馬単とは?買い方やおすすめのボックスとフォーメーションを徹底解説

馬券の買い方は競馬ファンにとって永遠のテーマです。

いい予想ができても、買い方を間違えれば嬉しい気持ちも半分になってしまいます。反対に予想が微妙だったとしても、うまい買い方をすれば大きな回収が期待できます。

単勝、複勝、ワイド、馬連、馬単、三連複、三連単と、それぞれの馬券の特性を知り、工夫を重ねることが大事になってくるでしょう。

今回は馬単について見ていきます。馬単とは何なのか?馬単に関する基礎的な知識、メリットとデメリット、効果的な買い方とはどんなものなのでしょうか。さらにおすすめのボックスやフォーメーションの買い方はなんなのかを解説していきます。


目次

馬単とは?

馬単は1着馬と2着馬を、順番通りに当てることで的中となる馬券です。馬連との違いは、馬連が1、2着の順番がどちらでもいいのに対し、馬単は1、2着の順位を当てる必要があります。

例えば下記のようなレースがあったとします。

1着 1番 ウマタンファースト
2着 2番 ウマタンセカンド

この場合「馬単1番→2番」の馬券を持っていれば的中ですが、「馬単2番→1番」は不的中です。

馬連より的中率が低い分、馬単のほうが配当は高くなります。

馬単の歴代配当は?

馬単は1着と2着の馬を当てるというシンプルな馬券ですが、一撃100万円を超える大穴馬券が出現することもある、爆発力の高い券種です。

馬単歴代配当ベスト10

年月日回場払戻金
12006
09/09
3中京
1/3R
\1,498,660
22005
10/22
4東京
5/12R
\1,021,160
32010
11/20
6京都
5/7R
\906,220
42010
06/20
2福島
2/1R
\884,910
52012
11/25
5東京
8/9R
\717,850
62014
07/27
3中京
8/7R
\716,070
72006
01/07
1京都
2/2R
\710,670
82010
10/03
4中山
8/8R
\684,240
92005
07/09
3阪神
7/2R
\661,690
102008
03/16
2中山
6/12R
\655,240

馬単ボックスとは?

ボックスとは「選んだ馬の全ての組み合わせを買う」形式の馬券です。

「1着馬と2着馬を順番通り当てる」のが馬単ですが、「混戦でハッキリとはわからない」という場合にはボックス買いも有力な買い方です。なお、的中率は馬連と同じようになりますが、人気馬が1着に来ると配当は低くなり、人気薄が1着に来ると配当が高くなる、という特徴があります。

例)
馬単BOX 1・2・3・4

[的中となる組み合わせ]
1→2 1→3 1→4
2→1 2→3 2→4
3→1 3→2 3→4
4→1 4→2 4→3

馬単フォーメーションとは?

フォーメーションとは「1着、2着ともに、1頭以上選択してすべての組み合わせを買う」形式の馬券です。いわゆる流し馬券の延長戦上にある買い方と捉えるとわかりやすいでしょう。

例)
馬単フォーメーション 1・2→3・4・5

[的中となる組み合わせ]
1→3 1→4 1→5
2→3 2→4 2→5

馬単ボックスの点数は?

一見すると点数を把握するのがめんどくさそうな馬単ボックスですが、計算方法はシンプル。

≪A×(A−1)≫で、OKです。

例)
馬単5頭ボックス
5×(5−1)=20 合計20点

馬単フォーメーションの点数は?

馬単フォーメーションの場合、1着と2着に選択した馬が重複する場合とそうでない場合で計算方法が異なりますが、計算は簡単です。

1着馬と2着馬の重複が無い場合
≪1着馬A×2着馬B≫
1着馬と2着馬の重複がある場合
≪(1着馬A×2着馬B)−A≫で、OKです。

例)
馬単フォーメーション 1・2・3→1・2・3・4・5の場合
(3×5)−3=12 合計12点

馬単の的中率は?

馬単馬券は18頭立ての場合、的中確率は306分の1です。

2016年1年間の馬単平均配当が約1万1871円。

全通り購入した場合の回収率は59.2%です。

中央競馬の場合、馬単の控除率は75%。

控除率よりも全通り買った場合の回収率が低いということは、勝っている人が多数存在するということ。

的中率と回収率の関係から考えると、予想力さえあれば勝てる馬券と考えられます。

馬単ボックスのメリット

基本的には勝ち馬が予想出来ている時に、そこから流して買うのがセオリーと言われる馬単ですが、混戦レースなどではボックス買いで配当期待値を追うのも有力な選択肢です。

基本的に単勝の延長線上にある馬券なので、穴馬が激走して1着になれば、断然の1番人気が2着に入ったとしても万馬券が出現する場合が多々あります。

馬単ボックスのデメリット

似たような性質の馬連と比較して、購入点数が2倍になる馬単。ボックスの場合も同様です。

また、単純に不的中時のリスクが高くなる、というのがデメリットではあります。

ただ、結果的に馬連配当の2倍以上の払い戻しを受けられることも多くあるので、リスクよりもリターンを求める方にとってはそれほど大きなデメリットではないでしょう。

馬単フォーメーションのメリット

ある程度勝ち馬を予想できている場合、そこから複数に流すだけでいいので、ボックスと比較して購入点数を少なくおさえることができます。

最小限のリスクで大きなリターンを狙えるという観点からは非常に有力な買い方と言っても差し支えないでしょう。

馬単フォーメーションのデメリット

購入点数をおさえることが出来る反面、勝ち馬を当てる能力も問われます。

レース中にアクシデントや不利があって、予想した馬が2着に敗れてしまった場合、逆転候補以外の馬が勝ち馬になることも、よくあります。

そういった時に「ボックスにしておけば良かった」なんてハズレ方をしてしまうことがあるのは、デメリットと言えるかもしれません。

初心者におすすめの馬単ボックス活用法

大混戦の様相を呈しているレースや、有力馬はハッキリしているけど難解な一戦と言える状況では、馬単ボックスが有効です。

波乱の決着になれば万馬券の的中も当然ありえます。

堅めの決着になったとしても、5〜6頭程度のボックスであれば、手痛い負けを喰う事も少ないでしょう。

初心者におすすめの馬単フォーメーション活用法

まずはハッキリと勝ち馬が予想できる場合。この状況なら、相手に何頭か流して的中すれば、単勝を買うよりもお得になる場合が多いです。

次に、断然の1番人気馬が勝ち切れないタイプの場合。この場合は、その馬以外の相手を1着に記入して、1番人気馬を2着に固定することで利益の最大化を狙うことが可能です。

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