馬券の種類一覧|JRAの全10種類の的中条件・払戻率・当てやすさ

この記事の要点
- JRAの馬券は単勝・複勝・応援馬券・枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単・WIN5の10種類(2026年10月時点)
- 18頭立てなら組み合わせの数は単勝18通り、馬連153通り、3連単4,896通り。当てやすさは、全部の組み合わせのうち的中になる組み合わせの割合で決まる(複勝は18通りのうち3通り、ワイドは153通りのうち3通り)
- 払戻率は単勝・複勝が80%で最も高く、3連単は72.5%、WIN5は70%
- 初心者は、3着までに入る1頭を当てる複勝か、2頭を当てるワイドから始めると当たる経験を積みやすい
JRAの馬券は、単勝・複勝・応援馬券・枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単・WIN5の10種類だ。1頭を当てる馬券、2頭を当てる馬券、3頭を当てる馬券、5レースの勝ち馬を当てる馬券に分かれ、当てる頭数が増えるほど組み合わせが増えて当てにくくなる。本記事では、10種類の的中条件と組み合わせの数、当てやすさの順、払戻率、初心者が最初に買う馬券の選び方をまとめる。
馬券は何種類?10種類の一覧表
まずは10種類を一覧で並べる。組み合わせの数は、18頭立てのレースで考えたもの。
| 券種 | 的中条件 | 着順 | 18頭立ての組み合わせの数 | 払戻率 |
|---|---|---|---|---|
| 単勝 | 1着の馬を当てる | ー | 18通り | 80.0% |
| 複勝 | 3着までに入る馬を当てる | ー | 18通り | 80.0% |
| 応援馬券 | 1頭の単勝と複勝を同時に買う | ー | 18通り | 単勝・複勝と同じ |
| 枠連 | 1着・2着の枠番の組み合わせを当てる | 問わない | 36通り | 77.5% |
| 馬連 | 1着・2着の馬番の組み合わせを当てる | 問わない | 153通り | 77.5% |
| ワイド | 3着までに入る2頭の組み合わせを当てる | 問わない | 153通り | 77.5% |
| 馬単 | 1着・2着の馬番を着順どおりに当てる | 着順どおり | 306通り | 75.0% |
| 3連複 | 1〜3着の3頭の組み合わせを当てる | 問わない | 816通り | 75.0% |
| 3連単 | 1〜3着の3頭を着順どおりに当てる | 着順どおり | 4,896通り | 72.5% |
| WIN5 | JRAが指定する5レースの1着馬をすべて当てる | ー | 最大1,889,568通り | 70.0% |
※払戻率はJRAが券種ごとに定めた率(2014年6月7日以降、2026年10月時点)。WIN5の組み合わせの数は5レースすべてが18頭立ての場合
券種によっては、出走する頭数が少ないと発売されない。単勝は2頭以上、馬連・馬単は3頭以上、ワイド・3連複・3連単は4頭以上、複勝は5頭以上、枠連は9頭以上で発売される(枠連は8頭以下でも、同じ枠に2頭以上が入るときは発売)。頭数は発売を始めた時点で決まり、そのあと出走取消で頭数が減っても、発売・払戻は発売開始時の内容のままになる。
1種類ずつの的中条件と、向いている人
単勝(たんしょう)
1着になる馬を1頭当てる、最もシンプルな馬券。馬番で指定する。18頭立てなら18通りで、「この馬が勝つ」と思う馬がはっきりしているときに向いている。
複勝(ふくしょう)
選んだ1頭が3着までに入れば的中になる。発売開始のときの出走予定が5〜7頭のレースでは、2着までが的中になる(発売のあとに出走取消などで頭数が減っても変わらない)。18頭立てなら18頭のうち3頭が的中になるため、10種類の中で最も当たりやすい。その分、人気馬の複勝は配当が低くなりやすい。
応援馬券(おうえんばけん)
1頭の単勝と複勝を、同じ金額で1枚にまとめて買う馬券。馬番と馬名の上に「がんばれ!」と印字される。オッズ・払戻金は単勝・複勝と同じで、マークカードに書いた金額の2倍が購入金額になる(単勝と複勝を1つずつ買うため)。好きな馬の記念に残したい人に向いている。
枠連(わくれん)
1着と2着になる馬の枠番(1〜8枠)の組み合わせを当てる。着順は問わない。同じ枠の2頭が1着・2着になる組み合わせは「ゾロ目」と呼ばれる。枠番は8つしかないため、18頭立てでも組み合わせは36通り(異なる枠の組み合わせ28通り+ゾロ目8通り)。同じ枠の馬のどちらが来ても的中になるのが特徴だ。海外競馬では発売されない。
馬連(うまれん)
1着と2着になる2頭の馬番の組み合わせを当てる。着順は問わない。18頭立てなら153通り。「この2頭が上位2頭」と思うときに使う。
ワイド
3着までに入る2頭の組み合わせを当てる。着順は問わない。1・2着、1・3着、2・3着の3通りが的中になるため、馬連より当たりやすい。注意点は3着が同着になったときで、3着どうしの組み合わせは的中にならない。
馬単(うまたん)
1着と2着の2頭を、着順どおりに当てる。18頭立てなら306通りで、馬連の2倍になる。1着になる馬に自信があり、2着の候補を絞れるときに向いている。
3連複(さんれんぷく)
1〜3着の3頭の組み合わせを当てる。着順は問わない。18頭立てなら816通り。軸の1頭を決めて相手を何頭か選ぶ「流し」で買われることが多い。
3連単(さんれんたん)
1〜3着の3頭を、着順どおりに当てる。18頭立てなら4,896通りで、WIN5を除けば最も当てにくい。その分配当は高くなりやすく、JRAの払戻金ランキングでは、2026年1月31日の小倉6R(3歳未勝利、18頭立て)の5,836万7,060円が1位だ(2026年10月25日時点)。
WIN5(ウインファイブ)
JRAが指定する5つのレースで、1着になる馬をすべて当てる。各レースで選んだ頭数を掛け合わせた数が組み合わせの数になり、5レースとも18頭立てなら最大1,889,568通り。インターネット投票とUMACA投票だけで買える。対象レースの決まり方や締め切り、キャリーオーバーはWIN5とはで詳しく扱っている。
当たりやすい馬券の順番
当てやすさは、全部の組み合わせのうち、的中になる組み合わせがどれだけあるかの割合で決まる。単勝と複勝はどちらも18通りだが、単勝の的中は1通り、複勝は3通りある。馬連とワイドも同じ153通りで、馬連の的中は1通り、ワイドは3通りだ。下の表は、18頭立てで全馬の力が同じと仮定して、1点だけ買ったときに当たる確率を計算したもの。実際のレースでは馬ごとに力の差があり、人気馬を選べば確率は上がる。
| 順位 | 券種 | 1点で当たる確率(18頭立て・全馬同じ力と仮定) |
|---|---|---|
| 1 | 複勝 | 6分の1(18頭のうち3頭が的中) |
| 2 | 単勝 | 18分の1 |
| 3 | 枠連 | 平均で36分の1 |
| 4 | ワイド | 51分の1(153通りのうち3通りが的中) |
| 5 | 馬連 | 153分の1 |
| 6 | 馬単 | 306分の1 |
| 7 | 3連複 | 816分の1 |
| 8 | 3連単 | 4,896分の1 |
| 9 | WIN5 | 1,889,568分の1(5レースとも18頭立て) |
※枠連は枠に入る頭数で確率が変わるため平均の値。応援馬券は単勝・複勝と同じ
当てやすさと配当はおおむね逆になる。複勝やワイドは当たりやすい代わりに配当が低く、3連単やWIN5は当たりにくい代わりに配当が高い。
払戻率(控除率)は券種ごとに違う
払戻率は、売り上げのうち的中した人に払い戻される割合で、残りが控除率になる。JRAの払戻率は券種ごとに決まっている(2014年6月7日以降、2026年10月時点)。
| 券種 | 払戻率 | 控除率 |
|---|---|---|
| 単勝・複勝 | 80.0% | 20.0% |
| 枠連・馬連・ワイド | 77.5% | 22.5% |
| 馬単・3連複 | 75.0% | 25.0% |
| 3連単 | 72.5% | 27.5% |
| WIN5 | 70.0% | 30.0% |
組み合わせの少ない券種ほど払戻率が高い。払戻金は、的中した馬券に投じられた金額と、それ以外の馬券の金額を合わせたものに払戻率を掛け、的中した票数で分けて決まる(パリミュチュエル方式)。計算式と券種ごとの例は払戻金の計算方法で解説している。
的中した人がいなかったときは、WIN5を除き、その券種を買った全員に払戻率70%台の券種は100円につき70円、80%の券種は100円につき80円が払い戻される。WIN5は払い戻されず、次回にキャリーオーバーされる。
初心者はどの馬券から買えばいい?
最初の数回は、当たりやすい複勝とワイドから始めるのが分かりやすい。
- 複勝: 1頭を選ぶだけで、3着までに入れば当たる。馬を1頭選ぶ練習になる
- ワイド: 2頭を選び、2頭とも3着までに入れば当たる。複勝より配当が上がりやすく、2頭の組み合わせを考える練習になる
- 単勝: 勝つと思う1頭がいるときに。応援馬券にすれば、単勝と複勝を同時に持てる
慣れてきたら、馬連・3連複のように着順を問わない券種へ進み、着順まで当てる馬単・3連単はその先にすると、券種ごとの当たり方の違いがつかみやすい。複数の組み合わせをまとめて買う「ボックス」「流し」「フォーメーション」の点数は、馬券の点数早見表で計算できる。
馬券は競馬場・ウインズの発売機のほか、インターネットでも買える。即PAT・JRAダイレクト・A-PATなどの違いは馬券のネット購入の方法にまとめた。
予想の前に見ておきたいのが、当日の芝・ダートの状態だ。良・稍重・重・不良の違いは馬場状態の見方で解説している。
出馬表を読むときは、レースの格も知っておきたい。新馬・未勝利から重賞までの段階は競馬のクラスの仕組みで整理した。
買う前に知っておきたい払戻のルール
- 同着のとき: 1着が2頭以上なら、いずれか1頭を1着、いずれか1頭を2着、いずれか1頭を3着とみなして払い戻す。ワイドの3着どうし、3連複・3連単の3着どうしを含む組み合わせは的中にならない
- 出走取消・競走除外のとき: 単勝・複勝はその馬の馬券、馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単・WIN5はその馬を含むすべての組み合わせが返還される。枠連は、同じ枠に残る馬の数によって返還されない場合がある
- 払戻の期限: 的中券・返還券の払戻期間は60日間
- 締め切り: 競馬場・ウインズでの発売締切は発走の2分前
※馬券の購入は20歳になってから。無理のない範囲で楽しんでください
よくある質問
- 馬券は何種類ある?
- JRAの馬券は、単勝・複勝・応援馬券・枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単・WIN5の10種類ある。応援馬券は1頭の単勝と複勝を1枚にまとめたもので、WIN5はインターネット投票とUMACA投票だけで買える。
- いちばん当たりやすい馬券はどれ?
- 複勝が最も当たりやすい。選んだ1頭が3着までに入れば的中で(発売開始のときの出走予定が5〜7頭なら2着まで。発売のあとに頭数が減っても変わらない)、18頭立てなら18頭のうち3頭が的中になる。
- 払戻率(控除率)がいちばん高い馬券は?
- 単勝と複勝で、払戻率は80%(控除率20%)。3連単は72.5%、WIN5は70%で、組み合わせの多い券種ほど払戻率は低く設定されている。
- 馬連と馬単の違いは?
- どちらも1着と2着の2頭を当てる馬券で、馬連は着順を問わず、馬単は1着・2着を着順どおりに当てる。組み合わせの数は馬単が馬連の2倍になる。
- ワイドと馬連の違いは?
- 馬連は1着・2着の2頭を当てる馬券、ワイドは3着までに入る2頭を当てる馬券。ワイドは1レースで3通りの組み合わせが的中になるため、馬連より当たりやすい。





