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2018年11月3日、東京競馬場で京王杯2歳S(GⅡ/芝1400m)が行われる。ファンタジスト、アスターペガサス、アウィルアウェイ、シングルアップ、カルリーノらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

5回東京1日目 2歳 サラ2歳オープン
芝1400m (左)
本賞金:3800、1500、950、570、380万円

出走予定馬・登録馬

ここ数年出走頭数が少ない傾向にあるこのレースだが、今年も登録は少なめ。しかし少数精鋭で上位3頭には素質馬が揃った印象。中でも小倉2歳Sを完勝したロードカナロア産駒のファンタジストは大物の気配がある。

中京の新馬戦を制して挑んだ前走の小倉2歳Sは時計短縮が要求されたレースとなったが、武豊騎手のエスコートで一杯に追う場面もなく突き抜けてみせた。レース後から陣営は暮れの朝日杯を意識したコメントを出しており、ここは距離延長となるが大目標に向けては負けられない一戦だろう。

折り合いを欠くようなタイプではなく、前走も中団から前を見てスムーズに追走できていた点を見ると、単なるスプリンターではなさそうだ。ディープインパクトの肌にロードカナロアという新時代の配合で、そのパフォーマンスに注目が集まる。

新馬戦の先行策から一転して追い込みを決めてみせた前走の函館2歳Sが圧巻だったアスターペガサスが続く。

小崎騎手の初重賞制覇となった前走だが、決してスムーズなレースではなかった。特に4角から直線の入り口にかけてはかなりゴチャついた感があったものの、馬群を割るように抜け出してからは矢のような伸びを見せた。ジャイアンツコーズウェイ産駒のマル外で、単なる芝のスプリンターとは考えにくい。初の左回りと軽い馬場で真価が問われる。

牝馬のアウィルアウェイは同日にあるファンタジーSではなく、牡馬相手のこのレースを選択してきたところに強気さが伺える。

デビュー戦、続くダリア賞(OP)ともに後方から切れのある末脚を決めて連勝中のジャスタウェイ産駒。完成度の高いタイプで、レースセンスもある。左回りも距離経験もありデムーロ騎手が継続騎乗となるのも魅力だ。問題は相手関係だけで、重賞勝ち馬の2頭相手にどれだけやれるかだろう。

この上位3頭はかなり強力で、逆転となるとどうかだが……

続くのはフェニックス賞(OP)を勝って前走の小倉2歳Sでは1番人気に支持されていたシングルアップか。この馬は1400mへの対応がカギになりそうで、クロフネの肌にキンシャサノキセキの配合で、単調なスプリンターという印象がある。

それなら、未勝利を勝ち上がった後の函館2歳Sでも3着と健闘したカルリーノに一発の気配。マツリダゴッホ産駒は非根幹距離の方が妙味があり、この距離延長は吉と出るのではないか。

他の特別登録馬を見てみると、出走するならココフィーユも面白いが、同日のファンタジーSに回る可能性もある。プライムは前走、未勝利戦の勝ち上がり内容が良かったが、連闘でここに使うかどうかは流動的。同じく未勝利を勝ち上がったメイショウオニテは時計的にどうか。最後にラバストーン。常識的には厳しいが、鞍上がこういう馬でこそ輝く江田騎手だけに不気味さは少しある。

登録馬は以下の通り。

アウィルアウェイ 牝2 Mデムー騎手 高野厩舎
アスターペガサス 牡2 福永騎手 中竹厩舎
カルリーノ 牡2 三浦騎手 高橋裕厩舎
ココフィーユ 牝2 ○○騎手 斎藤誠厩舎
シングルアップ 牡2 松山騎手 寺島厩舎
ファンタジスト 牡2 武豊騎手 梅田厩舎
プライム 牡2 ○○騎手 尾関厩舎
メイショウオニテ 牡2 ○○騎手 石橋厩舎
ラバストーン 牡2 江田照騎手 大江原厩舎

想定・予想オッズ

2番人気 アウィルアウェイ 2.3倍
3番人気 アスターペガサス 3.7倍
5番人気 カルリーノ 23.4倍
6番人気 ココフィーユ 44.6倍
4番人気 シングルアップ 10.6倍
1番人気 ファンタジスト 1.7倍
8番人気 プライム 85倍
7番人気 メイショウオニテ 53.2倍
9番人気 ラバストーン 406.2倍

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