超良血馬プロディガルサンが新馬戦を快勝!全兄リアルスティールのリベンジへ上々のデビュー

2015年のクラシックで苦汁をなめた兄の無念を果たすために――。

弟が上々のデビューを飾った。6月20日、東京競馬場5Rで新馬戦(2歳・芝1600m・16頭)が行われ、1番人気のディープインパクト産駒プロディガルサン(牡2)が勝利した。直線で外から各馬を差し切り、好位追走から脚を伸ばした9番人気フジマサスペシャル(牡2)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分36秒9だった。

勝ったプロディガルサンは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、その父Storm Catという血統。全兄リアルスティールは今年のクラシック戦線を賑わせ、皐月賞で2着、日本ダービーで4着だった。


上々の内容

レースを振り返ると、上々の内容だった。7枠14番からスタートしたプロディガルサンは中団から競馬を進めた。終始外外を回す展開となり、距離をロスしていたが、最後はしっかりと脚を伸ばしてきた。

2、3着に入ったのが前々から内で競馬を進めていた2頭だったことを考慮すると、外を回して差し切った内容は着差以上の強さを感じさせた。レースラップを振り返ってみてもそう。

12.7-11.7-12.2-12.6-12.4-11.8-11.6-11.9

芝の新馬戦にありがちな13秒台連発の超スローペースではなかった。中盤はある程度緩んだものの、それでも12秒台半ばで流れていた。よって「上々のデビュー戦」といっていいのではないだろうか。

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