競馬で勝ち続けるための思考法に触れる前に、「なぜ競馬で勝つことは難しくないのか」という点に触れておきましょう。

まずはJRAの年間売上額と総参加数……つまり市場規模がどのくらいなのかを見ていきます


2016年の市場規模比較


JRA「売得金額・総参加人員」より

年間売上 2兆6708億円
総参加数 1億7030万人

凄まじい規模ですよね。具体的にどれくらいの数字かというと……

国内ゲーム市場 1兆3801億円
(ファミ通『ファミ通ゲーム白書2017』)

出版 1兆4709億円
(公益社団法人全国出版協会『2016年の出版市場(紙+電子)』)

化粧品 2兆4010億円
(矢野経済研究所『化粧品市場に関する調査を実施(2016 年)』)

これらの業界より遥かに上、ということです。

次に参加人数ですが、1億7030万人を2016年の競馬開催日で割ると約160万人となります。

この中にはヘビーユーザーや、友達に誘われてGIを見に来る一見さんも含まれていますから正確な数値を出すことは不可能ですが、少なくとも100万人以上はいると見積もっていいでしょう。(一般的には100〜800万人と言われています。定義によって、幅も出てきます)

つまり……

(2兆6708億円×還元率0.75)=約2兆円を、100万人のファンで取り合っている

これが競馬の図式です。

控除率の壁を越えられるのか?

ここで忘れてはいけないのが、競馬には控除率があるということ。先ほど、還元率75%と書きましたが、言い換えれば胴元のJRAが持っていくお金が25%もある。

控除率25%の壁がありますから、馬券を購入した時点で回収率は75%になります

「これではどう頑張っても100%を超えるなんて無理」

そんな声が聞こえてきそうですね。

実際、一般的に回収率100%を超えている競馬ファンは5〜10%程度と言われますから、100人に5人程度しか勝てていない計算になります

そう考えると、「95人に勝つのなんてムリ!」という結論に行き当たりがちですよね。

しかし、よく考えてみてください。競馬ファンの数は少なく見積もっても100万人です。

当然、この中には……

・競馬をやったことがないけど、とりあえず買ってみる一見さん
・まだ自分の予想法が確立できていない初心者
・何年経っても100%の壁を越えられないベテラン
・特定の馬を応援し続けるファン(馬券の収支を意識していないファン)
・愛馬が出走する記念で数十万、数百万円を買う馬主さん

彼らが含まれています。彼らは真剣に競馬に向き合うあなたの競争相手になるでしょうか? 答えは言わずもがな、明白ですよね。

よって、現実の競争相手は半分以下。もしかしたら3割程度かもしれません。

全体100人-競争相手にならない人50〜70人
=全体30〜50人/うち勝ち組5〜10人

要するに、多く見積もっても競争相手は10人(全体50÷勝ち組5)。普通に見積もれば5、6人(間を取って全体40÷勝ち組7人)、少なく見積もれば……わずか3人(全体30÷勝ち組10)、ということになります

5人の競争相手に勝てばいい。

そう考えれば、競馬で勝つことを難しく考えすぎることもなくなります。

あまり難しく考えず、肩の力を抜いて競馬と向き合うのも大事なことです。

5人の中で1番になるポイント

もっとも、楽観視することもできません。

なぜなら、競争相手はあなたと同じく、競馬で勝つために真剣な取り組みをしている可能性が高いからです。生半可な気持ちでは、勝つことは難しいでしょう。それどころか、一歩間違えれば……

・何年経っても100%の壁を越えられないベテラン

このグループに仲間入りしてしまう可能性すらあります。

では、どうやって競馬と向き合っていけばいいのか? 勝つための思考法を手に入れられるのか?

それは、次章以降で明かしていくことにしましょう。

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