JRAの女性騎手一覧|現役は何人?通算勝利数と重賞勝ち

この記事の要点
- JRAのレース結果で女性騎手の減量の印(◇・★)が付いていることを確かめられた現役の騎手は、2026年10月31日現在で6人(栗東4人、美浦2人)。JRAの通算勝利数は永島まなみ騎手の138勝が最も多い
- 引退した騎手も含めた女性騎手のJRA通算最多勝は、藤田菜七子騎手の166勝(2024年10月11日引退)
- JRA重賞を勝った女性騎手は藤田菜七子・永島まなみ・今村聖奈・小林美駒の4騎手で計5勝。GⅠは2026年のオークスを勝った今村騎手だけ
- 女性騎手は、特別競走とハンデキャップ競走以外のレースで負担重量が減る。見習騎手でなくなっても2キロ減の◇が付く
目次
JRAのレース結果で女性騎手の減量の印(◇・★)が付いていることを確かめられた現役の騎手は、2026年10月31日現在で6人いる。JRAの通算勝利数は、現役では永島まなみ騎手の138勝が最も多く、引退した騎手も含めると藤田菜七子騎手の166勝が最多だ。本記事では、現役の女性騎手の所属・初免許年・JRAの通算勝利数・2026年の勝利数・重賞勝ち、引退した女性騎手の成績、通算と1年の最多勝、JRA重賞を勝った女性騎手、女性騎手の減量の決まりを、JRAが公表している数字でまとめる。
JRAの現役の女性騎手|印で確かめられたのは6人(2026年10月31日現在)
JRAの騎手名鑑に載る現役の騎手は128人。名鑑には性別の欄がないため、本記事では、JRAのレース結果で女性騎手の減量の印(◇・★)が騎手名に付いていることを確かめた騎手を載せている。確かめたのは、永島まなみ・古川奈穂・今村聖奈・河原田菜々・小林美駒の5騎手が2026年10月24日・25日のレース結果、谷原柚希騎手が2026年8月29日のレース結果だ。▲は男性の見習騎手と同じ記号なので、印では見分けられない。こうして確かめられた現役の女性騎手は6人で、栗東所属が4人、美浦所属が2人。
| 騎手 | 所属 | 初免許年 | JRA通算勝利数 | 通算騎乗回数 | 2026年の勝利数 | JRA重賞勝ち |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 永島まなみ | 栗東 | 2021年 | 138 | 2753 | 9 | 1勝(2024年マーメイドS) |
| 今村聖奈 | 栗東 | 2022年 | 119 | 1940 | 15 | 2勝(2022年CBC賞、2026年オークス) |
| 小林美駒 | 美浦 | 2023年 | 109 | 1413 | 43 | 1勝(2026年函館記念) |
| 古川奈穂 | 栗東 | 2021年 | 70 | 1372 | 5 | なし |
| 河原田菜々 | 栗東 | 2023年 | 47 | 1340 | 23 | なし |
| 谷原柚希 | 美浦 | 2025年 | 0 | 122 | 0 | なし |
数字はJRAのレースだけの成績で、2026年10月31日現在。地方競馬や海外のレースの勝利は入らない。JRAは開催日ごとに数字を更新する。
2026年の勝利数は、小林美駒騎手の43勝(402騎乗、勝率0.107)が6人の中で最も多く、河原田菜々騎手の23勝、今村聖奈騎手の15勝が続く。河原田騎手は2023年13勝、2024年7勝、2025年4勝で、2026年がこれまでで最も多い。谷原柚希騎手は2025年3月1日に初騎乗し、2026年10月31日現在でJRAの勝利はまだない(2着3回)。
6人の初騎乗と初勝利
| 騎手 | 初騎乗 | 初勝利 | 100勝目 |
|---|---|---|---|
| 永島まなみ | 2021年3月6日 | 2021年3月14日 | 2024年7月6日 |
| 古川奈穂 | 2021年3月6日 | 2021年3月13日 | ― |
| 今村聖奈 | 2022年3月5日 | 2022年3月13日 | 2025年10月19日 |
| 小林美駒 | 2023年3月4日 | 2023年4月9日 | 2026年8月29日 |
| 河原田菜々 | 2023年3月4日 | 2023年3月19日 | ― |
| 谷原柚希 | 2025年3月1日 | ― | ― |
今村聖奈騎手は、デビューした2022年にJRAで51勝を挙げ、その年のJRA賞の最多勝利新人騎手を受けている。
これまでのJRAの女性騎手(引退した騎手)
JRAの引退騎手の名鑑で成績が見られ、JRAのレース結果で女性騎手の減量の印が確かめられる引退した騎手は、藤田菜七子騎手と大江原比呂騎手の2人だ。引退騎手の名鑑にはほかにも騎手が載っているが、JRAのページでは女性と確かめられないため載せていない。通算勝利数はいずれも166勝より少ない。
| 騎手 | 所属 | 初免許年 | 引退 | JRA通算勝利数 | 通算騎乗回数 | JRA重賞勝ち |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤田菜七子 | 美浦 | 2016年 | 2024年10月11日 | 166 | 3897 | 1勝(2019年カペラS) |
| 大江原比呂 | 美浦 | 2024年 | 2025年2月1日 | 4 | 198 | なし |
藤田菜七子騎手は2016年3月5日に初騎乗し、同じ年の4月10日に福島で初勝利。2020年4月25日に100勝目を挙げた。年ごとのJRAの勝利数は次のとおりで、2019年の43勝が最も多い。
| 年 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 勝利数 | 6 | 14 | 27 | 43 | 35 | 14 | 8 | 13 | 6 |
大江原比呂騎手は2024年3月2日に初騎乗し、同じ年の6月9日に東京で初勝利を挙げた。
女性騎手の通算最多勝|藤田菜七子騎手の166勝
本記事の8人で、JRAの通算勝利数が多い順に並べると次のとおり(現役は2026年10月31日現在)。
| 順 | 騎手 | JRA通算勝利数 | 現役・引退 |
|---|---|---|---|
| 1 | 藤田菜七子 | 166 | 引退 |
| 2 | 永島まなみ | 138 | 現役 |
| 3 | 今村聖奈 | 119 | 現役 |
| 4 | 小林美駒 | 109 | 現役 |
| 5 | 古川奈穂 | 70 | 現役 |
| 6 | 河原田菜々 | 47 | 現役 |
| 7 | 大江原比呂 | 4 | 引退 |
| 8 | 谷原柚希 | 0 | 現役 |
藤田菜七子騎手の166勝との差は、永島まなみ騎手が28勝、今村聖奈騎手が47勝。
1年の勝利数の多い順
年ごとのJRAの成績で、1年に30勝以上を挙げたのは次の7回。2026年は10月31日現在の数字で、年末までに増えうる。
| 順 | 騎手 | 年 | 勝利数 | 騎乗回数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 今村聖奈 | 2022年 | 51 | 606 |
| 2 | 永島まなみ | 2023年 | 50 | 619 |
| 3 | 藤田菜七子 | 2019年 | 43 | 703 |
| 3 | 小林美駒 | 2026年 | 43 | 402 |
| 5 | 小林美駒 | 2025年 | 37 | 452 |
| 6 | 藤田菜七子 | 2020年 | 35 | 570 |
| 7 | 永島まなみ | 2024年 | 32 | 706 |
小林美駒騎手は、2023年の10勝から19勝、37勝と年ごとに勝利数を伸ばし、2026年は10月31日現在で藤田菜七子騎手の2019年の43勝に並んでいる。騎乗回数は402回で、藤田騎手の2019年(703回)より300回ほど少ない。
JRA重賞を勝った女性騎手|4騎手で5勝
JRAの重賞成績のページで、本記事の8人のうちJRAの重賞を勝っている女性騎手は4人。勝ち星は合わせて5つだ。
| 年 | レース | グレード | 騎手 | 馬 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年 | カペラS | GⅢ | 藤田菜七子 | コパノキッキング |
| 2022年 | CBC賞 | GⅢ | 今村聖奈 | テイエムスパーダ |
| 2024年 | マーメイドS | GⅢ | 永島まなみ | アリスヴェリテ |
| 2026年 | オークス(優駿牝馬) | GⅠ | 今村聖奈 | ジュウリョクピエロ |
| 2026年 | 函館記念 | GⅢ | 小林美駒 | ファウストラーゼン |
GⅠを勝ったのは、2026年5月24日のオークスの今村聖奈騎手だけ。ジュウリョクピエロでドリームコアをクビ差だけ交わした。JRAは結果のページで、この勝利をJRA所属の女性騎手で初めてのクラシック制覇としている。2026年は今村騎手のオークスと小林騎手の函館記念の2勝。本記事の8人の重賞成績では、1年に2つ勝ったのは2026年が初めてだ。
女性騎手の減量|◇は2キロ、★は4キロ
JRAの競馬用語辞典の「減量制度」によると、女性騎手・見習騎手・障害競走新規騎乗騎手が、特別競走とハンデキャップ競走以外のレースに乗るときは、馬の負担重量が減る。女性騎手の減量は次のとおり(2026年10月時点)。
| 区分 | 平地の勝利度数 | 障害の勝利度数 | 減る重さ | 印 |
|---|---|---|---|---|
| 見習騎手 | 50回以下 | 15回以下 | 4キロ | ★ |
| 見習騎手 | 51回以上100回以下 | 16回以上20回以下 | 3キロ | ▲ |
| 見習騎手・障害競走新規騎乗騎手にあたらない女性騎手 | ― | ― | 2キロ | ◇ |
※障害競走新規騎乗騎手の区分は省いた
見習騎手は、免許の通算の期間が5年未満で、平地の勝利度数が100回以下、または障害の勝利度数が20回以下の騎手。男性の見習騎手は、30回以下が3キロ減(▲)、31〜50回が2キロ減(△)、51〜100回が1キロ減(☆)なので、同じ勝利度数でも女性騎手のほうが1〜2キロ多く減る。女性騎手は、見習騎手でなくなっても2キロ減の◇が付く。★と◇が付くのは女性騎手だけだ。
2026年のJRAのレース結果では、永島まなみ・古川奈穂・今村聖奈・小林美駒の4騎手に◇、河原田菜々・谷原柚希の2騎手に★が付いている。河原田騎手は、勝利度数が51回になると、★(4キロ減)から▲(3キロ減)に変わる。勝利度数は、JRAのレースでの1着の回数に、地方競馬の指定交流競走などでJRAの登録馬に乗って挙げた1着の回数を足したものだ。
斤量の決まり方や減量の記号、重賞での騎手の成績は次の記事でまとめている。
よくある質問
- JRAの現役の女性騎手は何人?
- 2026年10月31日現在、JRAの騎手名鑑に載る現役の騎手128人のうち、◇・★の印で女性と確かめられた騎手は6人。栗東所属が永島まなみ・古川奈穂・今村聖奈・河原田菜々の4騎手、美浦所属が小林美駒・谷原柚希の2騎手。
- 女性騎手でJRAの通算勝利数が最も多いのは?
- 藤田菜七子騎手の166勝(2016〜2024年、3897騎乗)。現役では永島まなみ騎手の138勝(2026年10月31日現在)が最も多く、今村聖奈騎手の119勝、小林美駒騎手の109勝が続く。
- 女性騎手で1年の勝利数が最も多いのは?
- 本記事の騎手の年ごとのJRAの成績では、今村聖奈騎手の2022年の51勝が最も多い。永島まなみ騎手の2023年の50勝、藤田菜七子騎手の2019年の43勝が続き、小林美駒騎手は2026年10月31日現在で43勝を挙げている。
- JRAのGⅠを勝った女性騎手は?
- 今村聖奈騎手。2026年5月24日のオークス(優駿牝馬)をジュウリョクピエロで勝った。JRAはこの勝利を、JRA所属の女性騎手で初めてのクラシック制覇としている。
- 女性騎手の減量はどれくらい?
- 特別競走とハンデキャップ競走以外のレースで、見習騎手のうち平地の勝利度数が50回以下なら4キロ減(★)、51〜100回なら3キロ減(▲)、見習騎手にあたらない女性騎手は2キロ減(◇)。男性の見習騎手より減る重さが大きい(2026年10月時点のJRAの決まり)。






