ゴールドシップ産駒の特徴と血統|GⅠ馬3頭・4勝の距離と内訳
この記事の要点
- ゴールドシップ産駒はJRAのGⅠを3頭が計4勝(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。平地の芝が3勝、障害のJ・GⅠが1勝で、ダートのGⅠは勝っていない
- 平地の3勝は、芝2200mの宝塚記念が2勝(メイショウタバルの連覇)、芝2400mのオークスが1勝(ユーバーレーベン)。障害の1勝はマイネルグロンの中山大障害
- 父が2勝した宝塚記念を、産駒のメイショウタバルも2025年と2026年に連覇した。父が勝った皐月賞・菊花賞・有馬記念・天皇賞(春)は、産駒はまだ勝っていない
- ゴールドシップは父ステイゴールド、母ポイントフラッグの血統で、JRAのGⅠを6勝した。初年度の産駒は2017年生まれで、2019年にデビューした

目次
ゴールドシップの産駒でJRAのGⅠを勝ったのは3頭で、勝利数は合わせて4勝になる(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。障害のJ・GⅠも含めて数えた。メイショウタバルが宝塚記念を2025年と2026年に連覇し、ユーバーレーベンがオークス、マイネルグロンが障害の中山大障害を勝った。平地の勝ち鞍は芝2200mと芝2400mにある。本記事では、ゴールドシップの血統と競走成績、産駒の世代、JRAのGⅠを勝った産駒の一覧、勝ったGⅠの距離・性別・競馬場・世代の内訳、種牡馬リーディングでの位置を、JRAの成績で整理する。
ゴールドシップの血統は?
ゴールドシップの父と母は次のとおり。
| 続柄 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | ステイゴールド |
| 母 | ポイントフラッグ |
| 母の父 | メジロマックイーン |
| 母の母 | パストラリズム |
ゴールドシップは2009年3月6日生まれの芦毛の牡馬。生産は北海道日高町(門別)の出口牧場だ。
父ステイゴールドは、父サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュの血統。父系をさかのぼると、ゴールドシップ → ステイゴールド → サンデーサイレンス とつながる。
父ステイゴールドの産駒のGⅠ勝ちと後継種牡馬は「ステイゴールド産駒の特徴」にまとめている。
ゴールドシップはどんな競走成績だった?
ゴールドシップを管理したのは須貝尚介調教師。通算成績は28戦13勝(JRAで27戦13勝、フランスで1戦0勝)で、JRAで得た賞金は13億9776万7000円。2012年度の最優秀3歳牡馬に選ばれた。重賞の勝ち鞍は次の11勝。
| 日付 | レース | コース |
|---|---|---|
| 2012年2月12日 | 共同通信杯 | 東京・芝1800m |
| 2012年4月15日 | 皐月賞 | 中山・芝2000m |
| 2012年9月23日 | 神戸新聞杯 | 阪神・芝2400m |
| 2012年10月21日 | 菊花賞 | 京都・芝3000m |
| 2012年12月23日 | 有馬記念 | 中山・芝2500m |
| 2013年3月17日 | 阪神大賞典 | 阪神・芝3000m |
| 2013年6月23日 | 宝塚記念 | 阪神・芝2200m |
| 2014年3月23日 | 阪神大賞典 | 阪神・芝3000m |
| 2014年6月29日 | 宝塚記念 | 阪神・芝2200m |
| 2015年3月22日 | 阪神大賞典 | 阪神・芝3000m |
| 2015年5月3日 | 天皇賞(春) | 京都・芝3200m |
GⅠは6勝。3歳の2012年に皐月賞、菊花賞、有馬記念を勝ち、2013年と2014年に宝塚記念を連覇、6歳の2015年に天皇賞(春)を勝った。阪神大賞典は2013年から2015年まで3連覇している。GⅠ6勝の内訳は、芝2000mが1勝、芝2200mが2勝、芝2500mが1勝、芝3000mが1勝、芝3200mが1勝。日本ダービーは5着、有馬記念は2013年と2014年に3着だった。
ゴールドシップ産駒は何世代いる?
JBISの世代ごとの表では、ゴールドシップの種付けは2016年に始まった。産駒が生まれている種付けの年ごとの頭数は次のとおり。
| 種付けの年 | 種付頭数 | 生産頭数 | 血統登録頭数 | 産駒の生まれ年 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年 | 109頭 | 79頭 | 78頭 | 2017年 |
| 2017年 | 110頭 | 80頭 | 79頭 | 2018年 |
| 2018年 | 93頭 | 66頭 | 64頭 | 2019年 |
| 2019年 | 107頭 | 85頭 | 85頭 | 2020年 |
| 2020年 | 95頭 | 73頭 | 72頭 | 2021年 |
| 2021年 | 106頭 | 72頭 | 68頭 | 2022年 |
| 2022年 | 96頭 | 71頭 | 69頭 | 2023年 |
| 2023年 | 107頭 | 76頭 | 76頭 | 2024年 |
| 2024年 | 125頭 | 95頭 | 92頭 | 2025年 |
初年度の産駒は2017年生まれで、2019年にデビューした。種付頭数は毎年93〜125頭で、2025年の種付けは122頭だった。
ゴールドシップ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
産駒がデビューした2019年から2026年11月1日の天皇賞(秋)までのJRAのGⅠ199レース(障害のJ・GⅠを含む)のうち、父がゴールドシップの馬が勝ったのは3頭・4勝。勝った順に並べると次のとおりだ。
| 日付 | レース | コース | 勝ち馬 | 性別 | 騎手 | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021年5月23日 | オークス | 東京・芝2400m | ユーバーレーベン | 牝 | M.デムーロ | 3番人気 |
| 2023年12月23日 | 中山大障害 | 中山・障害4100m | マイネルグロン | 牡 | 石神深一 | 1番人気 |
| 2025年6月15日 | 宝塚記念 | 阪神・芝2200m | メイショウタバル | 牡 | 武豊 | 7番人気 |
| 2026年6月14日 | 宝塚記念 | 阪神・芝2200m | メイショウタバル | 牡 | 武豊 | 2番人気 |
産駒の初めてのJRAのGⅠ勝ちは、2018年生まれのユーバーレーベンが勝った2021年5月23日のオークス。2022年と2024年はJRAのGⅠを勝っていない。2026年は宝塚記念のあと、11月1日の天皇賞(秋)までJRAのGⅠを勝っていない。
メイショウタバルは宝塚記念を連覇した
メイショウタバルは4歳の2025年に7番人気で宝塚記念を勝ち、5歳の2026年も2番人気で勝って連覇した。2025年は2着のベラジオオペラに3馬身差、2026年は2着のクロワデュノールにクビ差だった。2025年は稍重、2026年は重馬場で、2勝とも武豊騎手が乗った。父ゴールドシップも2013年と2014年に宝塚記念を連覇しており、父と子がともに宝塚記念を2勝したことになる。
ユーバーレーベンはオークスを勝った
ユーバーレーベンは3歳の2021年に、オークス(東京・芝2400m)を3番人気で勝った。2着のアカイトリノムスメとは1馬身差。産駒のJRAの平地のGⅠで、牝馬の勝ちはこの1勝だけだ。
マイネルグロンは中山大障害を勝った
マイネルグロンは5歳の2023年に、障害の中山大障害(中山・障害4100m)を1番人気で勝った。2着のニシノデイジーとは10馬身差だった。
勝ったGⅠから見るゴールドシップ産駒の傾向は?
上の4勝を、距離、性別、競馬場、世代、騎手で数え直した。勝ち馬は3頭で、4勝のうち2勝はメイショウタバル1頭の宝塚記念だ。平地のGⅠの勝ちは3勝しかなく、数字は傾向というより、この3頭の成績として読む必要がある。
距離は何mのGⅠを勝っている?
勝ったGⅠを距離ごとに分けた。
| 距離 | 勝利数 | 勝ったGⅠ | 勝った馬の頭数 |
|---|---|---|---|
| 芝2200m | 2勝 | 宝塚記念2 | 1頭 |
| 芝2400m | 1勝 | オークス1 | 1頭 |
| 障害4100m | 1勝 | 中山大障害1 | 1頭 |
平地の3勝はすべて芝2200m以上で、芝2000m以下のGⅠとダートのGⅠは、2026年11月1日の天皇賞(秋)までに産駒が勝っていない。平地の勝ち馬は2頭だけで、距離の向き不向きはGⅠの勝ち鞍からは言えない。
父が勝ったGⅠを産駒も勝った?
父がJRAで勝った5つのGⅠ(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念、天皇賞(春))のうち、産駒が勝ったのは宝塚記念(2勝)だけ。皐月賞、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)は、2026年11月1日までに産駒が勝っていない。
性別で見ると牝馬と牡馬のどちらが多い?
3頭のうち牝馬はユーバーレーベン1頭で1勝、牡馬はメイショウタバルとマイネルグロンの2頭で3勝。牡馬の3勝のうち1勝は障害の勝ち鞍だ。
競馬場はどこで勝っている?
4勝を競馬場ごとに分けると、阪神が2勝(宝塚記念2)、東京が1勝(オークス)、中山が1勝(中山大障害)。京都のGⅠは、まだ勝っていない。京都競馬場の改修で、2021年と2022年は京都でGⅠが行われていない。
どの世代がGⅠを勝っている?
勝ち馬を生まれ年で分けると、2018年生まれがユーバーレーベンとマイネルグロンの2頭、2021年生まれがメイショウタバル。初年度の2017年生まれからは、JRAのGⅠ馬が出ていない。
騎手は武豊騎手の2勝
騎手ごとでは、武豊騎手がメイショウタバルで2勝。M.デムーロ騎手(ユーバーレーベン)と石神深一騎手(マイネルグロン)が1勝ずつ。
ゴールドシップは種牡馬リーディングで何位?
ゴールドシップは、2026年のJRAの種牡馬リーディング(賞金順、11月2日現在)で12位にいる。産駒がデビューした2019年からの順位と数字は次のとおり。
| 年 | 順位 | 出走頭数 | 勝利回数 | 賞金 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 18位 | 130頭 | 34勝 | 8億7731万円 |
| 2023年 | 16位 | 180頭 | 57勝 | 12億5814万5000円 |
| 2024年 | 15位 | 171頭 | 55勝 | 13億3205万3000円 |
| 2025年 | 12位 | 161頭 | 35勝 | 14億1896万9000円 |
| 2026年 | 12位 | 158頭 | 29勝 | 12億5142万9000円 |
※2021〜2025年は各年12月28日現在、2026年は11月2日現在の途中経過。2019年、2020年、2022年は上位20頭に入らなかった
2023年から2025年まで、順位は16位、15位、12位と上がり、2026年も11月2日現在で12位にいる。2025年は勝利回数が35勝と2024年より20勝少なかったが、賞金は2024年を上回った。この年はメイショウタバルが宝塚記念を勝っている。1位になった年はない。ゴールドシップはビッグレッドファーム(北海道新冠町)で供用されていて、2026年の種付け料は受胎確認後500万円(フリーリターン特約付き)だ。
まとめ
ゴールドシップは、父ステイゴールド、母ポイントフラッグの血統で、JRAのGⅠを6勝した。種付けは2016年に始まり、初年度の産駒は2017年生まれで、2019年にデビューした。産駒はJRAのGⅠを3頭で4勝し、メイショウタバルが宝塚記念を連覇、ユーバーレーベンがオークス、マイネルグロンが障害の中山大障害を勝った。平地の勝ち鞍は芝2200mと芝2400mだけで、GⅠの勝ち鞍から距離の向き不向きは言えない。父が勝ったGⅠのうち、産駒が勝ったのは宝塚記念だけだ。
よくある質問
- ゴールドシップ産駒の特徴は?
- JRAのGⅠの勝ちで見ると、3頭が計4勝し、平地の芝2200m・2400mと障害で勝っている。4勝のうち2勝はメイショウタバル1頭の宝塚記念の連覇で、勝ち鞍の数が少ないため、GⅠの勝ち鞍だけで産駒全体の傾向は言い切れない。
- ゴールドシップ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
- 3頭で、勝ったGⅠは合わせて4勝(2026年11月1日の天皇賞(秋)まで)。ユーバーレーベンが2021年のオークス、マイネルグロンが2023年の中山大障害、メイショウタバルが2025年と2026年の宝塚記念を勝った。
- ゴールドシップ産駒の距離適性は?
- 平地のJRAのGⅠの勝ちは、芝2200mの宝塚記念が2勝、芝2400mのオークスが1勝。芝2000m以下のGⅠはまだ勝っていない。勝ち馬は平地で2頭だけで、GⅠの勝ち鞍から距離の向き不向きは言えない。
- ゴールドシップ産駒は宝塚記念に強い?
- 産駒の宝塚記念の2勝はメイショウタバル1頭の連覇なので、強いとまでは言えない。メイショウタバルが2025年と2026年に勝ち、父ゴールドシップも2013年と2014年に宝塚記念を連覇している。
- ゴールドシップの血統は?
- 父ステイゴールド、母ポイントフラッグ(母の父メジロマックイーン)。2009年3月6日生まれの芦毛で、生産は北海道日高町(門別)の出口牧場。父ステイゴールドの父はサンデーサイレンスだ。






