小倉大賞典2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2021年2月21日、小倉競馬場で小倉大賞典(GⅢ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるボッケリーニ、フェアリーポルカ、カデナ、デンコウアンジュ、ヴァンケドミンゴらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にする。


目次

小倉大賞典の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は2勝、2着は1回、3着は2回。ハンデ戦のレースだが、2倍台の馬は複勝率100%と安定感がある。

単勝万馬券クラスの馬も時折馬券に絡むが、狙い目は単勝10倍台の馬。4勝を挙げており、狙うならここか。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 金杯組で明暗

中山金杯と京都金杯、同じ金杯だが、中山金杯組が好調なのに対し、京都金杯組は過去10年で未勝利、明暗がはっきり分かれている。

中山金杯組の傾向は、コンマ6秒以内の負けまでに留めた馬がポイントに。京都金杯組は、1秒以上の大敗を喫していた馬の巻き返しか3着以内に入ったうまか。

カデナやヴァンケドミンゴはコンマ9秒負け、中山金杯組で面白そうなのはコンマ5秒負けのアールスター。かなりの馬を削れそうだ。

予想参考データ② 狙いは前走重賞組

典型的なハンデ戦の傾向で、斤量減の馬が面白いのだが、1キロ台の減少だと頭数のわりにあまり結果を出せていない。2キロ減の減少がおすすめ。もしくは1キロ以上の斤量増が面白い。

斤量別で見ると、57キロと55キロ、56キロがいい。56.5キロや57.5キロとなると状況は厳しい。

ボッケリーニは斤量2キロ増で面白い。トーラスジェミニとテリトーリアルは56.5キロと微妙な状態に。斤量2キロ減ではヴァンランディのみ。

予想参考データ③ 人気馬の前走レベル

ボッケリーニの前走は中日新聞杯だったが、12月開催になってからの中日新聞杯の中ではややタイムが遅め。小倉日経オープンは去年の有馬記念2着のサラキアに健闘している。あとは斤量2キロ増がどうか。

フェアリーポルカの前走はターコイズステークスだったが、うまく立ち回り、斤量差を考慮すれば十分勝ち負けのレベル。しかし、久しぶりの牡馬との対戦がどのような影響を与えるか。

カデナをはじめ複数の馬が中山金杯に出ていたが、勝ちタイムはそこまで強調できない。前目の馬が上位を独占する中で、アールスターが最後方から目立つ走り。狙うならそこか。

2021年の危険な人気馬は?

カデナは人気になる見込みだが、ここ最近は調子が上がらない。去年の覇者で前走からの流れ次第はさほど変わらないが、やや負けすぎか。小倉大賞典の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ヴァンケドミンゴは2つ目の消しデータに合致している。大外から内枠へ、チャンスはあるかもしれないが、どちらかといえば福島巧者。

反対にボッケリーニは危険なデータに一つも当てはまらない。着実に実力を積み重ね、2キロ増でもやれる。2キロ増が嫌われて人気を落とすようなら面白い。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ボッケリーニと言えそうだ。

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