ドゥラメンテ産駒の特徴と血統|GⅠ馬9頭・15勝の距離と内訳
この記事の要点
- ドゥラメンテ産駒はJRAのGⅠを9頭が計15勝(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。すべて芝で、ダートのGⅠと障害のJ・GⅠは勝っていない
- 距離は芝1200mが1勝、芝1600mが4勝、芝2000mが3勝、芝2200mが1勝、芝2400mが2勝、芝3000mが3勝、芝3200mが1勝。15勝のうち9勝はリバティアイランド、タイトルホルダー、スターズオンアースの3頭の勝ち鞍
- 芝3000mの菊花賞は、タイトルホルダー、ドゥレッツァ、エネルジコの3頭が勝った。父が勝った皐月賞と日本ダービーは、産駒はまだ勝っていない
- ドゥラメンテは父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴの血統で、2015年に皐月賞と日本ダービーを勝った。種付けは2017〜2021年の5年で、産駒は5世代。JRAの種牡馬リーディングは2023年に1位

目次
ドゥラメンテの産駒でJRAのGⅠを勝ったのは9頭で、勝利数は合わせて15勝になる(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。障害のJ・GⅠも含めて数えたが、障害の勝ちはない。リバティアイランドが牝馬三冠を含む4勝、タイトルホルダーが3勝、スターズオンアースが2勝を挙げた。勝ち鞍は芝1200mから芝3200mまでにあり、芝3000mの菊花賞は3頭が勝っている。本記事では、ドゥラメンテの血統と競走成績、JRAのGⅠを勝った産駒の一覧、勝ったGⅠの距離・性別・競馬場・世代の内訳、種牡馬リーディングでの位置を、JRAの成績で整理する。
ドゥラメンテの血統は?
ドゥラメンテの父と母は次のとおり。
| 続柄 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | キングカメハメハ |
| 母 | アドマイヤグルーヴ |
| 母の父 | サンデーサイレンス |
| 母の母 | エアグルーヴ |
ドゥラメンテは2012年3月22日生まれの鹿毛の牡馬。生産は北海道安平町のノーザンファーム、馬主はサンデーレーシングだ。
父キングカメハメハの父系をさかのぼると、キングカメハメハ → Kingmambo → Mr. Prospector とつながる。母アドマイヤグルーヴは2003年と2004年のエリザベス女王杯を連覇し、2004年度の最優秀4歳以上牝馬に選ばれた。祖母のエアグルーヴは1996年のオークスと1997年の天皇賞(秋)を勝ち、1997年度の年度代表馬になった。エアグルーヴの父はトニービンで、ドゥラメンテは母の父にサンデーサイレンス、祖母の父にトニービンを持つ。
父キングカメハメハの産駒のGⅠ勝ちと後継種牡馬は「キングカメハメハ産駒の特徴」にまとめている。
ドゥラメンテはどんな競走成績だった?
ドゥラメンテを管理したのは堀宣行調教師。通算成績は9戦5勝(JRAで8戦5勝、ドバイで1戦0勝)で、JRAで得た賞金は5億1660万7000円。2015年度の最優秀3歳牡馬に選ばれた。
| 日付 | レース | コース | 人気 | 着順 |
|---|---|---|---|---|
| 2014年10月12日 | 2歳新馬 | 東京・芝1800m | 1番人気 | 2着 |
| 2014年11月8日 | 2歳未勝利 | 東京・芝1800m | 1番人気 | 1着 |
| 2015年2月1日 | セントポーリア賞 | 東京・芝1800m | 1番人気 | 1着 |
| 2015年2月15日 | 共同通信杯 | 東京・芝1800m | 1番人気 | 2着 |
| 2015年4月19日 | 皐月賞 | 中山・芝2000m | 3番人気 | 1着 |
| 2015年5月31日 | 日本ダービー | 東京・芝2400m | 1番人気 | 1着 |
| 2016年2月28日 | 中山記念 | 中山・芝1800m | 1番人気 | 1着 |
| 2016年3月26日 | ドバイシーマクラシック | ドバイ(メイダン)・芝2410m | ― | 2着 |
| 2016年6月26日 | 宝塚記念 | 阪神・芝2200m | 1番人気 | 2着 |
GⅠは2015年の皐月賞と日本ダービーの2勝。皐月賞からの5戦はすべてM.デムーロ騎手が乗った。日本ダービーの勝ちタイムは2分23秒2。4歳の2016年は中山記念を勝ったあと、ドバイシーマクラシックと宝塚記念で2着だった。
ドゥラメンテ産駒は何世代いる?
JBISの世代ごとの表では、ドゥラメンテの種付けは2017年から2021年まで。種付けの年ごとの頭数は次のとおりで、産駒は2018年生まれから2022年生まれまでの5世代になる。
| 種付けの年 | 種付頭数 | 生産頭数 | 血統登録頭数 | 産駒の生まれ年 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年 | 284頭 | 191頭 | 189頭 | 2018年 |
| 2018年 | 294頭 | 203頭 | 201頭 | 2019年 |
| 2019年 | 184頭 | 122頭 | 122頭 | 2020年 |
| 2020年 | 178頭 | 120頭 | 118頭 | 2021年 |
| 2021年 | 131頭 | 96頭 | 95頭 | 2022年 |
初年度の産駒は2018年生まれで、2020年にデビューした。最も若い世代の2022年生まれは2026年に4歳で、2026年に走っている産駒は4歳以上だけだ。
ドゥラメンテ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
産駒がデビューした2020年から2026年11月1日の天皇賞(秋)までのJRAのGⅠ173レース(障害のJ・GⅠを含む)のうち、父がドゥラメンテの馬が勝ったのは9頭・15勝。最初にGⅠを勝った順に並べると次のとおりだ。
| 馬 | 性別 | 勝利数 | 勝ったJRAのGⅠ |
|---|---|---|---|
| タイトルホルダー | 牡 | 3勝 | 2021年 菊花賞、2022年 天皇賞(春)・宝塚記念 |
| スターズオンアース | 牝 | 2勝 | 2022年 桜花賞・オークス |
| リバティアイランド | 牝 | 4勝 | 2022年 阪神JF、2023年 桜花賞・オークス・秋華賞 |
| ドゥラエレーデ | 牡 | 1勝 | 2022年 ホープフルS |
| シャンパンカラー | 牡 | 1勝 | 2023年 NHKマイルC |
| ドゥレッツァ | 牡 | 1勝 | 2023年 菊花賞 |
| ルガル | 牡 | 1勝 | 2024年 スプリンターズS |
| エネルジコ | 牡 | 1勝 | 2025年 菊花賞 |
| マスカレードボール | 牡 | 1勝 | 2025年 天皇賞(秋) |
15勝を日付の順に並べた。
| 日付 | レース | コース | 勝ち馬 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年10月24日 | 菊花賞 | 阪神・芝3000m | タイトルホルダー | 横山武史 | 4番人気 |
| 2022年4月10日 | 桜花賞 | 阪神・芝1600m | スターズオンアース | 川田将雅 | 7番人気 |
| 2022年5月1日 | 天皇賞(春) | 阪神・芝3200m | タイトルホルダー | 横山和生 | 2番人気 |
| 2022年5月22日 | オークス | 東京・芝2400m | スターズオンアース | C.ルメール | 3番人気 |
| 2022年6月26日 | 宝塚記念 | 阪神・芝2200m | タイトルホルダー | 横山和生 | 2番人気 |
| 2022年12月11日 | 阪神JF | 阪神・芝1600m | リバティアイランド | 川田将雅 | 1番人気 |
| 2022年12月28日 | ホープフルS | 中山・芝2000m | ドゥラエレーデ | B.ムルザバエフ | 14番人気 |
| 2023年4月9日 | 桜花賞 | 阪神・芝1600m | リバティアイランド | 川田将雅 | 1番人気 |
| 2023年5月7日 | NHKマイルC | 東京・芝1600m | シャンパンカラー | 内田博幸 | 9番人気 |
| 2023年5月21日 | オークス | 東京・芝2400m | リバティアイランド | 川田将雅 | 1番人気 |
| 2023年10月15日 | 秋華賞 | 京都・芝2000m | リバティアイランド | 川田将雅 | 1番人気 |
| 2023年10月22日 | 菊花賞 | 京都・芝3000m | ドゥレッツァ | C.ルメール | 4番人気 |
| 2024年9月29日 | スプリンターズS | 中山・芝1200m | ルガル | 西村淳也 | 9番人気 |
| 2025年10月26日 | 菊花賞 | 京都・芝3000m | エネルジコ | C.ルメール | 1番人気 |
| 2025年11月2日 | 天皇賞(秋) | 東京・芝2000m | マスカレードボール | C.ルメール | 1番人気 |
産駒の初めてのJRAのGⅠ勝ちは、初年度の産駒のタイトルホルダーが勝った2021年10月24日の菊花賞。年ごとでは2022年の6勝が最も多く、2023年が5勝で続く。15勝のうち6勝が1番人気で、7番人気以下で勝ったのはスターズオンアース(7番人気)、シャンパンカラー(9番人気)、ルガル(9番人気)、ドゥラエレーデ(14番人気)の4勝だった。2026年は、11月1日の天皇賞(秋)までJRAのGⅠを勝っていない。
リバティアイランドは牝馬三冠を達成した
リバティアイランドは2歳の2022年に阪神JFを勝ち、3歳の2023年に桜花賞・オークス・秋華賞を勝って牝馬三冠を達成した。4勝はすべて1番人気で、すべて川田将雅騎手が乗った。
タイトルホルダーは菊花賞・天皇賞(春)・宝塚記念を勝った
タイトルホルダーは3歳の2021年に菊花賞を勝ち、4歳の2022年は天皇賞(春)と宝塚記念を続けて勝った。宝塚記念の勝ちタイム2分9秒7はレコードだった。父ドゥラメンテが2着に終わった宝塚記念を、産駒が勝ったことになる。
スターズオンアースは桜花賞とオークスの二冠
スターズオンアースは2022年に7番人気で桜花賞を勝ち、続くオークスも勝った。翌2023年にはリバティアイランドが同じ2つを勝ち、ドゥラメンテ産駒は桜花賞とオークスをともに2年続けて勝った。
菊花賞は3頭が勝った
芝3000mの菊花賞は、タイトルホルダーが2021年、ドゥレッツァが2023年、エネルジコが2025年に勝った。3勝はそれぞれ別の馬の勝ち鞍だ。2021〜2025年の5回の菊花賞に出たドゥラメンテ産駒は8頭で、成績は1着3回・着外5回だった。ドゥレッツァは未勝利戦から3勝クラスの日本海Sまで4連勝し、重賞に初めて出た菊花賞も勝って5連勝とした。
勝ったGⅠから見るドゥラメンテ産駒の傾向は?
上の15勝を、距離、性別、競馬場、世代、騎手で数え直した。9頭・15勝のうち9勝はリバティアイランド、タイトルホルダー、スターズオンアースの3頭の勝ち鞍だ。1頭の勝ち鞍で割合が大きく動く点には注意がいる。
距離は何mのGⅠを多く勝っている?
勝ったGⅠを距離ごとに分けた。
| 距離 | 勝利数 | 勝ったGⅠ | 勝った馬の頭数 |
|---|---|---|---|
| 芝1200m | 1勝 | スプリンターズS1 | 1頭 |
| 芝1600m | 4勝 | 桜花賞2、阪神JF1、NHKマイルC1 | 3頭 |
| 芝2000m | 3勝 | ホープフルS1、秋華賞1、天皇賞(秋)1 | 3頭 |
| 芝2200m | 1勝 | 宝塚記念1 | 1頭 |
| 芝2400m | 2勝 | オークス2 | 2頭 |
| 芝3000m | 3勝 | 菊花賞3 | 3頭 |
| 芝3200m | 1勝 | 天皇賞(春)1 | 1頭 |
最も多いのは芝1600mの4勝で、うち2勝はリバティアイランドの勝ち鞍。芝3000m以上の4勝は3頭の勝ち鞍で、タイトルホルダーが2勝している。芝1200mと芝2200m、芝3200mは1頭の1勝ずつだ。ダートのGⅠと障害のJ・GⅠは、2026年11月1日の天皇賞(秋)までに産駒が勝っていない。
勝ち鞍は合わせて15と少なく、各距離の勝ち馬は1〜3頭。GⅠの勝ち鞍の数だけで距離の向き不向きは言い切れない。
父が勝ったGⅠを産駒も勝った?
父が勝った皐月賞と日本ダービーは、2026年11月1日までに産駒が勝っていない。牡馬の三冠のレースで産駒が勝ったのは菊花賞の3勝だけだ。
性別で見ると牝馬と牡馬のどちらが多い?
9頭のうち牝馬が2頭で6勝、牡馬が7頭で9勝。牝馬の6勝はリバティアイランドの4勝とスターズオンアースの2勝で、すべて牝馬限定のGⅠ(桜花賞、オークス、秋華賞、阪神JF)だ。牡馬と一緒に走るGⅠを勝った牝馬はいない。
競馬場はどこで多く勝っている?
15勝を競馬場ごとに分けると、阪神が6勝で最も多く、東京が4勝、京都が3勝、中山が2勝。阪神の6勝のうち、2021年の菊花賞と2022年の天皇賞(春)は、京都競馬場の改修で阪神で行われたレースだ。
どの世代がGⅠを勝っている?
勝ち馬を生まれ年で分けると、2018年生まれがタイトルホルダー、2019年生まれがスターズオンアース、2020年生まれがリバティアイランド、ドゥラエレーデ、シャンパンカラー、ドゥレッツァ、ルガルの5頭、2022年生まれがエネルジコとマスカレードボール。5世代のうち、2021年生まれの世代からはJRAのGⅠ馬が出ていない(2026年11月1日まで)。
騎手は川田将雅騎手の5勝
騎手ごとでは、川田将雅騎手がリバティアイランドで4勝、スターズオンアースで1勝の計5勝。C.ルメール騎手が4勝、横山和生騎手が2勝で続く。
ドゥラメンテは種牡馬リーディングで何位?
ドゥラメンテは、2023年のJRAの種牡馬リーディング(賞金順)で1位になった。産駒がデビューした2020年は上位20頭に入らなかった。2021年からの順位と数字は次のとおり。
| 年 | 順位 | 出走頭数 | 勝利回数 | 賞金 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 11位 | 273頭 | 91勝 | 15億5239万円 |
| 2022年 | 5位 | 289頭 | 127勝 | 29億6496万1000円 |
| 2023年 | 1位 | 294頭 | 118勝 | 41億6555万9000円 |
| 2024年 | 4位 | 283頭 | 107勝 | 23億9620万9000円 |
| 2025年 | 4位 | 202頭 | 76勝 | 26億9442万7000円 |
| 2026年 | 13位 | 94頭 | 29勝 | 12億4256万6000円 |
※2021〜2025年は各年12月28日現在、2026年は11月2日現在の途中経過
2023年は、2位のロードカナロア(157勝)より勝利回数は少なかったが、賞金で2億3383万7000円上回った。この年の産駒のJRAのGⅠは5勝で、リバティアイランドの3勝、シャンパンカラーのNHKマイルC、ドゥレッツァの菊花賞だった。1出走あたりの賞金は346万5523円。
2026年は11月2日現在で13位。出走頭数は94頭で、2025年の202頭の半分以下になっている。
まとめ
ドゥラメンテは、父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴの血統で、2015年に皐月賞と日本ダービーを勝った。種付けは2017〜2021年の5年で、産駒は5世代。産駒はJRAのGⅠを9頭で15勝し、リバティアイランドの4勝が最も多い。距離は芝1600mの4勝が最も多く、芝2000mと芝3000mが3勝ずつで、菊花賞は3頭が勝った。15勝のうち9勝は3頭の勝ち鞍で、勝ち鞍の数だけで距離の向き不向きは言い切れない。ダートのGⅠはまだ勝っていない。JRAの種牡馬リーディングでは2023年に1位になった。
よくある質問
- ドゥラメンテ産駒の特徴は?
- JRAのGⅠの勝ちで見ると、9頭が計15勝し、芝1200m〜3200mで勝っている。芝3000mの菊花賞を3頭が勝ち、牝馬ではリバティアイランドが牝馬三冠を達成した。ただし15勝のうち9勝はリバティアイランド(4勝)、タイトルホルダー(3勝)、スターズオンアース(2勝)の3頭の勝ち鞍だ。
- ドゥラメンテ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
- 9頭で、勝ったGⅠは合わせて15勝(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。リバティアイランドが4勝、タイトルホルダーが3勝、スターズオンアースが2勝、ドゥラエレーデ、シャンパンカラー、ドゥレッツァ、ルガル、エネルジコ、マスカレードボールが1勝ずつ。
- ドゥラメンテ産駒の距離適性は?
- JRAのGⅠの勝ちは芝1200mから芝3200mまでにある。最も多いのは芝1600mの4勝で、芝2000mと芝3000mが3勝ずつ。芝1600mの4勝のうち2勝はリバティアイランド1頭の勝ち鞍で、勝ち鞍の数は15と少ないため、GⅠの勝ち鞍だけで距離の向き不向きは言い切れない。
- ドゥラメンテ産駒はダートのGⅠを勝っている?
- 勝っていない。JRAのダートのGⅠ(フェブラリーSとチャンピオンズC)は、2026年11月1日までに産駒が勝っていない。15勝はすべて芝のGⅠだ。
- ドゥラメンテの血統は?
- 父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ(母の父サンデーサイレンス)。2012年3月22日生まれの鹿毛で、生産は北海道安平町のノーザンファーム。母アドマイヤグルーヴは2003年・2004年のエリザベス女王杯を勝ち、祖母エアグルーヴは1996年のオークスと1997年の天皇賞(秋)を勝った。
- ドゥラメンテ産駒は何世代いる?
- 5世代。種付けは2017年から2021年までの5年で、産駒は2018年生まれから2022年生まれまで。2026年に走っている産駒は4歳以上だけになる。






