馬券の買い方・入門

競馬予想のやり方|初心者が見る人気・コース・枠・脚質・馬場の5つ

この記事の要点

  • 競馬予想のやり方は、出馬表でレースの条件を読んでから、人気・コース・枠・脚質・馬場の5つを順に見て、当日の馬体重などで確かめる流れ
  • 人気は単勝オッズの低い順で、買った人の見方を表す。2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レースでは、1番人気の勝率は28.0%、複勝率は59.1%だった
  • 枠は同じ期間の重賞で、1〜2枠の複勝率19.6%、7〜8枠19.1%と差が小さかった。脚質はペースとコースで、馬場は良・稍重・重・不良の4段階で有利・不利が変わる
  • 出馬表は木曜に馬番なし、ふだんの週は前日の10時頃に馬番付きが出る。馬体重はレース当日に入るので、最後に確かめる
競馬予想のやり方|初心者が見る人気・コース・枠・脚質・馬場の5つ
目次
  1. 競馬予想のやり方は?見る順番と5つのポイント
  2. まずは出馬表でレースの条件を読む
  3. 1. 人気|オッズは買った人の見方
  4. 2. コース|競馬場と距離、芝かダートか
  5. 3. 枠|内枠と外枠の差は小さい
  6. 4. 脚質|展開とペースを考える
  7. 5. 馬場|良・稍重・重・不良
  8. 当日に確かめる|馬体重・パドック・追い切り
  9. まとめ

競馬予想のやり方は、出馬表でレースの条件を読んでから、人気・コース・枠・脚質・馬場の5つを順に見て、レース当日の馬体重などで確かめることだ。どれか1つで決まるわけではなく、5つを重ねて、どの馬が今回の条件に合うかを考える。本記事では、初心者が見る順番と、それぞれで何が分かるかを、編集部が数えた重賞の人気別・枠番別の成績とあわせてまとめる。内容は2026年11月時点のものだ。

競馬予想のやり方は?見る順番と5つのポイント

予想は、次の順番で進めると迷いにくい。

順番 見るもの 分かること いつ分かるか
0 出馬表のレースの条件 競馬場・芝かダートか・距離・クラス・斤量の決め方 木曜(馬番なしの出馬表)
1 人気 買った人がどの馬を上に見ているか 発売が始まってから。最終は発売締切のあと
2 コース 直線の長さ・坂・回り。その馬が同じ条件で走ったことがあるか 木曜
3 枠 どの馬が内に入り、どの馬が外に入ったか ふだんの週はレースの前日の10時頃
4 脚質 各馬がどの位置でレースを進めるか、ペースはどうなりそうか 前走欄の通過順位で、木曜から
5 馬場 良・稍重・重・不良のどれで走るか 前日と当日に発表

5つのあとに、レース当日の馬体重、パドック、レースの週の追い切りで、馬の状態を確かめる。

まずは出馬表でレースの条件を読む

出馬表は、上のレースの条件、各馬の枠・馬番・斤量・騎手、右の前走欄(馬柱)の3か所に分けると読みやすい。条件の欄で、どの競馬場の、芝かダートの何mのレースで、どんなクラスの馬が集まるかをつかむ。

前走欄には過去4走が並び、距離・馬場・着順・人気・通過順位・上がり3Fが載る。5つのポイントのうち、コースと脚質はこの前走欄から読む。

項目ごとの読み方と馬名・騎手の横の記号は「出馬表の見方」で解説している。

1. 人気|オッズは買った人の見方

人気は、単勝オッズの低い順に付く順位だ。オッズは馬の強さで決まるのではなく、どの馬にどれだけ票が集まったかと払戻率で決まる。だから人気は、買った人がどの馬を上に見ているかを表す数字になる。

オッズの決まり方と、発売中に動く理由、確定のタイミングは「オッズの見方」でまとめている。

人気は、結果を約束するものではない。編集部が2024年1月から2026年10月25日までのJRAの平地重賞364レースを数えると、人気別の成績は次のとおりだった。

単勝人気 勝率 複勝率
1番人気 28.0% 59.1%
2番人気 19.5% 44.2%
3番人気 12.1% 36.5%
10番人気以下 1.0% 6.1%

※2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レース。未勝利・条件戦を含む全レースの数字ではない

1〜3着に同着がない360レースでは、1番人気が4着以下に負けたのは148レース(41.1%)、1〜3番人気の3頭で3着までが決まったのは20レース(5.6%)だった。人気は予想の出発点にはなるが、人気の順に並べるだけでは決まらない。

GⅠ・GⅡ・GⅢ別、芝・ダート別の人気別の成績は「重賞の人気別成績」で数えている。

2. コース|競馬場と距離、芝かダートか

コースは、競馬場・芝かダートか・距離・回り(右回りか左回りか)で決まる。同じ距離でも、直線の長さや坂の有無で、求められる走りが変わる。

短距離・マイル・中距離・長距離が何mを指すかは「競馬の距離区分」で解説している。

JRAの10競馬場で、芝の直線が最も長いのは新潟の外回りの658.7m、最も短いのは函館の262.1mだ(Aコース、2026年11月時点のJRAの公表値)。直線が長いコースは後ろの馬が前との差を詰める時間があり、短いコースは追い上げる距離が足りなくなりやすい。

予想では、各馬が今回と同じ競馬場・距離・芝ダートで走ったことがあるか、そのときの着順はどうだったかを前走欄で見る。

10競馬場の直線の長さ・高低差・1周の距離の比べ方は「JRA競馬場の比較」で並べている。

3. 枠|内枠と外枠の差は小さい

枠番は1〜8の8つで、内側から1枠、2枠と並ぶ。18頭立てなら、1つの枠に2〜3頭が入る。ふだんの週は、枠番・馬番はレースの前日の10時頃に馬番付きの出馬表が出るまで分からない。

内枠と外枠のどちらが有利かは、よく言われるほどの差が出ていない。編集部が2024年1月6日から2026年10月25日までのJRAの平地重賞364レースを数えると、1〜2枠の複勝率は19.6%(出走1,153頭)、7〜8枠は19.1%(出走1,610頭)だった。

競馬場ごとに分けると、東京の芝の重賞(69レース)で1〜2枠の複勝率が14.0%と低かった。ただ、東京を含め、芝の重賞が20レース以上あった5つの競馬場は1場あたり28〜69レースしかなく、偶然の振れも含まれる。枠は、その馬の脚質やコースと合わせて見る材料で、枠だけで馬を消したり買ったりするほどの差ではない。

芝・ダート、距離、馬場、GⅠ別の枠番別成績は「内枠と外枠どっちが有利?」で数えている。

4. 脚質|展開とペースを考える

脚質は、その馬が得意なレースの運び方だ。主に、先頭を走る逃げ、先頭集団につける先行、中団から伸びる差し、後方から追い込む追込の4つに分ける。

脚質は、前走欄やJRAのレース結果のコーナー通過順位で道中の位置を、推定上り(上がり3F)で最後の600mの速さを見ると分かる。前にいて上がり3Fがそれなりなら逃げ・先行、後ろにいて上がり3Fが速ければ差し・追込という見方ができる。

どの脚質が有利かは、前半のペースで変わる。前半が速いと前の馬は最後に脚が残りにくく、差し・追込が届きやすい。前半が遅いと、前の馬が余力を残したまま直線に向き、逃げ・先行が残りやすい。逃げたい馬が何頭いるかで、ペースの見当がつく。

逃げ・先行・差し・追込の違いと、マクリなどほかの言い方は「脚質とは」で解説している。

5. 馬場|良・稍重・重・不良

馬場状態は、馬場の湿り具合を乾いた順に良・稍重・重・不良の4段階で表したもので、芝とダートで別々に発表される。数値で自動的に決まるのではなく、馬場担当者が実際に馬場を踏んで決める。

JRAは、含水率とクッション値を、開催前日(金曜)の昼過ぎと、開催当日の9時30分頃に公表している(2026年10月時点)。馬場状態は変化があればその都度発表されるので、前日に予想した馬場と、当日の馬場が違うこともある。

馬場が悪くなると、人気の馬の成績も変わる。上の重賞364レースのうち、良の290レースでは1番人気の複勝率は62.1%、稍重・重・不良の74レースでは47.3%だった。前走欄で、その馬が稍重・重・不良でどんな着順だったかも見ておきたい。

4段階の違いと決まり方、クッション値・含水率の目安は「馬場状態とは」でまとめている。

当日に確かめる|馬体重・パドック・追い切り

5つを見たあとは、馬の状態を確かめる。当日の馬体重は、レース当日に装鞍所で測った数字がレースごとに発表され、出馬表に前走からの増減と一緒に入る。「480kg(+4)」なら今回480kg、前走476kgだ。増減の数字だけで良し悪しを決めず、前走欄の4走の馬体重と並べて見る。

馬体重の発表の時期と、GⅠなどで木曜に出る調教後の馬体重は「馬体重の見方」で解説している。

出走馬は、通常のレースで発走の60分前までに装鞍所に集まり、馬体重を測ってからパドックを周回する。パドックでは、レースの格で色が変わるゼッケンや、ブリンカーなどの装具も見られる。

装鞍所からパドック、返し馬までの流れは「パドックとは」でまとめている。

レースの週には、追い切りと呼ぶ速いタイムの調教が、水曜か木曜に行われることが多い。坂路の調教タイムは、栗東・美浦のトレーニング・センターとも自動で測っている。

坂路とウッドの違い、トレセンの調教コースは「追い切りとは」で解説している。

まとめ

競馬予想のやり方は、出馬表でレースの条件を読み、人気・コース・枠・脚質・馬場の5つを順に見て、当日の馬体重などで確かめることだ。条件と人気・コース・脚質は木曜から、枠はふだんの週なら前日の10時頃から読め、馬場と馬体重は当日に確かめる。どれか1つで決めず、5つを重ねて今回の条件に合う馬を探すのが予想の組み立て方になる。

馬券の買い方とネット投票の始め方は「競馬の始め方」で案内している。

10種類の馬券の当てやすさは「馬券の種類一覧」で比べている。

予想で出てくる言葉は「競馬用語一覧」で引ける。

よくある質問

競馬予想のやり方は?
出馬表でレースの条件(競馬場・芝かダートか・距離・クラス)を読んでから、人気・コース・枠・脚質・馬場の5つを順に見る。最後に、レース当日に発表される馬体重と馬場状態で確かめる。
初心者はまず何を見る?
まず出馬表の条件と人気を見る。人気は単勝オッズの低い順に付く順位で、買った人がどの馬を上に見ているかが分かる。そのうえで、各馬が今回と同じ競馬場・距離・芝ダートで走ったことがあるかを前走欄で見る。
人気は当たる?
2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レースでは、1番人気の勝率は28.0%、複勝率は59.1%で、1番人気が勝てないレースのほうが多かった。同じ期間の1〜3着に同着がない360レースで、着順は問わず(3連複)1〜3番人気の3頭で3着までが決まったのは5.6%だった。
予想に何分かける?
決まった時間はない。出馬表は木曜に馬番なし、ふだんの週はレースの前日の10時頃に馬番付きが出るので、コース・枠・脚質・前走は前日に読める。当日は、馬場状態と馬体重、オッズを確かめる時間を見ておけばいい。
枠だけで予想していい?
枠だけで決めるほどの差は出ていない。2024年1月〜2026年10月25日のJRAの平地重賞364レースでは、1〜2枠の複勝率は19.6%、7〜8枠は19.1%だった。枠は、脚質やコースと合わせて見る材料になる。
次に読むはじめての競馬馬券の種類一覧|JRAの全10種類の的中条件・払戻率・当てやすさ

馬券の買い方・入門

馬券の買い方・入門の記事をすべて見る(59本)→

新着記事