競馬人口の推移|2025年は何人?JRAネット会員数・入場者数

この記事の要点
- 「競馬人口」という公式の数字はない。近い数字はJRAの電話・インターネット投票の会員数で、2025年は719万1583人(約719万人)
- 会員数は2020年の約506万人から5年で約213万人増えた。2025年末の内訳は即PATが597万9247人、A-PATが104万5268人
- 中央競馬のお客様総数(延べ2億0637万人)のうち、2025年は81.3%が電話・インターネット投票で、競馬場(入場人員)は2.5%
- 競馬場の入場人員は2025年が522万9792人で、うち女性が22.8%。2021年の17.8%から毎年上がっている
目次
競馬人口という公式の数字はない。近い数字はJRAの電話・インターネット投票(以下、ネット投票)の会員数で、2025年は約719万人(719万1583人)だ。
本記事では、ネット投票の会員数の推移(2020〜2025年)と即PAT・A-PATの内訳、延べの参加人数である「お客様総数」の場所・買い方ごとの割合、競馬場の入場人員と女性の比率、競馬場別の入場人員、2021年・2022年の無観客競馬の期間をまとめる。数字はすべて中央競馬(JRA)の発表で、2025年までのものだ。
競馬人口は何人?公式の数字はない
JRAや農林水産省が公表している資料に、「競馬人口」や「ファン人口」という数字はない。JRAが出している「人の数」のうち、競馬人口に近いものは次の3つだ。
| 数字 | 2025年 | 何を数えているか |
|---|---|---|
| 電話・インターネット投票の会員数 | 719万1583人 | 会員の数(中央競馬の終了時点) |
| お客様総数(総参加人員) | 2億0637万3418人 | 場所・買い方ごとの延べ人数の合計 |
| 開催競馬場の入場人員 | 522万9792人 | 1年間の開催日に競馬場に入った人数の合計 |
お客様総数はJRAが「延べ」としている数で、入場人員はその内訳の1つ(開催競馬場の分)にあたる。どちらも延べの数で、同じ人が複数回数えられる。ネット投票の会員数は、延べではなく会員の数なので、3つの中では競馬をする人の数に最も近い。ただし、会員になっていても馬券を買っていない人や、会員にならずに競馬場・ウインズで買う人もいるため、競馬をする人の数そのものではない。
JRAのネット投票の会員数の推移
2020〜2025年の会員数
ネット投票の会員数は、2025年の中央競馬の終了時点で719万1583人。2020年の506万3023人から、5年で約213万人増え、約1.4倍になった。
| 年 | 会員数 | その年に新しく登録した人 |
|---|---|---|
| 2020 | 506万3023人 | - |
| 2021 | 560万6784人 | 97万1027人 |
| 2022 | 597万0593人 | 85万9508人 |
| 2023 | 619万9974人 | 76万7273人 |
| 2024 | 652万1561人 | 93万2510人 |
| 2025 | 719万1583人 | 132万9000人 |
※会員数は各年の中央競馬の終了時点。2020年は、2021年の会員数から、2021年のJRAの発表にある対前年の増加数(54万3761人)を引いた計算の値
※2021年は2021年のJRAの発表の値を使った。翌2022年の発表の増加数から逆算した値(561万2087人)とは5303人違う
2025年は前年より67万0022人増え(編集部の計算)、新しく登録した人も132万9000人と、どちらも2021年以降で最も多い。
新しく登録した人は毎年77万〜133万人ほどいるが、会員数の増え方はそれより小さい。2023年は76万7273人が新しく登録し、会員数の増加は22万9381人だった。差の理由は、JRAの発表には書かれていない。
1989年からの長い推移
JRAの資料では、1989年から2019年までの会員数はグラフで示されている。グラフから読むと、1989年の会員は数十万人で、1990年代から2000年代の半ばにかけて増えた。2000年代の後半から2010年代の前半までは、300万人台で横ばいだった。2010年代の半ばから再び増え方が大きくなり、2020年に500万人を超えた。
グラフでは、2010年代の半ばからあとに増えた分の多くは即PATの会員だ(いずれもグラフからの読み取りで、おおよその見方)。
ネット投票の会員の内訳(即PAT・A-PAT)
2025年末の会員719万1583人の内訳は、即PATが597万9247人で全体の83.1%を占める。A-PATは104万5268人(14.5%)、その他が16万7068人(2.3%)だ。
| 会員の種類 | 会員数 | 割合 |
|---|---|---|
| 即PAT | 597万9247人 | 83.1% |
| A-PAT | 104万5268人 | 14.5% |
| その他 | 16万7068人 | 2.3% |
| 計 | 719万1583人 | 100% |
※2025年末時点。その他の中身は公表されていない。割合は編集部の計算で、小数第2位を四捨五入したため、内訳の合計は99.9%
即PATとA-PATは、入金の口座や、使い始めるまでの期間が違う。始め方の違いは馬券のネット購入の方法で比べている。
ネット投票とは別に、競馬場やウインズで使うUMACA投票の会員は、2025年末で42万2092人。2021年末の16万8596人から約2.5倍になった。ネット投票の会員とUMACA投票の会員の重なりは公表されていないため、2つを足して人数にすることはできない。
お客様総数(総参加人員)の中身
2025年は81.3%がネット投票
JRAが出している「お客様総数」は、売得金額の資料で「総参加人員」の名前で載っている数と同じだ(2025年はどちらも2億0637万3418人)。JRAは、これを場所・買い方ごとの延べ人数に分けて出している。
| 場所・買い方 | 延べ人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 電話・インターネット投票 | 1億6778万5010人 | 81.3% |
| ウインズ | 2047万2813人 | 9.9% |
| J-PLACE | 551万1700人 | 2.7% |
| 開催競馬場 | 522万9792人 | 2.5% |
| UMACAスマート | 414万1903人 | 2.0% |
| パークウインズ | 323万2200人 | 1.6% |
| 計 | 2億0637万3418人 | 100% |
※2025年の中央競馬のみで、海外のレースの参加人員(521万0391人)は含まない。割合はJRAの発表の構成比
延べ人数の8割あまりがネット投票で、開催競馬場(入場人員)は2.5%だった。UMACAスマートは前年比153.8%と、内訳の中で最も伸びている。中央競馬の売得金(海外のレースの分は含まない)でも、2025年は81.1%がネット投票だった。
1人を何で1と数えるか(1日ごとか、1回の購入ごとかなど)は、JRAの資料には書かれていない。延べの数なので、2億0637万人が競馬をしているという意味にはならない。
ネット投票の割合の推移
ネット投票の割合は、競馬場の入場人員が100万人を下回った2020年・2021年に9割を超え、入場が戻るにつれて下がった。2023年からは81〜83%で落ち着いている。
| 年 | お客様総数 | 電話・インターネット | 開催競馬場 |
|---|---|---|---|
| 2020 | 1億6811万人 | 91.2% | 0.6% |
| 2021 | 1億7810万人 | 90.1% | 0.4% |
| 2022 | 1億9680万人 | 84.7% | 1.4% |
| 2023 | 1億9669万人 | 82.7% | 2.4% |
| 2024 | 1億9967万人 | 81.4% | 2.6% |
| 2025 | 2億0637万人 | 81.3% | 2.5% |
※中央競馬のみ。お客様総数は万人未満を切り捨て。割合はJRAの発表の構成比で、2020年は翌2021年の発表にある前年の値
割合は下がったが、ネット投票の延べ人数そのものは、2021年の1億6043万6992人から2025年の1億6778万5010人へ増えている。
競馬場の入場人員の推移(抜粋)
競馬場の入場人員(開催場入場人員)は、1975年の1489万8794人が最も多い。1996年に1411万6684人の2つ目の山があり、2019年は623万6197人だった。
2020年は99万0970人(前年比15.9%)に落ち、2021年は72万2670人と、数字のある1954年以降で最も少なくなった。2022年からは279万0937人、462万4106人、513万5167人と戻り、2025年は522万9792人。2019年の約84%にあたる。1954年からの推移と、売上との比べ方は競馬の売上推移にまとめている。
女性の入場人員は22.8%
JRAは、入場人員のうち女性の数も出している。2025年の女性の入場人員は119万4895人で、全体の22.8%。前年比は107.9%で、入場人員全体の101.8%より伸びが大きい。
| 年 | 入場人員 | うち女性 | 女性の割合 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 72万2670人 | 12万8791人 | 17.8% |
| 2022 | 279万0937人 | 55万4595人 | 19.9% |
| 2023 | 462万4106人 | 94万8555人 | 20.5% |
| 2024 | 513万5167人 | 110万7625人 | 21.6% |
| 2025 | 522万9792人 | 119万4895人 | 22.8% |
※女性の割合はJRAの発表の「全体比」
女性の割合は、2021年の17.8%から2025年まで毎年上がっている。
競馬場別の入場人員(2025年)
2025年の入場人員が最も多いのは東京競馬場の158万7288人で、全体の約3割を占める。中山、京都、阪神が続き、この4場で全体の73.2%になる(編集部の計算)。
| 競馬場 | 開催日数 | 入場人員 | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| 東京 | 45日 | 158万7288人 | 3万5273人 |
| 中山 | 42日 | 83万1609人 | 1万9800人 |
| 京都 | 39日 | 74万2904人 | 1万9049人 |
| 阪神 | 39日 | 66万4832人 | 1万7047人 |
| 中京 | 33日 | 39万5427人 | 1万1983人 |
| 新潟 | 24日 | 27万7936人 | 1万1581人 |
| 福島 | 20日 | 21万8626人 | 1万0931人 |
| 小倉 | 20日 | 21万3835人 | 1万0692人 |
| 札幌 | 14日 | 20万3242人 | 1万4517人 |
| 函館 | 12日 | 9万4093人 | 7841人 |
| 計 | 288日 | 522万9792人 | 1万8159人 |
※1日あたりは入場人員を開催日数で割った編集部の計算で、1人未満は四捨五入
開催日数が競馬場ごとに違うため、1日あたりで比べると、東京が3万5273人で最も多く、中山・京都・阪神は1万7000〜1万9800人ほど。札幌は開催が14日と少ないが、1日あたり1万4517人で、中京・新潟・福島・小倉より多い。
阪神競馬場は、スタンドのリフレッシュ工事などを終えて2025年3月にリニューアルオープンした。その後の第1回阪神競馬では、入場人員が前年比118.3%、うち女性が134.9%、子どもが184.9%だった。京都競馬場は公園地区の整備を終えて2025年10月にリニューアルオープンし、その後の第4回京都競馬の入場人員は前年比120.2%(女性132.1%、子ども136.4%)だった。
2021年・2022年の無観客競馬
2021年は、競馬場への入場を断って開催する無観客競馬が、次の期間に行われた。
| 競馬場 | 無観客競馬の期間(2021年) |
|---|---|
| 中山・東京 | 1月9日〜3月28日 |
| 中京・阪神・小倉 | 1月16日〜3月7日 |
| 阪神 | 4月25日〜5月2日 |
| 東京 | 4月25日〜5月9日 |
これ以外の期間も、入場する人の数を制限して開催した。2021年には、競馬場の全指定席をネット予約にしている。
2022年は、3月の福島県沖地震の影響で、第1回福島競馬を無観客で行った。この年は競馬場の入場制限の緩和が進み、入場人員は前年の72万2670人から279万0937人に増えた。
まとめ
競馬人口という公式の数字はなく、近い数字はJRAのネット投票の会員数で、2025年は719万1583人だ。2020年の506万3023人から5年で約213万人増え、内訳は即PATが597万9247人と8割あまりを占める。延べの参加人数であるお客様総数は2025年が2億0637万3418人で、81.3%がネット投票、開催競馬場(入場人員)は2.5%だった。競馬場の入場人員は1975年の1489万8794人が最高で、2021年の72万2670人を底に、2025年は522万9792人まで戻った。女性の割合は2025年が22.8%で、2021年から毎年上がっている。
よくある質問
- 競馬人口は何人?
- 「競馬人口」という公式の数字はなく、近い数字はJRAの電話・インターネット投票の会員数で、2025年の中央競馬の終了時点で719万1583人(約719万人)。会員でも馬券を買っていない人や、会員にならずに競馬場・ウインズで買う人もいるため、競馬をする人の数そのものではない。
- 競馬人口は増えている?
- 電話・インターネット投票の会員数は、2020年の約506万人から2025年の約719万人へ、5年で約213万人増えた。一方、競馬場の入場人員は2025年が522万9792人で、2019年の623万6197人の約84%にとどまる。
- 即PATとA-PATの会員はそれぞれ何人?
- 2025年末で、即PATが597万9247人、A-PATが104万5268人、その他が16万7068人。即PATが会員全体の約83%を占める。
- 馬券はどこで買われている?
- 2025年の中央競馬の売得金のうち、81.1%が電話・インターネット投票だった。延べの人数(お客様総数)でも81.3%がネット投票で、ウインズは9.9%、競馬場(入場人員)は2.5%。
- 競馬場に来る女性の割合は?
- 2025年の競馬場の入場人員522万9792人のうち、女性は119万4895人で22.8%。2021年の17.8%から毎年上がっている。






