リオンディーズ産駒の特徴と血統|GⅠ馬2頭・3勝の距離と内訳
この記事の要点
- リオンディーズ産駒はJRAのGⅠを2頭が計3勝(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。テーオーロイヤルが2024年の天皇賞(春)、ミュージアムマイルが2025年の皐月賞と有馬記念を勝った
- 3勝はすべて芝で、距離は2000m、2500m、3200mが1勝ずつ。ダートのGⅠと障害のJ・GⅠは勝っていない
- 種付けは2017年に始まり、初年度の産駒は2018年生まれで、2020年にデビューした。テーオーロイヤルは初年度の産駒だ
- リオンディーズは父キングカメハメハ、母シーザリオの血統で、2015年の朝日杯FSを勝った。JRAの種牡馬リーディングは2025年に6位、2026年は16位(11月2日現在)

目次
リオンディーズの産駒でJRAのGⅠを勝ったのは2頭で、勝利数は合わせて3勝になる(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。障害のJ・GⅠも含めて数えたが、障害の勝ちはない。テーオーロイヤルが2024年の天皇賞(春)を、ミュージアムマイルが2025年の皐月賞と有馬記念を勝ち、3勝とも芝2000m以上のGⅠだ。本記事では、リオンディーズの血統と競走成績、初年度産駒の年、JRAのGⅠを勝った産駒と勝ったGⅠの内訳、種牡馬リーディングでの位置をまとめる。
リオンディーズの血統は?
リオンディーズの父と母は次のとおり。
| 続柄 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | キングカメハメハ |
| 母 | シーザリオ |
| 母の父 | スペシャルウィーク |
| 母の母 | キロフプリミエール |
リオンディーズは2013年1月29日生まれの黒鹿毛の牡馬。生産は北海道安平町のノーザンファーム、馬主はキャロットファームだ。
父キングカメハメハは、2004年のNHKマイルCと日本ダービーを勝った。父系をさかのぼると、キングカメハメハ → Kingmambo → Mr. Prospector とつながる。母シーザリオは、2013年の菊花賞と2014年のジャパンCを勝ったエピファネイア、2019年の皐月賞を勝ったサートゥルナーリアの母でもある。リオンディーズは、この2頭と母が同じだ。
父キングカメハメハの産駒のGⅠ勝ちは「キングカメハメハ産駒の特徴」にまとめている。
リオンディーズはどんな競走成績だった?
リオンディーズを管理したのは角居勝彦調教師。通算成績は5戦2勝で、2015年度の最優秀2歳牡馬に選ばれた。全成績は次のとおり。
| 日付 | レース | コース | 人気 | 着順 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年11月22日 | 2歳新馬 | 京都・芝2000m | 1番人気 | 1着 |
| 2015年12月20日 | 朝日杯FS | 阪神・芝1600m | 2番人気 | 1着 |
| 2016年3月6日 | 弥生賞 | 中山・芝2000m | 1番人気 | 2着 |
| 2016年4月17日 | 皐月賞 | 中山・芝2000m | 2番人気 | 5着 |
| 2016年5月29日 | 日本ダービー | 東京・芝2400m | 4番人気 | 5着 |
※2016年の皐月賞は4位で入線し、5着に降着
新馬戦を勝ったあと、2戦目の朝日杯FSでGⅠを勝った。2着のエアスピネルとのタイム差は0秒1。3歳の2016年は、弥生賞でマカヒキの2着、皐月賞と日本ダービーはどちらも5着で、ダービーが最後のレースになった。勝ったGⅠは朝日杯FSの1つだけだ。
降着の決まりは「競馬の降着とは」にまとめている。
リオンディーズの初年度産駒はいつ?
リオンディーズの種付けは2017年に始まった。初年度の産駒は2018年生まれで、2歳の2020年にデビューした。世代ごとの数は次のとおり。
| 種付けの年 | 種付頭数 | 生産頭数 | 出走頭数 | 勝馬頭数 | 重賞勝馬頭数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年 | 191頭 | 134頭 | 123頭 | 84頭 | 4頭 |
| 2018年 | 161頭 | 109頭 | 99頭 | 73頭 | 3頭 |
| 2019年 | 153頭 | 111頭 | 100頭 | 60頭 | 1頭 |
| 2020年 | 142頭 | 98頭 | 88頭 | 65頭 | 3頭 |
| 2021年 | 149頭 | 94頭 | 83頭 | 56頭 | 1頭 |
| 2022年 | 143頭 | 105頭 | 93頭 | 45頭 | 1頭 |
| 2023年 | 78頭 | 55頭 | 19頭 | 5頭 | 0頭 |
※出走頭数からあとは障害を除く中央・地方の平地のレース。中央は2026年11月1日、地方は11月5日現在
GⅠを勝った2頭は、テーオーロイヤルが初年度の2018年生まれ、ミュージアムマイルが2022年生まれで5世代目の産駒になる。
リオンディーズ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
産駒がデビューした2020年から2026年11月1日の天皇賞(秋)までのJRAのGⅠ173レース(障害のJ・GⅠを含む)のうち、父がリオンディーズの馬が勝ったのは2頭・3勝。勝った順に並べると次のとおりだ。
| 日付 | レース | コース | 勝ち馬 | 性別 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024年4月28日 | 天皇賞(春) | 京都・芝3200m | テーオーロイヤル | 牡 | 菱田裕二 | 1番人気 |
| 2025年4月20日 | 皐月賞 | 中山・芝2000m | ミュージアムマイル | 牡 | J.モレイラ | 3番人気 |
| 2025年12月28日 | 有馬記念 | 中山・芝2500m | ミュージアムマイル | 牡 | C.デムーロ | 3番人気 |
産駒の初めてのJRAのGⅠ勝ちは、デビューから5年目の2024年4月28日の天皇賞(春)。2025年に2勝したあと、2026年は11月1日の天皇賞(秋)までJRAのGⅠを勝っていない。
テーオーロイヤルは6歳で天皇賞(春)を勝った
テーオーロイヤルは、6歳の2024年に天皇賞(春)を1番人気で勝った。勝ちタイムは3分14秒2で、2着のブローザホーンに2馬身差。管理は岡田稲男調教師、母はメイショウオウヒで、生産は北海道浦河町の三嶋牧場だ。この年はダイヤモンドSと阪神大賞典を勝ってから天皇賞(春)に臨んだ。
ミュージアムマイルは皐月賞と有馬記念を勝った
ミュージアムマイルは、3歳の2025年に皐月賞と有馬記念を勝った。皐月賞は1番人気のクロワデュノールに1馬身1/2差、有馬記念は2着のコスモキュランダに1/2馬身差で、どちらも3番人気だった。管理は高柳大輔調教師、母はミュージアムヒル。2歳の2024年は朝日杯FSで2着だった。皐月賞のあとのGⅠでは、2025年に日本ダービー6着、天皇賞(秋)2着、2026年に宝塚記念9着だった。
勝ったGⅠから見るリオンディーズ産駒の傾向は?
上の3勝を、距離、性別、競馬場、世代で数え直した。
距離は何mのGⅠを勝っている?
勝ったGⅠを距離ごとに分けた。
| 距離 | 勝利数 | 勝ったGⅠ | 勝った馬 |
|---|---|---|---|
| 芝2000m | 1勝 | 皐月賞 | ミュージアムマイル |
| 芝2500m | 1勝 | 有馬記念 | ミュージアムマイル |
| 芝3200m | 1勝 | 天皇賞(春) | テーオーロイヤル |
3つの距離に1勝ずつで、芝1600m以下のGⅠ、ダートのGⅠ、障害のJ・GⅠは、2026年11月1日の天皇賞(秋)までに産駒が勝っていない。父のリオンディーズがGⅠを勝ったのは芝1600mの朝日杯FSだけだが、産駒の勝ちは芝2000mから芝3200mにある。3勝のうち2勝はミュージアムマイル1頭の勝ち鞍で、1つ増えれば割合が大きく変わるため、この数から距離の向き不向きは言えない。
父が勝ったGⅠを産駒も勝った?
父が勝った朝日杯FSは、2026年11月1日までに産駒が勝っていない。2024年の朝日杯FSではミュージアムマイルが2着だった。
性別と競馬場は?
2頭とも牡馬で、牝馬のGⅠ勝ちはまだない。競馬場は中山が2勝(皐月賞、有馬記念)、京都が1勝(天皇賞(春))。東京と阪神のGⅠは、2026年11月1日までに勝っていない。
どの世代がGⅠを勝っている?
テーオーロイヤルは初年度の2018年生まれ、ミュージアムマイルは2022年生まれ。2019〜2021年生まれと2023年生まれの世代からは、JRAのGⅠ馬が出ていない(2026年11月1日まで)。2024年生まれは2026年に2歳で、11月1日までに2歳のGⅠはまだ行われていない。
リオンディーズは種牡馬リーディングで何位?
リオンディーズは、2026年のJRAの種牡馬リーディング(賞金順、11月2日現在)で16位にいる。産駒がデビューした2020年は上位20頭に入らなかった。2021年からの順位と数字は次のとおり。
| 年 | 順位 | 出走頭数 | 勝利回数 | 賞金 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 20位 | 159頭 | 61勝 | 8億4646万5000円 |
| 2022年 | 20位 | 165頭 | 52勝 | 10億1985万3000円 |
| 2023年 | 19位 | 195頭 | 54勝 | 11億1913万5000円 |
| 2024年 | 13位 | 194頭 | 47勝 | 14億4384万9000円 |
| 2025年 | 6位 | 204頭 | 65勝 | 20億9958万4000円 |
| 2026年 | 16位 | 161頭 | 49勝 | 10億1555万6000円 |
※2021〜2025年は各年12月28日現在、2026年は11月2日現在の途中経過
最も高い順位は、ミュージアムマイルが皐月賞と有馬記念を勝った2025年の6位。2026年の1出走あたりの賞金は153万4073円。リオンディーズはブリーダーズ・スタリオン・ステーション(北海道日高町)で供用されていて、2026年の種付け料は受胎確認後500万円(フリーリターン特約付き)だ。
まとめ
リオンディーズは、父キングカメハメハ、母シーザリオの血統で、2015年の朝日杯FSを勝った。種付けは2017年に始まり、初年度の産駒は2018年生まれで2020年にデビューした。産駒はJRAのGⅠを2頭で3勝し、テーオーロイヤルが2024年の天皇賞(春)、ミュージアムマイルが2025年の皐月賞と有馬記念を勝った。距離は芝2000m、2500m、3200mに1勝ずつで、勝ち鞍が3つしかなく、距離の向き不向きは言えない。JRAの種牡馬リーディングでは2025年に6位まで上がり、2026年は11月2日現在で16位にいる。
ほかの種牡馬の産駒の特徴:エピファネイア、サートゥルナーリア、ロードカナロア。種付け料の一覧は種牡馬一覧にまとめている。
よくある質問
- リオンディーズ産駒の特徴は?
- JRAのGⅠの勝ちで見ると、2頭が計3勝し、芝2000m、2500m、3200mで1勝ずつしている(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。3勝のうち2勝はミュージアムマイル1頭の勝ち鞍で、勝ち鞍の数はまだ少ない。
- リオンディーズ産駒の距離適性は?
- JRAのGⅠの勝ちは、中山の芝2000m(皐月賞)、中山の芝2500m(有馬記念)、京都の芝3200m(天皇賞(春))に1勝ずつある。3勝だけで、どの距離も1勝のため、GⅠの勝ち鞍から距離の向き不向きは言えない。芝1600m以下のGⅠは2026年11月1日までに勝っていない。
- リオンディーズ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
- 2頭で、勝ったGⅠは合わせて3勝(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。テーオーロイヤルが2024年の天皇賞(春)、ミュージアムマイルが2025年の皐月賞と有馬記念を勝った。
- リオンディーズの初年度産駒はいつデビューした?
- 種付けは2017年に始まり、初年度の産駒は2018年生まれで、2020年にデビューした。初年度の産駒は134頭が生まれ、123頭が出走している(障害を除く中央・地方の平地のレース。中央は2026年11月1日、地方は11月5日現在)。
- リオンディーズの血統は?
- 父キングカメハメハ、母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)。2013年1月29日生まれの黒鹿毛で、生産は北海道安平町のノーザンファーム。母のシーザリオは、エピファネイアとサートゥルナーリアの母でもある。






