3連複とは?当たる条件と買い方、ボックス・軸流し・フォーメーションの点数

この記事の要点
- 3連複は1着・2着・3着になる3頭を、着順を問わずに当てる馬券。3頭が3着以内に入れば、どの並びでも1点で当たる
- JRAの払戻率は75.0%(2026年10月時点)。18頭立ての組み合わせは816通りで、3連単の4,896通りの6分の1
- ボックスはn頭でn×(n−1)×(n−2)÷6点(5頭で10点)。1頭軸の流しは相手m頭でm×(m−1)÷2点、2頭軸の流しはm点
- 同じ馬のボックスなら、3連単は3連複の6倍の点数になる
目次
3連複は、1着・2着・3着になる3頭の馬番号の組み合わせを、着順を問わずに当てる馬券だ。選んだ3頭がそろって3着以内に入れば、どの順番でゴールしても当たる。本記事では、3連複が当たる条件と同着の扱い、組み合わせの数と払戻率、ボックス・流し・フォーメーションの点数と金額、3連単との使い分けを、2026年10月時点のJRAの決まりでまとめる。
3連複とは:3着までの3頭を着順を問わずに当てる馬券
3連複は、3頭の馬番号の組み合わせを1点として買う。1着6番、2着2番、3着11番で決まったレースなら、当たりは「2-6-11」の1点だ。3連複では馬番号を小さい順に並べて表すことが多いが、並べる順番に意味はない。6番・2番・11番が1〜3着のどの着順に入っても、同じ「2-6-11」が当たる。
着順を問わない券種には、3連複のほかに、2頭の馬番号を当てる馬連・ワイドと、枠番号で当てる枠連がある。
| 券種 | 選ぶもの | 当たる条件 | 1レースで当たる組み合わせ(同着がないとき) |
|---|---|---|---|
| 枠連 | 2つの枠番号(同じ枠のゾロ目もある) | 1着・2着の馬の枠番号の組み合わせ | 1つ |
| 馬連 | 2頭の馬番号 | 2頭が1着・2着 | 1つ |
| ワイド | 2頭の馬番号 | 2頭がともに3着以内 | 3つ |
| 3連複 | 3頭の馬番号 | 3頭がそろって3着以内 | 1つ |
ワイドは3着以内の3頭のうち2頭を当てればいいが、3連複は3頭すべてを当てる必要がある。同じく2頭を当てる馬連の決まりは、馬連とは?当たる条件と点数で解説している。
3連複が当たる条件と発売の決まり
3連複が発売されるのは、出走予定の馬が4頭以上のレースだ。頭数は発売開始の時点で数え、そのあと出走取消などで頭数が減っても、発売・払戻は発売開始のときの内容で行う(2026年10月時点)。
当たり・外れは、裁決委員がレースのあとに確定させた着順で決まる。着順を問わない3連複では、2頭の同着なら、当たりが増えるのは3着が同着のときだ。A・B・C・Dを馬番号の代わりにすると、次のようになる。
| 決まり方 | 当たる組み合わせ |
|---|---|
| 1着にA・Bが同着、3着がC | A-B-Cの1点 |
| 1着がA、2着にB・Cが同着 | A-B-Cの1点 |
| 1着がA、2着がB、3着にC・Dが同着 | A-B-CとA-B-Dの2点 |
3着に同着した2頭をどちらも含む組み合わせ(A-C-D、B-C-D)は当たりにならない。同着のときの払戻金は、最終オッズとは違う率で決まる。出走取消・競走除外の馬が出たときは、その馬番を含むすべての組み合わせの馬券が返還される。
3連複の組み合わせは何通り?
3連複の組み合わせの数は、出走頭数をnとして n×(n−1)×(n−2)÷6 で出せる。
| 出走頭数 | 3連複 | 1点100円で全通り買ったとき | 馬連(参考) |
|---|---|---|---|
| 8頭 | 56通り | 5,600円 | 28通り |
| 10頭 | 120通り | 12,000円 | 45通り |
| 12頭 | 220通り | 22,000円 | 66通り |
| 14頭 | 364通り | 36,400円 | 91通り |
| 16頭 | 560通り | 56,000円 | 120通り |
| 18頭 | 816通り | 81,600円 | 153通り |
式の最後で6で割るのは、同じ3頭の着順の並べ方(6通り)を1つにまとめるからだ。着順どおりに当てる3連単は、18頭立てで4,896通りと3連複の6倍になる。3連単の決まりと点数は、3連単とは?当たる条件と買い方で解説している。
3連複の払戻率は75.0%
JRAが3連複に定めた払戻率は75.0%で、馬単と同じだ(2014年6月7日以降の設定払戻率。2026年10月時点)。
| 券種 | 当てる頭数 | 着順 | 設定払戻率 |
|---|---|---|---|
| 馬連・ワイド | 2頭 | 問わない | 77.5% |
| 馬単 | 2頭 | 着順どおり | 75.0% |
| 3連複 | 3頭 | 問わない | 75.0% |
| 3連単 | 3頭 | 着順どおり | 72.5% |
3頭を当てる券種では、3連複の払戻率は3連単より2.5ポイント高い。3連複の売上の75.0%が、当たった組み合わせの馬券に、買った金額に応じて分けられる。オッズと払戻金の関係は、払戻金の計算方法で解説している。
当たった人がいなかったときは、3連複を買った全員に100円につき70円が払い戻される。単勝・複勝やWIN5を含む券種ごとの違いは、馬券の種類と当たる条件のまとめで解説している。
3連複の買い方と点数・金額
3連複は、1点ずつ買うほか、ボックス・流し・フォーメーションでまとめて買える。金額は「点数×1点の金額」で、以下は1点100円で計算した。
ボックス:選んだ馬から3頭の組み合わせをすべて買う
ボックスは、選んだ馬の中から3頭を選ぶ組み合わせをすべて買う方法だ。点数は n×(n−1)×(n−2)÷6 になる。1・2・3・4番の4頭ボックスなら、1-2-3、1-2-4、1-3-4、2-3-4の4点だ。
| 頭数 | 点数 | 1点100円の金額 |
|---|---|---|
| 3頭 | 1点 | 100円 |
| 4頭 | 4点 | 400円 |
| 5頭 | 10点 | 1,000円 |
| 6頭 | 20点 | 2,000円 |
| 7頭 | 35点 | 3,500円 |
| 8頭 | 56点 | 5,600円 |
1頭増やすと、新しく入れた馬と、それまでの馬から2頭を選ぶ組み合わせの分だけ点数が増える。5頭から6頭にすると10点、6頭から7頭にすると15点増える。
1頭軸流し:軸1頭と相手2頭の組み合わせ
1頭軸流しは、軸にする馬を1頭決め、相手に選んだ馬から2頭を組み合わせて買う方法だ。点数は、相手をm頭として m×(m−1)÷2 になる。
| 相手の頭数 | 点数 | 1点100円の金額 |
|---|---|---|
| 2頭 | 1点 | 100円 |
| 3頭 | 3点 | 300円 |
| 4頭 | 6点 | 600円 |
| 5頭 | 10点 | 1,000円 |
| 6頭 | 15点 | 1,500円 |
| 7頭 | 21点 | 2,100円 |
| 8頭 | 28点 | 2,800円 |
着順を問わないので、軸の馬が1着でも3着でも、相手の2頭と一緒に3着以内に入れば当たる。18頭立てで軸以外の17頭すべてを相手にする総流しは、136点(13,600円)になる。
2頭軸流し:軸2頭と相手1頭の組み合わせ
2頭軸流しは、軸を2頭決めて、残りの1頭を相手から選ぶ方法だ。点数は相手の頭数と同じで、相手5頭なら5点(500円)、18頭立ての総流し(相手16頭)でも16点(1,600円)になる。軸の2頭のどちらかが3着以内に入らなければ、すべて外れる。
馬単や3連単では、軸の着順を問わずに買うためにマルチを使う。3連複はもともと着順を問わないので、流しのままで軸がどの着順に来ても当たる。
フォーメーション:1頭目・2頭目・3頭目の欄に馬を選ぶ
フォーメーションは、1頭目・2頭目・3頭目の欄にそれぞれ馬を選び、作れる組み合わせをすべて買う方法だ。3連複では、欄が違っても同じ3頭になる組み合わせは1点に数える。
1頭目に1、2頭目に2・3・4、3頭目に2〜7を選んだ場合、着順どおりに数えると3×5で15通りになる。そのうち2頭目と3頭目を入れ替えただけの組(1-2-3と1-3-2、1-2-4と1-4-2、1-3-4と1-4-3)が3つあるので、それを除いて12点(1,200円)だ。
1頭目と2頭目に1・2・3、3頭目に1〜6を選ぶと、1・2・3番のうち2頭以上が入る組み合わせになる。1-2-3の1点と、1・2・3番から2頭を選ぶ3通りに4〜6番の3頭をそれぞれ組み合わせた9点で、合わせて10点(1,000円)だ。
3連単や馬連を含めたボックス・流し・フォーメーションの点数は、馬券の点数早見表にまとめている。
3連複の買い方の型:同じ5頭で点数と当たる範囲を比べる
候補が1〜5番の5頭のとき、買い方の型によって点数と当たる条件がどう変わるかを並べた。
| 買い方 | 点数(1点100円) | 当たる条件 |
|---|---|---|
| 5頭ボックス | 10点(1,000円) | 5頭のうちどの3頭が3着以内でも当たる |
| 1番の1頭軸流し(相手2〜5番) | 6点(600円) | 1番が3着以内で、ほかの2頭が相手の4頭から |
| フォーメーション(1頭目1、2頭目2・3、3頭目2〜5) | 5点(500円) | 1番が3着以内で、2番か3番も3着以内、残り1頭が2〜5番 |
| 1番・2番の2頭軸流し(相手3〜5番) | 3点(300円) | 1番と2番がどちらも3着以内で、残り1頭が相手の3頭から |
点数を減らすほど、当たる条件は狭くなる。3着以内が2・3・4番なら、当たるのはボックスだけだ。1・4・5番なら、ボックスと1頭軸流しは当たり、フォーメーションと2頭軸流しは外れる。
点数は、払戻金が購入金額に届くオッズの境目でもある。1点100円で当たったときの払戻金はオッズ×100円なので、10点(1,000円)のボックスでは、当たった組み合わせのオッズが10倍を下回ると払った額に届かない。3点(300円)の2頭軸流しなら、その境目は3倍になる。
3連複と3連単の使い分け
3連複の1点は、同じ3頭で3連単を6点買ったときと当たる範囲が同じになる。同じ馬でボックスや流しを組むと、3連単の点数は3連複の6倍まで増え、払戻率は3連複のほうが2.5ポイント高い。軸の着順を固定する買い方を含めた2つの券種の点数の比べ方は、3連単とは?当たる条件と買い方で詳しく解説している。
よくある質問
- 3連複とは?
- 1着・2着・3着になる3頭の馬番号の組み合わせを、着順を問わずに当てる馬券。選んだ3頭が3着以内に入れば、どの順番でゴールしても当たる。
- 3連複の5頭ボックスは何点?
- 10点(5×4×3÷6)。1点100円で買うと1,000円になる。
- 3連複の1頭軸流しで、相手が5頭なら何点?
- 10点(5×4÷2)。相手の5頭から2頭を選ぶ組み合わせの数になる。
- 3連複の払戻率は?
- 75.0%(2026年10月時点のJRAの設定払戻率)。馬単と同じで、3連単の72.5%より2.5ポイント高い。
- 3連複と3連単は、点数がどれくらい違う?
- 同じ馬をボックスで買うと、3連単は3連複の6倍の点数になる。3頭なら3連複は1点、3連単は6点かかる。






