馬券の買い方

3連単とは?当たる条件と買い方、ボックス・流し・マルチ・フォーメーションの点数

3連単とは?当たる条件と買い方、ボックス・流し・マルチ・フォーメーションの点数

この記事の要点

  • 3連単は1着・2着・3着の3頭を着順どおりに当てる馬券。「4→9→13」と「9→4→13」は別の1点になる
  • JRAの払戻率は72.5%(2026年10月時点)。18頭立ての組み合わせは4,896通りで、3連複の816通りの6倍
  • ボックスはn頭でn×(n−1)×(n−2)点(5頭で60点)。1頭軸の流しは相手m頭でm×(m−1)点、2頭軸の流しはm点
  • マルチは軸の着順を問わずに買う方法で、点数は1頭軸で流しの3倍、2頭軸で6倍になる
目次
  1. 3連単とは:1着・2着・3着を着順どおりに当てる馬券
  2. 3連単が当たる条件と発売の決まり
  3. 3連単の組み合わせは何通り?
  4. 3連単の払戻率は72.5%
  5. 3連単の買い方と点数・金額
  6. 3連単の買い方の型:同じ5頭で点数と当たる範囲を比べる
  7. 3連単と3連複の使い分け:着順を決めるかで点数が変わる

3連単は、1着・2着・3着になる3頭の馬番号を、着順どおりに当てる馬券だ。18頭立てなら組み合わせは4,896通りあり、JRAの券種ではWIN5を除いて最も多い。本記事では、3連単が当たる条件と発売の決まり、組み合わせの数と払戻率、ボックス・流し・マルチ・フォーメーションの点数と金額、3連複との使い分けを、2026年10月時点のJRAの決まりでまとめる。

3連単とは:1着・2着・3着を着順どおりに当てる馬券

3連単は、3頭の馬番号を「1着→2着→3着」の順に並べて買う。当たるのは、選んだ3頭がその並びのとおりにゴールしたときだけだ。

1着4番、2着9番、3着13番で決まったレースで、持っている馬券ごとの結果を並べると次のようになる。

持っている馬券 結果
3連単 4→9→13 当たり
3連単 4→13→9 外れ(2着と3着が逆)
3連単 9→4→13 外れ(1着と2着が逆)
3連複 4-9-13 当たり

3頭とも3着以内に入っていても、3連単は並びが合わなければ外れる。3連複は同じ3頭を着順を問わずに当てる馬券なので、「4-9-13」の1点で6通りの並びをすべてカバーする。3連複の決まりと点数は、3連複とは?当たる条件と買い方で解説している。

着順どおりに当てる券種は、3連単のほかに2頭を当てる馬単がある。馬単の1着固定・2着固定やマルチの考え方は、3連単の流しにもそのまま当てはまる。馬単の点数は、馬単とは?着順どおりに当てる条件と点数にまとめている。

3連単が当たる条件と発売の決まり

3連単は、発売開始のときに出走を予定している馬が4頭以上のレースで発売される(2026年10月時点)。3頭以下のレースでは発売されない。発売のあとに出走する馬が減っても、発売開始のときの内容で発売・払戻をする。

当たり・外れは、レースのあとに裁決委員が確定させた着順で決まる。同着のときは、JRAの決まりで次のように扱う。A・B・C・Dは馬番号の代わりだ。

  • 1着にA・Bが同着、3着がC:「A→B→C」と「B→A→C」の2点が当たる
  • 1着がA、2着にB・Cが同着:「A→B→C」と「A→C→B」の2点が当たる
  • 1着がA、2着がB、3着にC・Dが同着:「A→B→C」と「A→B→D」の2点が当たる。3着に同着した2頭をどちらも含む組み合わせ(A→C→Dなど)は当たらない

同着になったときの払戻金は、JRAが発表した最終オッズとは違う率になる。発売のあとに出走取消・競走除外になった馬がいるときは、その馬番を含むすべての組み合わせの馬券が返還される。

3連単の組み合わせは何通り?

3連単は、1着の馬を選び、残りから2着、さらに残りから3着を選ぶ。組み合わせの数は、出走頭数をnとして n×(n−1)×(n−2) で出せる。

出走頭数 3連単 3連複(参考) 1点100円で3連単を全通り買ったとき
8頭 336通り 56通り 33,600円
10頭 720通り 120通り 72,000円
12頭 1,320通り 220通り 132,000円
14頭 2,184通り 364通り 218,400円
16頭 3,360通り 560通り 336,000円
18頭 4,896通り 816通り 489,600円

どの頭数でも、3連単は3連複のちょうど6倍になる。3頭の組み合わせ1つにつき、着順の並べ方が3×2×1の6通りあるからだ。

3連単の払戻率は72.5%

JRAが3連単に定めた払戻率は72.5%だ(2014年6月7日以降の設定払戻率。2026年10月時点)。組み合わせの数が多い券種ほど、払戻率は低く設定されている。

券種 18頭立ての組み合わせ 設定払戻率
単勝・複勝 18通り 80.0%
枠連 36通り 77.5%
馬連・ワイド 153通り 77.5%
馬単 306通り 75.0%
3連複 816通り 75.0%
3連単 4,896通り 72.5%
WIN5 最大1,889,568通り 70.0%

3連単の売上の72.5%が、当たった並びの馬券に、買った金額に応じて分けられる。払戻金の求め方は、払戻金の計算方法で解説している。

3連単を当てた人が1人もいなかったときは、3連単を買った全員に100円につき70円が払い戻される。単勝からWIN5までの当たる条件と発売の頭数は、馬券の種類と当たる条件のまとめで一覧にしている。

3連単の買い方と点数・金額

3連単は、1点ずつ買うほか、ボックス・流し・マルチ・フォーメーションでまとめて買える。払う金額は「点数×1点の金額」で、以下は1点100円で計算した。

ボックス:選んだ馬のすべての並びを買う

ボックスは、選んだ馬のどれが何着でも当たるように、すべての並びを買う方法だ。点数は n×(n−1)×(n−2) になる。3頭ボックスなら、1→2→3、1→3→2、2→1→3、2→3→1、3→1→2、3→2→1の6点だ。

頭数 3連単の点数 1点100円の金額 同じ頭数の3連複
3頭 6点 600円 1点
4頭 24点 2,400円 4点
5頭 60点 6,000円 10点
6頭 120点 12,000円 20点
7頭 210点 21,000円 35点
8頭 336点 33,600円 56点

3連単のボックスは、1頭増やすと点数が大きく伸びる。5頭から6頭にすると60点、6頭から7頭にすると90点増える。

1頭軸流し:軸の着順を1つに決める

1頭軸流しは、軸にする馬を1頭決め、その着順を1着・2着・3着のどれかに固定して、残りの2つの着順に相手の馬を入れる方法だ。軸を1着に固定するなら「1→相手→相手」の形になる。点数は、相手をm頭として m×(m−1) だ。

相手の頭数 点数 1点100円の金額
2頭 2点 200円
3頭 6点 600円
4頭 12点 1,200円
5頭 20点 2,000円
6頭 30点 3,000円
7頭 42点 4,200円

軸を2着や3着に固定しても点数は同じだ。18頭立てで軸を1着に固定し、残りの17頭すべてを相手にすると272点(27,200円)になる。軸の馬が決めた着順に来なければ、すべて外れる。

2頭軸流し:軸2頭の着順を決める

2頭軸流しは、軸を2頭決めて、その2頭の着順(1着と2着、1着と3着、2着と3着のどれか)を固定し、残りの1つの着順に相手を入れる方法だ。点数は相手の頭数と同じになる。1番を1着、2番を2着に固定して相手5頭なら、5点(500円)だ。

マルチ:軸の着順を問わずに買う

マルチは、流しで軸と相手の着順を入れ替えた並びもまとめて買う方法だ。軸1頭なら軸が1着・2着・3着のどこに来ても当たり、点数は流しの3倍になる。軸2頭なら、2頭がどの着順の組み合わせで来ても当たり、点数は流しの6倍になる。

相手の頭数 1頭軸マルチ 2頭軸マルチ
1頭 — 6点(600円)
2頭 6点(600円) 12点(1,200円)
3頭 18点(1,800円) 18点(1,800円)
4頭 36点(3,600円) 24点(2,400円)
5頭 60点(6,000円) 30点(3,000円)
6頭 90点(9,000円) 36点(3,600円)

1頭軸のマルチは相手が2頭以上いないと組み合わせができない。1頭軸・相手5頭のマルチは60点で、軸と相手を合わせた6頭のボックス(120点)の半分になる。違いは、マルチは軸が3着以内に来ないと外れる点だ。

フォーメーション:着順ごとの欄に馬を選ぶ

フォーメーションは、1着・2着・3着の欄にそれぞれ1頭以上の馬を選び、作れる並びをすべて買う方法だ。同じ馬が2つの着順に入る並びは作れないので除く。

数えるときは、1着の馬を1頭ずつ決めて、そのときの2着と3着の数を出し、最後に足す。1着に1・2、2着に1・2・3、3着に1〜5を選んだ場合は次のようになる。

  • 1着が1のとき:2着は2・3の2通り。3着はそれぞれ、1着・2着の馬を除いた3通り。2×3で6点
  • 1着が2のとき:2着は1・3の2通り。3着はそれぞれ3通り。2×3で6点

合計12点(1,200円)だ。2着の候補に3着の欄にない馬がまじると、この掛け算が使えない。1着に1・2、2着に3・4、3着に4・5・6を選んだ場合、2着が3なら3着は4・5・6の3通り、2着が4なら3着は5・6の2通りなので、1着1頭あたり5点、合計10点(1,000円)になる。

ほかの券種を含めたボックス・流し・フォーメーションの点数は、馬券の点数早見表にまとめている。

3連単の買い方の型:同じ5頭で点数と当たる範囲を比べる

候補が1〜5番の5頭のとき、買い方の型ごとの点数と当たる条件を並べる。

買い方 点数(1点100円) 当たる条件
5頭ボックス 60点(6,000円) 5頭のうちどの3頭が、どの着順で1〜3着でも当たる
1番の1頭軸マルチ(相手2〜5番) 36点(3,600円) 1番が3着以内で、ほかの2頭が相手の4頭から
1番・2番の2頭軸マルチ(相手3〜5番) 18点(1,800円) 1番と2番がどちらも3着以内で、残り1頭が相手の3頭から
フォーメーション(1着1・2、2着1〜3、3着1〜5) 12点(1,200円) 1着が1番か2番、2着が1〜3番、3着が1〜5番
1番の1着固定の流し(相手2〜5番) 12点(1,200円) 1番が1着で、2着・3着が相手の4頭から
1番1着・2番2着の2頭軸流し(相手3〜5番) 3点(300円) 1番が1着、2番が2着で、3着が相手の3頭から

同じ12点でも、フォーメーションと1着固定の流しでは当たる条件が違う。1着2番・2着1番・3着4番なら、フォーメーションは当たり、1着固定の流しは外れる。1着1番・2着4番・3着5番なら、1着固定の流しは当たり、フォーメーションは外れる。

点数は、払戻金が購入金額に届くオッズの境目にもなる。1点100円の馬券が当たったときの払戻金はオッズ×100円なので、60点(6,000円)のボックスは、当たった並びのオッズが60倍に届かなければ払った額を下回る。3点(300円)の2頭軸流しなら、その境目は3倍だ。

3連単と3連複の使い分け:着順を決めるかで点数が変わる

3連単と3連複は、どちらも1〜3着の3頭を当てる馬券で、着順を問うかどうかが違う。同じ範囲を買うときの点数は次のとおりだ。

買いたい形 3連単 3連複
3頭を、着順を問わずに買う 6点(3頭ボックス) 1点
5頭を、どの組み合わせでも当たるように買う 60点(ボックス) 10点(ボックス)
軸1頭・相手5頭を、軸の着順を問わずに買う 60点(マルチ) 10点(流し)
軸1頭・相手5頭で、軸を1着に固定する 20点 着順は決められない
軸2頭・相手5頭を、軸の着順を問わずに買う 30点(マルチ) 5点(流し)
軸2頭を1着・2着に固定し、相手5頭 5点 着順は決められない

着順を問わずに同じ範囲を買うと、3連単は3連複の6倍の点数がかかる。点数を3連複に近づけるには、軸の着順を固定して当たる条件を狭めることになる。軸2頭の着順を決めた流しは3連複の2頭軸流しと同じ5点で買えるが、軸2頭の着順が入れ替わると外れる。

払戻率は3連単が72.5%、3連複が75.0%だ。1〜3着の着順まで決めて買うなら3連単、3頭の顔ぶれだけを決めて買うなら3連複、という分け方になる。

よくある質問

3連単とは?
1着・2着・3着になる3頭の馬番号を、着順どおりに当てる馬券。3頭が3着以内に入っても、着順が1つでも違えば外れる。
18頭立ての3連単は何通り?
4,896通り(18×17×16)。1点100円で全通り買うと489,600円になる。
3連単の払戻率は?
72.5%(2026年10月時点のJRAの設定払戻率)。JRAの券種ではWIN5の70.0%に次いで低く、3連複の75.0%より2.5ポイント低い。
3連単の1頭軸マルチで、相手が5頭なら何点?
60点。軸を1着に固定した流しの20点(5×4)の3倍で、1点100円なら6,000円になる。
3連単のフォーメーションで、1着に1・2、2着に1・2・3、3着に1〜5を選ぶと何点?
12点。1着が1のときと2のときで、それぞれ2着2通り×3着3通りの6点ずつになる。

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