小倉2歳S2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年9月5日、小倉競馬場で小倉2歳ステークス(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるショウナンマッハ、スリーパーダ、ナムラクレア、インプロバイザー、ソリッドグロウらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


小倉2歳ステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は2勝、2着は4回、3着はなし。2倍台は未勝利だが、1倍台は堅く、3倍台も3勝。比較的人気になった馬は来やすいか。

単勝万馬券の馬が飛び出すなど意外と荒れる小倉2歳ステークス、取捨選択が非常に重要であることがわかる。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走新馬組の取捨選択

前走新馬組(6- 5- 7-47)
勝率 9.2% │ 複勝率 27.7%

この時期の2歳重賞は新馬組が強さを見せる。小倉2歳ステークスは多少別路線組にもチャンスはあるものの、新馬組だけを見れば他の2歳重賞とさほど変わらない。割を食ってるのは未勝利組である。

ここ数年は小倉の新馬組がすんなりと勝ち切るよりも、阪神や中京などで勝った馬も来ている。新馬組は4人気まで、場所は問わないが1200メートルのみ。ただ着差はそんなに必要がなく、新馬戦圧勝からここでも結果を出したのはここ数年ではメイケイエールぐらいしかいない。

ショウナンマッハがいかにも人気になりそうで危険な匂いが。程々にいいのがスリーパーダ。

予想参考データ② 牝馬の取捨選択

北九州記念ではヨカヨカが勝利するなど、夏の小倉は牝馬が例年活躍する。ここ10年で5勝とやはり牝馬が活躍していると思わせて、数値的には牡馬よりも悪く、取捨選択が重要だ。牡馬独占も結構ある。

まず前走小倉を使っていること、4番人気以上で勝っていること、別路線組ならしっかりと結果を残していること、これらが当てはまる。

スリーパーダやナムラクレアは十分だが、それ以外の牝馬は傾向から外れており、牝馬を買うならこの2頭か。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

ショウナンマッハの前走は7月小倉の新馬戦。小倉の開幕週で、超高速馬場だったこともあったからか、ショウナンマッハは前半33秒7で突っ込む。新馬戦とは思えない突っ込み方に見えたが、これで完勝だった。当然タイムは立派なモノである。しかし、この新馬組で勝ち上がりは他におらず、苦戦している。タイムに騙されている可能性が高いだろう。

スリーパーダの前走は7月小倉の新馬戦で、ショウナンマッハの2週後。雨も降り、超高速馬場ではなくなり、ペースも35秒をやや切る程度で流れる。番手につけたスリーパーダが最後直線で抜け出している。満を持して抜け出しており、こちらも完勝だった。しかし、この組も勝ち上がりの馬はいない。指標的には狙いなのだが、レベル的には低い可能性がある。

ナムラクレアの前走はフェニックス賞。豪雨で馬場は不良馬場になったが、お構いなしにテイエムスパーダが突っ込む。ナムラクレアは番手につけていたが、直線半ばで振り切って勝利している。未勝利の身分でフェニックス賞1着となったが、馬場の影響も大きかったとみる。血統的にもパワーがいる馬場の方がよさそうで、ここではどうか。

インプロバイザーの前走は7月小倉の未勝利戦。ショウナンマッハの前日に行われ、小倉競馬の開幕週のオープニングレース、前半33秒2という衝撃のラップを刻み、インプロバイザーが1分7秒9で駆け抜けている。こちらは、勝ち上がりの馬も出ているので、若干信用できるのだが、新馬戦2着時に1着だったメリトクラシーが重賞で惨敗しており、やはり信用しにくい。

ソリッドグロウの前走は7月函館の新馬戦。33秒8でソリッドグロウが突っ込み、4コーナーでは既に大差をつけ、7馬身差の圧勝。後半3ハロンのタイムは全体の2位、これでは後ろはどうにもならない。やはりこの組も勝ち上がりの馬はおらず、苦戦気味。1秒以上の差をつけての勝利が目を引くが、中身はどうだったか。

2021年の危険な人気馬は?

ショウナンマッハは人気になる見込みだが、前走の勝ち方が良かっただけにそこだけを見る人が多い。ただレースレベル的に本当に良かったのか、相手に恵まれただけではないかという疑念をぬぐいきれない。小倉2歳ステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ソリッドグロウは3つ目の消しデータに合致している。前走があまりにも勝ちすぎであり、関東馬が大苦戦する中だとどうか。

反対にスリーパーダは危険なデータに一つも当てはまらない。全幅の信頼は置けないが、他の馬も似たような状況なので、それならばこの馬が上。元々血統面での心配は一切なく、ショウナンマッハに人気を吸ってもらう分、旨味がある。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、スリーパーダと言えそうだ。

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