血統・種牡馬

セレクトセールの最高額ランキング|歴代1位はいくら?高額馬のその後

セレクトセールの最高額ランキング|歴代1位はいくら?高額馬のその後

この記事の要点

  • セレクトセールの歴代最高額は、2006年の当歳のセリでトゥザヴィクトリーの2006(父キングカメハメハ、競走馬名ディナシー)につけられた6億円。5億円以上で落札された馬は7頭いる
  • 落札価格の上位21頭で、JRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)。21頭のうち13頭は2023年以降のセールの馬で、6頭は2025・2026年生まれでまだレースに出られず、9頭は現役
  • 主催の日本競走馬協会がまとめた歴代のGⅠ勝ち馬79頭では、落札価格の中央値は5,400万円。JRAのGⅠを勝った馬で最も高かったのはワールドプレミアの2億4,000万円
  • 2026年は上場509頭・落札478頭・売上総額334億8,400万円で、いずれも過去最高
目次
  1. セレクトセールとは
  2. セレクトセールの歴代最高額ランキング(上位21頭)
  3. 年ごとの最高価格馬(1998〜2026年)
  4. 高額馬のその後の成績
  5. GⅠ馬はいくらで落札されたか
  6. 売上の推移
  7. 年ごとの最高価格馬の父の流れ
  8. まとめ

セレクトセールの歴代の最高額は、2006年の当歳のセリでトゥザヴィクトリーの2006(父キングカメハメハ、競走馬名ディナシー)につけられた6億円だ(本記事の価格はすべて消費税別)。2位は2024年の1歳のセリのデルフィニアⅡの2023(父キタサンブラック、競走馬名エムズビギン)の5億9,000万円で、5億円以上で落札された馬は7頭いる。本記事では、1998〜2026年に落札された9,875頭を価格順に並べた上位21頭と、年ごとの最高価格馬、高額馬のその後の成績、GⅠ馬の落札価格、売上の推移をまとめる。

セレクトセールとは

セレクトセールは、一般社団法人日本競走馬協会が主催する競走馬のセリだ。1998年に始まり、2026年で29回目になった。

セリにかけられるのは、当歳(その年に生まれた0歳の馬)と1歳の馬だ。1998年は1歳と当歳、1999〜2005年は当歳だけで、2006年からは毎年1歳と当歳の両方のセリがある。開催は毎年7月で、2006〜2009年は1歳のセリが1日、当歳のセリが2日の3日間、2010年からは2日間(1日目が1歳、2日目が当歳)になっている。2026年は7月13日(月)・14日(火)に開かれ、509頭が上場して478頭が落札された。

セリの時点では競走馬名がまだないため、馬は「(母の名前)の(生まれた年)」の形で呼ばれる(1998・1999年は「ファデッタの98」のように年が2けた)。たとえば「トゥザヴィクトリーの2006」は、トゥザヴィクトリーが2006年に産んだ馬のことだ。本記事では、この上場時の名前と、のちの競走馬名を並べて書く。競走馬名の決まりは「競走馬の名前のルール」で扱っている。

1998〜2026年の29回で落札されたのは計9,875頭。1億円以上で落札された馬は726頭、2億円以上は215頭いる。

セレクトセールの歴代最高額ランキング(上位21頭)

1998〜2026年に落札された9,875頭を、落札価格の高い順に並べた。20位が同額で2頭いるため、上位21頭を載せる。

順位 年 区分 上場時の名前 父 落札価格 競走馬名 その後
1位 2006年 当歳 トゥザヴィクトリーの2006 キングカメハメハ 6億円 ディナシー 未出走(繁殖牝馬に)
2位 2024年 1歳 デルフィニアⅡの2023 キタサンブラック 5億9,000万円 エムズビギン JRA 7戦1勝(現役)
3位 2017年 当歳 イルーシヴウェーヴの2017 ディープインパクト 5億8,000万円 アドマイヤビルゴ JRA 22戦5勝(JRAの登録抹消)
3位 2025年 当歳 ミッドナイトビズーの2025 イクイノックス 5億8,000万円 — 未出走(2025年生まれ)
5位 2023年 当歳 コンヴィクションⅡの2023 コントレイル 5億2,000万円 サガルマータ JRA 5戦2勝(現役)
6位 2020年 1歳 シーヴの2019 ディープインパクト 5億1,000万円 ショウナンアデイブ JRA 36戦4勝(現役)
7位 2025年 当歳 シンプリーグロリアスの2025 キタサンブラック 5億円 — 未出走(2025年生まれ)
8位 2004年 当歳 エアグルーヴの2004 ダンスインザダーク 4億9,000万円 ザサンデーフサイチ JRA 41戦3勝(種牡馬に)
9位 2019年 当歳 タイタンクイーンの2019 ディープインパクト 4億7,000万円 リアド JRA 26戦2勝(JRAの登録抹消)
10位 2022年 1歳 モシーンの2021 モーリス 4億5,000万円 ダノンエアズロック JRA 14戦3勝(現役)
10位 2025年 当歳 ゴーイングトゥベガスの2025 イクイノックス 4億5,000万円 — 未出走(2025年生まれ)
12位 2025年 1歳 モシーンの2024 キタサンブラック 4億2,000万円 — —
12位 2026年 1歳 ヤングスターの2025 イクイノックス 4億2,000万円 — 未出走(2025年生まれ)
14位 2021年 当歳 セルキスの2021 キズナ 4億1,000万円 ホウオウプロサンゲ JRA 24戦6勝(現役)
14位 2024年 当歳 セリエンホルデの2024 キタサンブラック 4億1,000万円 ジーティーギャング JRA 1戦0勝(現役)
14位 2025年 1歳 ノームコアの2024 キタサンブラック 4億1,000万円 ソブリオ 未出走(現役)
14位 2026年 当歳 ヤンキーローズの2026 キタサンブラック 4億1,000万円 — 未出走(2026年生まれ)
18位 2020年 1歳 フォエヴァーダーリングの2019 ディープインパクト 4億円 ダノンマイソウル JRA 8戦1勝(JRAの登録抹消)
18位 2024年 1歳 アスコルティの2023 キタサンブラック 4億円 ダノンアスコルティ JRA 5戦1勝(現役)
20位 2024年 1歳 コーステッドの2023 エピファネイア 3億9,000万円 ダノンヒストリー JRA 5戦3勝(現役)
20位 2026年 1歳 レディフォグホーンの2025 エフフォーリア 3億9,000万円 — 未出走(2025年生まれ)

※その後はJRAでの成績で、現役の馬は2026年10月25日現在。競走馬名の「—」は競走馬名を、その後の「—」は成績を確かめられない馬

上位21頭のうち牝馬は、1位のトゥザヴィクトリーの2006と、18位のアスコルティの2023(ダノンアスコルティ)の2頭だけだ。当歳のセリの馬が11頭、1歳のセリの馬が10頭で、区分による偏りはほとんどない。

21頭のうち13頭は、2023年以降のセールで落札された馬だ。高い価格の落札は近年に集まっていて、1億円以上で落札された726頭のうち297頭(約4割)が2023〜2026年の4回のセールの馬になっている。父で見ると、キタサンブラックが7頭で最も多く、ディープインパクトが4頭、イクイノックスが3頭で続く。キタサンブラックの産駒の傾向は「キタサンブラック産駒の特徴と血統」にまとめている。

年ごとの最高価格馬(1998〜2026年)

各年のセールで最も高く落札された馬は次のとおり。2012年と2016年は、同じ価格の馬が2頭いる。

年 区分 上場時の名前 父 落札価格 競走馬名 その後
1998年 当歳 ファデッタの98 サンデーサイレンス 1億9,000万円 アドマイヤセレクト 22戦2勝(うちJRA 18戦2勝)
1999年 当歳 バレークイーンの99 サンデーサイレンス 1億8,000万円 ピタゴラス 1戦0勝
2000年 当歳 フランクアーギュメントの2000 サンデーサイレンス 3億2,000万円 カーム 30戦14勝(うちJRA 3戦0勝)
2001年 当歳 ロッタレースの2001 サンデーサイレンス 1億9,000万円 ドバイサンデー —
2002年 当歳 ダンシングキイの2002 サンデーサイレンス 3億3,500万円 トーセンダンス 1戦0勝
2003年 当歳 セトフローリアンⅡの2003 サンデーサイレンス 3億3,000万円 フサイチジャンク 16戦4勝(うちJRA 14戦4勝)
2004年 当歳 エアグルーヴの2004 ダンスインザダーク 4億9,000万円 ザサンデーフサイチ 41戦3勝
2005年 当歳 マストビーラヴドの2005 シンボリクリスエス 2億1,000万円 ダノンマスターズ 24戦1勝
2006年 当歳 トゥザヴィクトリーの2006 キングカメハメハ 6億円 ディナシー 未出走
2007年 当歳 マイケイティーズの2007 クロフネ 3億円 アドマイヤハーレ 2戦1勝
2008年 1歳 ブルーアヴェニューの2007 アグネスタキオン 2億4,500万円 アドマイヤスコッチ 1戦0勝
2009年 当歳 ウインドインハーヘアの2009 ダイワメジャー 1億6,500万円 トーセンロレンス 未出走
2010年 当歳 アコースティクスの2010 ネオユニヴァース 1億1,200万円 トーセンパワフル 48戦2勝(うちJRA 11戦1勝)
2011年 1歳 エアグルーヴの2010 ディープインパクト 3億6,000万円 ラストグルーヴ 1戦1勝
2012年 1歳 アドマイヤキラメキの2011 ディープインパクト 2億5,000万円 トーセンスターダム 14戦5勝(JRAの重賞2勝)、海外15戦2勝
2012年 当歳 スカイディーバの2012 ディープインパクト 2億5,000万円 — —
2013年 当歳 アゼリの2013 ディープインパクト 2億4,000万円 ロイカバード 18戦4勝
2014年 1歳 リッスンの2013 ディープインパクト 2億6,000万円 — —
2015年 1歳 ジョコンダⅡの2014 ディープインパクト 2億3,500万円 サトノヴィクトリー 17戦2勝
2016年 当歳 イルーシヴウェーヴの2016 ディープインパクト 2億8,000万円 サトノソロモン 8戦2勝
2016年 当歳 マルペンサの2016 ディープインパクト 2億8,000万円 サトノジェネシス 4戦3勝
2017年 当歳 イルーシヴウェーヴの2017 ディープインパクト 5億8,000万円 アドマイヤビルゴ 22戦5勝
2018年 当歳 リアアントニアの2018 ディープインパクト 2億9,000万円 — —
2019年 当歳 タイタンクイーンの2019 ディープインパクト 4億7,000万円 リアド 26戦2勝
2020年 1歳 シーヴの2019 ディープインパクト 5億1,000万円 ショウナンアデイブ 36戦4勝(現役)
2021年 当歳 セルキスの2021 キズナ 4億1,000万円 ホウオウプロサンゲ 24戦6勝(現役)
2022年 1歳 モシーンの2021 モーリス 4億5,000万円 ダノンエアズロック 14戦3勝(現役)
2023年 当歳 コンヴィクションⅡの2023 コントレイル 5億2,000万円 サガルマータ 5戦2勝(現役)
2024年 1歳 デルフィニアⅡの2023 キタサンブラック 5億9,000万円 エムズビギン 7戦1勝(現役)
2025年 当歳 ミッドナイトビズーの2025 イクイノックス 5億8,000万円 — 未出走(2025年生まれ)
2026年 1歳 ヤングスターの2025 イクイノックス 4億2,000万円 — 未出走(2025年生まれ)

※その後は国内(JRA・地方)の成績で、現役の馬は2026年10月25日現在。競走馬名の「—」は競走馬名を、その後の「—」は成績を確かめられない馬

年ごとの最高価格が初めて5億円を超えたのは、2006年の6億円だ。そのあと5億円を超えたのは2017年、2020年、2023年、2024年、2025年の5回で、2024年の5億9,000万円が最も6億円に近い。年ごとの最高価格が最も低かったのは2010年の1億1,200万円だった。

高額馬のその後の成績

上位21頭でJRAの重賞を勝った馬はいない

落札価格の上位21頭で、JRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)。ただ、21頭の多くは、走り始めたばかりか、まだレースに出られる年齢になっていない。

21頭の内訳は、2025・2026年生まれでまだレースに出られない馬が6頭、JRAに登録がある現役の馬が9頭、JRAでの競走を終えた馬(走らずに繁殖牝馬になったディナシーを含む)が5頭、競走馬名を確かめられない馬が1頭だ。名前の分からないモシーンの2024も、主催者の取引馬データベースで獲得賞金は0円(10月31日現在)。現役の9頭のうち、エムズビギン、サガルマータ、ダノンアスコルティ、ダノンヒストリーは2023年生まれの3歳、ジーティーギャングとソブリオは2024年生まれの2歳になる。

JRAで走った12頭の、JRAでの勝ち数は合計31勝。最も多いのはホウオウプロサンゲ(2021年当歳、4億1,000万円)の6勝で、アドマイヤビルゴ(2017年当歳、5億8,000万円)の5勝が続く。

年ごとの最高価格馬で重賞を勝ったのは1頭(成績が分かる27頭)

年ごとの最高価格馬(同額を含めて31頭)のうち、成績を確かめられた27頭でJRAの重賞を勝ったのは、2012年の1歳のセリで2億5,000万円だったトーセンスターダム(アドマイヤキラメキの2011)だけだ。2014年にきさらぎ賞(GⅢ)とチャレンジC(GⅢ)を勝ち、のちに豪州に移って、2017年にトゥーラクH・エミレーツS(ともにGⅠ)を勝った。成績を確かめられない4頭(2001年、2012年当歳、2014年、2018年)は、主催者の取引馬データベースで獲得賞金が0円だ(10月31日現在)。

成績が分かる年ごとの最高価格馬で、JRAのGⅠを勝った馬はいない。トーセンロレンス(2009年)とディナシー(2006年)は、レースに出ていない。競走馬が稼いだ賞金の歴代の上位は「競走馬の獲得賞金ランキング」で扱っている。

GⅠ馬はいくらで落札されたか

主催の日本競走馬協会がまとめている歴代のGⅠ勝ち馬の一覧には、セレクトセールで落札された馬が79頭載っている(海外のGⅠや地方のJpnⅠを勝った馬も含む)。この79頭の範囲で落札価格を見ると、中央値は5,400万円。1億円以上は20頭で、3,000万円未満も20頭いる。最も安かったのは、2007年の1歳のセリで1,000万円だったナカヤマフェスタだ。

JRAのGⅠを勝った馬で最も高かったのは、2016年の当歳のセリで2億4,000万円だったワールドプレミア。海外のGⅠを含めると、2012年の1歳のセリで2億5,000万円だったトーセンスターダムが最も高い。どちらも、歴代の高額ランキングの上位21頭で最も安い3億9,000万円には届かない。

1億円以上で落札されたGⅠ馬(20頭)

落札価格 馬名 セール 父 主なGⅠ
2億5,000万円 トーセンスターダム 2012年 1歳 ディープインパクト 2017年 トゥーラクH・エミレーツS(豪州)
2億4,000万円 ワールドプレミア 2016年 当歳 ディープインパクト 2019年 菊花賞、2021年 天皇賞(春)
2億3,000万円 サトノダイヤモンド 2013年 当歳 ディープインパクト 2016年 菊花賞・有馬記念
2億3,000万円 アドマイヤグルーヴ 2000年 当歳 サンデーサイレンス 2003年・2004年 エリザベス女王杯
1億9,000万円 ジャスティンパレス 2020年 1歳 ディープインパクト 2023年 天皇賞(春)
1億9,000万円 ポタジェ 2018年 1歳 ディープインパクト 2022年 大阪杯
1億8,000万円 ダノンファラオ 2018年 1歳 American Pharoah 2020年 ジャパンダートダービー(JpnⅠ)
1億7,000万円 アスクビクターモア 2020年 1歳 ディープインパクト 2022年 菊花賞
1億7,000万円 トーセンジョーダン 2007年 1歳 ジャングルポケット 2011年 天皇賞(秋)
1億6,000万円 ラヴズオンリーユー 2017年 1歳 ディープインパクト 2019年 オークス、2021年 クイーンエリザベスⅡ世カップ・BCフィリー&メアターフ・香港カップ
1億5,500万円 スワーヴリチャード 2014年 当歳 ハーツクライ 2018年 大阪杯、2019年 ジャパンカップ
1億3,500万円 ダノンデサイル 2022年 1歳 エピファネイア 2024年 日本ダービー、2025年 ドバイシーマクラシック
1億3,000万円 サトノアラジン 2011年 当歳 ディープインパクト 2017年 安田記念
1億3,000万円 マンハッタンカフェ 1998年 当歳 サンデーサイレンス 2001年 菊花賞・有馬記念、2002年 天皇賞(春)
1億2,000万円 ジュンライトボルト 2018年 1歳 キングカメハメハ 2022年 チャンピオンズカップ
1億1,500万円 アドマイヤズーム 2023年 1歳 モーリス 2024年 朝日杯フューチュリティステークス
1億円 ドゥラエレーデ 2021年 1歳 ドゥラメンテ 2022年 ホープフルステークス
1億円 ヴァレーデラルナ 2019年 当歳 ドゥラメンテ 2022年 JBCレディスクラシック(JpnⅠ)
1億円 ダノンザキッド 2018年 当歳 ジャスタウェイ 2020年 ホープフルステークス
1億円 ミッキークイーン 2013年 1歳 ディープインパクト 2015年 オークス・秋華賞

※主催者の歴代のGⅠ勝ち馬の一覧(79頭)の範囲。主なGⅠは2026年10月25日現在

20頭のうち9頭がディープインパクト産駒だ。1億円に届かなかったGⅠ馬には、フォーエバーヤング(9,800万円)、ゼンノロブロイ(9,000万円)、キングカメハメハ(7,800万円)、ディープインパクト(7,000万円)などがいる。

売上の推移

主催の日本競走馬協会の発表では、2026年の売上総額は334億8,400万円で、過去最高だった。1998年からの年ごとの数字は次のとおり。

年 上場 落札 落札率 売上総額 平均 中間 1億円以上
1998年 230頭 149頭 64.8% 48億5,100万円 3,256万円 2,200万円 7頭
1999年 260頭 173頭 66.5% 50億5,520万円 2,922万円 1,800万円 8頭
2000年 268頭 173頭 64.6% 60億6,640万円 3,507万円 2,100万円 11頭
2001年 279頭 185頭 66.3% 51億6,580万円 2,792万円 2,000万円 4頭
2002年 277頭 186頭 67.1% 54億3,960万円 2,925万円 1,900万円 7頭
2003年 276頭 211頭 76.4% 70億7,320万円 3,352万円 2,100万円 9頭
2004年 308頭 234頭 76.0% 76億8,200万円 3,283万円 2,425万円 8頭
2005年 302頭 242頭 80.1% 79億7,200万円 3,294万円 2,600万円 7頭
2006年 469頭 330頭 70.4% 117億5,450万円 3,562万円 2,400万円 14頭
2007年 467頭 348頭 74.5% 115億7,690万円 3,327万円 2,500万円 13頭
2008年 465頭 327頭 70.3% 96億8,660万円 2,962万円 2,200万円 7頭
2009年 476頭 329頭 69.1% 76億1,260万円 2,314万円 1,700万円 6頭
2010年 422頭 314頭 74.4% 64億9,610万円 2,069万円 1,600万円 2頭
2011年 453頭 358頭 79.0% 91億7,320万円 2,562万円 1,900万円 5頭
2012年 453頭 360頭 79.5% 102億9,630万円 2,860万円 2,100万円 10頭
2013年 477頭 392頭 82.2% 117億6,470万円 3,001万円 2,075万円 13頭
2014年 475頭 404頭 85.1% 125億7,505万円 3,113万円 2,200万円 14頭
2015年 470頭 394頭 83.8% 131億7,350万円 3,344万円 2,500万円 15頭
2016年 479頭 390頭 81.4% 149億4,210万円 3,831万円 2,600万円 23頭
2017年 462頭 406頭 87.9% 173億2,700万円 4,268万円 3,000万円 32頭
2018年 464頭 415頭 89.4% 179億1,900万円 4,318万円 3,000万円 39頭
2019年 455頭 416頭 91.4% 205億1,600万円 4,932万円 3,050万円 41頭
2020年 475頭 432頭 90.9% 187億6,100万円 4,343万円 3,000万円 29頭
2021年 472頭 439頭 93.0% 225億5,600万円 5,138万円 3,400万円 52頭
2022年 469頭 447頭 95.3% 257億6,250万円 5,763万円 4,200万円 53頭
2023年 453頭 435頭 96.0% 281億4,500万円 6,470万円 4,300万円 63頭
2024年 472頭 455頭 96.4% 289億1,800万円 6,356万円 4,200万円 64頭
2025年 467頭 453頭 97.0% 327億円 7,219万円 4,700万円 86頭
2026年 509頭 478頭 93.9% 334億8,400万円 7,005万円 5,100万円 84頭

※1999〜2005年は当歳のセリだけ。平均・中間は1頭あたりの落札価格で、万円未満を四捨五入

2026年は、上場頭数(509頭)、落札頭数(478頭)、売上総額、中間価格(5,100万円)が過去最高だった。平均価格の最高は2025年の7,219万円で、落札率の最高(97.0%)と1億円以上の頭数の最多(86頭)も2025年だ。2026年の内訳は、1歳が262頭上場・250頭落札(95.4%)・176億6,000万円・平均7,064万円、当歳が247頭上場・228頭落札(92.3%)・158億2,400万円・平均6,940万円だった。

売上総額は、当歳と1歳の両方のセリになった2006年に初めて100億円を超え、2008〜2011年はいったん100億円を下回った。2010年の64億9,610万円から2026年までに約5.2倍になり、2019年に200億円、2025年に300億円を初めて超えた。落札率は2019年から8年続けて90%を超えている。1998〜2026年の29回の売上総額を足すと、4,144億4,525万円になる。

年ごとの最高価格馬の父の流れ

年ごとの最高価格馬(同額を含む)の父を並べると、時代ごとに1頭の種牡馬が続く時期と、毎年入れ替わる時期がある。

年 最高価格馬の父
1998〜2003年 サンデーサイレンス(6年続けて)
2004年 ダンスインザダーク
2005年 シンボリクリスエス
2006年 キングカメハメハ
2007年 クロフネ
2008年 アグネスタキオン
2009年 ダイワメジャー
2010年 ネオユニヴァース
2011〜2020年 ディープインパクト(10年続けて)
2021年 キズナ
2022年 モーリス
2023年 コントレイル
2024年 キタサンブラック
2025〜2026年 イクイノックス

1998〜2003年の6年は、最高価格馬がすべてサンデーサイレンス産駒だった。2004〜2010年は7年続けて毎年違う種牡馬の産駒になり、2011〜2020年の10年は、同額の2頭がいた2012年と2016年も含めて、すべてディープインパクト産駒だった。ディープインパクト産駒の成績は「ディープインパクト産駒の特徴と血統」で扱っている。

2021〜2024年はキズナ、モーリス、コントレイル、キタサンブラックと毎年入れ替わり、2025・2026年はイクイノックス産駒が続いた。当歳・1歳それぞれの最高価格馬で見ると、2024〜2026年の6頭は、キタサンブラック産駒が4頭(2024年の1歳・当歳、2025年の1歳、2026年の当歳)、イクイノックス産駒が2頭(2025年の当歳、2026年の1歳)だ。種牡馬のリーディングの移り変わりは「歴代の種牡馬リーディング」、2026年の種付料は「種牡馬一覧・種付け料ランキング2026」にまとめている。

まとめ

セレクトセールの歴代最高額は、2006年の当歳のセリでトゥザヴィクトリーの2006(ディナシー)につけられた6億円で、2024年1歳のデルフィニアⅡの2023(エムズビギン)の5億9,000万円が続く。上位21頭でJRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)が、13頭は2023年以降のセールの馬で、6頭はまだレースに出られる年齢になっておらず、9頭は現役だ。主催者の歴代のGⅠ勝ち馬の一覧(79頭)では、落札価格の中央値は5,400万円で、JRAのGⅠ馬で最も高かったのはワールドプレミアの2億4,000万円。売上総額は2026年に334億8,400万円となり、過去最高を更新した。

よくある質問

セレクトセールの歴代最高額は?
2006年の当歳のセリで、トゥザヴィクトリーの2006(牝、父キングカメハメハ)が6億円で落札されたのが最高。競走馬名はディナシーで、レースには出ないまま繁殖牝馬になった。2位は2024年の1歳のセリのデルフィニアⅡの2023(父キタサンブラック、競走馬名エムズビギン)の5億9,000万円。
セレクトセールの高額馬はその後活躍した?
落札価格の上位21頭で、JRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)。ただし21頭のうち13頭は2023年以降のセールで落札された馬で、2025・2026年生まれでまだレースに出られない馬が6頭、現役の馬が9頭いる。JRAで走った12頭のJRAでの勝ち数は合計31勝。
セレクトセールで落札されたGⅠ馬で、最も高かった馬は?
主催の日本競走馬協会がまとめた歴代のGⅠ勝ち馬(79頭)の範囲では、JRAのGⅠを勝った馬で最も高かったのは、2016年の当歳のセリで2億4,000万円だったワールドプレミア(菊花賞、天皇賞(春))。海外のGⅠを含めると、2012年の1歳のセリで2億5,000万円だったトーセンスターダム(豪州のGⅠを2勝)が最も高い。79頭の落札価格の中央値は5,400万円。
2026年のセレクトセールの売上は?
509頭が上場して478頭が落札され、売上総額は334億8,400万円だった。上場頭数、落札頭数、売上総額、中間価格(5,100万円)がいずれも過去最高。最高価格は1歳のヤングスターの2025(父イクイノックス)の4億2,000万円。
セレクトセールはいつ開かれる?
毎年7月。2006〜2009年は1歳のセリが1日、当歳のセリが2日の3日間で、2010年からは2日間(1日目に1歳、2日目に当歳のセリ)になっている。2026年は7月13日(月)・14日(火)に開かれた。
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