馬体重の見方|発表はいつ?前走差の読み方と調教後の馬体重
この記事の要点
- 馬体重には、レース当日に装鞍所で測る「当日の馬体重」と、GⅠなどで水曜・木曜の調教後に測る「調教後の馬体重」の2つがある
- 当日の馬体重はレースごとに発表され、JRAの出馬表の馬体重の欄と単勝・複勝のオッズのページで見られる。レース一覧の「馬体重」欄に「発表済」と出たレースが発表済みだ
- 出馬表では、当日の体重のあとのかっこに前走からの増減が入る。「480kg(+4)」なら今回480kg、前走476kgだ
- 調教後の馬体重は、全てのGⅠと中山金杯・京都金杯で、原則として木曜17時に一括で発表される。増減は数字だけで判断せず、前走・調教後・当日の数字を並べて見る

馬体重は、レース当日に装鞍所で測った数字がレースごとに発表され、JRAの出馬表と単勝・複勝のオッズのページに、前走からの増減と一緒に入る。GⅠなど一部のレースでは、それより前に、水曜・木曜の調教後に測った「調教後の馬体重」が原則として木曜17時に発表される。本記事では、2つの馬体重の違いと発表のタイミング、見る場所、出馬表の表示の読み方、増減の見方を順に解説する。決まりは2026年11月時点のJRAのものだ。
馬体重とは?いつ発表される
馬体重は、レースに出る馬の体重だ。JRAが発表する馬体重には、次の2つがある。
| 種類 | いつ・どこで測るか | 発表 | 対象のレース |
|---|---|---|---|
| 当日の馬体重 | レース当日、装鞍所で | レースごと | 各レースの出走馬 |
| 調教後の馬体重 | レース直前の水曜または木曜の調教のあと | 木曜17時に一括(原則) | 全てのGⅠ、中山金杯(GⅢ)、京都金杯(GⅢ) |
※2026年11月時点。調教後の馬体重の計量日(水曜または木曜)と発表の日時(木曜17時)は原則で、変わることがある
装鞍所は、出走する馬がレースの前に集まる場所で、馬体検査や蹄鉄の検査と一緒に馬体重の測定を受ける。ふだんのレースで分かるのは、この当日の馬体重だけだ。発表はレースごとなので、同じ日でも、1レースは発表済みで最終レースはまだ、という時間がある。
当日の馬体重はどこで見る?
JRAのサイトでは、次の手順で見られる。
- 競馬メニュー(クイックメニュー)の「出馬表」から、開催を選ぶ
- レース一覧の右側にある「馬体重」欄を見る。「発表済」と出ているレースは発表が済んでいる
- そのレースの出馬表を開くと、馬体重の欄に数字が入っている
馬体重は、発表されるとすぐに出馬表に反映される。発表の前は、出馬表の馬体重の欄は空いている。
オッズを確かめるついでに見るなら、単勝・複勝のオッズのページにも馬体重が出る。単勝・複勝のオッズの読み方は競馬のオッズの見方で解説している。
出馬表の馬体重の読み方
出馬表で当日の馬体重が入るのは、各馬の馬名の欄だ。表示は「体重(前走との差)」の形で、かっこの外が今回の体重、かっこの中が前走からの増減になる。出馬表のほかの項目は出馬表の見方にまとめている。
| 表示の例 | 今回の馬体重 | 前走の馬体重 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 480kg(+4) | 480kg | 476kg | 前走から4kg増えた |
| 480kg(-6) | 480kg | 486kg | 前走から6kg減った |
前走の馬体重は、今回の馬体重から増減の数字を引けば出る。「+4」なら480−4で476kg、「-6」なら480+6で486kgだ。
前走欄(馬柱)にも、過去のレースごとに、そのときの馬体重が載っている。かっこ内の増減は前走1回との差だが、前走欄を見れば、もっと前のレースの体重と着順までさかのぼれる。
調教後の馬体重とは
調教後の馬体重は、全てのGⅠと、中山金杯(GⅢ)・京都金杯(GⅢ)で発表される。原則として、レース直前の水曜日または木曜日の調教のあとに測った数字を、木曜日の17時に一括で発表する(2026年11月時点)。
レース当日の馬体重とは別に測る数字なので、2つは同じになるとは限らない。2026年の菊花賞(10月25日・京都)では、美浦・栗東のトレーニング・センターで10月21日・22日に計量し、そのあと京都へ輸送している。
その菊花賞で1番人気だったロブチェンは、調教後の馬体重が524kgで、前走の神戸新聞杯の518kgから+6kgだった。レース当日の馬体重は514kgで、前走から4kg減。調教後と当日で10kg違っている。
| ロブチェン(2026年 菊花賞) | 馬体重 | 前走(518kg)との差 |
|---|---|---|
| 調教後の馬体重(10月21日・22日に計量) | 524kg | +6kg |
| 当日の馬体重(10月25日) | 514kg | -4kg |
このように、調教後の馬体重で増えていても、当日は減っていることがある。調教後の馬体重はレース前の目安として先に分かる数字で、最後に確かめるのは当日の馬体重だ。
増減をどう見るか
増減の数字だけで、その馬の状態の良し悪しは決まらない。かっこ内の数字は前走との差なので、前走がその馬にとって重かったのか軽かったのかで、同じ「+6」でも意味が変わる。数字は、次の3つを並べて見る。
| 見る数字 | どこで見るか | 分かること |
|---|---|---|
| 前走までの馬体重 | 出馬表の前走欄(過去4走) | その馬がふだん何kg前後で走っているか、どの体重のときにどんな着順だったか |
| 調教後の馬体重 | GⅠ・中山金杯・京都金杯の木曜17時の発表 | レースの週の水曜・木曜の時点で、前走からどれだけ増えたか減ったか |
| 当日の馬体重 | 出馬表・単勝・複勝のオッズのページ | レース当日の体重と、前走からの増減 |
今回の当日の馬体重が、前走欄の4走の範囲に入っているか、外れているか。GⅠなら、調教後から当日までにどれだけ動いたか。並べると、増減の数字を前後の流れの中で読める。
当日に確かめるものには、馬体重のほかに馬場状態もある。芝・ダートそれぞれの良・稍重・重・不良の発表は馬場状態とはで解説している。
まとめ
馬体重には、レース当日に装鞍所で測る当日の馬体重と、全てのGⅠと中山金杯・京都金杯で原則として木曜17時に出る調教後の馬体重がある。当日の馬体重はレースごとに発表され、JRAの出馬表の馬体重の欄と単勝・複勝のオッズのページで、前走からの増減と一緒に見られる。「480kg(+4)」なら今回480kg、前走476kgだ。増減は数字だけで判断せず、前走欄の過去4走、調教後の馬体重と並べて読む。出馬表や中継で分からない言葉が出てきたら、競馬用語一覧で引ける。
よくある質問
- 馬体重はいつ発表される?
- レース当日に装鞍所で測った馬体重が、レースごとに発表される。全てのGⅠと中山金杯・京都金杯では、これとは別に、原則として水曜または木曜の調教後に測った馬体重が木曜17時に発表される(2026年11月時点)。
- 当日の馬体重はどこで見られる?
- JRAのサイトの「出馬表」で開催を選び、レース一覧の「馬体重」欄に「発表済」と出たレースの出馬表の馬体重の欄で見られる。単勝・複勝のオッズのページにも出る。
- 馬体重の横の「+4」や「-6」は何?
- 前走の馬体重との差だ。「480kg(+4)」なら、今回は480kgで、前走の476kgから4kg増えたことを表す。
- 調教後の馬体重と当日の馬体重は何が違う?
- 調教後の馬体重は、レース直前の水曜または木曜の調教のあとに測った数字だ。当日の馬体重はレース当日に装鞍所で別に測った数字で、2つは同じになるとは限らない。






