スプリンターズS2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年10月3日、中山競馬場でスプリンターズステークス(GⅠ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるレシステンシア、ダノンスマッシュ、ピクシーナイト、ジャンダルム、モズスーパーフレアらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

新潟開催だった2014年を除く過去10年のデータを参考にしていく。


スプリンターズステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は5勝、2着は1回、3着も1回。1倍台でも馬券圏外に飛ぶことはあるが、2倍台は複勝率100%で明暗が分かれる。

伏兵馬が意外と飛んできやすいのが特徴で、人気が飛べば伏兵馬決着も十分に考えられる。取捨選択が重要だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走サマースプリントシリーズ組の取捨選択

前走セントウルS組(5- 5- 3-46)
勝率 8.5% │ 複勝率 22.0%

前走キーンランドC組(1- 1- 4-36)
勝率 2.4% │ 複勝率 14.3%

前走北九州記念組(0- 1- 1-13)
勝率 0.0% │ 複勝率 13.3%

毎年白熱したバトルが展開されるサマースプリントシリーズ。今年はCBC賞が小倉での開催、昨年同様セントウルステークスは中京開催と趣が少し変わった。とはいえ、去年の結果を見る限り、場所が変わっても傾向はさほど変わっていないように思える。

それぞれの傾向だが、セントウルステークス組は5番人気もしくは5着以内でコンマ4秒負けまで、キーンランドカップ組は4番人気もしくは4着以内でコンマ3秒負けまで、北九州記念組はコンマ3秒負けまで。このあたりはクリアしておきたい。

上位人気馬はほとんどクリアしており、ハイレベルなところでチェックしていくべきで、基準を満たさない馬は総切りでよさそう。

予想参考データ② 牝馬の取捨選択

毎年サマースプリントシリーズを賑わせる牝馬の存在だが、スプリンターズステークスとなると数字自体は牡馬よりいいものの、過去10年で3勝と圧倒するところまではいかない。

傾向としては前走重賞で3番人気もしくは3着以内、オープン特別であれば1番人気1着。この水準は満たしておきたいところだろう。

今年はすべての牝馬がこの水準を満たす。そのため、前走人気を背負って惨敗した馬の巻き返しが非常に少ないことを補足したい。唯一2017年2着のレッツゴードンキが該当するが、前走はGⅠのヴィクトリアマイル。サマーシリーズで掲示板を外すのは厳しく、牡馬で巻き返しの例はあったが、牝馬は過去10年でゼロ。

予想参考データ③ 人気馬たちの前走レベル

レシステンシア、ピクシーナイトなどの前走はセントウルステークス。シャンデリアムーンが作りだした前半33秒を切るハイペース逃げに追走したのがレシステンシア。一緒についてきた馬はシンガリとブービー負けだったので、レシステンシアの強さが光った。ピクシーナイトは位置取りが素晴らしく、惜しくも差し切れず。クリノガウディーも健闘した部類で、ジャンダルムも位置取り的に良かった。

ただ舞台が中山に変わってどうか。中山初参戦のレシステンシア、ピクシーナイトともに関東遠征で惨敗した経験がある。クリノガウディーは中京では活躍するが、他ではどうか。それならば中山のこのコースで勝っているジャンダルムを上に見たい。

ダノンスマッシュの前走は香港のチェアマンズスプリント。断然の1番人気に支持されたが、中団待機のまま、直線で追い出してもわずかに前に出たぐらいで6着に敗れた。香港スプリントで勝っているだけに意外でしかなかったが、過去のダノンスマッシュは前哨戦で指導して本番で負けることを繰り返しており、高松宮記念をぶっつけ本番で挑んで悲願の国内タイトルを手にした。今回も同じパターンで二匹目のドジョウを狙うが、怖いのは5カ月の休み明けか。

モズスーパーフレアの前走は北九州記念。雨が降り出し、馬場は悪化気味の中、モズスーパーフレアはお構いなく33秒台前半で逃げる。ヨカヨカやファストフォースの位置がマイペース逃げ状態で、結果的にこの2頭にやられたが、自身は3着で粘り切った。斤量が56.5キロだったことを思えば立派。しかも、ファストフォースとの斤量差は一気に3.5キロも有利に働くため、ファストフォースより断然信頼できる。大外もそこまで関係はない。

2021年の危険な人気馬は?

ピクシーナイトは人気になる見込みだが、初の中山、重馬場での大敗など不安要素が多い。馬場は回復するだろうが、遠征などを含め、推しにくい部分がある。スプリンターズステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、クリノガウディーは3つ目の消しデータに合致している。中京巧者のような成績を残しており、中山で走るビジョンが浮かばない。

反対にジャンダルムは危険なデータに一つも当てはまらない。速い流れが予想され、去年のように最後方待機から追い込み一気で勝つことも十分に考えられる。中山適性もあり、人気もそこまで集めないのであれば、狙ってみたい。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ジャンダルムと言えそうだ。

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