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競馬の売上推移|JRA売得金の過去最高は?入場者数・競馬人口

競馬の売上推移|JRA売得金の過去最高は?入場者数・競馬人口

この記事の要点

  • JRAの売上(売得金)は2025年が3兆4853億円で、前年比105.2%。2012年から14年続けて前年を上回った
  • 売得金の過去最高は1997年の4兆0006億円。そこから14年続けて減り、2011年に2兆2935億円まで下がった
  • 総参加人員は2025年が2億0637万人で、数字のある1984年以降で最も多い。定義がJRAの資料になく、競馬をする人の数(競馬人口)としては読めない
  • 競馬場の入場人員の最高は1975年の1489万人。2020年は99万人、2021年は72万人に落ち、2025年は522万人
目次
  1. JRAの売上(売得金)の推移
  2. 総参加人員の推移
  3. 競馬場の入場人員(開催場入場人員)の推移
  4. 売上と入場者数の違い
  5. 中央競馬の開催の決まり
  6. まとめ

JRAの売上(売得金)は2025年が3兆4853億円で、2012年から14年続けて前年を上回った。過去最高は1997年の4兆0006億円で、2025年はその約87%まで戻っている。本記事では、JRAが発表している1954〜2025年の売得金、総参加人員、競馬場の入場人員の推移を、ピークと底、2020年以降の動きに分けて整理する。

数字はJRAの発表の年ごとの数字で、資料の中で「西暦」と「年度」の書き方がそろっていない。本記事では表の見出しにならって「1997年」のように書くが、暦年か年度かは言い切らない。

JRAの売上(売得金)の推移

10年ごとの売得金

JRAが設立された1954年の売得金は112億円で、2025年は3兆4853億円。71年で約310倍になった。

年 売得金 対前年比
1954 112億円 -
1960 290億円 127.0%
1970 4069億円 126.0%
1980 1兆3607億円 107.7%
1990 3兆0984億円 121.3%
2000 3兆4347億円 93.9%
2010 2兆4275億円 93.7%
2020 2兆9834億円 103.5%
2025 3兆4853億円 105.2%

※JRAの発表の年ごとの数字。億円未満は切り捨て。2025年の元の数字は3,485,312,610,100円

1兆円を初めて超えたのは1977年(1兆0991億円)、2兆円を超えたのは1988年(2兆2067億円)、3兆円を超えたのは1990年(3兆0984億円)だ。1980年代の終わりから1990年代の初めにかけて伸びが大きく、1989年から1990年の1年で約5400億円増えている。

ピークは1997年の4兆0006億円

売得金の最高は1997年の4兆0006億円(元の数字は4,000,661,663,100円)。1995年に一度前年を下回り(98.9%)、1996年に3兆9862億円、1997年に4兆円を超えた。4兆円を超えたのは、JRAの表の中でこの1回だけだ。

底は2011年の2兆2935億円

1998年から2011年まで、売得金は14年続けて前年を下回った。2003年に3兆0103億円で3兆円台の最後の年となり、2011年には2兆2935億円まで下がった。1997年の約57%にあたる。

2012年から14年続けて増加

2012年に前年比104.4%と増加に転じ、2025年まで14年続けて前年を上回った。伸びが最も小さかったのは2013年の100.4%で、2025年は105.2%だった。

年 売得金 対前年比
2011 2兆2935億円 94.5%
2015 2兆5833億円 103.6%
2019 2兆8817億円 103.1%
2021 3兆0911億円 103.6%
2022 3兆2539億円 105.3%
2023 3兆2754億円 100.7%
2024 3兆3134億円 101.2%
2025 3兆4853億円 105.2%

※JRAの発表の年ごとの数字。億円未満は切り捨て

2021年に3兆0911億円と、2003年以来の3兆円台に戻った。2025年は前年より約1718億円多く、2011年の約1.5倍になっている。

総参加人員の推移

総参加人員は2025年が最多

総参加人員はJRAの資料にある数字の名前で、1984年から載っている(資料の注は「1982年以前はデータなし」で、1983年も数字がない)。資料に定義は書かれていない。

年 総参加人員 対前年比
1984 8053万人 -
1990 1億1628万人 112.8%
1997 1億6738万人 100.0%
2000 1億5780万人 97.5%
2008 1億7768万人 103.6%
2011 1億5708万人 93.3%
2019 1億8229万人 102.3%
2020 1億6811万人 92.2%
2022 1億9680万人 110.5%
2025 2億0637万人 103.4%

※JRAの発表の年ごとの数字。万人未満は切り捨て。2025年の元の数字は206,373,418名

1989年に1億0307万人と初めて1億人を超え、2025年は2億0637万人で、1984年以降で最も多い。1984年の約2.6倍だ。売得金と違って、1997年のあとも大きくは減らず、1998〜2021年は1億5546万〜1億8229万人の間で上下した。2020年は前年比92.2%と減ったが、2022年に1億9680万人まで増えている。

「競馬人口」の推移を知りたいとき

JRAの売得金額・入場人員の資料には、「競馬人口」という数字はない。JRAが出している関連する数字は、総参加人員と、次の章の開催場入場人員の2つだ。総参加人員は定義が資料に書かれていないため、何人が競馬をしているかをそのまま表す数字として読むことはできない。

競馬場の入場人員(開催場入場人員)の推移

最高は1975年の1489万人

開催場入場人員は、競馬場に入った人の数だ。最も多かったのは1975年の1489万人で、1973年(1475万人)から1975年までの3年は、どれも1460万人を超えている。

年 開催場入場人員 対前年比
1954 169万人 -
1960 224万人 117.9%
1970 1223万人 111.4%
1975 1489万人 101.9%
1980 1063万人 96.2%
1990 1068万人 116.9%
1996 1411万人 100.4%
2000 1103万人 96.7%
2010 673万人 92.1%
2019 623万人 99.5%
2020 99万人 15.9%
2021 72万人 72.9%
2022 279万人 386.2%
2023 462万人 165.7%
2024 513万人 111.1%
2025 522万人 101.8%

※JRAの発表の年ごとの数字。万人未満は切り捨て。1975年の元の数字は14,898,794名、2025年は5,229,792名

1975年のあとは減って1980年代半ばに800万人前後となり、1990年代に再び増えて、1996年に1411万人の2つ目の山をつけた。1997年から2004年まで8年続けて減り、2001年には970万人と1000万人を割った。2010年代は600万人台で推移している。

2020年・2021年の落ち込み

2020年は99万人で、前年(623万人)の15.9%だった。2021年はさらに減って72万人と、1954年の169万人も下回り、JRAの表の中で最も少ない。

2025年は522万人

2022年に279万人、2023年に462万人と戻り、2025年は522万人だった。2019年の約84%、1975年の約35%にあたる。

売上と入場者数の違い

売得金が過去最高だった1997年の入場人員は1300万人で、2025年は522万人と4割ほどだ。一方で2025年の売得金は1997年の約87%まで戻っている。入場人員が大きく減った2020年も、売得金は前年比103.5%と増えた。

年 売得金 総参加人員 開催場入場人員
2019 2兆8817億円 1億8229万人 623万人
2020 2兆9834億円 1億6811万人 99万人
2021 3兆0911億円 1億7810万人 72万人
2022 3兆2539億円 1億9680万人 279万人
2025 3兆4853億円 2億0637万人 522万人

※JRAの発表の年ごとの数字。億円未満・万人未満は切り捨て

競馬場に来る人の数と売上は、同じ動きをしていない。JRAは、インターネットやキャッシュレスでの投票の拡充に取り組んでいるとしているが、売上と入場者数の差がどこまでそれによるものかは、JRAの数字からは言い切れない。

ネットで馬券を買う方法は、即PAT・A-PAT・JRAダイレクトなどがある。始め方の違いは馬券のネット購入の方法で比べている。

JRAはほかに、競馬場やウインズのリニューアル、JRAの利益で払戻金に上乗せするJRAプレミアム・JRAプラス10にも取り組んでいる(2026年10月時点)。

中央競馬の開催の決まり

中央競馬の開催は、法律に定められた上限にもとづいて行われる。一般的な年は、次の数で開催する(2026年10月時点)。

項目 数
競馬場 全国10か所
開催日 288日
1日の競走数 最大12競走

まとめ

JRAの売得金は、1954年の112億円から伸び、1997年に4兆0006億円の最高をつけた。そこから14年続けて減って2011年に2兆2935億円まで下がり、2012年から2025年まで14年続けて増えて、2025年は3兆4853億円になった。総参加人員は2025年の2億0637万人が1984年以降で最も多い。競馬場の入場人員は1975年の1489万人が最高で、2020年・2021年に100万人を割ったあと、2025年は522万人まで戻っている。

よくある質問

JRAの売上(売得金)の過去最高はいつ?
JRAの発表の数字で、売得金の最高は1997年の4兆0006億円(4,000,661,663,100円)。2025年は3兆4853億円で、1997年の約87%にあたる。
2025年のJRAの売上はいくら?
2025年の売得金は3兆4853億円(3,485,312,610,100円)で、前年比105.2%。2012年から2025年まで14年続けて前年を上回った。
売上がピークのあと、いちばん下がったのはいつ?
1997年の4兆0006億円のあと、1998年から2011年まで14年続けて前年を下回った。1997年以降で売得金が最も少ないのは2011年の2兆2935億円で、1997年の約57%にあたる。
競馬人口の推移は分かる?
JRAの売得金額・入場人員の資料に「競馬人口」という数字はない。関連する数字は総参加人員と開催場入場人員で、総参加人員は2025年が2億0637万人と、数字のある1984年以降で最も多い。ただし総参加人員は定義が資料になく、競馬をする人の数としては読めない。
競馬場の入場者数が最も多かったのはいつ?
JRAの開催場入場人員の最高は1975年の1489万人(14,898,794人)。2021年は72万人で表の中で最も少なく、2025年は522万人だった。
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