いよいよ春のグランプリ、宝塚記念がやってきます。
大一番を前に、競馬新聞やPC、スマートフォンを片手に予想に励んでいる方も多いのではないでしょうか? そんな方に、土曜日の阪神に落ちていた“激走馬のサイン”をこっそりお教えしましょう。
キーワードは「史上初の出来事」です。
武豊騎手の単勝払い戻し最高額更新を後押ししたのは……
まずはこの記事を読んでいただきたい。
武豊騎手が単勝最高配当を更新!1987年デビュー以降29年目で最高額記録
武豊騎手がデビューして29年目で初めて12番人気で勝った、という出来事がありました。武豊騎手はデビュー以来、常に人気馬に乗っていて二桁人気馬に騎乗する機会自体が少なかったですから、騎乗技術云々の問題ではないということは先に断っておきます。
ただし、それでも史上初の出来事が起こったというのは何かのサインに違いありません。たとえば、「騎乗馬プランスペスカがよほど今の馬場に合っていたのでは?」と推測できます。
プランスペスカの血統はというと……
父ブラックタイド(サンデーサイレンス系)
母父ブライアンズタイム(ロベルト系)
母母父グルームダンサー(レッドゴッド系)
という構成をしています。この血統を頭に入れた上で10Rの好走馬を見てみると……
1着 エアアンセム(2番人気)
父シンボリクリスエス(ロベルト系)
3着 ラディウス(6番人気)
母母父グルームダンサー(レッドゴッド系)
むむっ? 勝ったエアアンセムはプランスペスカと同じロベルトの血を引いていました。また、人気薄ながら好走したラディウスも同じようにレッドゴッド系の血を持っていました。
では同じく中距離の芝1800mの6Rを振り返ってみると……
2着 マツリダアンバター(8番人気)
父ブラックタイド(サンデーサイレンス系)
3着 チェリーシェイディ(2番人気)
母父Kornado(レッドゴッド系)
むむむっ! またしてもレッドゴッドの血を持つ馬が馬券に絡んでいました。また、2着のマツリダアンバターは同じブラックタイド産駒でした。
というように、土曜日の阪神では同じような血を持つ馬が好走していました。これは明らかな傾向といえるでしょう。
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