エルムS2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年8月8日、函館競馬場でエルムステークス(GⅢ/ダート1700m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるウェスタールンド、アメリカンシード、ソリストサンダー、タイムフライヤー、スワーヴアラミスらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

今年は函館開催のため、2013年エルムステークスなどのデータを参考にしていく。


エルムステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は1回、3着は3回。1倍台だと鉄板級になるが、2倍台だと信用が落ちるという状況だ。

比較的人気馬同士で決まりやすいが、伏兵馬が全く来ないわけではない。取捨選択は大切にしたい。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 2013年エルムステークスからわかること

函館開催のエルムステークスは2013年に行われているので傾向を探りたい。これまでの傾向と一緒で、この時も人気馬で決まったのだが、単勝1倍台だったブライトラインが3着に敗れている。

1着だったフリートストリートは、前走ダート1700の準オープンを勝ち上がってその勢いで勝利した。ただ3歳冬にヒヤシンスステークスを勝つなど実力を期待されていた馬である。2着エーシンモアオバーは、主に地方を使っていたが、函館ダート1700のマリーンステークスを勝つなど、函館実績が光る。オープンクラス実績とダート1700実績、函館実績、この3つが欲しい。

スワーヴアラミスはマリーンステークスを勝利、一方タイムフライヤーは惨敗を喫している。ウェスタールンドは函館1700で勝利実績があり、ソリストサンダーも同じく。人気馬はそれなりに実績を持っているので、死角となるならタイムフライヤーだが、既に実績はあるため、前走だけ度外視する手もある。

予想参考データ② 斤量57キロ・58キロ馬の取捨選択

エルムステークスはダートの実力馬が集まることもあり、斤量を背負う馬が多い。そのため、57キロと58キロ、それぞれを背負う馬がいるので、それぞれで取捨選択をする必要がある。

まず57キロだが、前走重賞を勝って臨んた馬と1秒以上の大敗を喫した馬に分かれる。このあたりはとても判別がしやすい。58キロの場合は、こちらは重賞で掲示板に入っていた馬。57キロと58キロで対照的だが、どちらもわかりやすさがある。

タイムフライヤーは前走12着惨敗だが、実はコンマ9秒負け。極めて微妙である。57キロで該当するのはレピアーウィットとデルマルーヴルだけだが、デルマルーヴルは掲示板に入っており、どちらかといえば違う。58キロは該当馬なし。だいぶ削れるだろう。

予想参考データ③ 人気馬たちの前走レベル

ウェスタールンドの前走はプロキオンステークス。初の小倉ダート1700の重賞だったが、下級条件でありがちな前目での決着。後方からの競馬が多いウェスタールンドには全く向かなかった。どうしても展開に左右される馬なだけに前が潰れるのが理想的。それが実現しそうな雰囲気があるだけに狙い目でもある。

アメリカンシードの前走は平安ステークス。マーチステークスが惨敗だっただけに不安視されたが、逃げて2着。しかし、マークされた分、1秒も差をつけられ、相手の方が2キロも斤量が重いことを考えると完敗。また同型馬が今回多く出ており、マーチステークスみたいなことになると厳しいかも。

ソリストサンダーの前走はかしわ記念。サルサディオーネ、カジノフォンテンの地方馬が引っ張る展開に、ソリストサンダーは中団待機。カジノフォンテンが抜け出し、中央馬が沈んでいく中で伸びてきたのがソリストサンダー。ハナ差負けだが、健闘の部類と言える。オープン勝ちもあり、去年の北海道シリーズで2勝。適性は十分にある。

タイムフライヤーとスワーヴアラミスの前走はマリーンステークス。タイムフライヤーを始め、先行馬が前半で踏み込み過ぎたのか、後半3ハロンはバタバタに。ただスワーヴアラミスは離れた3番手におり、マイペースにいけた。ハンデは重かったが、ハナ差勝利。今回斤量減なら普通は勝ち負けでおかしくない。タイムフライヤーは前走を度外視すべきかどうか。ダートの逃げに強い武豊騎手に代わって面白い部分はある。ただ、同型馬が多い。

2021年の危険な人気馬は?

タイムフライヤーは人気になる見込みだが、前走がペース的に合わず、大敗を喫した。同じ展開になる可能性が高いため、武豊騎手をもってしても流れに巻き込まれるか。エルムステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、アメリカンシードは3つ目の消しデータに合致している。まだ重賞クラスの実力が備わっていない可能性が高い。

反対にスワーヴアラミスは危険なデータに一つも当てはまらない。松田大作騎手との相性がいいことに加え、北海道シリーズで重い斤量で結果を出している中で56キロで出られるのは間違いなくプラスである。ここはチャンス十分だ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、スワーヴアラミスと言えそうだ。

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