池添謙一騎手を追え!オルフェーヴルの相棒は最も買える穴ジョッキー?

池添謙一騎手はオルフェーヴルやドリームジャーニー、デュランダルといった名馬に騎乗し、大一番で勝負強さを発揮してきた。

もっとも、もともとは2002年の桜花賞で13番人気アローキャリーに騎乗し、まさかの勝利で観客を唖然とさせたように“穴男”の一面も持っている。

そんな穴派の競馬ファンから支持を集めた穴男が、2015年絶好調なのだ。その足跡を振り返ってみよう。


5番人気以下の池添騎手に要注意

まずデータを示そう。池添騎手が「2015年に5番人気以下の馬に騎乗した際の成績」だ。(※データは5月末時点)

騎乗回数:154回
着度数:10-10-12-122
勝率:6.5%
連対率:13.0%
複勝率:20.8 %
単勝回収率:138%
複勝回収率:141%

5番人気以下の馬に騎乗して高い回収率を記録している騎手は他にもたくさんいる。

しかし、それらは騎乗回数が極端に少ないか、ホームラン級のレースによって回収率が上がっているケースがほとんど。100回騎乗して99回負けたとしても、1度単勝200倍の馬で勝てば、その騎手の単勝回収率は200%となる。

一方、勝率は1%にとどまる。もう一度穴を開ける可能性は低く、馬券を買う側からすると、参考にならないデータといえる。

だが、池添騎手の場合、勝率、複勝率ともに高い数字を記録している。コンスタントに穴を開けていることを示し、馬券を買う側からすると“狙いやすい騎手”といえるのだ。

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