日経賞2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2019年3月23日、中山競馬場で日経賞(GⅡ/芝2500m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるエタリオウ、ルックトゥワイス、クリンチャー、メイショウテッコン、ゴーフォザサミット、サクラアンプルールらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

2011年の阪神開催を除く、過去10回のデータを参考にする。


目次

日経賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは3回、2着3着は共に1回ずつと、信頼度は平均的と言える。

2番人気がやや信頼できない以外は平均的なアベレージとなっており、7番人気は未勝利ながら複勝率50%と侮れない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走有馬記念組の取捨選択

前走有馬記念 ( 3- 3- 2-6)
勝率 21.4% │ 複勝率 57.1%

同じ舞台で行われたレース、しかもその年の大一番に出てた馬がここに出てくるということは、それなりに自信があり、それが結果の良さに繋がっている。

ただ無条件で来ているとは言えず、何かしらの条件は存在する。有馬記念で勝った馬はもちろん、掲示板に入った組が好走しやすい。

タイム差では1秒以内の負けでとどめたい。2014年1着のウインバリアシオンが有馬記念で1秒3負けだったが、2013年に勝ったのはあのオルフェーヴルで、その時の2着。

同じ舞台で結果を出せていれば、当然日経賞でも勝ち負けになる。有馬記念で力負けしたような組がここで巻き返すのは厳しい。

予想参考データ② 3番手以内にいそうな馬が熱い!

過去10回のデータを見ると、意外と中団、やや後方に入る馬でも末脚を繰り出せば勝負になる傾向が出ている。

上がり3F 1位 ( 6- 1- 3-1)
勝率 54.5% │ 複勝率 90.9%

信頼度激アツのデータと言えるが、さらにもう1つ注目したいのは過去10回で必ず1頭は4コーナーで3番手以内にいた馬が好走している。

2014年のウインバリアシオンのように、マクるように上がった3番手もあるが、基本は前目で競馬をしてきた馬が頑張っている。

何が逃げるかも大事だが、番手の方がいい馬、長距離で末脚が炸裂する馬などを調べておくのがいいかもしれない。

予想参考データ③ 休み明けはせいぜい3か月まで

天皇賞春のトライアルのため、ここから始動する馬もそれなりにいるが、既に年内で1回走っている馬が目立つ。

有馬記念のように3か月の休み明け程度ならいいが、それより長くなるとなかなか結果を出しにくいようだ。

明け4歳馬は、古馬と対戦して結果を出してここに来ている馬が多い。重賞で勝ったり、馬券圏内に入ったりとそれなりのものは見せたい。

長期休養明けでいきなり勝てるレースではないということだ。中長距離の重賞は一筋縄ではいかない。

2019年の危険な人気馬は?

エタリオウは人気に支持される見込みだが、菊花賞以来の休み明け、2着が多いのに押し出されるような人気になる可能性が高く、ちょっと怖い。日経賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、クリンチャーは1つ目の消しデータに合致している。有馬記念では1秒6の惨敗、海外遠征以降は結果を残せておらず、巻き返すには時間がかかりそうで、ここは割引。

反対にメイショウテッコンは危険なデータに一つも当てはまらない。前走はすんなり逃げれなかった分、残すことが出来なかった。しかし、菊花賞馬フィエールマンに勝ち、ダービー馬ワグネリアンとも差のない競馬をしたこの馬が本来の競馬さえできればチャンスは十分だろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、メイショウテッコンと言えそうだ。

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