(C)MAZIMICKEY

2019年3月10日、中京競馬場で金鯱賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるエアウィンザー、ダノンプレミアム、アルアイン、リスグラシュー、ペルシアンナイト、ギベオン、モズカッチャンらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

金鯱賞は2017年より3月での開催となっており、この2回を中心にデータを見ていく。


金鯱賞の人気馬成績

(C)Ko-Mei

宝塚記念、有馬記念、大阪杯のステップレースだった金鯱賞、京都開催を含めた過去10年のデータを見ると、1番人気は6回勝っている。ちなみに3月開催となったここ2年はいずれも1番人気が勝った。

ただ、この2年は伏兵馬が2着3着になることがあり、すんなり上位人気で決まるわけではない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 基本は前残りで

2012年以降の中京開催の金鯱賞を見ていくと、とにかく後ろからは届かないことがよく分かる。一番後ろでも4コーナー10番手だ。

去年みたいに頭数が9頭という年もあるが、逃げたサトノノブレスが2着、2番手のスワーヴリチャードが1着を見ても、後ろでは大変だろう。

事実、上がり3ハロンで最速だった馬が3着以内に絡んだのは2頭だけ。去年のサトノダイヤモンドがそうだったが、逃げたサトノノブレスを差し切れなかった。

せめて、8番手までがラインとなり、今回のように有力馬だらけとなると、5番手以内で競馬をしておきたい。それでいて二の矢さんの矢が欲しいところだ。

予想参考データ② GⅠ級の馬?

(C)Ko-Mei

大阪杯のステップレースとなった2017年以降は、一線級の馬がここを叩き台にするケースが目立つ。これは有馬記念のステップレースだった時期とは明らかに異なる傾向だ。

そのため、この2年で有馬記念や凱旋門賞以来の参戦という馬が結構目立つ。では、どういう馬が人気を裏切ったのか、そこを見たい。

傾向として浮上するのは、GⅠでの実績がない馬である。例えば2017年2番人気だったプロディガルサン、重賞で2着などはあったが、GⅠでは全くダメだった。

去年人気だったメートルダール、この馬もGⅠとは縁遠い馬である。しかしその前走は中日新聞杯に勝利するなど、人気になった理由はよく分かる。

GⅢに勝ったからドヤ顔をしているような馬は足元をすくわれやすい。まして同じ休み明けでは、格が高い方が勝つのは仕方ない。

予想参考データ③ なるべく距離短縮組を

馬場改修後に行われた金鯱賞を見ると、目立つのは距離短縮組である。距離延長組も200メートル程度の延長にとどまっている。

マイルを走っていた馬が参戦するケースは対象を広げても1例しかなく着外。マイルと求められるものが変わってくるということか。

札幌記念のサングレーザーのように、直線が短く粘り込めるケースは別だが、それが出来ない。なるべく同じリズムで競馬はさせておきたい。

距離短縮はそれまでに我慢をさせる時間が長いので、折り合いの時間を少し短く出来る。その差が極端なデータの差になっているのだろう。

2019年の危険な人気馬は?

(C)MAZIMICKEY

エアウィンザーは人気に支持される見込みだが、いくら連勝中とはいえ、いきなり一線級と対等に渡り合えるとは思えない。相手がこれまでとは比べ物にならないくらい、強力だ。金鯱賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ペルシアンナイトは3つ目の消しデータに合致している。2000メートル自体は苦手ではないが、この4戦はいずれもマイルでの競馬で、リズムが切り替えられるのか。海外参戦明けというのもあり、ここは割り引きたい。

反対にモズカッチャンは危険なデータに一つも当てはまらない。牡馬相手にも対等に競馬が出来て、今回は斤量54キロ。2年前のオークス2着以来和田竜二騎手が手綱を握るのも注目だ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、モズカッチャンと言えそうだ。

おすすめの記事