カテゴリー:予想・考察

ジャパンカップでラブリーデイに死角はあるのか?凡走の可能性を紐解く

(C)arima0208

充実期を迎えたラブリーデイ(牡5)がジャパンカップに参戦する。

今年に入ってから充実に一途をたどっている。3000m以上の長距離戦だった阪神大賞典と天皇賞春こそ、馬券に絡めなかったが、中距離路線では6戦6勝。宝塚記念と天皇賞秋を勝ったことで中距離路線では「現役最強馬」の名声を得ている。

そんなほぼ完璧なキャリアを歩んでいるラブリーデイに死角はあるのだろうか?

ラブリーデイの強み

まずはどうしてラブリーデイがこれほど安定したキャリアを歩んでいるのか、振り返っていこう。

ラブリーデイの最大の強みは抜群のレースセンスにある。

今まで25レースを経験しているが、うち21レースで4角5番手以内につけている。4角10番手以下だったのはわずか2回しかない。

・スタートのうまさ
・どんなレースでもいいポジションを取れるセンス

現代競馬で安定して走るために必要な要素を持ち合わせているというわけだ。

池江泰寿調教師は「折り合っているように見えて折り合っていない時があった」とコメントすることもあったが、今年に入って問題をクリアし、競走馬としての完成度が増した。

天皇賞秋でも好スタートから4番手という絶好の位置につけ、直線で後続を引き寄せる余裕を見せた。着差以上の完勝劇だったのは、レースを見た方なら誰もが感じたことではないだろうか。

あのレースを見せられると、「ジャパンカップでも」と思わずにいられなかったはず。

では、そんなラブリーデイに死角はあるのだろうか?

【次のページヘ】ラブリーデイの不安要素とは?

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ゴールドシップがジャパンカップで勝つために必要な“たった1つの条件”とは?

(C)masakin0712

芦毛の勇者を見られる機会も、あと2回となった。

今年の有馬記念を最後に引退を表明しているゴールドシップ(牡6)が、ジャパンカップに参戦する。

「東京が苦手、中山が得意」という見方が一般に定着しているため、「有馬記念への叩き台」という声もあるが、ファンとしては残り少ない競走の両方で勇姿を見たいところ。

そこで今回はゴールドシップがジャパンカップで勝つために必要な要素を考えてみた。

「東京が苦手」は本当か?

まずゴールドシップの東京での戦績を振り返ってみよう。

共同通信杯 2番人気1着
日本ダービー 2番人気5着
ジャパンカップ 2番人気15着

3回走って1勝。ただし、2回は人気を裏切っている。特にジャパンカップでは見せ場を作れなかったため、「東京は苦手」というイメージが定着していると考えられる。

もっとも、ここで一つの疑問が生じる。

今年、同じように「苦手」とされていた京都で天皇賞春を勝ったのだ。京都では菊花賞を除くと(0−0−0−3)と全く走らず、人気を裏切り続けていたが、天皇賞春では豪快なマクリの競馬で天皇盾を手にした。

また、今年の1月には「得意」と言われる中山のアメリカジョッキークラブカップで1番人気7着と惨敗している。

この2つの事実を見ると、一概に「東京と京都が苦手。だから走らない」と結論付けるのは時期尚早に思えてくる。

では、ゴールドシップがジャパンカップで勝つために必要なこととは一体何なのだろうか?

【次のページヘ】実は勝つために必要な要素は一つしかない?

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ゴールドアクターはアルゼンチン共和国杯を制して父の同じ道を歩めるのか?

(C)sleep

2015年11月8日に東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯(GII/芝2500m)で人気に支持されることが濃厚なのがゴールドアクター(牡4)だ。

3歳クラシックでは菊花賞で3着に食い込み、世代屈指の力があることを証明した。その後、約10カ月間、休養することとなったが、休み明け初戦を快勝すると、2走目の準オープン、オクトーバーステークスも快勝。満を持してアルゼンチン共和国杯へ臨んでくる。

果たしてゴールドアクターは父スクリーンヒーローと同じ道を歩むことができるのだろうか?

出世レースのアルゼンチン共和国杯

アルゼンチン共和国杯といえばジャパンカップや有馬記念で飛躍を目指す馬たちが集まるレースとして知られている。特に近年は“出世レース”というイメージが定着した。

昨年の勝ち馬フェイムゲームは今年の天皇賞春で2着に食い込み、2着のクリールカイザーはアメリカジョッキークラブカップでゴールドシップらを一蹴。

2年前の2着馬アドマイヤラクティはオーストラリアでGI馬となり、11年の勝ち馬トレイルブレイザーはジャパンカップやブリーダーズカップターフで4着になるなど、GIでも善戦した。

アルゼンチン共和国杯で好走した馬の多くが、後にGIで活躍しているのだ。

そして、他の何よりも“出世レース”というイメージを印象づけた馬こそ、ゴールドアクターの父であるスクリーンヒーローだろう。

当時、スクリーンヒーローは準オープン馬に過ぎなかった。前走のオクトーバーSでは2着。準OPですら勝ち切れない馬だった。

しかし、アルゼンチン共和国杯では後の天皇賞馬ジャガーメイルに競り勝って重賞初制覇を成し遂げると、続くジャパンカップではウオッカ、ディープスカイ、メイショウサムソンという3世代のダービー馬を蹴落として一気にGI馬への階段を登った。まさに銀幕に映される映画のようなシナリオで、出世街道を歩んだのだ。

関係者はゴールドアクターにも同じ道を歩むよう、期待を寄せているはずだ。

【次のページヘ】ゴールドアクターの好走の可能性は?

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【アルゼンチン共和国杯2015】傾向と対策!予想の参考になるデータを公開

(C)sleep

今週は東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(GII/芝2500m)が開催される。

今年はゴールドアクターやサトノノブレス、レコンダイトといったメンバーが出走を予定している。

では、どんな点がポイントとなるのだろうか? データを用いて解説していこう。なお、データはすべて過去10年のものとする。(※同場開催のみが対象)

人気

1番人気(2- 1- 1- 6/ 10)
2番人気(3- 3- 1- 3/ 10)
3番人気(3- 1- 2- 4/ 10)
4番人気(0- 3- 0- 7/ 10)
5番人気(0- 0- 0- 10/ 10)
6~10人(1- 1- 6- 42/ 50)
11~人気(1- 1- 0- 69/ 71)

極端に人気薄は微妙。連対は人気サイドが入り、3着に人気薄が突っ込んでくるイメージ。

年齢

3歳(0- 0- 1- 4/ 5)
4歳(6- 4- 4- 28/ 42)
5歳(2- 4- 3- 36/ 45)
6歳(2- 2- 1- 37/ 42)
7歳以上(0- 0- 1- 36/ 37)

4歳馬の成績が◎。反対に3歳馬、7歳以上は微妙。

【次のページヘ】枠順や脚質の好走傾向は?

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【凱旋門賞2015】フリーイーグルやイーグルトップら歴戦の古馬たち

(C) monkeywing

今年も凱旋門賞の季節がやってきた。日本馬の参戦はないが、欧州各国のトップホースがロンシャン競馬場に一堂に会するビッグレースはやはり特別だ。特に今年は有力馬が揃って前哨戦を快勝し、「役者が揃った」感がある。ここでは有力馬を「3連覇を狙う馬」、「各国ダービー馬」、「歴戦の古馬」の3つに分けて紹介していきたいと思う。

第3回の今回は「歴戦の古馬」だ。

フリーイーグル(Free Eagle) ~ 遅れてきた大物

まずは「遅れてきた大物」の言葉が似合う4歳馬フリーイーグルを紹介したい。デビュー戦を圧勝し、「ダービー馬候補」との呼び声があったが続くGIIIブリーダーズカップジュヴェナイルターフトライアルでは後にイギリス2冠馬となるオーストラリアの2着に敗れる。故障で1年の休養を余儀なくされ、復帰戦となった昨年9月のGIIIエンタープライズSを7馬身差の圧勝で飾り、GI初挑戦となったGIチャンピオンSではノーブルミッションとアルカジームの壮絶な一騎打ちの1馬身1/4差の3着に敗れたが、4着以下は3馬身離しており来シーズンの飛躍を期待させる内容で3歳シーズンを終えた。

今シーズンはぶっつけで、日本のスピルバーグも出走した6月のロイヤルアスコット開催、GIプリンスオブウェールズSで復帰。約8か月ぶりのレースだったが、2番手から抜け出すと昨年のフランスダービー馬、ザグレイギャッツビー以下を完封。8か月振りでこのパフォーマンスはなかなか出来るものではない。


プリンスオブウェールズS

その後、前哨戦はイギリスダービー馬、ゴールデンホーンと同じGI愛チャンピオンSを選択。抜群の手応えから抜け出しにかかったところで、ゴールデンホーンが大きく右に斜行し、その影響をまともに受け3着。その不利が無ければ2着は間違いなかっただろう。凱旋門賞では初のフランス競馬がどう出るかだが、今年はまだ2戦、通算でも6戦しかしておらず、上昇度と言う点では3歳馬に劣らない。

イーグルトップ(Eagle Top) ~ 今年のキングジョージ好走馬

次に紹介するのはアイルランド、イギリスの上半期総決算(日本でいう宝塚記念に該当)であるキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの好走馬だ。ハナ差の大接戦の末、ポストポーンドが勝ち、イーグルトップが2着となったのだがまずはレース映像を見てもらいたい。


キングジョージ6世&クイーンエリザベスS

2着だったイーグルトップは、先述したフリーイーグルと同じ4歳馬。3歳春にGIIキングエドワード7世Sを制して、キングジョージに挑戦(4着)。その後10か月の休養を経て今年の5月に戦列に復帰。重賞を2つ叩いてキングジージに再度出走した。ご覧いただいたように大外から1頭目立つ末脚を駆使しあわやの2着。勝ちに等しい競馬といって良いだろう。その後、9月19日のGIIIアークトライアルに出走したが、出遅れが響き3着に敗れてしまった。

ドルニヤ(Dolniya) ~ 名手とその切れ味で

この馬名に聞き覚えのあるファンは多いかもしれない。日本でもお馴染のクリストフ・スミヨン騎手を背に今春のドバイシーマクラシックで日本のワンアンドオンリーらを破った4歳牝馬、フランスのドルニヤだ。ドルニヤは3歳春にGIIマルレ賞で重賞初制覇を飾ると、凱旋門賞の前哨戦のヴェルメイユ賞ではトレヴに先着となる3着に好走。更に注目すべきは5着に敗れた昨年の凱旋門賞だ。昨年の凱旋門賞はスローペースで先行勢が有利な展開だった。その中で後方からレースを進めた組では最先着となる5着まで追い上げたのだ。牡馬相手の第一線で戦える力を示した1戦だった。その追い込み脚質だった本馬が先行し、各国の牡馬を切り捨てたのがドバイシーマクラシックである。


ドバイシーマクラシック

その後、GIコロネーションカップでは早めに抜け出し、後続の目標となる形で2着、GIサンクルー大賞ではトレヴや、後述するフリントシャーに先着を許す3着で春シーズンを終えた。9月13日に行われた前哨戦のGIIフォワ賞では外から自慢の末脚が影を潜めて4着に敗れたが、これは不良馬場の影響だろうから心配することは無い。昨年の走りからしても良馬場であれば好勝負可能だし、なによりスミヨン騎手が不気味だ。

フリントシャー(Flintshire) ~ さらに力を付けた昨年の2着馬

地元フランスの5歳牡馬で、昨年の凱旋門賞2着馬だ。打倒トレヴ筆頭と言われている今年のフランスダービー馬、ニューベイと同じアンドレ・ファーブル厩舎に所属する。3歳時にGIパリ大賞典を制し、その年の凱旋門賞候補とも言われたほどの本馬。その後は度々GIでワンパンチ足りない競馬が続いていた。そんな中人気を落としていた昨年の凱旋門賞で2着に好走し、続くGIブリーダーズカップターフでも2着、そして昨年末のGI香港ヴァーズではパリ大賞典以来のGI勝利を挙げた。


香港ヴァーズ

今年は一般戦2着、ドバイシーマクラシック2着、コロネーションカップ3着と全てドルニヤに惜しくも先着を許しているが、サンクルー大賞ではドルニヤに先着となる2着。アメリカのGIソードダンサー招待Sを圧勝しての3年連続の凱旋門賞参戦となる。勝ち身に遅いタイプだが、逆に言えばこの安定感は強みになる。

もっとも、今回挙げた馬たちはトレヴや3歳ダービー馬に比べると一枚落ちるという評価で落ち着いている。果たして彼らが低評価を覆せるのか? 注目されるところだ。

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