GⅠ最年長勝利の騎手は?武豊57歳・横山典弘56歳|JRAのGⅠと年齢の記録
この記事の要点
- JRAは、横山典弘騎手が2024年の日本ダービー(ダノンデサイル)でJRAのGⅠの最年長勝利記録を更新したとしている。そのときの年齢は、編集部の計算で56歳3か月4日
- 2026年は武豊騎手が安田記念・宝塚記念・菊花賞を勝ち、そのたびにこの年齢を上回った。菊花賞のゴーイントゥスカイは57歳7か月11日(編集部の計算)
- 武豊騎手は1988年の菊花賞を19歳7か月23日で勝ち、JRAはこれを菊花賞の史上最年少勝利としている
- 馬は2歳のGⅠが最も若い勝ちで、平地のGⅠを8歳で勝った例に2009年のカンパニー、2025年のウインカーネリアンがいる。障害のJ・GⅠでは、2022年の中山グランドジャンプをオジュウチョウサンが11歳で勝った

目次
JRAは、横山典弘騎手が2024年5月26日の日本ダービーをダノンデサイルで勝ち、JRAのGⅠの最年長勝利記録を更新したとしている。そのときの年齢は56歳3か月4日だ。2026年には武豊騎手が安田記念・宝塚記念・菊花賞を勝ってこれを上回り、10月25日の菊花賞(ゴーイントゥスカイ)は57歳7か月11日だった(年齢はどちらもJRAの騎手名鑑の生年月日から編集部が数えた)。本記事では、GⅠの最年長勝利の騎手、最年長の記録の移り変わり、日本ダービーの最年長、菊花賞の最年少、年齢の数え方、GⅠを勝った馬の年齢をまとめる。
GⅠ最年長勝利の騎手と、菊花賞の最年少
JRAのGⅠの最年長勝利と、菊花賞の最年少勝利の記録は次のとおり。
| 記録 | 騎手 | 年齢 | レース | 勝った馬 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|
| GⅠの最年長(JRAの記録) | 横山典弘 | 56歳3か月4日 | 日本ダービー | ダノンデサイル | 2024年5月26日 |
| GⅠの最年長(編集部の計算) | 武豊 | 57歳7か月11日 | 菊花賞 | ゴーイントゥスカイ | 2026年10月25日 |
| 菊花賞の最年少(JRAの記録) | 武豊 | 19歳7か月23日 | 菊花賞 | スーパークリーク | 1988年11月6日 |
※年齢は3つとも、JRAの騎手名鑑の生年月日(武豊騎手は1969年3月15日、横山騎手は1968年2月23日)とJRAの成績の日付から、編集部がJRAと同じ数え方で数えた。武豊騎手の最年長は2026年11月1日の天皇賞(秋)までで、JRAが記録として発表したものではない
最年長の記録の移り変わり(2024年以降)
JRAは、横山典弘騎手が2024年5月26日の日本ダービーをダノンデサイルで勝ち、JRAのGⅠの最年長勝利記録を更新したとしている。横山騎手は1968年2月23日生まれで、このときの年齢は編集部の計算で56歳3か月4日だ。
その後、2026年11月1日の天皇賞(秋)までのGⅠの勝ち騎手を、JRAの各年のGⅠの一覧で確かめた。56歳3か月4日を上回ったと確かめられたのは、2026年の武豊騎手の3勝だ。この間の勝ち騎手には生年月日を確かめていない騎手(短期免許の外国人騎手など)もいるので、生年月日を確かめた騎手の範囲での話になる。
| 日付 | レース | 勝った馬 | 騎手 | 年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年5月26日 | 日本ダービー | ダノンデサイル | 横山典弘 | 56歳3か月4日 |
| 2026年6月7日 | 安田記念 | シックスペンス | 武豊 | 57歳2か月24日 |
| 2026年6月14日 | 宝塚記念 | メイショウタバル | 武豊 | 57歳2か月31日 |
| 2026年10月25日 | 菊花賞 | ゴーイントゥスカイ | 武豊 | 57歳7か月11日 |
※横山騎手の記録の更新はJRAの発表。年齢は4つとも、JRAの騎手名鑑の生年月日から編集部が数えた。宝塚記念の「2か月31日」は、57歳3か月の応答日が6月15日のため。生年月日を確かめていない勝ち騎手は表に入れていない
武豊騎手は、2025年6月15日の宝塚記念もメイショウタバルで勝っている。このときは56歳3か月1日で、横山騎手の記録に3日足りなかった。2026年の安田記念は、騎乗予定の馬の回避で初めて乗ったシックスペンスでの勝利だった。
日本ダービーの最年長は横山典弘騎手
日本ダービーの最年長勝利は、2024年の横山典弘騎手(ダノンデサイル)の56歳3か月4日だ。JRAは、この勝利で横山騎手が日本ダービーとJRAのGⅠの両方の最年長勝利記録を更新したとしている。横山騎手の日本ダービーの勝利は、2009年のロジユニヴァース、2014年のワンアンドオンリーに続く3勝目だった。
2025年の日本ダービーは北村友一騎手(クロワデュノール)、2026年は松山弘平騎手(ロブチェン)が勝った。日本ダービーの歴代の勝ち馬と騎手は、別の記事で一覧にしている。
歴代ダービー馬一覧|日本ダービー歴代勝ち馬と騎手【2026年まで】
菊花賞の最年少は武豊騎手の19歳7か月23日
武豊騎手は1987年に騎手免許を受け、2年目の1988年11月6日、京都競馬場の菊花賞をスーパークリークで勝った。19歳7か月23日だった。JRAは、武豊騎手が2019年の菊花賞をワールドプレミアで勝ったとき、菊花賞の史上最年少勝利(19歳7か月23日)と最年長勝利(50歳7か月6日)の両方を持ったとしている。GⅠ全体で最年少かを示すJRAの記録は、今のJRAのページでは確かめられない。
菊花賞の最年長のほうは、2026年の菊花賞の57歳7か月11日で武豊騎手自身が書き換えた(編集部の計算)。最年少と最年長を、同じ騎手が同じ菊花賞で持っていることになる。
武豊騎手の年度ごとの勝利数やGⅠの勝ち鞍は、別の記事にまとめている。
武豊騎手の成績|JRA通算4,688勝の年度別勝利数と全盛期、JRA GⅠ87勝の一覧
騎手の年齢の数え方
「57歳7か月11日」のような年齢は、生まれた日から満年齢と月数を数え、残りの日数を、誕生日の応答日を1日目として数える。武豊騎手(1969年3月15日生まれ)の2026年10月25日は、57歳7か月の応答日の10月15日から数えて11日目なので、57歳7か月11日になる。
JRAが出している数字は、どれもこの数え方と合う。1988年と2019年の菊花賞の武豊騎手は19歳7か月23日(11月6日)と50歳7か月6日(10月20日)、2025年の札幌記念(8月17日)の横山典弘騎手は57歳5か月26日だ。札幌記念の数字は、JRAが横山騎手のJRA重賞の最年長勝利記録として出したもの。本記事の表の年齢は、この数え方で編集部が数えた。
GⅠを勝った馬の年齢
GⅠを勝つ最も若い年齢は2歳で、JRAの平地のGⅠでは阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス、ホープフルステークスの3つが2歳のレースだ。JRAの平地のレースには2歳から出られる。
年をとってからの勝ちでは、8歳で勝った例がある。JRAの成績の性齢で確かめた。
| 年 | レース | 勝った馬 | 性齢 |
|---|---|---|---|
| 2009年 | 天皇賞(秋) | カンパニー | 牡8 |
| 2009年 | マイルチャンピオンシップ | カンパニー | 牡8 |
| 2025年 | スプリンターズステークス | ウインカーネリアン | 牡8 |
| 2022年 | 中山グランドジャンプ(障害のJ・GⅠ) | オジュウチョウサン | 牡11 |
※年齢は2001年からの数え方(生まれた年を0歳とする)。編集部は1984年以降のGⅠの全レースの勝ち馬の年齢を数えてはいないので、8歳がJRAの平地のGⅠの最年長とは言い切れない
カンパニーは、2009年の天皇賞(秋)が8歳での初めてのGⅠ勝利で、続くマイルチャンピオンシップを引退レースとして勝った。オジュウチョウサンは障害のレースで、平地のGⅠとは分けて扱う。
2024年2月18日のフェブラリーステークスから2026年11月1日の天皇賞(秋)までのJRAの平地のGⅠ64レースでは、勝ち馬の年齢は3歳が24勝で最も多く、4歳13勝、5歳11勝、6歳8勝、2歳6勝、7歳と8歳が1勝ずつだった。7歳は2026年の高松宮記念のサトノレーヴ、8歳は2025年のスプリンターズステークスのウインカーネリアンだ。
まとめ
JRAのGⅠの最年長勝利は、JRAが発表した記録では2024年の日本ダービーの横山典弘騎手(ダノンデサイル、56歳3か月4日)。2026年に武豊騎手が安田記念・宝塚記念・菊花賞でこれを上回り、菊花賞(ゴーイントゥスカイ)は57歳7か月11日だった(編集部の計算)。武豊騎手は1988年の菊花賞を19歳7か月23日で勝ち、JRAはこれを菊花賞の史上最年少勝利としている。馬では2歳のGⅠが最も若い勝ちで、平地のGⅠを8歳で勝った例にカンパニーとウインカーネリアンがいる。
よくある質問
- JRAのGⅠを最年長で勝った騎手は?
- JRAが最年長の記録として発表しているのは、2024年の日本ダービーをダノンデサイルで勝った横山典弘騎手(編集部の計算で56歳3か月4日)。2026年10月25日の菊花賞をゴーイントゥスカイで勝った武豊騎手は57歳7か月11日で、これを上回っている(JRAの騎手名鑑の生年月日から編集部が数えた)。
- 日本ダービーを最年長で勝った騎手は?
- 横山典弘騎手だ。JRAは、2024年の日本ダービーをダノンデサイルで勝った横山騎手が、日本ダービーの最年長勝利記録を更新したとしている。年齢は、生年月日から数えて56歳3か月4日。
- 菊花賞を最年少で勝った騎手は?
- 武豊騎手だ。1988年11月6日の菊花賞をスーパークリークで勝ったとき19歳7か月23日で、JRAはこれを菊花賞の史上最年少勝利としている。GⅠ全体で最年少かを示すJRAの記録は、今のJRAのページでは確かめられない。
- GⅠを勝った最年長の馬は何歳?
- JRAの平地のGⅠでは、8歳で勝った例がある。2009年の天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップのカンパニー、2025年のスプリンターズステークスのウインカーネリアンだ。編集部は全レースを数えていないので、8歳が最年長とは言い切れない。
- 「57歳7か月11日」の日数はどう数える?
- 生まれた日から満年齢と月数を数え、残りの日数は、誕生日の応答日を1日目として数える。武豊騎手(1969年3月15日生まれ)の2026年10月25日は、57歳7か月の応答日の10月15日から数えて11日目なので57歳7か月11日になる。






