馬券の買い方

枠連とは?当たる条件とゾロ目、出走取消の返還、馬連との違い・買い方と点数

枠連とは?当たる条件とゾロ目、出走取消の返還、馬連との違い・買い方と点数

この記事の要点

  • 枠連は1着・2着の馬の枠番号の組み合わせを、着順を問わずに当てる馬券。同じ枠の2頭が1着・2着になる「ゾロ目」もある
  • 発売は発売開始のときに9頭以上のレース。8頭以下でも同じ枠に2頭以上が出走するときは発売される。払戻率は77.5%(2026年10月時点)
  • 組み合わせは、異なる枠どうしの28通りに、2頭以上が入った枠のゾロ目を足した数。8枠すべてに2頭以上いるときは36通り
  • 出走取消・競走除外のとき、同じ枠に馬が残っていると返還されないことがある。ボックスにゾロ目は入らず、ゾロ目はフォーメーションで同じ枠を選んで買う
目次
  1. 枠連とは:1・2着の枠番の組み合わせを当てる馬券
  2. 枠連が当たる条件と発売の決まり
  3. ゾロ目(同じ枠どうし)の当たり方
  4. 枠連の組み合わせは何通り?
  5. 出走取消があったときの返還
  6. 枠連と馬連の違い・使い分け
  7. 枠連の買い方と点数

枠連は、1着と2着になる馬の枠番号(1〜8枠)の組み合わせを当てる馬券だ。着順は問わず、選んだ枠に入ったどの馬が1着・2着に来ても当たる。本記事では、枠連が当たる条件と発売の決まり、ゾロ目の当たり方、組み合わせの数、出走取消があったときの返還、馬連との違い、ボックス・流し・フォーメーションの点数を、2026年10月時点のJRAの決まりでまとめる。

枠連とは:1・2着の枠番の組み合わせを当てる馬券

出走馬には、馬番号のほかに1〜8の枠番号が付く。枠連は、この枠番号で2つの組み合わせを買う。6枠の馬が1着、2枠の馬が2着でゴールしたら、当たりは「2-6」の1点になる。1着と2着の枠が入れ替わっても同じ「2-6」が当たるので、2つの着順をまとめて1点と数える。本記事では、組み合わせを小さい枠番号から書く。

馬ではなく枠を選ぶので、1つの枠に2頭以上が入っていれば、そのどの馬が来ても当たりになる。2枠に2頭、6枠に3頭が入っているレースで「2-6」を買えば、2枠の2頭のどちらかと、6枠の3頭のどれかで1着・2着が決まれば当たる。馬番号で買う馬連なら2×3=6点に当たる範囲を、枠連は1点で買っていることになる。

馬番号で選ぶ馬連・ワイド・馬単を含め、10種類の馬券の的中条件はJRAの馬券の種類一覧で比べている。

枠連が当たる条件と発売の決まり

枠連は、発売開始のときに出走を予定している馬が9頭以上のレースで発売される。8頭以下のレースでも、同じ枠に2頭以上が出走するときは発売される(2026年10月時点)。馬連が3頭以上で発売されるのと比べ、枠連は発売の条件が厳しい。

「発売開始」は、競馬場・ウインズ・電話やインターネット投票のどれかで、そのレースの発売が始まった時点を指す。発売のあとに出走する馬が減っても、発売開始のときの内容で発売・払戻をする。

当たるのは、1着と2着の馬の枠番号の組み合わせが、買った組み合わせと同じときだ。払戻は、レースのあとに裁決委員が確定した着順で決まる。

同着のときは、次のように扱われる。

  • 1着同着:2枠の馬と5枠の馬が1着で並んだら、「2-5」が当たる
  • 2着同着:1着が1枠の馬で、4枠の馬と7枠の馬が2着で並んだら、「1-4」と「1-7」の2つが当たる

同着のときの払戻金は、JRAが発表した最終オッズとは違う率になる。

払戻率は77.5%で、馬連・ワイドと同じだ(2014年6月7日以降の設定払戻率。2026年10月時点)。当たった人が1人もいなかったときは、枠連を買った全員に100円につき70円が払い戻される。同着のときを含めた払戻金の求め方は、払戻金の計算方法で解説している。

ゾロ目(同じ枠どうし)の当たり方

同じ枠の2頭が1着・2着になることを、ゾロ目と呼ぶ。5枠に2頭が入っていて、その2頭が1着・2着になったときの当たりは「5-5」だ。

ゾロ目は、その枠に2頭以上が出走するときにしか起こらず、発売もされない。1頭しか入っていない枠のゾロ目は、組み合わせとして存在しない。どの枠に何頭入っているかは、出馬表の枠番号で確かめられる。

馬連にはゾロ目にあたる組み合わせがない。同じ2頭を馬連で買えば、ふつうの1点になる。枠連のゾロ目は、同じ枠に入った馬がどれも有力に見えるときに、その枠の中のどの2頭で決まっても当たる買い方になる。3頭が入った枠のゾロ目なら、その3頭のうちどの2頭が1着・2着でも当たる。

枠連の組み合わせは何通り?

枠連の組み合わせは、異なる枠どうしの組み合わせと、ゾロ目を足した数になる。8枠すべてに馬がいるとき、異なる枠どうしは8×7÷2=28通りだ。そこに、2頭以上が入った枠の数だけゾロ目が加わる。

2頭以上が入った枠の数 異なる枠どうし ゾロ目 組み合わせの合計
1つ 28通り 1通り 29通り
4つ 28通り 4通り 32通り
8つ 28通り 8通り 36通り

8枠すべてに2頭以上が入っているときが最も多く、36通りになる。馬連は18頭立てで153通りあるので、枠連は組み合わせの数がずっと少ない。ゾロ目の数は頭数と枠の入り方で変わるので、レースごとに出馬表で数える。

出走取消があったときの返還

発売開始のあとに出走取消・競走除外になった馬がいるとき、馬連・馬単・ワイドなどでは、その馬番を含むすべての組み合わせの馬券が返還される。枠連は枠で買う馬券なので、同じ枠にほかの馬が残っていれば、その枠の組み合わせはまだ当たる可能性がある。そのため、取消になった馬の同じ枠に何頭残るかで、返還の範囲が変わる。

取消になった馬と同じ枠に残る馬 返還される枠連の馬券
いない その枠との組み合わせの馬券すべて
1頭 その枠のゾロ目だけ
2頭 返還なし(ゾロ目も返還されない)

たとえば6枠に2頭が入っていて、そのうち1頭が出走取消になった場合、6枠にはもう1頭が残る。「2-6」「6-8」などは残った1頭で当たる可能性があるので返還されない。6枠の馬は1頭しか走らないので、「6-6」のゾロ目だけが返還される。

6枠に3頭が入っていて1頭が取消になった場合は、6枠に2頭が残る。「6-6」も残った2頭で当たる可能性があるので、6枠を含む馬券はゾロ目も含めて返還されない。

なお、出走取消・競走除外や騎手の変更などがあっても、買った馬券の取り替えはできない。

枠連と馬連の違い・使い分け

枠連と馬連は、どちらも1着・2着の組み合わせを着順を問わずに当てる馬券で、払戻率も同じ77.5%だ。違いは、何で選ぶかと、そこから決まる発売・返還の決まりにある。

項目 枠連 馬連
選ぶもの 枠番号(1〜8枠) 馬番号
組み合わせの数 最大36通り(8枠すべてに2頭以上いるとき) 18頭立てで153通り
同じ枠の2頭 ゾロ目として買える ふつうの1点
発売の条件 9頭以上(8頭以下でも同じ枠に2頭以上なら発売) 3頭以上
出走取消のとき 同じ枠に残る馬の数で返還の範囲が変わる その馬番を含む組み合わせはすべて返還
払戻率 77.5% 77.5%

枠連の1点は、馬連の何点分かをまとめて買うのと同じ範囲をカバーする。2頭ずつの枠どうしなら馬連の2×2=4点分、2頭と3頭の枠どうしなら6点分、3頭ずつの枠どうしなら9点分の組み合わせに当たる。ゾロ目は、2頭の枠なら馬連の1点分、3頭の枠なら3点分になる。

どちらで買うかは、使う金額をそろえて比べる。2枠と6枠に2頭ずつ入っているレースの「2-6」は、馬連4点分の範囲をカバーする。同じ範囲を馬連で4点(400円)買うなら、枠連の「2-6」も400円買ったときと比べる。当たったときの払戻金は、枠連なら枠連のオッズ×400円、馬連なら当たった1点のオッズ×100円だ。つまり、枠連のオッズ×4と、当たった馬連のオッズを比べ、大きいほうが多く返ってくる。

  • 同じ枠の馬のどちらが来るか決めきれないとき:枠連なら1点でまとめて買える
  • 同じ枠に有力な馬が2頭以上いるとき:枠連のゾロ目で、その2頭の組み合わせを買える
  • 狙う馬が決まっていて、同じ枠のほかの馬は要らないとき:馬連なら、その馬だけで組み合わせを買える

馬連の当たる条件と点数は、馬連とは?当たる条件と買い方で詳しく解説している。

枠連の買い方と点数

枠連は、1点ずつ買うほか、ボックス・流し・フォーメーションでまとめて買える。点数×1点の金額が購入金額になる。

ボックス:ゾロ目は入らない

ボックスは、選んだ枠どうしの組み合わせをすべて買う方法だ。点数は馬連のボックスと同じ式(n×(n−1)÷2)で、ゾロ目は入らない。

選んだ枠の数 点数 1点100円の金額
2枠 1点 100円
3枠 3点 300円
4枠 6点 600円
5枠 10点 1,000円
6枠 15点 1,500円
7枠 21点 2,100円
8枠 28点 2,800円

8枠すべてのボックスでも28点で、ゾロ目の分は当たらない。

流し:軸の枠から相手の枠へ

流しは、軸にする枠を1つ決めて、相手に選んだ枠との組み合わせを買う方法だ。軸にできるのは1枠で、点数は相手の枠の数と同じになる。軸1枠・相手4枠なら4点(400円)だ。軸の枠の馬が2着以内に入らなければ、相手の組み合わせはすべて外れる。

フォーメーション:同じ枠を選べばゾロ目も入る

フォーメーションは、1枠目の欄と2枠目の欄にそれぞれ枠を選び、作れる組み合わせをすべて買う方法だ。両方の欄に同じ枠を選ぶと、その枠のゾロ目も買い目に入る。

4枠・6枠にどちらも2頭以上が入っているレースで、1枠目に4・6、2枠目に1・4・6・8を選ぶと、次の7点(700円)になる。

  • ゾロ目でない組み合わせ:1-4、4-6、4-8、1-6、6-8(5点)
  • ゾロ目:4-4、6-6(2点)

2×4=8通りのうち、「4-6」(1枠目4・2枠目6)と「6-4」(1枠目6・2枠目4)は同じ組み合わせなので1点に数える。ゾロ目は、その枠に2頭以上が出走するときだけ買い目になる。

券種ごとのボックス・流し・フォーメーションの点数は馬券の点数早見表に、ワイドの当たる条件と点数はワイドとは?当たる条件と買い方にまとめている。枠を選んで点数と組み合わせを確かめるときは、馬券の点数計算ツールが使える。

よくある質問

枠連とは?
1着と2着になる馬の枠番号(1〜8枠)の組み合わせを当てる馬券。着順は問わず、同じ枠のどの馬が来ても当たる。
枠連のゾロ目とは?
同じ枠の2頭が1着・2着になる組み合わせのこと。3枠の2頭が1着・2着なら「3-3」が当たりになる。ゾロ目はその枠に2頭以上が出走するときだけ発売される。
枠連は何頭立てから発売される?
発売開始のときに出走を予定している馬が9頭以上のレースで発売される。8頭以下でも、同じ枠に2頭以上が出走するときは発売される(2026年10月時点)。
枠連で出走取消があったら返還される?
同じ枠に残る馬の数による。ほかの馬がいなければその枠との組み合わせはすべて返還、1頭残ればその枠のゾロ目だけ返還、2頭残れば返還はない。
枠連のボックスにゾロ目は入る?
入らない。8枠すべてのボックスは28点。ゾロ目も買うときは、フォーメーションで1枠目と2枠目の両方に同じ枠を選ぶ。

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