1番人気の勝率は?重賞の人気別成績|複勝率・飛ぶ確率

この記事の要点
- 2024年1月から2026年10月25日の菊花賞までのJRAの平地重賞364レースで、1番人気の勝率は28.0%、連対率は46.4%、複勝率は59.1%。未勝利・条件戦を含む全レースの数字ではない
- 1〜3着に同着がない360レースで、1番人気が4着以下に負けたのは約4割(148レース、41.1%)。1〜3番人気が3頭とも4着以下だったのは12.2%、3着以内に10番人気以下が入ったのは32.5%
- 1〜3着に同着がない360レースで、1〜3番人気の3頭で決まったのは、3連複で5.6%(20レース)、3連単の1→2→3番人気の順では0.6%(2レース)だった
- 良の1番人気は勝率30.7%・複勝率62.1%(290レース)、道悪は勝率17.6%・複勝率47.3%(74レース)。ダートは41レースしかなく、傾向と言えるほどの数はない
目次
重賞の1番人気の勝率は28.0%、複勝率は59.1%だ(2024年1月から2026年10月25日の菊花賞までのJRAの平地重賞364レース)。勝つのは3〜4回に1回ほどで、3着以内に入るのは6割ほど。逆に言えば、1番人気の約4割は4着以下に負けている。本記事では、この期間の重賞364レースの人気別の勝率・連対率・複勝率を、GⅠ・GⅡ・GⅢ別、芝・ダート別、良・道悪別に分け、1〜3番人気で決まる確率などの決着の型と合わせて、JRAのレース結果で数えてまとめる。数えたのは重賞だけで、未勝利・条件戦を含む全レースの数字ではない。
本記事の数え方|重賞364レースの単勝人気
範囲は、2024年1月から2026年10月25日の菊花賞までのJRAの平地重賞364レース(GⅠ 63、GⅡ 108、GⅢ 193)。障害の重賞は入れていない。人気は単勝人気(最終オッズの順)で、JRAのレース結果に載っているものを使った。
- 出走取消・競走除外の馬は単勝人気が付かないので数えない。競走中止は出走に数える
- 勝率は1着、連対率は2着以内、複勝率は3着以内の回数を、出走数で割った
- 人気別の成績(364レース)では、同着は着順のまま数える。期間中、1着同着が1レース(2025年の小倉牝馬ステークス)あり、1着を2頭と数えている
- 決着の型と勝ち馬の人気は、1〜3着に同着がある4レース(1着同着1・2着同着3)は、組み合わせが一つに決まらないので外した。1着同着は2025年の小倉牝馬ステークス、2着同着は2024年のジャパンカップ、2025年の関屋記念、2026年の安田記念で、どれも2着同着で3着の馬がいない。そのため、人気別の表は364レース、決着の型と勝ち馬の人気は360レースと、分母が違う
1番人気の勝率・複勝率は?人気別の成績
重賞364レースを単勝人気で分けると、次のとおりだ。
| 人気 | 出走 | 1着 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 364 | 102 | 28.0% | 46.4% | 59.1% |
| 2番人気 | 364 | 71 | 19.5% | 32.1% | 44.2% |
| 3番人気 | 364 | 44 | 12.1% | 25.0% | 36.5% |
| 4番人気 | 364 | 21 | 5.8% | 16.5% | 29.4% |
| 5番人気 | 364 | 41 | 11.3% | 18.7% | 25.3% |
| 6番人気 | 364 | 17 | 4.7% | 14.0% | 20.9% |
| 7番人気 | 364 | 19 | 5.2% | 12.4% | 19.2% |
| 8番人気 | 361 | 13 | 3.6% | 10.2% | 15.0% |
| 9番人気 | 358 | 15 | 4.2% | 8.4% | 14.5% |
| 10番人気以下 | 2172 | 22 | 1.0% | 2.9% | 6.1% |
※2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レース。未勝利・条件戦などを含む全レースの数字ではない。8番人気・9番人気の出走が364より少ないのは、8頭立て以下のレースがあるため
1番人気は102勝で、着順の内訳は1着102回、2着67回、3着46回、4着以下149回だった。複勝率は1番人気の59.1%から、2番人気44.2%、3番人気36.5%、4番人気29.4%と、人気が下がるほど順に下がっている。
勝率では、4番人気(5.8%)より5番人気(11.3%)のほうが高い。4番人気の馬が5番人気の馬より勝ちにくい理由は考えにくく、この期間の364レースではそうなった、という以上には読まない。複勝率では4番人気が5番人気を上回っており、並びは人気の順だ。
10番人気以下は延べ2172頭が走って22勝、3着以内は132回だった。1頭ずつの複勝率は6.1%と低いが、1レースに何頭もいるため、後半の「決着の型」で見るように、3着以内のどこかに入るレースは少なくない。
GⅠ・GⅡ・GⅢ別の人気別成績
格付けで分けると、次のとおりだ。
| 人気 | GⅠ 勝率 | GⅠ 複勝率 | GⅡ 勝率 | GⅡ 複勝率 | GⅢ 勝率 | GⅢ 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 34.9% | 58.7% | 26.9% | 63.0% | 26.4% | 57.0% |
| 2番人気 | 25.4% | 55.6% | 18.5% | 49.1% | 18.1% | 37.8% |
| 3番人気 | 11.1% | 30.2% | 12.0% | 36.1% | 12.4% | 38.9% |
| 4番人気 | 4.8% | 30.2% | 7.4% | 32.4% | 5.2% | 27.5% |
| 5番人気 | 6.3% | 23.8% | 11.1% | 25.0% | 13.0% | 25.9% |
| 6番人気 | 1.6% | 14.3% | 4.6% | 21.3% | 5.7% | 22.8% |
| 7番人気 | 3.2% | 25.4% | 3.7% | 16.7% | 6.7% | 18.7% |
| 8番人気 | 1.6% | 11.1% | 5.6% | 13.1% | 3.1% | 17.3% |
| 9番人気 | 6.3% | 17.5% | 3.8% | 15.1% | 3.7% | 13.2% |
| 10番人気以下 | 0.6% | 4.3% | 1.2% | 5.5% | 1.1% | 7.2% |
※GⅠは63レース、GⅡは108レース、GⅢは193レース(2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞)
1番人気の勝率はGⅠが34.9%(63戦22勝)で、GⅡの26.9%、GⅢの26.4%より高かった。一方、1番人気の複勝率はGⅠ 58.7%、GⅡ 63.0%、GⅢ 57.0%で、格付けによる差は小さい。GⅠの1番人気は勝ち切る割合が高かった一方、3着以内に残る割合はほかの重賞と変わらない、という数字になった。ただ、GⅠは63レースで、勝率は数勝の違いで5%ほど動く。GⅠの1番人気がほかの重賞より勝つ、とまで言い切れる数ではない。
GⅠでは2番人気の複勝率も55.6%と高く、1番人気の58.7%と大きくは違わない。GⅢでは2番人気(37.8%)と3番人気(38.9%)の複勝率がほぼ並ぶ。
GⅠは63レースしかなく、6番人気以下の勝ちは1〜4勝ずつだ。7番人気の複勝率25.4%(16回)や9番人気の勝率6.3%(4勝)のように、人気の順に並ばないところは、数が少ないための振れと見ておく。
芝・ダート別、良・道悪別の人気別成績
芝とダート
| 人気 | 芝 勝率 | 芝 複勝率 | ダート 勝率 | ダート 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 28.2% | 58.2% | 26.8% | 65.9% |
| 2番人気 | 19.8% | 45.2% | 17.1% | 36.6% |
| 3番人気 | 11.8% | 36.8% | 14.6% | 34.1% |
| 4番人気 | 5.9% | 29.7% | 4.9% | 26.8% |
| 5番人気 | 10.2% | 24.1% | 19.5% | 34.1% |
| 6番人気 | 4.6% | 21.7% | 4.9% | 14.6% |
| 7番人気 | 5.3% | 18.9% | 4.9% | 22.0% |
| 8番人気 | 3.4% | 15.6% | 4.9% | 9.8% |
| 9番人気 | 4.7% | 14.8% | 0.0% | 12.2% |
| 10番人気以下 | 1.1% | 5.9% | 0.4% | 7.3% |
※芝は323レース、ダートは41レース(2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞)
重賞の9割近くは芝で、芝の数字は全体とほとんど同じだ。1番人気は芝で勝率28.2%・複勝率58.2%だった。
ダートの重賞は41レースしかない。1番人気の複勝率65.9%(41戦27回)は芝より高く、5番人気の勝率19.5%(8勝)は1番人気に近いが、41レースでは1〜2勝の違いで数%動く。ダートの重賞の1番人気が芝より堅い、5番人気が狙い目、とまでは言えない。
良と道悪(稍重・重・不良)
| 人気 | 良 勝率 | 良 複勝率 | 道悪 勝率 | 道悪 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 30.7% | 62.1% | 17.6% | 47.3% |
| 2番人気 | 18.6% | 43.1% | 23.0% | 48.6% |
| 3番人気 | 12.1% | 37.2% | 12.2% | 33.8% |
| 4番人気 | 6.2% | 30.0% | 4.1% | 27.0% |
| 5番人気 | 10.0% | 23.4% | 16.2% | 32.4% |
| 6番人気 | 4.1% | 19.7% | 6.8% | 25.7% |
| 7番人気 | 5.2% | 20.0% | 5.4% | 16.2% |
| 8番人気 | 3.5% | 15.6% | 4.1% | 12.3% |
| 9番人気 | 3.9% | 13.7% | 5.5% | 17.8% |
| 10番人気以下 | 1.0% | 5.8% | 1.0% | 7.1% |
※良は290レース、道悪は74レース(稍重53・重16・不良5)。2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞
良の重賞290レースでは、1番人気の勝率は30.7%、複勝率は62.1%だった。道悪の74レースでは、1番人気の勝率は17.6%(13勝)、複勝率は47.3%で、どちらも良より低い。
道悪では2番人気の勝率(23.0%)が1番人気(17.6%)を上回ったが、74レースの数で、勝ち数の差は4勝だ。道悪では2番人気のほうが勝つ、とは読まない。この期間の道悪の重賞では、1番人気の3着以内が半分を切った、というところまでが数字で言えることだ。
決着の型|1〜3番人気で決まる確率、1番人気が飛ぶ確率
1〜3着の3頭の人気で、レースごとの決着を数えた。1〜3着に同着がある4レースは組み合わせが一つに決まらないので外し、360レースで数えている。人気別の表(364レース)とは分母が違うので、1番人気が3着以内の割合は、表の複勝率59.1%ではなく58.9%になる。
| 決着の型 | レース数 | 割合 |
|---|---|---|
| 3連複で1-2-3番人気(1〜3番人気の3頭で決まった) | 20 | 5.6% |
| 3連単で1→2→3番人気(着順まで人気どおり) | 2 | 0.6% |
| 馬連で1-2番人気(1・2着が1番人気と2番人気) | 37 | 10.3% |
| 1番人気が3着以内 | 212 | 58.9% |
| 1番人気が4着以下(飛んだ) | 148 | 41.1% |
| 1〜3番人気が3頭とも4着以下 | 44 | 12.2% |
| 3着以内に10番人気以下が1頭以上 | 117 | 32.5% |
※2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レースから、1〜3着に同着がある4レースを外した360レース。全レースの数字ではない
1〜3番人気の3頭で決まったのは20レースで、18レースに1レースだ。着順まで1→2→3番人気どおりになったのは2レースしかない。3連複・3連単の当たる条件や買い方は、3連複とは?当たる条件と買い方、ボックス・軸流し・フォーメーションの点数にまとめている。
1番人気が4着以下に負けた(いわゆる「飛んだ」)のは148レースで、5レースに2レースほどだった。1〜3番人気が3頭とも4着以下だったのは44レースで、8レースに1レースほどある。3着以内に10番人気以下が入ったレースは117レースで、3レースに1レースほどだった。
格付けで分けると、次のとおりだ(同着の4レースを外したので、GⅠは61レース、GⅢは191レース)。
| 決着の型 | GⅠ(61) | GⅡ(108) | GⅢ(191) |
|---|---|---|---|
| 3連複で1-2-3番人気 | 5(8.2%) | 9(8.3%) | 6(3.1%) |
| 3連単で1→2→3番人気 | 1(1.6%) | 0(0.0%) | 1(0.5%) |
| 馬連で1-2番人気 | 8(13.1%) | 12(11.1%) | 17(8.9%) |
| 1番人気が4着以下 | 26(42.6%) | 40(37.0%) | 82(42.9%) |
| 1〜3番人気が3頭とも4着以下 | 6(9.8%) | 10(9.3%) | 28(14.7%) |
| 3着以内に10番人気以下 | 20(32.8%) | 28(25.9%) | 69(36.1%) |
GⅢは、1〜3番人気の3頭で決まった割合が3.1%とGⅠ・GⅡより低く、1〜3番人気が全滅した割合(14.7%)と10番人気以下が3着以内に入った割合(36.1%)が高かった。ただ、3連複の1-2-3番人気は各格付けで5〜9レース、3連単は0〜1レースしかなく、この数で格付けの違いを決めつけることはできない。
勝ち馬の人気
同じ360レースの勝ち馬を人気で数えると、1番人気が100勝(27.8%)、2番人気が71勝(19.7%)、3番人気が43勝(11.9%)で、1〜3番人気で214勝(59.4%)だった。10番人気以下の勝ちは22勝(6.1%)で、最も人気のない勝ち馬は16番人気だった。
馬券を組むときの見方
ここまでの数字から、馬券を組むときに使えるのは次のようなことだ。どれも2024年1月から2026年10月の重賞364レース(決着の型は同着を外した360レース)の数字で、次のレースで同じ割合になるわけではない。
- 1番人気を3着以内の軸にすると、この期間では約6割で残り、約4割で外れた。「1番人気だから3着には来る」とは言えない数字だ
- 1〜3番人気の3頭だけで3連複を買って当たったのは5.6%、3連単の1→2→3番人気は0.6%だった。人気の3頭で決まるレースはまれで、ほとんどのレースでは4番人気以下が少なくとも1頭は3着以内に入っている
- 3着以内に10番人気以下が入ったのは約3分の1のレースだった。ただ、10番人気以下の1頭ずつの複勝率は6.1%で、どの馬が来るかまではこの数字からは分からない
- 4番人気と5番人気の勝率の逆転、道悪の2番人気、ダートの5番人気のように、人気の順に並ばないところは、理屈で説明できる並びではない。この期間の数ではそうなった、という以上には使わない
本記事では払戻金・オッズは数えていないので、1番人気や人気薄を買い続けたときに回収率がどうなるかは、この数字からは分からない。
まとめ
2024年1月から2026年10月25日の菊花賞までのJRAの平地重賞364レースで、1番人気の勝率は28.0%、連対率は46.4%、複勝率は59.1%だった。1〜3着に同着がない360レースでは、1番人気が4着以下に負けたのは約4割で、1〜3番人気の3頭で決まったのは3連複で5.6%、3連単の1→2→3番人気では0.6%しかない。1〜3番人気が全滅したレースは12.2%、3着以内に10番人気以下が入ったレースは32.5%あった。GⅠの1番人気は勝率34.9%とほかの重賞より高かったが、複勝率は格付けでほとんど変わらない。良の1番人気は複勝率62.1%、道悪は47.3%だった。数えたのは重賞だけで、未勝利・条件戦を含む全レースの数字ではない。
着順まで当てる3連単の買い方と点数は、3連単とは?当たる条件と買い方、ボックス・流し・マルチ・フォーメーションの点数にまとめている。
同じ時期の重賞を別の切り口で数えた記事: 内枠と外枠どっちが有利?、重賞に強い騎手は?
よくある質問
- 重賞の1番人気の勝率は?
- 2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レースでは28.0%(102勝)。GⅠだけの63レースでは34.9%、GⅡの108レースでは26.9%、GⅢの193レースでは26.4%だった。未勝利・条件戦を含む全レースの数字ではない。
- 1番人気の複勝率は?
- 2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レースでは59.1%(3着以内215回)。連対率は46.4%で、1着102回、2着67回、3着46回だった。未勝利・条件戦を含む全レースの数字ではない。
- 1番人気が飛ぶ確率は?
- 2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞のうち、1〜3着に同着がない360レースでは、1番人気が4着以下に負けたのは148レースで41.1%。この期間の重賞では、5レースに2レースほど1番人気が3着以内に入らなかった。
- 1番人気・2番人気・3番人気で決まる確率は?
- 2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞のうち、1〜3着に同着がない360レースでは、1〜3着が1〜3番人気の3頭だった(3連複の1-2-3番人気)のは20レースで5.6%。着順まで1→2→3番人気どおり(3連単)だったのは2レースで0.6%。1〜3番人気が3頭とも4着以下だったのは44レースで12.2%だった。
- この記事の人気別成績は、全レースの数字?
- 全レースではない。数えたのは2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞(GⅠ・GⅡ・GⅢ)364レースだけで(決着の型は、そのうち1〜3着に同着がない360レース)、未勝利・条件戦・オープン特別、障害の重賞、地方競馬は入っていない。






