セレクトセールの最高額ランキング|歴代1位はいくら?高額馬のその後

この記事の要点
- セレクトセールの歴代最高額は、2006年の当歳のセリでトゥザヴィクトリーの2006(父キングカメハメハ、競走馬名ディナシー)につけられた6億円。5億円以上で落札された馬は7頭いる
- 落札価格の上位21頭で、JRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)。21頭のうち13頭は2023年以降のセールの馬で、6頭は2025・2026年生まれでまだレースに出られず、9頭は現役
- 主催の日本競走馬協会がまとめた歴代のGⅠ勝ち馬79頭では、落札価格の中央値は5,400万円。JRAのGⅠを勝った馬で最も高かったのはワールドプレミアの2億4,000万円
- 2026年は上場509頭・落札478頭・売上総額334億8,400万円で、いずれも過去最高
目次
セレクトセールの歴代の最高額は、2006年の当歳のセリでトゥザヴィクトリーの2006(父キングカメハメハ、競走馬名ディナシー)につけられた6億円だ(本記事の価格はすべて消費税別)。2位は2024年の1歳のセリのデルフィニアⅡの2023(父キタサンブラック、競走馬名エムズビギン)の5億9,000万円で、5億円以上で落札された馬は7頭いる。本記事では、1998〜2026年に落札された9,875頭を価格順に並べた上位21頭と、年ごとの最高価格馬、高額馬のその後の成績、GⅠ馬の落札価格、売上の推移をまとめる。
セレクトセールとは
セレクトセールは、一般社団法人日本競走馬協会が主催する競走馬のセリだ。1998年に始まり、2026年で29回目になった。
セリにかけられるのは、当歳(その年に生まれた0歳の馬)と1歳の馬だ。1998年は1歳と当歳、1999〜2005年は当歳だけで、2006年からは毎年1歳と当歳の両方のセリがある。開催は毎年7月で、2006〜2009年は1歳のセリが1日、当歳のセリが2日の3日間、2010年からは2日間(1日目が1歳、2日目が当歳)になっている。2026年は7月13日(月)・14日(火)に開かれ、509頭が上場して478頭が落札された。
セリの時点では競走馬名がまだないため、馬は「(母の名前)の(生まれた年)」の形で呼ばれる(1998・1999年は「ファデッタの98」のように年が2けた)。たとえば「トゥザヴィクトリーの2006」は、トゥザヴィクトリーが2006年に産んだ馬のことだ。本記事では、この上場時の名前と、のちの競走馬名を並べて書く。競走馬名の決まりは「競走馬の名前のルール」で扱っている。
1998〜2026年の29回で落札されたのは計9,875頭。1億円以上で落札された馬は726頭、2億円以上は215頭いる。
セレクトセールの歴代最高額ランキング(上位21頭)
1998〜2026年に落札された9,875頭を、落札価格の高い順に並べた。20位が同額で2頭いるため、上位21頭を載せる。
| 順位 | 年 | 区分 | 上場時の名前 | 父 | 落札価格 | 競走馬名 | その後 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 2006年 | 当歳 | トゥザヴィクトリーの2006 | キングカメハメハ | 6億円 | ディナシー | 未出走(繁殖牝馬に) |
| 2位 | 2024年 | 1歳 | デルフィニアⅡの2023 | キタサンブラック | 5億9,000万円 | エムズビギン | JRA 7戦1勝(現役) |
| 3位 | 2017年 | 当歳 | イルーシヴウェーヴの2017 | ディープインパクト | 5億8,000万円 | アドマイヤビルゴ | JRA 22戦5勝(JRAの登録抹消) |
| 3位 | 2025年 | 当歳 | ミッドナイトビズーの2025 | イクイノックス | 5億8,000万円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
| 5位 | 2023年 | 当歳 | コンヴィクションⅡの2023 | コントレイル | 5億2,000万円 | サガルマータ | JRA 5戦2勝(現役) |
| 6位 | 2020年 | 1歳 | シーヴの2019 | ディープインパクト | 5億1,000万円 | ショウナンアデイブ | JRA 36戦4勝(現役) |
| 7位 | 2025年 | 当歳 | シンプリーグロリアスの2025 | キタサンブラック | 5億円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
| 8位 | 2004年 | 当歳 | エアグルーヴの2004 | ダンスインザダーク | 4億9,000万円 | ザサンデーフサイチ | JRA 41戦3勝(種牡馬に) |
| 9位 | 2019年 | 当歳 | タイタンクイーンの2019 | ディープインパクト | 4億7,000万円 | リアド | JRA 26戦2勝(JRAの登録抹消) |
| 10位 | 2022年 | 1歳 | モシーンの2021 | モーリス | 4億5,000万円 | ダノンエアズロック | JRA 14戦3勝(現役) |
| 10位 | 2025年 | 当歳 | ゴーイングトゥベガスの2025 | イクイノックス | 4億5,000万円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
| 12位 | 2025年 | 1歳 | モシーンの2024 | キタサンブラック | 4億2,000万円 | — | — |
| 12位 | 2026年 | 1歳 | ヤングスターの2025 | イクイノックス | 4億2,000万円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
| 14位 | 2021年 | 当歳 | セルキスの2021 | キズナ | 4億1,000万円 | ホウオウプロサンゲ | JRA 24戦6勝(現役) |
| 14位 | 2024年 | 当歳 | セリエンホルデの2024 | キタサンブラック | 4億1,000万円 | ジーティーギャング | JRA 1戦0勝(現役) |
| 14位 | 2025年 | 1歳 | ノームコアの2024 | キタサンブラック | 4億1,000万円 | ソブリオ | 未出走(現役) |
| 14位 | 2026年 | 当歳 | ヤンキーローズの2026 | キタサンブラック | 4億1,000万円 | — | 未出走(2026年生まれ) |
| 18位 | 2020年 | 1歳 | フォエヴァーダーリングの2019 | ディープインパクト | 4億円 | ダノンマイソウル | JRA 8戦1勝(JRAの登録抹消) |
| 18位 | 2024年 | 1歳 | アスコルティの2023 | キタサンブラック | 4億円 | ダノンアスコルティ | JRA 5戦1勝(現役) |
| 20位 | 2024年 | 1歳 | コーステッドの2023 | エピファネイア | 3億9,000万円 | ダノンヒストリー | JRA 5戦3勝(現役) |
| 20位 | 2026年 | 1歳 | レディフォグホーンの2025 | エフフォーリア | 3億9,000万円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
※その後はJRAでの成績で、現役の馬は2026年10月25日現在。競走馬名の「—」は競走馬名を、その後の「—」は成績を確かめられない馬
上位21頭のうち牝馬は、1位のトゥザヴィクトリーの2006と、18位のアスコルティの2023(ダノンアスコルティ)の2頭だけだ。当歳のセリの馬が11頭、1歳のセリの馬が10頭で、区分による偏りはほとんどない。
21頭のうち13頭は、2023年以降のセールで落札された馬だ。高い価格の落札は近年に集まっていて、1億円以上で落札された726頭のうち297頭(約4割)が2023〜2026年の4回のセールの馬になっている。父で見ると、キタサンブラックが7頭で最も多く、ディープインパクトが4頭、イクイノックスが3頭で続く。キタサンブラックの産駒の傾向は「キタサンブラック産駒の特徴と血統」にまとめている。
年ごとの最高価格馬(1998〜2026年)
各年のセールで最も高く落札された馬は次のとおり。2012年と2016年は、同じ価格の馬が2頭いる。
| 年 | 区分 | 上場時の名前 | 父 | 落札価格 | 競走馬名 | その後 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1998年 | 当歳 | ファデッタの98 | サンデーサイレンス | 1億9,000万円 | アドマイヤセレクト | 22戦2勝(うちJRA 18戦2勝) |
| 1999年 | 当歳 | バレークイーンの99 | サンデーサイレンス | 1億8,000万円 | ピタゴラス | 1戦0勝 |
| 2000年 | 当歳 | フランクアーギュメントの2000 | サンデーサイレンス | 3億2,000万円 | カーム | 30戦14勝(うちJRA 3戦0勝) |
| 2001年 | 当歳 | ロッタレースの2001 | サンデーサイレンス | 1億9,000万円 | ドバイサンデー | — |
| 2002年 | 当歳 | ダンシングキイの2002 | サンデーサイレンス | 3億3,500万円 | トーセンダンス | 1戦0勝 |
| 2003年 | 当歳 | セトフローリアンⅡの2003 | サンデーサイレンス | 3億3,000万円 | フサイチジャンク | 16戦4勝(うちJRA 14戦4勝) |
| 2004年 | 当歳 | エアグルーヴの2004 | ダンスインザダーク | 4億9,000万円 | ザサンデーフサイチ | 41戦3勝 |
| 2005年 | 当歳 | マストビーラヴドの2005 | シンボリクリスエス | 2億1,000万円 | ダノンマスターズ | 24戦1勝 |
| 2006年 | 当歳 | トゥザヴィクトリーの2006 | キングカメハメハ | 6億円 | ディナシー | 未出走 |
| 2007年 | 当歳 | マイケイティーズの2007 | クロフネ | 3億円 | アドマイヤハーレ | 2戦1勝 |
| 2008年 | 1歳 | ブルーアヴェニューの2007 | アグネスタキオン | 2億4,500万円 | アドマイヤスコッチ | 1戦0勝 |
| 2009年 | 当歳 | ウインドインハーヘアの2009 | ダイワメジャー | 1億6,500万円 | トーセンロレンス | 未出走 |
| 2010年 | 当歳 | アコースティクスの2010 | ネオユニヴァース | 1億1,200万円 | トーセンパワフル | 48戦2勝(うちJRA 11戦1勝) |
| 2011年 | 1歳 | エアグルーヴの2010 | ディープインパクト | 3億6,000万円 | ラストグルーヴ | 1戦1勝 |
| 2012年 | 1歳 | アドマイヤキラメキの2011 | ディープインパクト | 2億5,000万円 | トーセンスターダム | 14戦5勝(JRAの重賞2勝)、海外15戦2勝 |
| 2012年 | 当歳 | スカイディーバの2012 | ディープインパクト | 2億5,000万円 | — | — |
| 2013年 | 当歳 | アゼリの2013 | ディープインパクト | 2億4,000万円 | ロイカバード | 18戦4勝 |
| 2014年 | 1歳 | リッスンの2013 | ディープインパクト | 2億6,000万円 | — | — |
| 2015年 | 1歳 | ジョコンダⅡの2014 | ディープインパクト | 2億3,500万円 | サトノヴィクトリー | 17戦2勝 |
| 2016年 | 当歳 | イルーシヴウェーヴの2016 | ディープインパクト | 2億8,000万円 | サトノソロモン | 8戦2勝 |
| 2016年 | 当歳 | マルペンサの2016 | ディープインパクト | 2億8,000万円 | サトノジェネシス | 4戦3勝 |
| 2017年 | 当歳 | イルーシヴウェーヴの2017 | ディープインパクト | 5億8,000万円 | アドマイヤビルゴ | 22戦5勝 |
| 2018年 | 当歳 | リアアントニアの2018 | ディープインパクト | 2億9,000万円 | — | — |
| 2019年 | 当歳 | タイタンクイーンの2019 | ディープインパクト | 4億7,000万円 | リアド | 26戦2勝 |
| 2020年 | 1歳 | シーヴの2019 | ディープインパクト | 5億1,000万円 | ショウナンアデイブ | 36戦4勝(現役) |
| 2021年 | 当歳 | セルキスの2021 | キズナ | 4億1,000万円 | ホウオウプロサンゲ | 24戦6勝(現役) |
| 2022年 | 1歳 | モシーンの2021 | モーリス | 4億5,000万円 | ダノンエアズロック | 14戦3勝(現役) |
| 2023年 | 当歳 | コンヴィクションⅡの2023 | コントレイル | 5億2,000万円 | サガルマータ | 5戦2勝(現役) |
| 2024年 | 1歳 | デルフィニアⅡの2023 | キタサンブラック | 5億9,000万円 | エムズビギン | 7戦1勝(現役) |
| 2025年 | 当歳 | ミッドナイトビズーの2025 | イクイノックス | 5億8,000万円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
| 2026年 | 1歳 | ヤングスターの2025 | イクイノックス | 4億2,000万円 | — | 未出走(2025年生まれ) |
※その後は国内(JRA・地方)の成績で、現役の馬は2026年10月25日現在。競走馬名の「—」は競走馬名を、その後の「—」は成績を確かめられない馬
年ごとの最高価格が初めて5億円を超えたのは、2006年の6億円だ。そのあと5億円を超えたのは2017年、2020年、2023年、2024年、2025年の5回で、2024年の5億9,000万円が最も6億円に近い。年ごとの最高価格が最も低かったのは2010年の1億1,200万円だった。
高額馬のその後の成績
上位21頭でJRAの重賞を勝った馬はいない
落札価格の上位21頭で、JRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)。ただ、21頭の多くは、走り始めたばかりか、まだレースに出られる年齢になっていない。
21頭の内訳は、2025・2026年生まれでまだレースに出られない馬が6頭、JRAに登録がある現役の馬が9頭、JRAでの競走を終えた馬(走らずに繁殖牝馬になったディナシーを含む)が5頭、競走馬名を確かめられない馬が1頭だ。名前の分からないモシーンの2024も、主催者の取引馬データベースで獲得賞金は0円(10月31日現在)。現役の9頭のうち、エムズビギン、サガルマータ、ダノンアスコルティ、ダノンヒストリーは2023年生まれの3歳、ジーティーギャングとソブリオは2024年生まれの2歳になる。
JRAで走った12頭の、JRAでの勝ち数は合計31勝。最も多いのはホウオウプロサンゲ(2021年当歳、4億1,000万円)の6勝で、アドマイヤビルゴ(2017年当歳、5億8,000万円)の5勝が続く。
年ごとの最高価格馬で重賞を勝ったのは1頭(成績が分かる27頭)
年ごとの最高価格馬(同額を含めて31頭)のうち、成績を確かめられた27頭でJRAの重賞を勝ったのは、2012年の1歳のセリで2億5,000万円だったトーセンスターダム(アドマイヤキラメキの2011)だけだ。2014年にきさらぎ賞(GⅢ)とチャレンジC(GⅢ)を勝ち、のちに豪州に移って、2017年にトゥーラクH・エミレーツS(ともにGⅠ)を勝った。成績を確かめられない4頭(2001年、2012年当歳、2014年、2018年)は、主催者の取引馬データベースで獲得賞金が0円だ(10月31日現在)。
成績が分かる年ごとの最高価格馬で、JRAのGⅠを勝った馬はいない。トーセンロレンス(2009年)とディナシー(2006年)は、レースに出ていない。競走馬が稼いだ賞金の歴代の上位は「競走馬の獲得賞金ランキング」で扱っている。
GⅠ馬はいくらで落札されたか
主催の日本競走馬協会がまとめている歴代のGⅠ勝ち馬の一覧には、セレクトセールで落札された馬が79頭載っている(海外のGⅠや地方のJpnⅠを勝った馬も含む)。この79頭の範囲で落札価格を見ると、中央値は5,400万円。1億円以上は20頭で、3,000万円未満も20頭いる。最も安かったのは、2007年の1歳のセリで1,000万円だったナカヤマフェスタだ。
JRAのGⅠを勝った馬で最も高かったのは、2016年の当歳のセリで2億4,000万円だったワールドプレミア。海外のGⅠを含めると、2012年の1歳のセリで2億5,000万円だったトーセンスターダムが最も高い。どちらも、歴代の高額ランキングの上位21頭で最も安い3億9,000万円には届かない。
1億円以上で落札されたGⅠ馬(20頭)
| 落札価格 | 馬名 | セール | 父 | 主なGⅠ |
|---|---|---|---|---|
| 2億5,000万円 | トーセンスターダム | 2012年 1歳 | ディープインパクト | 2017年 トゥーラクH・エミレーツS(豪州) |
| 2億4,000万円 | ワールドプレミア | 2016年 当歳 | ディープインパクト | 2019年 菊花賞、2021年 天皇賞(春) |
| 2億3,000万円 | サトノダイヤモンド | 2013年 当歳 | ディープインパクト | 2016年 菊花賞・有馬記念 |
| 2億3,000万円 | アドマイヤグルーヴ | 2000年 当歳 | サンデーサイレンス | 2003年・2004年 エリザベス女王杯 |
| 1億9,000万円 | ジャスティンパレス | 2020年 1歳 | ディープインパクト | 2023年 天皇賞(春) |
| 1億9,000万円 | ポタジェ | 2018年 1歳 | ディープインパクト | 2022年 大阪杯 |
| 1億8,000万円 | ダノンファラオ | 2018年 1歳 | American Pharoah | 2020年 ジャパンダートダービー(JpnⅠ) |
| 1億7,000万円 | アスクビクターモア | 2020年 1歳 | ディープインパクト | 2022年 菊花賞 |
| 1億7,000万円 | トーセンジョーダン | 2007年 1歳 | ジャングルポケット | 2011年 天皇賞(秋) |
| 1億6,000万円 | ラヴズオンリーユー | 2017年 1歳 | ディープインパクト | 2019年 オークス、2021年 クイーンエリザベスⅡ世カップ・BCフィリー&メアターフ・香港カップ |
| 1億5,500万円 | スワーヴリチャード | 2014年 当歳 | ハーツクライ | 2018年 大阪杯、2019年 ジャパンカップ |
| 1億3,500万円 | ダノンデサイル | 2022年 1歳 | エピファネイア | 2024年 日本ダービー、2025年 ドバイシーマクラシック |
| 1億3,000万円 | サトノアラジン | 2011年 当歳 | ディープインパクト | 2017年 安田記念 |
| 1億3,000万円 | マンハッタンカフェ | 1998年 当歳 | サンデーサイレンス | 2001年 菊花賞・有馬記念、2002年 天皇賞(春) |
| 1億2,000万円 | ジュンライトボルト | 2018年 1歳 | キングカメハメハ | 2022年 チャンピオンズカップ |
| 1億1,500万円 | アドマイヤズーム | 2023年 1歳 | モーリス | 2024年 朝日杯フューチュリティステークス |
| 1億円 | ドゥラエレーデ | 2021年 1歳 | ドゥラメンテ | 2022年 ホープフルステークス |
| 1億円 | ヴァレーデラルナ | 2019年 当歳 | ドゥラメンテ | 2022年 JBCレディスクラシック(JpnⅠ) |
| 1億円 | ダノンザキッド | 2018年 当歳 | ジャスタウェイ | 2020年 ホープフルステークス |
| 1億円 | ミッキークイーン | 2013年 1歳 | ディープインパクト | 2015年 オークス・秋華賞 |
※主催者の歴代のGⅠ勝ち馬の一覧(79頭)の範囲。主なGⅠは2026年10月25日現在
20頭のうち9頭がディープインパクト産駒だ。1億円に届かなかったGⅠ馬には、フォーエバーヤング(9,800万円)、ゼンノロブロイ(9,000万円)、キングカメハメハ(7,800万円)、ディープインパクト(7,000万円)などがいる。
売上の推移
主催の日本競走馬協会の発表では、2026年の売上総額は334億8,400万円で、過去最高だった。1998年からの年ごとの数字は次のとおり。
| 年 | 上場 | 落札 | 落札率 | 売上総額 | 平均 | 中間 | 1億円以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1998年 | 230頭 | 149頭 | 64.8% | 48億5,100万円 | 3,256万円 | 2,200万円 | 7頭 |
| 1999年 | 260頭 | 173頭 | 66.5% | 50億5,520万円 | 2,922万円 | 1,800万円 | 8頭 |
| 2000年 | 268頭 | 173頭 | 64.6% | 60億6,640万円 | 3,507万円 | 2,100万円 | 11頭 |
| 2001年 | 279頭 | 185頭 | 66.3% | 51億6,580万円 | 2,792万円 | 2,000万円 | 4頭 |
| 2002年 | 277頭 | 186頭 | 67.1% | 54億3,960万円 | 2,925万円 | 1,900万円 | 7頭 |
| 2003年 | 276頭 | 211頭 | 76.4% | 70億7,320万円 | 3,352万円 | 2,100万円 | 9頭 |
| 2004年 | 308頭 | 234頭 | 76.0% | 76億8,200万円 | 3,283万円 | 2,425万円 | 8頭 |
| 2005年 | 302頭 | 242頭 | 80.1% | 79億7,200万円 | 3,294万円 | 2,600万円 | 7頭 |
| 2006年 | 469頭 | 330頭 | 70.4% | 117億5,450万円 | 3,562万円 | 2,400万円 | 14頭 |
| 2007年 | 467頭 | 348頭 | 74.5% | 115億7,690万円 | 3,327万円 | 2,500万円 | 13頭 |
| 2008年 | 465頭 | 327頭 | 70.3% | 96億8,660万円 | 2,962万円 | 2,200万円 | 7頭 |
| 2009年 | 476頭 | 329頭 | 69.1% | 76億1,260万円 | 2,314万円 | 1,700万円 | 6頭 |
| 2010年 | 422頭 | 314頭 | 74.4% | 64億9,610万円 | 2,069万円 | 1,600万円 | 2頭 |
| 2011年 | 453頭 | 358頭 | 79.0% | 91億7,320万円 | 2,562万円 | 1,900万円 | 5頭 |
| 2012年 | 453頭 | 360頭 | 79.5% | 102億9,630万円 | 2,860万円 | 2,100万円 | 10頭 |
| 2013年 | 477頭 | 392頭 | 82.2% | 117億6,470万円 | 3,001万円 | 2,075万円 | 13頭 |
| 2014年 | 475頭 | 404頭 | 85.1% | 125億7,505万円 | 3,113万円 | 2,200万円 | 14頭 |
| 2015年 | 470頭 | 394頭 | 83.8% | 131億7,350万円 | 3,344万円 | 2,500万円 | 15頭 |
| 2016年 | 479頭 | 390頭 | 81.4% | 149億4,210万円 | 3,831万円 | 2,600万円 | 23頭 |
| 2017年 | 462頭 | 406頭 | 87.9% | 173億2,700万円 | 4,268万円 | 3,000万円 | 32頭 |
| 2018年 | 464頭 | 415頭 | 89.4% | 179億1,900万円 | 4,318万円 | 3,000万円 | 39頭 |
| 2019年 | 455頭 | 416頭 | 91.4% | 205億1,600万円 | 4,932万円 | 3,050万円 | 41頭 |
| 2020年 | 475頭 | 432頭 | 90.9% | 187億6,100万円 | 4,343万円 | 3,000万円 | 29頭 |
| 2021年 | 472頭 | 439頭 | 93.0% | 225億5,600万円 | 5,138万円 | 3,400万円 | 52頭 |
| 2022年 | 469頭 | 447頭 | 95.3% | 257億6,250万円 | 5,763万円 | 4,200万円 | 53頭 |
| 2023年 | 453頭 | 435頭 | 96.0% | 281億4,500万円 | 6,470万円 | 4,300万円 | 63頭 |
| 2024年 | 472頭 | 455頭 | 96.4% | 289億1,800万円 | 6,356万円 | 4,200万円 | 64頭 |
| 2025年 | 467頭 | 453頭 | 97.0% | 327億円 | 7,219万円 | 4,700万円 | 86頭 |
| 2026年 | 509頭 | 478頭 | 93.9% | 334億8,400万円 | 7,005万円 | 5,100万円 | 84頭 |
※1999〜2005年は当歳のセリだけ。平均・中間は1頭あたりの落札価格で、万円未満を四捨五入
2026年は、上場頭数(509頭)、落札頭数(478頭)、売上総額、中間価格(5,100万円)が過去最高だった。平均価格の最高は2025年の7,219万円で、落札率の最高(97.0%)と1億円以上の頭数の最多(86頭)も2025年だ。2026年の内訳は、1歳が262頭上場・250頭落札(95.4%)・176億6,000万円・平均7,064万円、当歳が247頭上場・228頭落札(92.3%)・158億2,400万円・平均6,940万円だった。
売上総額は、当歳と1歳の両方のセリになった2006年に初めて100億円を超え、2008〜2011年はいったん100億円を下回った。2010年の64億9,610万円から2026年までに約5.2倍になり、2019年に200億円、2025年に300億円を初めて超えた。落札率は2019年から8年続けて90%を超えている。1998〜2026年の29回の売上総額を足すと、4,144億4,525万円になる。
年ごとの最高価格馬の父の流れ
年ごとの最高価格馬(同額を含む)の父を並べると、時代ごとに1頭の種牡馬が続く時期と、毎年入れ替わる時期がある。
| 年 | 最高価格馬の父 |
|---|---|
| 1998〜2003年 | サンデーサイレンス(6年続けて) |
| 2004年 | ダンスインザダーク |
| 2005年 | シンボリクリスエス |
| 2006年 | キングカメハメハ |
| 2007年 | クロフネ |
| 2008年 | アグネスタキオン |
| 2009年 | ダイワメジャー |
| 2010年 | ネオユニヴァース |
| 2011〜2020年 | ディープインパクト(10年続けて) |
| 2021年 | キズナ |
| 2022年 | モーリス |
| 2023年 | コントレイル |
| 2024年 | キタサンブラック |
| 2025〜2026年 | イクイノックス |
1998〜2003年の6年は、最高価格馬がすべてサンデーサイレンス産駒だった。2004〜2010年は7年続けて毎年違う種牡馬の産駒になり、2011〜2020年の10年は、同額の2頭がいた2012年と2016年も含めて、すべてディープインパクト産駒だった。ディープインパクト産駒の成績は「ディープインパクト産駒の特徴と血統」で扱っている。
2021〜2024年はキズナ、モーリス、コントレイル、キタサンブラックと毎年入れ替わり、2025・2026年はイクイノックス産駒が続いた。当歳・1歳それぞれの最高価格馬で見ると、2024〜2026年の6頭は、キタサンブラック産駒が4頭(2024年の1歳・当歳、2025年の1歳、2026年の当歳)、イクイノックス産駒が2頭(2025年の当歳、2026年の1歳)だ。種牡馬のリーディングの移り変わりは「歴代の種牡馬リーディング」、2026年の種付料は「種牡馬一覧・種付け料ランキング2026」にまとめている。
まとめ
セレクトセールの歴代最高額は、2006年の当歳のセリでトゥザヴィクトリーの2006(ディナシー)につけられた6億円で、2024年1歳のデルフィニアⅡの2023(エムズビギン)の5億9,000万円が続く。上位21頭でJRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)が、13頭は2023年以降のセールの馬で、6頭はまだレースに出られる年齢になっておらず、9頭は現役だ。主催者の歴代のGⅠ勝ち馬の一覧(79頭)では、落札価格の中央値は5,400万円で、JRAのGⅠ馬で最も高かったのはワールドプレミアの2億4,000万円。売上総額は2026年に334億8,400万円となり、過去最高を更新した。
よくある質問
- セレクトセールの歴代最高額は?
- 2006年の当歳のセリで、トゥザヴィクトリーの2006(牝、父キングカメハメハ)が6億円で落札されたのが最高。競走馬名はディナシーで、レースには出ないまま繁殖牝馬になった。2位は2024年の1歳のセリのデルフィニアⅡの2023(父キタサンブラック、競走馬名エムズビギン)の5億9,000万円。
- セレクトセールの高額馬はその後活躍した?
- 落札価格の上位21頭で、JRAの重賞を勝った馬はいない(2026年10月25日現在)。ただし21頭のうち13頭は2023年以降のセールで落札された馬で、2025・2026年生まれでまだレースに出られない馬が6頭、現役の馬が9頭いる。JRAで走った12頭のJRAでの勝ち数は合計31勝。
- セレクトセールで落札されたGⅠ馬で、最も高かった馬は?
- 主催の日本競走馬協会がまとめた歴代のGⅠ勝ち馬(79頭)の範囲では、JRAのGⅠを勝った馬で最も高かったのは、2016年の当歳のセリで2億4,000万円だったワールドプレミア(菊花賞、天皇賞(春))。海外のGⅠを含めると、2012年の1歳のセリで2億5,000万円だったトーセンスターダム(豪州のGⅠを2勝)が最も高い。79頭の落札価格の中央値は5,400万円。
- 2026年のセレクトセールの売上は?
- 509頭が上場して478頭が落札され、売上総額は334億8,400万円だった。上場頭数、落札頭数、売上総額、中間価格(5,100万円)がいずれも過去最高。最高価格は1歳のヤングスターの2025(父イクイノックス)の4億2,000万円。
- セレクトセールはいつ開かれる?
- 毎年7月。2006〜2009年は1歳のセリが1日、当歳のセリが2日の3日間で、2010年からは2日間(1日目に1歳、2日目に当歳のセリ)になっている。2026年は7月13日(月)・14日(火)に開かれた。






