ローズキングダム産駒の特徴とは?血統と戦績から導く傾向と距離適性

競馬ファンなら一度は耳にしたことがあるであろう「薔薇一族」。フランスから輸入された繁殖牝馬ローザネイから始まった一大ファミリーを指す言葉であり、これまでに多くの馬たちがターフを賑わせてくれた。しかし……

GIレース33連敗――。

一族とまで呼ばれ、多くのファンから愛され続けたものとしてはあまりに過酷なこの数字だ。そんな「薔薇一族」に悲願のGI制覇をもたらしたのが、ローズキングダムであった。

競走馬として一族の悲願を成し得たローズキングダム。今度は種牡馬として、「一族の種牡馬からGI馬を」との悲願を果たすことができるのか。関係者のみならず、競馬ファンにとっても大いに期待したいところであろう。

既に産駒の2頭がデビューを迎え、うち一頭がデビュー戦3着とまずまずの滑り出し。父に初勝利をプレゼントする馬の誕生が待たれるところだ。


目次

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

キングカメハメハ
ローズバド
母の父サンデーサイレンス
母の母ロゼカラー
性別
馬齢6 歳
生年月日2007年5月10日
毛色黒鹿毛
馬主(有)サンデーレーシング
調教師橋口弘次郎(栗東)
生産牧場ノーザンファーム
産地安平町
馬名意味バラの王国

賞金

総賞金694,668,000
内付加賞29,668,000
収得賞金(平地)160,500,000
収得賞金(障害)0

ローズキングダムの戦績振り返り

デビューから3戦全勝で2歳王者となったローズキングダム。GI制覇という結果だけに留まらず、その内容もまた非常に色濃いものであったと言えるだろう。

後に「伝説の新馬戦」とすら呼ばれることとなったデビュー戦では、日本馬として初めてドバイWC制覇を果たすことになるヴィクトワールピサを撃破。朝日杯FSでは、後にマイルチャンピオンシップを勝つエイシンアポロンを破ってのGI制覇。戦ってきた相手を踏まえて見ても、ハイレベル世代の中で勝ち取った2歳王者のタイトルと言えるものだ。

3歳となって以降、その期待の大きさからすれば物足りないが、クラシック三冠での二度の2着(ダービー、菊花賞)やジャパンカップ(ブエナビスタ降着による繰り上げ)制覇など、一時代を築いた名馬としての責務は十分に果たしたと言えるだろう。

日付レース名着順人気
2013.5.5新潟大賞HG3117
2013.3.31産経大阪G2128
2012.12.23有馬記念G11213
2012.11.25JCG1169
2012.10.8京都大賞G23
2012.6.3安田記念G1139
2012.4.29天皇賞春G1156
2012.4.1産経大阪G24
2011.12.25有馬記念G11210
2011.11.27JCG19
2011.10.30天皇賞秋G1104
2011.10.9京都大賞G21
2011.6.26宝塚記念G15
2011.5.1天皇賞春G1112
2011.4.2日経賞G23
2011.1.16日経新春HG21
2010.12.26有馬記念G10
2010.11.28JCG14
2010.10.24菊花賞G11
2010.9.26神戸新聞G22
2010.5.30東京優駿G15
2010.4.18皐月賞G12
2010.3.21スプリンG21
2009.12.20フューチG11
2009.11.21東京スポG31
2009.10.25新馬2

ローズキングダム産駒の特徴を予想

2歳時がピークであったとすら言える戦績を残したローズキングダムであるが、種牡馬として産駒に受け継がれれば、仕上がりの早さは大きな武器となる。

成長力が全くないようでは問題もあるが、同馬とて古馬になってからのGII勝ちも果たしていて、ただの早熟馬であったというわけでもない。関係者にとって、一勝の重みがどれほどのものかは言うまでもない。早い時期からの活躍が見込めるのは、種牡馬にとっても一つ大きな武器となるだろう。

良血馬らしいスマートでバランスの良い好馬体。一族総じての勝ち上がりの良さと仕上がりの早さ。種牡馬として大成功を収めるだけの資質は十分に兼ね備えている。

芝で活躍できる?

一族みな芝で結果を残してきただけに、自身の戦績を踏まえてみても芝でこその可能性は大である。自身はどちらかといえば非力なタイプとも言え、軽い馬場でスピードや切れ味を活かす産駒が想定される。

ダートで活躍できる?

前述の通り、ローズキングダムという個体で考えればダートは不向きな可能性が高いと言える。だが、同馬の父であるキングカメハメハは芝・ダート問わずに名馬を量産する大種牡馬だ。そのDNAを受け継いでいる以上、ダートの鬼を輩出しても不思議はないだろう。

距離適性は?

自身がマイル戦からクラシックディスタンスまでのGI勝ちを果たしており、3000mの菊花賞でも2着の結果。2歳戦のインパクトから早熟マイラーとの印象もあるが、距離への順応性は非常に高い。これもまた「薔薇一族」の特徴とも言える部分であるし、そこに万能型キングカメハメハの血が加わったことで、更に強化される可能性もある。

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