60回 コスモファントム 牡4 56.0kg 松岡正海 宮徹 1
2010 第59回 アクシオン 牡7 57.0kg 藤田伸二 二ノ宮敬宇 1
2009 第58回 アドマイヤフジ 牡7 58.0kg 川田将雅 橋田満 4
2008 第57回 アドマイヤフジ 牡6 57.5kg 川田将雅 橋田満 3
2007 第56回 シャドウゲイト 牡5 53.0kg 田中勝春 加藤征弘 3

中山の芝コースの形と直線の短さは「中山競馬場ガイド」にまとめた。

京都金杯の歴代優勝馬(2007〜2026年)

2026年の第64回から2007年の第45回までの20回の優勝馬は次のとおり。距離はすべて芝1600mだ。

京都金杯 2017〜2026年(第55〜64回)

年 回 優勝馬 性齢 斤量 騎手 調教師 人気
2026 第64回 ブエナオンダ 牡5 56.5kg 川田将雅 須貝尚介 4
2025 第63回 サクラトゥジュール※ せん8 58.0kg R.キング 堀宣行 6
2024 第62回 コレペティトール 牡4 54.0kg 岩田康誠 中竹和也 8
2023 第61回 イルーシヴパンサー※ 牡5 58.0kg 岩田望来 久保田貴士 5
2022 第60回 ザダル※ 牡6 57.5kg 松山弘平 大竹正博 7
2021 第59回 ケイデンスコール※ 牡5 56.0kg 岩田康誠 安田隆行 12
2020 第58回 サウンドキアラ 牝5 53.0kg 松山弘平 安達昭夫 3
2019 第57回 パクスアメリカーナ 牡4 55.0kg 川田将雅 中内田充正 1
2018 第56回 ブラックムーン 牡6 57.0kg 武豊 西浦勝一 4
2017 第55回 エアスピネル 牡4 56.5kg 武豊 笹田和秀 1

京都金杯 2007〜2016年(第45〜54回)

年 回 優勝馬 性齢 斤量 騎手 調教師 人気
2016 第54回 ウインプリメーラ 牝6 53.0kg 川田将雅 大久保龍志 3
2015 第53回 ウインフルブルーム 牡4 55.0kg 池添謙一 宮本博 5
2014 第52回 エキストラエンド 牡5 55.0kg C.ルメール 角居勝彦 6
2013 第51回 ダノンシャーク 牡5 57.0kg C.ルメール 大久保龍志 1
2012 第50回 マイネルラクリマ 牡4 55.0kg 松岡正海 上原博之 3
2011 第49回 シルポート 牡6 57.0kg 小牧太 西園正都 7
2010 第48回 ライブコンサート せん6 57.0kg 岩田康誠 白井寿昭 5
2009 第47回 タマモサポート 牡6 57.0kg 津村明秀 藤岡健一 7
2008 第46回 エイシンデピュティ 牡6 57.0kg 岩田康誠 野元昭 3
2007 第45回 マイネルスケルツィ 牡4 56.0kg 柴田善臣 稲葉隆一 7

※2021〜2023年(第59〜61回、京都競馬場の改修工事のあいだ)と2025年(第63回)は、中京競馬場の芝1600m(左回り)で行われた

京都で行われた16回は、すべて芝1600mの外回りだった。

京都の芝の外回りコースと改修工事の時期は「京都競馬場ガイド」で説明している。

金杯の歴代優勝馬のデータ|人気・年齢・斤量

ここからの数は、上の表の2007〜2026年の20回ずつを編集部が数えたものだ。京都金杯の数には、中京で行われた回も入っている。

人気別の勝ち数

単勝の人気 中山金杯 京都金杯
1番人気 6勝 3勝
2番人気 3勝 0勝
3番人気 4勝 4勝
4〜6番人気 6勝 7勝
7番人気以下 1勝 6勝

中山金杯は3番人気までで13勝し、もっとも人気がなかった勝ち馬は2026年のカラマティアノスの7番人気だ。1番人気は20回のうち12回で3着以内に入っている。

京都金杯は3番人気までの勝ちが7回で、2番人気は1回も勝っていない。7番人気以下の勝ちが6回あり、2021年のケイデンスコールは12番人気だった。1番人気が3着以内に入ったのは8回だ。

勝ち馬の年齢と性別

年齢 中山金杯 京都金杯
4歳 5勝 6勝
5歳 6勝 6勝
6歳 5勝 7勝
7歳 4勝 0勝
8歳 0勝 1勝

中山金杯は7歳馬が4勝している(2009年アドマイヤフジ、2010年アクシオン、2013年タッチミーノット、2022年レッドガラン)。京都金杯の8歳の勝ちは、2025年のサクラトゥジュールだ。

性別は、中山金杯が牡馬19勝・せん馬1勝で、牝馬の勝ちはない。京都金杯は牡馬16勝、牝馬2勝(2016年ウインプリメーラ、2020年サウンドキアラ)、せん馬2勝だった。

斤量(トップハンデ)

その回の出走馬の中でもっとも重い斤量(トップハンデ)を背負った馬が勝ったのは、中山金杯が5回(2009・2013・2014・2019・2020年)、京都金杯が3回(2010・2023・2025年)。同じ斤量の馬が何頭かいたときも、その斤量を背負っていればトップハンデとして数えた。

勝ち馬でもっとも軽かったのは53.0kgで、中山金杯の2007年シャドウゲイト、京都金杯の2016年ウインプリメーラと2020年サウンドキアラ。京都の2頭はどちらも牝馬だ。

連覇した馬と騎手・調教師

20回ずつで2勝した馬は、中山金杯を2008・2009年に連覇したアドマイヤフジだけで、2回とも川田将雅騎手・橋田満調教師だった。2つの金杯を両方勝った馬はいない。

騎手は、川田将雅騎手が中山金杯2勝(2008・2009年)、京都金杯3勝(2016・2019・2026年)の計5勝でもっとも多い。京都金杯だけでは岩田康誠騎手の4勝(2008・2010・2021・2024年)が最多だ。中山金杯では、F.ベリー騎手と池江泰寿調教師が2014・2015年に、ちがう馬で2年続けて勝っている。

勝ちタイム

中山金杯のもっとも速い勝ちタイムは、2015年にラブリーデイが出した1分57秒8。もっとも遅かったのは、馬場が重だった2007年のシャドウゲイトの2分2秒4だ。

京都で行われた京都金杯では、2014年のエキストラエンドの1分32秒5がもっとも速い。中京で行われた回では、2023年のイルーシヴパンサーの1分32秒7が速かった。

金杯の歴史|1952年の創設から

中山金杯は1952年に「金杯」の名前で創設された重賞で、京都金杯は1963年に創設された「迎春賞」が前身だ。2つの歩みを並べると次のとおり。

年 中山金杯 京都金杯
1952年 「金杯」の名前で創設(芝2600m、ハンデ) -
1954年 別定戦になった -
1961年 芝2000mのハンデ戦になった -
1963年 - 前身の「迎春賞」が創設
1966年 - 「スポーツニッポン賞金杯」に改称、別定戦に
1981年 - ハンデ戦になった
1996年 「中山金杯」の名前になった 「京都金杯」の名前になった
2000年 - 2000mから1600mに短縮
2021〜2023年・2025年 - 中京競馬場で行われた
2027年 1月4日(月)に第76回 1月4日(月)に第65回

正式名の「日刊スポーツ賞」「スポーツニッポン賞」は、それぞれ日刊スポーツ新聞社、スポーツニッポン新聞社から寄贈賞を受けて行われていることによる。

中京競馬場ガイド

馬体重の見方

よくある質問

金杯とはどんなレース?
例年、年明け最初の開催日に行われる中山金杯と京都金杯の2つの重賞(GⅢ)のことだ。中山金杯は中山競馬場の芝2000m、京都金杯は京都競馬場の芝1600m(外回り)で、どちらも4歳以上のハンデ戦になる。
2027年の金杯はいつ?
JRAが2026年9月28日に発表した2027年度の開催日割では、1月4日(月)に中山金杯と京都金杯が行われる。日割は農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。
中山金杯と京都金杯の違いは?
競馬場と距離が違い、中山金杯は中山競馬場の芝2000m、京都金杯は京都競馬場の芝1600m(外回り)で行われる。歴史も違い、中山金杯は1952年、京都金杯の前身の迎春賞は1963年に始まった。
金杯はハンデ戦?
中山金杯・京都金杯とも、馬ごとに負担重量を決めるハンデ戦だ。2007〜2026年の20回で、出走馬の中でもっとも重い斤量(トップハンデ)の馬が勝ったのは、中山金杯が5回、京都金杯が3回だった。
金杯で1番人気は勝てる?
2007〜2026年の20回で、1番人気の勝ちは中山金杯が6回、京都金杯が3回だった。京都金杯は1番人気が3着以内に入ったのも8回にとどまる。
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