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東京スポーツ杯2歳ステークス2017の予想分析…ルーカスは名馬への道を歩めるか

(C)MAZIMICKEY

2017年11月18日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。

来年のクラシックあるいは来月の朝日杯フューチュリティステークスや新設GⅠホープフルステークスを見据えての登竜門として非常に重要なステップレースと言える。

出走頭数は少々寂しい頭数となってしまったが、ここでは、ワグネリアンと2強ではないかと呼び声高いルーカスについて考察していくことにしよう。


期待① 前走内容とメンバー

前走は8月20日に札幌競馬場芝1800m9頭立てで行われた新馬戦だったわけだが、鞍上に札幌での短期免許騎乗では無敵を誇るモレイラ騎手を鞍上に3コーナー過ぎからロングスパートをしたルーカスは2着のリシュプールに1馬身2分の1、0.2秒差で勝利した。

そして、何と言ってもすごいのは一緒に走ったメンバーのその後の成績である。

2着 リシュプール    →未勝利戦2着
3着 マイスターシャーレ →未勝利戦1着→黄菊賞8着(1番人気)
4着 マイハートビート  →未勝利戦1着→紫菊賞1着
5着 ゴーフォザサミット →未勝利戦1着→百日草特別1着
6着 ブロンズケイ    →未勝利戦3着→未勝利戦4着→未勝利戦1着
7着 アルドーレ     →未勝利戦10着
8着 エムティトランプ  →未勝利戦13着→未勝利戦8着→未勝利戦13着
9着 イルルーメ     →未勝利戦2着→未勝利戦3着→未勝利戦2着

ご覧の通り、すでに未勝利を脱出した馬が4頭、そのうち2頭はすでに特別戦も勝利している。

また、近いうちに勝ち上がりそうな前走未勝利戦2着馬も2頭控えている。

その昔、伝説の新馬戦としては有名なレースがある。


2008年10月26日に京都競馬場芝1800m戦で、1着のアンライバルドは皐月賞馬、2着のリーチザクラウンはダービー2着馬で重賞2勝、3着のブエナビスタはジャパンカップなどGⅠを6勝、4着スリーロールスは菊花賞馬となった。

今回、ルーカスが出走した新馬戦も今のところ勝るとも劣らない状態である。その中で勝ちきったルーカスには今回も大いなる期待が持てる。

期待②&不安① 血統と騎手

ルーカスの血統は父スクリーンヒーロー、母メジロフランシスである。

血統に興味がある方ならすぐわかるが、モーリスの全弟という超良血な血統だ。

モーリスといえば現役時代に安田記念・マイルチャンピオンシップ・天皇賞(秋)と国内GⅠを3勝したのに加え、香港マイル・Cマイル・香港カップと海外GⅠも3勝という素晴らしい成績を残し昨年限りで引退している。

今回のルーカスの鞍上はモーリスとのコンビでGⅠ4勝のムーア騎手である。

最終追いきりに騎乗したムーア騎手は、ルーカスの素質の高さを買っているとのことで、今回のレースも大いに期待できるところと言える。

ただし、不安もある。

兄モーリスが本格化したのは古馬になった4歳から。

2歳時は新馬戦勝利の後、2戦目の京王杯2歳ステークスで今回と同じくムーア騎手を鞍上に迎え単勝1.5倍の圧倒的1番人気に押されながら6着に敗れているのである。


果たして今回はどうなるだろうか。

期待③&不安② ローテーションと人気

過去10年のデータで見た時、新馬戦が東京競馬場以外で2戦目が東京スポーツ杯2歳ステークスだった組の成績だが、当日の単勝オッズが1番人気であれば過去該当馬が4頭いて1着2回3着1回という優秀な成績を残している。

が、2番人気以下の場合には過去13頭中1頭も3着以内の馬券圏内に絡んでいないという結果となっている。

この点から見ると、当日の人気には要注目である。

まとめ

新馬戦後、一旦放牧に入り、その後東京スポーツ杯2歳ステークスを目標に順調に乗り込まれてきたルーカス。

アメリカ紙・サラブレッドテイリーニューズ(TDN)が将来的に重賞ウィナーになると評価した若駒に与えるTDNライジングスターの称号を新馬戦の後に与えられているルーカスは海外メディアも注目の中、今週、東京スポーツ杯2歳ステークスに出走する。その走りが注目される。


マイルチャンピオンシップ2017の予想分析…5つの消しで好走率約4割、回収率150超

(C)MAZIMICKEY

2017年11月19日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(マイルCS/GI/芝外回り1600m)が行われる。

エアスピネル、イスラボニータ、サトノアラジン、レッドファルクスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


ポイント1 3歳馬は消し!

まずは年齢から。以前の検証で行ったとおり、マイルCSは斤量の問題から、3歳馬の成績が芳しくない。

年齢着別度数
3歳0- 0- 1- 30/ 31
4歳3- 5- 3- 25/ 36
5歳4- 4- 5- 44/ 57
6歳2- 1- 1- 31/ 35
7歳0- 0- 0- 14/ 14
8歳1- 0- 0- 5/ 6
年齢勝率複勝率単回値複回値
3歳0.0%3.2%012
4歳8.3%30.6%7286
5歳7.0%22.8%12991
6歳5.7%11.4%6228
7歳0.0%0.0%00
8歳16.7%16.7%3820

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

基本的には4歳以上を買っていくべきだろう。

ポイント2 高齢馬は消し!

3歳馬が良くないが、6歳以上の高齢馬の成績もあまり良くない。

マイルCSは最強マイラー決定戦だ。スピードが問われるレースであるため、瞬発力の能力が衰えやすい高齢馬が穴を開ける可能性はあまり高くない。


年齢着別度数
3歳0- 0- 1- 30/ 31
4歳3- 5- 3- 25/ 36
5歳4- 4- 5- 44/ 57
6歳2- 1- 1- 31/ 35
7歳0- 0- 0- 14/ 14
8歳1- 0- 0- 5/ 6
年齢勝率複勝率単回値複回値
3歳0.0%3.2%012
4歳8.3%30.6%7286
5歳7.0%22.8%12991
6歳5.7%11.4%6228
7歳0.0%0.0%00
8歳16.7%16.7%3820

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

中心になっていくのは4、5歳馬というわけだ。

ポイント3 前走GIII以下は消し!

マイル王決定戦というだけあって、レベルの高い臨戦過程を歩んできている馬のほうがいい成績を残す傾向にある。

前走クラス着別度数
1600万下0- 0- 1- 0/ 1
OPEN特別0- 0- 0- 4/ 4
G33- 3- 1- 51/ 58
G22- 6- 4- 55/ 67
G15- 1- 2- 34/ 42
前走クラス勝率複勝率単回値複回値
1600万下0.0%100.0%0380
OPEN特別0.0%0.0%00
G35.2%12.1%6636
G23.0%17.9%8564
G111.9%19.0%6757

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

GIII以下は回収率が非常に低い。近年は以前に比べると富士ステークス組が結果を残すようになってきているものの、好走するのはほとんどの場合が人気馬。人気薄の台頭を期待するのであれば、別路線組を選ぶべきだろう。

ポイント4 前走後方待機組は消し!

マイルCSは末脚比べになることもしばしばだが、あまりポジションが後ろ過ぎる馬は強調できない。例えば前走後方待機組の成績を見てみると……

前走脚質着別度数
平地・逃げ1- 0- 1- 17/ 19
平地・先行2- 1- 3- 41/ 47
平地・中団7- 7- 3- 62/ 79
平地・後方0- 2- 1- 24/ 27
平地・マクリ0- 0- 0- 0/ 0
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ5.3%10.5%3135
平地・先行4.3%12.8%5051
平地・中団8.9%21.5%11969
平地・後方0.0%11.1%023
平地・マクリ

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

ご覧の通り、非常に低いことが分かる。消していってしかるべきだろう。

ポイント5 前走大負けした馬は消し!

最強マイラー決定戦というだけあって、前走大負けした馬にはなかなかチャンスが巡ってこない。

前確定着順着別度数
前走10着~0- 0- 0- 42/ 42

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20


基本的には順調にここまで歩んできた馬の中から軸を決めていくべきだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
5- 5- 6-28/44
勝率複勝率単回値複回値
11.4%36.4%180138

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

なんと、好走率は36%超、回収率も150%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。


重馬場も?マイルCS2017が道悪になったら…雨に強い血統・種牡馬データ一覧

(C)Yusuke Tsutaya

2017年11月19日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(マイルCS/GI/芝外回り1600m)が行われる。

エアスピネル、イスラボニータ、サトノアラジン、レッドファルクスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

しかし、天気予報はあいにくの雨。稍重(やや重)、重馬場、不良馬場といった道悪の中で開催される可能性がある。

では、馬場が渋ったときに台頭してくる馬とは、どんな馬なのか? 強調できる血統を分析していくことにしよう。


出走予定馬の重馬場実績は?

着別度数
ダノンメジャー3- 1- 0- 2/ 6
ムーンクレスト2- 2- 3- 3/10
サングレーザー2- 1- 1- 0/ 4
エアスピネル2- 0- 0- 0/ 2
アメリカズカップ2- 0- 0- 0/ 2
サトノアラジン1- 1- 1- 2/ 5
マルターズアポジー1- 1- 0- 1/ 3
レッドファルクス1- 0- 1- 2/ 4
ジョーストリクトリ1- 0- 0- 2/ 3
ウインガニオン1- 0- 0- 2/ 3
レーヌミノル1- 0- 0- 1/ 2
ブラックムーン1- 0- 0- 1/ 2
グランシルク0- 2- 2- 2/ 6
イスラボニータ0- 2- 0- 1/ 3
ガリバルディ0- 1- 1- 4/ 6
ヤングマンパワー0- 1- 0- 1/ 2
ペルシアンナイト0- 0- 1- 1/ 2
クルーガー0- 0- 1- 0/ 1
勝率複勝率単回値複回値
ダノンメジャー50.0%66.7%201141
ムーンクレスト20.0%70.0%110138
サングレーザー50.0%100.0%200160
エアスピネル100.0%100.0%325140
アメリカズカップ100.0%100.0%1245260
サトノアラジン20.0%60.0%32100
マルターズアポジー33.3%66.7%173223
レッドファルクス25.0%50.0%12595
ジョーストリクトリ33.3%33.3%1703266
ウインガニオン33.3%33.3%31090
レーヌミノル50.0%50.0%2040240
ブラックムーン50.0%50.0%16575
グランシルク0.0%66.7%098
イスラボニータ0.0%66.7%0116
ガリバルディ0.0%33.3%038
ヤングマンパワー0.0%50.0%0105
ペルシアンナイト0.0%50.0%065
クルーガー0.0%100.0%0780

集計期間:2013.12.21 ~ 2017.10.29

※やや重、重馬場、不良馬場が対象

エアスピネルは2戦2勝。前回の富士ステークスでも強さを見せた。またサングレーザーは4回走ってすべて馬券圏内に入ってきている。

一方、イスラボニータは3回走って勝利はゼロ。またサトノアラジンは不良馬場だった前走の天皇賞秋で惨敗を喫している。

道悪で強調できる種牡馬は?

種牡馬着別度数
ディープインパクト45- 54- 66-546/711
キングカメハメハ30- 35- 29-364/458
ステイゴールド30- 32- 32-393/487
ダイワメジャー28- 31- 33-330/422
アドマイヤムーン21- 18- 9-175/223
ハービンジャー19- 26- 25-230/300
マンハッタンカフェ19- 22- 28-225/294
フジキセキ10- 6- 13- 88/117
スウェプトオーヴァーボード4- 4- 4- 77/ 89
スニッツェル1- 1- 2- 21/ 25
ジョーカプチーノ1- 1- 0- 5/ 7
ゴスホークケン1- 1- 0- 5/ 7
種牡馬勝率複勝率単回値複回値
ディープインパクト6.3%23.2%7675
キングカメハメハ6.6%20.5%8461
ステイゴールド6.2%19.3%7976
ダイワメジャー6.6%21.8%11285
アドマイヤムーン9.4%21.5%15980
ハービンジャー6.3%23.3%115101
マンハッタンカフェ6.5%23.5%9683
フジキセキ8.5%24.8%11092
スウェプトオーヴァーボード4.5%13.5%5157
スニッツェル4.0%16.0%2238
ジョーカプチーノ14.3%28.6%730198
ゴスホークケン14.3%28.6%7495

集計期間:2013. 1.14 ~ 2017.11.11


※芝1600〜2400m
※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※やや重、重馬場、不良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外

ディープインパクトやキングカメハメハといったクラシック血統はパフォーマンスを下げる傾向に。一方、ハービンジャーやマンハッタンカフェ、フジキセキやダイワメジャーは高い回収率を記録している。このあたりに注目していくのも面白いだろう。


マイルCS2017の予想分析…サトノアラジン春秋マイル王へ!2つの期待と不安

(C)Ko-Mei

2017年11月19日、京都競馬場において秋のマイル王決定戦マイルチャンピオンシップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。

2014年皐月賞馬イスラボニータ、前哨戦の富士ステークスを快勝し急遽武豊騎手からムーア騎手に乗り替わりが発表されたエアスピネル、スプリンターズステークス連覇のレッドファルクス、個性派逃げ馬マルターズアポジー。

これらの強豪達が多数出走し、大混戦が予想される今年のマイルチャンピオンシップ。

今回は春のマイル王安田記念馬であるサトノアラジンにフォーカス。好走への期待と不安を挙げていこう。


期待① 前走内容とローテーション

前走は10月29日に東京競馬場芝2000mで行われたGⅠ天皇賞(秋)だったが、史上最悪の馬場とも言われた状況でキタサンブラックと武豊騎手が神がかり的な騎乗で勝利する中、サトノアラジンはいいところなく8.6秒差の最下位18着に沈んだ。

ただし、雨を極端に嫌がるサトノアラジンはパドックの段階から走る気が失せていたという話もある。

鞍上の川田騎手もレース後に「少しでも雨が降ると良くない馬」とコメントしている。

とはいえ、これだけの着差や今回の追い切り後の川田騎手のコメント「全く走ることができなかったので馬券を買ってくれていたお客さんには申し訳ない」からも必ずしも本気で走っておらず余力を残してレースをこなしたと思われる。

実際、厩舎サイドによれば、天皇賞(秋)のレース後の疲れはないとのことで、当初、この秋は3戦の予定としていたところを急遽変更し、マイルチャンピオンシップの後は昨年と同様に12月10日の香港マイルに向かうことになった。


また、前走天皇賞(秋)組は過去10年間で18頭が出走し3勝3着1回と前走レース別では最多勝利となっていて、3着以内の4頭はすべて過去にGⅠ連対経験のある馬となっていてサトノアラジンは条件に該当することからも期待が持てる。

期待② 血統

サトノアラジンの血統は父ディープインパクト、母マジックストームである。

ディープインパクト産駒は過去10年で32頭出走し、3勝2着2回3着2回と好走し、ここ5年連続で3着以内に入っている。

種牡馬別成績の中でも出走頭数が断トツに多いことから(2位がダンスインザダークの11頭)も、ディープインパクト産駒の活躍が期待できるレースと言うことができる。

不安① 年齢

年齢別では、古馬の充実期を迎える4歳が過去10年で3勝、5歳が4勝している。

サトノアラジンは6歳だが、6歳馬は過去10年で35頭が出走し、2勝2着1回3着1回と4歳馬5歳馬にどうしても見劣りする結果となっている。

まだ1度も3着以内に入ったことのない3歳馬よりは期待できるものの、不安を拭い去るほどの成績を6歳馬は残していないのが現状と言える。

不安② 天候と馬場

もう一つの不安点はやはり天候と馬場である。

サトノアラジン陣営はパンパンの良馬場でのレース開催を希望しているが、土曜日に全国的に雨が予想されている今週末、どこまで馬場が回復するかは不透明でありつつも大きな鍵を握ってくる。

稍重までなら過去に勝利した経験もあるのでこなせる可能性があるが、道悪になればなるほどサトノアラジンにとって不利な条件になることは間違いなく、運を味方につけることができるかどうかが大きな要素となってしまっている。


まとめ

春のマイル王決定戦GⅠ安田記念を7番人気ながら見事勝利に導いた川田騎手とのコンビでのぞむ今回のマイルチャンピオンシップ。

次走で出走予定の香港マイルで昨年7着に敗れた雪辱を果たすため、一足先に昨年1番人気にもかかわらず5着に敗れたこのレースでの雪辱を果たし、香港マイル制覇へはずみをつけることができるだろうか。


東スポ杯2歳S2017の予想分析…ワグネリアン、制覇への3つの期待と2つの不安

(C)@Arappa

2017年11月18日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。

今年で22回目を迎えるこのレースは、過去にも翌年の皐月賞や日本ダービーで上位入線する馬を多数輩出するなど2歳戦の中ではクラシック登竜門として非常に重要なステップレースである。

ここでは、今回の出走予定馬中、最も有力な一頭であるワグネリアンに期待してその根拠などを述べていきたい。


期待① 前走内容

前走、9月16日に阪神競馬場芝1600メートルで行われた、2歳限定オープン特別の野路菊ステークスでワグネリアンは2着のディロスに2馬身2分の1、0.4秒差の圧勝をした。

雨・重馬場の悪条件下ではあったものの中段やや後方から進んだワグネリアンは鞍上の福永騎手も自信の騎乗ぶりで、3コーナー過ぎから新馬戦同様にごちゃつくかもしれないインには入らず外を回って進出を開始する。

そして、直線に入って気合を入れてからのワグネリアンは瞬発力を発揮し、ゴール前は持ったままでゴールインするほど余裕を残した圧勝となり、新馬・オープン特別と2連勝を飾った。

今回の出走予定馬の中で2連勝で挑むのはワグネリアンだけである。

期待② 出走回数と前走勝利

過去10年の傾向を見ると出走回数が2回以下の馬が8勝している。

また、前走勝利した馬が過去10年の中で9勝しているというデータもある。


これは、新馬戦→東スポ杯、新馬戦→未勝利戦→東スポ杯、新馬戦→特別戦→東スポ杯のいずれかの臨戦過程から挑む馬が有力ということを示している。

ワグネリアンは上記の条件にはすべて該当している。

また、2歳の若駒のレースということもあり、使い減りは心配されるところだが、ワグネリアンは2ヶ月間隔での出走と無理使いをせず、むしろ予定通りの出走プランでここまで来ているのではないかと思われる所もあり問題はない。

期待③&不安① ディープインパクト産駒

前走の野路菊ステークス、走りを見てディープインパクト産駒らしさを感じた方は多いに違いない。

父ディープインパクトと同じ金子真人ホールディングスの持ち馬、勝負服ということもあり重ね合わせやすい印象もあるかもしれない。

ディープインパクトはどんな条件でも好走したが、東京競馬場の芝/1800mという条件では過去5年の種牡馬別成績でも最も好成績を残している。

——————————————–
着別度数 勝率 複勝率
——————————————–
53-41-46-240/380 13.8% 36.8%
——————————————–

ただし、東京スポーツ杯2歳ステークスで過去に1着となったことがあるのはなぜか2011年のディーププリランテのみ。

2013年に単勝1.8倍の断トツ1番人気だったサトノアラジンが5着に敗れたのを筆頭に勝利とは縁がない点は不安材料といえるかもしれない。

不安② 長距離輸送

どんな若駒にも常につきまとう不安点である初めての長距離輸送。


栗東・友道康夫厩舎所属で新馬戦は中京競馬場、野路菊ステークスは阪神競馬場と関西圏でのレースだったワグネリアンにとって、今回は初の関東圏でのレースとなる。

来年のクラシック戦線を見据えて満を持しての東上となるわけだが、馬体重が450キロと比較的小柄のワグネリアンにとって、輸送による想定外の体重減などの影響には特に注意したい所。

陣営としても、もちろん様々な想定をした上で輸送を行うはずだが、当日の馬体重発表には注視しておかなくてはならない。

まとめ

今回、レース出走中、唯一の連勝無敗馬であるワグネリアン。

クラシック街道の先頭を走っているとも言えるワグネリアンにとって今回は試金石となる一戦となるが自身の力でもって道を切り開き、さらに駆け抜けていくレースを期待される。


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