中京記念2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年7月18日、小倉競馬場で中京記念(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるロータスランド、ディアンドル、ボッケリーニ、アンドラステ、クラヴェルらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

今年は小倉開催のため、同条件の小倉大賞典のデータを参考にしていく。


中京記念の人気馬成績

過去9年のデータを見ると、1番人気は1勝、2着はなし、3着は2回。ハンデ戦らしく、人気は飛びやすい傾向にある。

中穴が来やすいレースであり、無理に穴を狙いに行かなくてもそれなりの配当が狙えるので、自然な予想で仕留めたい。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 小倉大賞典からわかること

今年の中京記念は小倉1800メートルを舞台にしたハンデ戦となり、サマーマイルシリーズでありながらマイルではないレースとなった。まさにその舞台は冬場に開催される小倉大賞典と同じだ。

冬場の開催でありながら、直線一気で差し切るケースが目立つ。ペースはやや平均より早めに流れることもあるからか。一方で逃げ馬も残りやすいので、前残りの馬をそのまままとめてぶった切るような差し馬を狙うのはありだろう。

上位人気が想定される馬はいずれも前目だが、前走後方から差し切り寸前までいったクラヴェル、カテドラルは面白そうだ。

予想参考データ② 小倉大賞典のハンデの傾向

小倉大賞典では斤量減にさほど旨味はなく、狙えるなら2キロ台の減少。斤量増もそんなに見どころはないが斤量2キロ増台は見ておくべきか。

斤量別成績では55キロと57キロが狙いだが、54、56、58の偶数も捨てがたい。56.5などの半端な数がある場合は、そのハンデでこれまでに実績があるかどうかを見たい。

カテドラルは2キロ減の56キロで、明らかに好転。他は斤量変わらずや1キロ減が多いが、クラヴェルが1キロ増でも52キロで乗れるのは魅力か。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

ロータスランドの前走は米子ステークスだった。重馬場ながら11秒台のラップが続き、馬場を考えればハイペースだったか。ロータスランドは3番手だったが、前2頭がやや後続を離しており、いわゆるマイペース逃げ。直線抜け出すとしっかりとした差をつけて完勝。ただ同じ条件だった過去のレースと比較すると最後で止まり過ぎたか。レースレベルは高いと言い切れない。

ディアンドルの前走はヴィクトリアマイルだった。クリスティの逃げはだいぶ早く、これだと前目の馬にはきつい。中団にいた馬たちには突っ込みやすい展開だったと言える。前目にいた馬の中でディアンドルは健闘した部類。勝ちタイムは破格で勝った馬との差はあるが、2着からはクビ+クビ。この差であれば2着との差はなかったと言える。

ボッケリーニの前走は新潟大賞典だった。前半があまりにも早く、1000メートル競馬のような逃げが展開され、後半は明らかにバタバタ。地力が出やすかったと言えて、ボッケリーニからすると地力負けだったか。ただ小倉の舞台はこの馬にとってプラスであり、前走を度外視すれば十分狙える。前走は少し特殊だったかもしれない。

アンドラステとクラヴェルの前走はマーメイドステークスだった。シャムロックヒルが平均ペースで逃げる展開で、後続を離す。結構な逃げだったが、ペースは遅め。これだと逃げ切りも仕方なしだが、その展開で猛然と追い込んできたのがクラヴェル。アンドラステは有利な位置にいたはずだが、仕掛けが早かったか、伸びきれず。断然クラヴェルの方が上、斤量差が縮まってもまだクラヴェル優勢とみたい。

2021年の危険な人気馬は?

ロータスランドは人気になる見込みだが、あと4点とればサマーマイルシリーズ優勝の権利を得られるので、ここはそこまで1着を狙いに行くのかという印象。それよりも前走の勝ち方が平凡で、良績が阪神に集まるのもどうか。中京記念の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、アンドラステは3つ目の消しデータに合致している。休み明けでよく走るため、半年の休み明けの前走はデータ通り。だとすれば、叩き2戦目でやや落ちる傾向にあるため、ここではどうか。

反対にクラヴェルは危険なデータに一つも当てはまらない。前走があわや差し切りもあり、展開不問の印象を受けた。横山典弘騎手がどのように乗るかが不安ではあるが、たとえ後方でも問題はなく、前目で競馬しても面白い。52キロも魅力である。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、クラヴェルと言えそうだ。

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