競馬

キングカメハメハ産駒の特徴と血統|GⅠ馬15頭と勝った距離、後継種牡馬

この記事の要点

  • キングカメハメハ産駒はJRAのGⅠを15頭が計27勝(2026年10月18日の秋華賞まで)。芝が22勝、ダートが5勝
  • 勝ったGⅠの距離は芝1200m〜2400mとダート1600m・1800m。2500m以上のGⅠと障害のGⅠは勝っていない
  • 最も多く勝ったのはアパパネの5勝で、2010年に牝馬三冠を達成した。ロードカナロアが4勝で続く
  • キングカメハメハは父Kingmambo、母マンファス(母の父Last Tycoon)の血統で、2004年にNHKマイルCと日本ダービーを勝った。後継種牡馬にはロードカナロア、ドゥラメンテ、リオンディーズなどがいる
目次
  1. キングカメハメハの血統
  2. キングカメハメハの競走成績
  3. キングカメハメハ産駒のJRAのGⅠ勝ち一覧
  4. 勝ったGⅠから見るキングカメハメハ産駒の傾向
  5. キングカメハメハの後継種牡馬
  6. まとめ

キングカメハメハの産駒は、JRAのGⅠを15頭が勝ち、合わせて27勝している(2026年10月18日の秋華賞まで)。芝が22勝、ダートが5勝で、距離は芝1200mのスプリンターズSから芝2400mの日本ダービー・ジャパンCまでにわたる。芝とダートの両方でGⅠを勝ち、勝ったときの年齢は5歳が11勝で最も多く、2500m以上のGⅠは勝っていない。本記事では、キングカメハメハ自身の競走成績、JRAのGⅠを勝った産駒の一覧、勝ったGⅠの距離・芝ダート・性別・年齢の内訳、後継種牡馬を、JRAの成績でまとめる。

キングカメハメハの血統

キングカメハメハの父・母・母の父は次のとおり。母の母はPilot Birdだ。

続柄 馬名
父 Kingmambo
母 マンファス
母の父 Last Tycoon

キングカメハメハの競走成績

キングカメハメハは2001年生まれの牡馬で、父はKingmambo、母はマンファス。馬主は金子真人氏、生産はノーザンファーム(北海道勇払郡早来町)、管理したのは松田国英調教師だ。

GⅠは3歳の2004年に2勝している。どちらも安藤勝己騎手が乗り、1番人気で勝った。

レース 日付 勝ちタイム 2着馬との差
NHKマイルC(東京・芝1600m) 2004年5月9日 1分32秒5 5馬身(コスモサンビーム)
日本ダービー(東京・芝2400m) 2004年5月30日 2分23秒3(レースレコード) 1馬身1/2(ハーツクライ)

NHKマイルCを5馬身差で勝ち、3週後の日本ダービーも勝った。NHKマイルCと日本ダービーの両方を勝ったのはキングカメハメハが初めてで、2頭目は2008年のディープスカイだ。ダービーの2分23秒3はレースレコードだった。戦績は、NHKマイルCを終えた時点で6戦5勝、日本ダービーを終えた時点で7戦6勝だった。

日本ダービーの歴代の勝ち馬は日本ダービー歴代勝ち馬一覧にまとめている。

種牡馬になってからは、JRAの種牡馬リーディング(サラ系全馬・賞金順)で2010年と2011年に1位になった。

キングカメハメハ産駒のJRAのGⅠ勝ち一覧

2008年から2026年10月18日の秋華賞までの、JRAのGⅠ(障害のJ・GⅠを含む)の勝ち馬のうち、父がキングカメハメハの馬は次の15頭だ。最初にGⅠを勝った順に並べている。

馬 性 勝利数 勝ったJRAのGⅠ
アパパネ 牝 5勝 2009年 阪神JF、2010年 桜花賞・オークス・秋華賞、2011年 ヴィクトリアマイル
ローズキングダム 牡 2勝 2009年 朝日杯FS、2010年 ジャパンC
ロードカナロア 牡 4勝 2012年 スプリンターズS、2013年 高松宮記念・安田記念・スプリンターズS
ベルシャザール 牡 1勝 2013年 ジャパンCダート
ホッコータルマエ 牡 1勝 2014年 チャンピオンズC
レッツゴードンキ 牝 1勝 2015年 桜花賞
ドゥラメンテ 牡 2勝 2015年 皐月賞・日本ダービー
ラブリーデイ 牡 2勝 2015年 宝塚記念・天皇賞(秋)
リオンディーズ 牡 1勝 2015年 朝日杯FS
レイデオロ 牡 2勝 2017年 日本ダービー、2018年 天皇賞(秋)
ミッキーロケット 牡 1勝 2018年 宝塚記念
チュウワウィザード 牡 1勝 2020年 チャンピオンズC
スタニングローズ 牝 2勝 2022年 秋華賞、2024年 エリザベス女王杯
ジュンライトボルト 牡 1勝 2022年 チャンピオンズC
ペプチドナイル 牡 1勝 2024年 フェブラリーS

※2009年の阪神JF・朝日杯FSは当時JpnⅠとして行われた。2018年に京都で行われたJBC3競走(JpnⅠ)は数えていない(キングカメハメハ産駒の勝ちはない)

最初のGⅠ勝ちは2009年の阪神JF(アパパネ)、いちばん新しいのは2024年11月10日のエリザベス女王杯(スタニングローズ)。年別では2015年が最も多く、レッツゴードンキ、ドゥラメンテ、ラブリーデイ、リオンディーズの4頭で6勝した。

アパパネは2010年に牝馬三冠

アパパネは2010年に桜花賞・オークス・秋華賞を勝ち、当時史上3頭目の三冠牝馬になった。前の年の阪神JFと合わせた「牝馬四冠」は、このときが史上初めてだった。オークスはサンテミリオンとの1着同着で、JRAのGⅠで初めての1着同着だった。

ロードカナロアはスプリンターズSを連覇

ロードカナロアは2012年と2013年のスプリンターズSを連覇し、2013年は高松宮記念と安田記念も勝った。産駒のJRAのGⅠ勝ちで、芝1200mの3勝はすべてロードカナロアだ。

ローズキングダムのジャパンCは繰り上がりの1着

2010年のジャパンCは、1位で入線したブエナビスタが審議の結果2着に降着となり、2位で入線したローズキングダムが1着になった。

ドゥラメンテは皐月賞と日本ダービーの二冠

ドゥラメンテは2015年に皐月賞と日本ダービーを勝った。ダービーの勝ちタイム2分23秒2は、父キングカメハメハが2004年に出したレースレコードを0秒1更新するものだった。日本ダービーは2017年にレイデオロも勝ち、産駒で2勝している。

勝ったGⅠから見るキングカメハメハ産駒の傾向

ここからは、上の27勝を距離・芝ダート・性別・年齢で数え直す。

芝が22勝、ダートが5勝

芝のGⅠを勝ったのは10頭で22勝、ダートのGⅠを勝ったのは5頭で5勝。芝とダートの両方でGⅠを勝った産駒はいない。ダートの5勝は、ダート1800mのジャパンCダート・チャンピオンズCが4勝、ダート1600mのフェブラリーSが1勝だ。

距離は芝1200m〜2400m

勝ったGⅠを距離で分けると、次のとおりだ。

距離 勝利数 勝ったGⅠ
芝1200m 3勝 高松宮記念1、スプリンターズS2
芝1600m 7勝 阪神JF1、朝日杯FS2、桜花賞2、ヴィクトリアマイル1、安田記念1
芝2000m 5勝 皐月賞1、秋華賞2、天皇賞(秋)2
芝2200m 3勝 宝塚記念2、エリザベス女王杯1
芝2400m 4勝 オークス1、日本ダービー2、ジャパンC1
ダート1600m 1勝 フェブラリーS1
ダート1800m 4勝 ジャパンCダート1、チャンピオンズC3

最も多いのは芝1600mの7勝。芝2500m以上のGⅠ(有馬記念、菊花賞、天皇賞(春))と障害のGⅠは、2026年10月18日の秋華賞までに勝っていない。父が勝ったNHKマイルCも、産駒は勝っていない。

牝馬は3頭で8勝

牡馬は12頭で19勝、牝馬はアパパネ(5勝)、スタニングローズ(2勝)、レッツゴードンキ(1勝)の3頭で8勝。牝馬の8勝のうち5勝は、桜花賞・オークス・秋華賞の3歳牝馬のGⅠだ。

勝ったときの年齢は5歳が11勝

GⅠを勝ったときの年齢は、5歳が11勝で最も多く、3歳が9勝、2歳と4歳が3勝ずつ、6歳が1勝(2024年のフェブラリーSのペプチドナイル)。2歳のGⅠは、阪神JFのアパパネ、朝日杯FSのローズキングダムとリオンディーズの3勝だ。

3歳のクラシックは、桜花賞2勝、オークス1勝、皐月賞1勝、日本ダービー2勝の6勝。菊花賞は勝っていない。

キングカメハメハの後継種牡馬

JRAのGⅠを勝った産駒のうち、2026年のJRAの種牡馬リーディング(全馬・賞金順、10月19日現在)の上位100頭に入っているのは次の6頭だ。

種牡馬 順位 自身が勝ったJRAのGⅠ
ロードカナロア 2位 スプリンターズS2、高松宮記念、安田記念
レイデオロ 7位 日本ダービー、天皇賞(秋)
ドゥラメンテ 13位 皐月賞、日本ダービー
リオンディーズ 16位 朝日杯FS
ホッコータルマエ 52位 チャンピオンズC
ラブリーデイ 84位 宝塚記念、天皇賞(秋)

このうち、ロードカナロア、ドゥラメンテ、リオンディーズからは、JRAのGⅠ馬が出ている。JRAのGⅠは勝っていないが、ルーラーシップも2026年のJRAの種牡馬リーディングで24位に入っており(10月19日現在)、産駒からはキセキ、ドルチェモア、ソウルラッシュ、ヘデントールの4頭がJRAのGⅠを勝っている。

ロードカナロアの産駒

アーモンドアイがJRAのGⅠを8勝した(2018年の桜花賞・オークス・秋華賞・ジャパンC、2019年の天皇賞(秋)、2020年のヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)・ジャパンC)。2026年は、コスタノヴァがフェブラリーSを、サトノレーヴが高松宮記念を勝ち、どちらも2025年に続く連覇だった。

ドゥラメンテの産駒

タイトルホルダーが2021年の菊花賞、2022年の天皇賞(春)・宝塚記念を勝った。リバティアイランドは2022年の阪神JFを勝ち、2023年に桜花賞・オークス・秋華賞の牝馬三冠を達成した。キングカメハメハの産駒が勝っていない芝3000mの菊花賞と芝3200mの天皇賞(春)を、孫のタイトルホルダーが勝っている。

リオンディーズの産駒

テーオーロイヤルが2024年の天皇賞(春)を、ミュージアムマイルが2025年の皐月賞と有馬記念を勝った。

まとめ

キングカメハメハは2004年にNHKマイルCと日本ダービーを勝ち、種牡馬としては2010年・2011年のJRAの種牡馬リーディングで1位になった。産駒はJRAのGⅠを15頭で27勝し、内訳は芝22勝・ダート5勝。距離は芝1200m〜2400mとダート1600m・1800mで、2500m以上のGⅠは勝っていない。最多はアパパネの5勝で、2010年に牝馬三冠を達成した。後継種牡馬では、ロードカナロアからアーモンドアイ、ドゥラメンテからタイトルホルダーとリバティアイランド、リオンディーズからミュージアムマイルが出ている。

キングカメハメハを父に持つ種牡馬の記事には、「ルーラーシップ産駒の特徴」と「ローズキングダム産駒の特徴」がある。

よくある質問

キングカメハメハ産駒でJRAのGⅠを勝った馬は?
15頭(2026年10月18日の秋華賞まで)。アパパネ、ローズキングダム、ロードカナロア、ベルシャザール、ホッコータルマエ、レッツゴードンキ、ドゥラメンテ、ラブリーデイ、リオンディーズ、レイデオロ、ミッキーロケット、チュウワウィザード、スタニングローズ、ジュンライトボルト、ペプチドナイルで、勝ったGⅠは合わせて27勝。
キングカメハメハ産駒がJRAのGⅠで最も多く勝った距離は?
芝1600mの7勝。アパパネの阪神JF・桜花賞・ヴィクトリアマイル、ローズキングダムとリオンディーズの朝日杯FS、ロードカナロアの安田記念、レッツゴードンキの桜花賞。芝2000mが5勝、芝2400mが4勝で続く。
JRAのダートのGⅠを勝ったキングカメハメハ産駒は?
5頭(JRAのGⅠ)。2013年のジャパンCダートのベルシャザール、2014年のチャンピオンズCのホッコータルマエ、2020年のチャンピオンズCのチュウワウィザード、2022年のチャンピオンズCのジュンライトボルト、2024年のフェブラリーSのペプチドナイル。
キングカメハメハの後継種牡馬は?
JRAのGⅠ馬では、ロードカナロア、レイデオロ、ドゥラメンテ、リオンディーズ、ホッコータルマエ、ラブリーデイが、2026年のJRAの種牡馬リーディングの上位100頭に入っている(2026年10月19日現在)。ロードカナロアの産駒にはアーモンドアイ、ドゥラメンテの産駒にはタイトルホルダーとリバティアイランド、リオンディーズの産駒にはミュージアムマイルがいる。JRAのGⅠを勝っていないルーラーシップも24位で、産駒のキセキ、ドルチェモア、ソウルラッシュ、ヘデントールがJRAのGⅠを勝っている。
キングカメハメハの血統は?
父はKingmambo、母はマンファス、母の父はLast Tycoon。キングカメハメハ自身は2004年にNHKマイルCと日本ダービーを勝ち、両方を勝った初めての馬になった。

新着記事