カテゴリー:コラム

ショウナンアデラが引退!産駒への期待や血統から導く可能性は?

(C)馬空

2014年に阪神ジュベナイルフィリーズ(GI/阪神芝外回り1600m)を制して2歳女王に輝いたショウナンアデラ(牝5)が競走馬登録を抹消し、引退が決まった。

今後は北海道日高町のクローバーファームで繁殖牝馬となる予定だ。

ショウナンアデラの血統や繁殖牝馬としての素質、産駒への期待はどういったものなのだろうか?

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

ディープインパクト
オールウェイズウィリング
母の父 ElusiveQuality
母の母 AlwaysLoyal
性別
馬齢 5歳
生年月日 2012年2月10日
毛色 鹿毛
馬主 国本哲秀
調教師 二ノ宮敬宇(美浦)
生産牧場 下河辺牧場
産地 日高町
馬名意味 冠名+人名より

賞金

総賞金 84,175,000
内付加賞 1,575,000
収得賞金(平地) 20,750,000
収得賞金(障害) 0

血統評価は?

ショウナンアデラはディープインパクト×Elusive Qualityという血統。典型的なディープインパクトの成功配合だ。

母系を見てみると、比較的仕上がりが早い血脈であることが分かる。

父Elusive Qualityは仕上がりの早いミスプロ系種牡馬。母母のAlways Loyalはフランス1000ギニー(桜花賞に相当)の勝ち馬だ。早い段階で活躍できるだけの素質を持った馬だった、と言える。

実際、阪神ジュベナイルフィリーズはクラシック血統×早熟血統という配合の馬が走りやすいレースとして知られている。ショウナンアデラにとって、最高の舞台で、最高の勝ち方ができた、と言えるわけだ。

繁殖牝馬としての可能性と、産駒への期待

父ディープインパクト、母父ミスプロ系ということで、配合できる種牡馬の幅はそれほど多くない。ただでさえ体質があまり強くないだけに、あまり血が濃くなりすぎるのは避けたいところ。現実的にはノーザンダンサー系種牡馬と交配するのがベターではないか。

「つけられる種牡馬の選択肢に限りがある」と書くとあまり良い印象を抱かないかもしれないが、強い仔を産む可能性は十分にあるのではないだろうか?

なぜなら、母母Always Loyalだけでなく、その母のBalbonellaもフランスGIロベールパパン賞の勝ち馬であり、フランスで発展してきた名牝系なのだ。さらにAlways Loyalの半兄アナバーは種牡馬としても大成功を収めている。

ショウナンアデラ自身が2歳GIを勝っているわけで、能力の高さに疑いの余地はない。

「名牝系×能力が高い」という、繁殖牝馬としてこれ以上ない素質を持っているわけだ。

母と同じように、仔が再びGIの舞台で輝くシーンが待たれる。

全競争成績・結果

日付 レース名 人気 着順
170401 ダービーHG3 9 16
160724 福島テレ 3 6
160515 ヴィクトG1 11 16
141214 阪神ジュG1 5 1
141122 からまつ500* 1 1
141012 未勝利・牝* 1 1
140803 新馬 1 2

集計期間:2014. 8. 3 ~ 2017. 4. 1


ステイゴールド産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、買い方ガイド


ここではステイゴールド産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
母の父 デイクタス
母の母 ダイナサツシユ
性別
馬齢 8歳
生年月日 1994年3月24日
毛色 黒鹿毛
馬主 (有)社台レースホース
調教師 池江泰郎(栗東)
生産牧場 白老ファーム
産地 白老町
馬名意味  「いつまでも輝く」「輝き続ける」

賞金

総賞金 762,993,000
内付加賞 8,693,000
収得賞金(平地) 346,200,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 B
スピード B
パワー D
スタミナ A

ステイゴールド解説 ~ホームランか三振か、タフな条件に強い長距離砲~

現役時代は「なかなか勝てない馬」でした。「主な勝ち鞍:阿寒湖特別」とやゆされた時期もありました。

しかし、勝ちきれなかっただけで能力が低かったわけではありません。抜群の闘争心を武器にGI戦線で活躍しました。その闘争心は種牡馬となってからも産駒に確実に受け継がれています。

種牡馬としての特徴といえば、とにかくタフな条件に強いこと。

ディープインパクトやキングカメハメハのような“エリート種牡馬”の産駒は疲労に弱かったり、飽きやすかったり、エリートっぽい弱点があります。一方、ステイゴールドはいわば叩き上げの成り上がり種牡馬です。昇級戦で相手が強くなると負けん気の強さを発揮し、馬群を苦にせず、重馬場で期待値を挙げます。

どんなに悪い条件でも諦めない。だから人々に愛されたのでしょうね。

そんな“愛さずにはいられない”馬の産駒たちの特徴を見ていきましょう。

産駒の特徴

・闘争心が持ち味。逆境に強い
・個体によって能力差が激しい
・クラシック血統だが、穴馬基質がある
・パワーがないため、ダートはNG

“買い時”

・内枠に入った馬
・距離短縮馬
・重馬場、荒れ馬場(連続開催時)
・叩き3戦目以降

※考察で使用するデータは特別な注釈がない限り、以下が対象

・過去3年の芝レース
・3番人気以下、かつ単勝100倍未満の穴馬
・2〜5歳
・初出走、およびキャリア26戦以上を除外
・連闘、および半年以上の休み明けを除外

買い時① 内枠に入った馬

負けん気の強いステイゴールド産駒は内枠に入った時に真価を発揮します。

馬群に入って揉まれることを苦にしないどころか、「ジャマだ、ボケー!」と言わんばかりに実力以上の力を発揮してきます。

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 4.3% 17.9% 126 71
2枠 6.7% 28.1% 77 110
3枠 8.0% 21.5% 99 78
4枠 5.3% 16.0% 39 75
5枠 7.5% 23.0% 101 88
6枠 3.6% 20.7% 52 72
7枠 5.1% 22.6% 54 77
8枠 4.4% 20.3% 54 90

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

内と外で好走率、回収値ともに大きな開きがあることが分かります。1枠の成績が低いですが、これは1枠が苦手というわけではありません。最近の傾向として、1枠は過剰人気になりがち。一方、詰まるリスクというのは常にある。詰まるリスクは変わっていないのに、人気になっているということで、1枠はあまり妙味がなくなっているんです。(ステイゴールドどうこうではなく、全体的な傾向として1枠の成績がよくなくなっている、という意味です)

ステイゴールドの内枠、特に2、3枠くらいに入ったら狙ってみるといいでしょう。

買い時② 距離短縮馬

前走より短い距離を走る場合、前走よりペースが厳しくなることがほとんどです。厳しい条件になってこそ真価を発揮するのがステイゴールド産駒ですから、当然距離短縮は絶好の買い時になります。

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 6.6% 21.7% 84 78
今回延長 4.6% 21.5% 53 82
今回短縮 5.4% 20.5% 84 92

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

複勝回収値は90オーバーと、標準以上の数字を記録しています。特に距離短縮馬が内枠に入った時は狙い目です。

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 7.7% 25.6% 228 115
2枠 6.1% 15.2% 41 130
3枠 6.3% 21.9% 98 130
4枠 4.5% 20.5% 28 124
5枠 7.9% 21.1% 152 77
6枠 0.0% 28.0% 0 83
7枠 7.8% 21.6% 91 65
8枠 2.0% 14.0% 26 38

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.17

ご覧のとおりです。「距離短縮のステイゴールドが内枠に入った時は買い」と覚えておきましょう。

買い時③ 重馬場、荒れ馬場(連続開催時)

スタミナの問われる条件になってこそ、ステイゴールドは実力を発揮します。

好走率が上がっていることに加え、回収値が標準より大幅に高い。

良馬場時の成績より明らかに向上しています。さらに開催が進めば進むほど、期待値が上がります。

日次他 勝率 複勝率 単回値 複回値
初開催 5.3% 19.6% 64 77
連開催 6.6% 26.9% 105 101

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

連続開催時のほうが期待値が高いことがわかります。

買い時④ 叩き3戦目以降

もうステイゴールドという馬は本当にドMですね(笑)。エリートたちは休み明けの期待値が高いわけですが、ステゴ産駒は全く当てはまりません。

むしろ休み明けや叩き2戦目は期待値が低いんです。

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
2週 4.1% 24.9% 48 98
3週 5.0% 19.9% 90 72
4週 9.0% 25.9% 101 91
5~ 9週 5.5% 21.4% 64 84
10~25週 4.9% 16.9% 63 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25
レース検索

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
明け2戦 7.7% 24.8% 99 93
明け3戦 2.8% 20.0% 83 91
明け4戦 8.2% 27.6% 104 81
明け5戦 6.9% 25.9% 119 118
明け6~ 8.2% 22.4% 82 73

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧の通り、とにかく休み明けの期待値が低く、使われて良くなっていきます。

とにかくステイゴールドは厳しい条件で買い。反対に生ぬるい条件だとやる気が出ないので、嫌ったほうがいいでしょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※単勝100倍未満の穴馬は対象外
※新馬戦は対象外
※キャリア26戦以上の消耗した馬は対象外
※連闘、および半年以上の休み明けを対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 8.8% 26.6% 57 77
3歳 10.0% 27.9% 77 82
4歳 10.7% 27.7% 89 73
5歳 9.7% 30.8% 90 102
6歳 16.2% 21.6% 101 54
7歳 0.0% 0.0% 0 0
8歳

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0.0% 12.5% 0 47
400~419kg 8.7% 22.6% 94 91
420~439kg 7.7% 25.8% 64 82
440~459kg 10.3% 27.2% 70 76
460~479kg 10.5% 29.7% 87 83
480~499kg 13.5% 31.2% 94 84
500~519kg 14.3% 37.4% 109 73
520~539kg 0.0% 33.3% 0 56
540~

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 12.1% 31.4% 104 83
2枠 12.2% 32.2% 83 97
3枠 10.1% 26.2% 92 74
4枠 9.0% 22.0% 52 69
5枠 10.2% 28.0% 93 82
6枠 8.8% 27.2% 57 67
7枠 9.5% 29.6% 57 78
8枠 9.2% 26.6% 93 93

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 14.1% 31.5% 133 85
2番 10.6% 29.8% 66 75
3番 14.3% 36.0% 104 115
4番 7.7% 29.5% 34 70
5番 9.1% 29.4% 83 85
6番 12.0% 23.2% 110 68
7番 10.9% 27.7% 69 88
8番 8.3% 20.5% 47 49
9番 10.8% 31.8% 81 80
10番 9.3% 29.3% 54 88
11番 10.8% 32.3% 83 87
12番 6.8% 26.3% 60 66
13番 11.2% 24.3% 100 77
14番 6.6% 20.9% 55 60
15番 11.1% 27.8% 106 127
16番 8.5% 18.3% 133 64
17番 3.0% 27.3% 11 115
18番 0.0% 11.1% 0 72

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 36.7% 72.9% 91 98
2番人気 18.6% 48.6% 72 80
3番人気 13.0% 35.1% 77 67
4番人気 11.2% 35.5% 96 85
5番人気 7.0% 25.1% 76 73
6番人気 7.5% 23.8% 105 89
7番人気 3.2% 16.9% 67 80
8番人気 4.2% 17.5% 119 112
9番人気 5.7% 12.0% 152 79
10番人気 1.4% 7.5% 38 58
11番人気 1.0% 8.7% 18 76
12番人気 0.0% 6.1% 0 45
13番人気 0.0% 8.0% 0 114
14番人気 0.0% 4.0% 0 74
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0.0% 0.0% 0 0
18番人気

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬
未勝利 9.5% 26.9% 76 79
500万下 10.0% 27.1% 78 76
1000万下 13.2% 32.3% 123 94
1600万下 12.9% 34.7% 67 80
OPEN特別 7.4% 24.1% 31 51
G3 7.8% 23.4% 69 91
G2 4.4% 28.9% 7 124
G1 7.7% 23.1% 48 74

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

場所別集計

場所 勝率 複勝率 単回値 複回値
札幌 9.9% 31.9% 110 80
函館 10.8% 27.7% 89 67
福島 9.9% 27.8% 102 78
新潟 10.6% 28.4% 77 78
東京 12.2% 31.5% 87 88
中山 11.2% 32.6% 72 93
中京 6.9% 20.2% 57 61
京都 10.2% 27.0% 88 81
阪神 8.5% 21.7% 54 67
小倉 7.6% 25.9% 74 93

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 0.0% 0.0% 0 0
1150m
1200m 6.0% 18.8% 55 89
1300m
1400m 9.0% 19.5% 79 82
1500m 14.3% 21.4% 258 75
1600m 9.1% 28.6% 75 87
1700m
1800m 11.0% 29.6% 85 78
1900m
2000m 9.6% 26.7% 74 79
2100m
2200m 9.9% 32.6% 99 99
2300m 0.0% 44.4% 0 133
2400m 13.2% 30.9% 77 59
2500m 11.1% 25.0% 48 43
2600m 11.0% 32.9% 64 78
2800m
3000m 40.0% 60.0% 66 144
3200m 66.7% 66.7% 536 190
3400m
3600m 0.0% 50.0% 0 120

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 10.6% 28.9% 79 83
芝・稍重 7.8% 23.0% 87 70
芝・ 重 8.6% 21.9% 60 65
芝・不良 5.9% 41.2% 14 108

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 7.1% 29.6% 50 89
3週 10.5% 28.1% 98 76
4週 13.1% 33.9% 82 84
5~ 9週 10.5% 27.7% 80 85
10~25週 8.5% 22.0% 74 73
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦 8.2% 25.1% 73 78
明け3戦 9.9% 29.3% 103 91
明け4戦 10.8% 31.9% 96 78
明け5戦 9.5% 31.0% 90 103
明け6~ 13.8% 32.7% 81 73

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 8.8% 23.9% 75 58
平地・先行 12.9% 33.6% 104 102
平地・中団 10.5% 28.5% 74 79
平地・後方 7.4% 22.5% 69 72
平地・マクリ 8.6% 31.4% 23 50
3F 1位 15.3% 38.0% 86 76
3F 2位 14.0% 36.0% 87 82
3F 3位 10.0% 29.7% 62 73
3F ~5位 12.4% 30.3% 94 77
3F 6位~ 7.0% 22.0% 74 86

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 9.6% 27.3% 73 80
昇級戦 11.8% 29.4% 94 80
降級戦 18.3% 39.4% 167 110

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 11.0% 29.6% 81 82
±200以内 10.3% 29.6% 78 86
±400以内 10.0% 28.4% 76 83
±600以内 10.0% 28.0% 78 81
今回延長 8.7% 26.1% 73 77
今回短縮 10.3% 27.5% 83 84
500m以上延長 10.0% 21.1% 96 49
500m以上短縮 14.0% 18.6% 152 63

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 6.3% 10.7% 100 66

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25


キングカメハメハ産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、買い方ガイド


ここではキングカメハメハ産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

Kingmambo
マンファス
母の父 LastTycoon
母の母 PilotBird
性別
馬齢 3歳
生年月日 2001年3月20日
毛色 鹿毛
馬主 金子真人
調教師 松田国英(栗東)
生産牧場 ノーザンファーム
産地 早来町
馬名意味 ハワイ全島を統一したカメハメハ大王

賞金

総賞金 429,733,000
内付加賞 45,733,000
収得賞金(平地) 186,500,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 A
スピード A
パワー A
スタミナ C

キングカメハメハ解説 ~非サンデー系のエース!万能のリーディングサイアー~

キングマンボ系はサンデーサイレンス系と双璧をなす瞬発力血統です。特にキングカメハメハは日本ダービーとNHKマイルカップを勝ったことで分かるように、日本の競馬に抜群の適性を示しています。

しかも「万能性」という意味ではディープインパクトをはるかに凌ぐ優秀な種牡馬です。代表産駒を見てみると……

芝短距離 ロードカナロア
芝中距離 ドゥラメンテ、ルーラーシップ、ローズキングダム、ラブリーデイ
ダート ホッコータルマエ、ベルシャザール
牝馬 アパパネ

芝、ダート、距離、牡馬、牝馬を問わず活躍馬を幅広く出しています。苦手なのは長距離戦くらいという超万能種牡馬なのです。ディープインパクトはダートが苦手ですし、距離も1200mや3000m以上になるとパフォーマンスを落としますから、いかにキングカメハメハが優れているか、わかります。

そんな万能性があるからこそ、取捨選択がとても難しい。しっかりとチェックしていきましょう。

産駒の特徴

・万能。芝、ダート、距離など条件を選ばない
・基本スピード血統だがタフな条件もこなす
・疲れのないフレッシュな状態で買い
・強いて言えばスタミナが弱点

“買い時”

・内枠に入った馬
・休み明けなど疲労がない馬
・前走先行した馬
・前走上がり1位
・ダート的な要素を求められる馬場

買い時① 内枠

意外と知られていませんが、キングカメハメハ産駒は内枠巧者が多い。基本的にキングマンボ系=ミスプロ系だけあってパワーがあるので、他馬に当たり負けせず、馬群を割ることができるんです。

枠順別の成績を見てみると……

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 5.2% 23.5% 44 94
2枠 7.3% 26.4% 140 104
3枠 6.9% 27.5% 51 83
4枠 9.5% 22.2% 91 63
5枠 6.7% 20.2% 84 81
6枠 6.6% 25.2% 135 101
7枠 5.3% 21.9% 43 59
8枠 5.9% 19.9% 45 58

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、明らかに内枠の成績がいいですよね。(現代競馬は内枠有利なので外枠の数字が落ちるのは当たり前ですが)7、8枠の成績と比べると大きな差があることがわかります。

例えばヒットザターゲットの戦績を見てください。

好走した重賞の枠順を見てみると……

新潟大賞典 1着 1枠1番
小倉大賞典 1着 3枠5番
京都大賞典 1着 2枠2番
目黒記念 1着 1枠1番
札幌記念 2着 3枠5番

すべて5番以内であることが分かります。キンカメ産駒が内枠に入ったら、侮らない方がいいでしょう。

買い時② 休み明けなど疲労がない馬

キングカメハメハ産駒は疲労が蓄積するとパフォーマンスを下げる傾向にあります。この辺りはディープインパクト産駒と共通するところですね。

長距離が苦手なのは本質的にスタミナがそれほどないから。スタミナがない=体力がないということは疲労に弱いということです。

例えば間隔別の成績を見てみることにしましょう。

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
2週 8.2% 23.9% 118 71
3週 6.3% 25.5% 84 89
4週 3.6% 19.4% 53 72
5~ 9週 6.4% 20.9% 57 64
10~25週 8.2% 25.0% 90 94

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、間隔が空けば開くほど、好走率、回収値ともに上昇しているのが分かります。

さらに休み明けからの成績を見てみると……

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
明け2戦 5.8% 22.9% 47 78
明け3戦 4.7% 26.0% 27 96
明け4戦 9.8% 31.5% 262 113
明け5戦 9.2% 20.0% 114 51
明け6~ 6.3% 21.5% 80 60

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

休み明けの成績がいい分、明け2戦目で反動が出やすいんですね。休み明けで走る分、「叩き2戦目でさらに前進!」という人間の心理が働き、オッズ的な妙味がなくなることも回収値が低くなっている要因だと考えられます。

3、4戦目で立て直すので、ここが2つ目の狙い目です。しかし、5戦を過ぎると徐々に疲労が蓄積されてくるのでパフォーマンスが落ちてくる。

・フレッシュなキンカメは買え!
・疲れているキンカメは嫌え!

覚えておくといいでしょう。

買い時③ 前走先行した馬

こちらもディープインパクト同様、先行した馬の期待値が高いです。

能力が高いことに加え、キングカメハメハ産駒はダート適性が高い。ダートは瞬発力より持続力が求められますから、長くいい脚を使うポテンシャルを秘めているわけですね。

前走の脚質別の成績を見てみると、

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 6.3% 25.4% 48 84
平地・先行 8.0% 28.8% 83 92
平地・中団 5.8% 21.0% 58 68
平地・後方 6.3% 20.3% 111 81
平地・マクリ 20.0% 20.0% 106 38

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

他の項目より複勝率は10%近く違うことがわかります。

ディープインパクトやキングカメハメハの産駒は「瞬発力が凄い!」というイメージがあるので、差し馬は常に過剰人気になってしまう傾向にあるんです。どんなに強くても、先行馬はなかなか人気になりません。

その典型的な例が、宝塚記念を勝ったラブリーデイでしょう。

日付 レース名 着順 人気
151101 天皇賞秋G1 1
151012 京都大賞G2 1
150628 宝塚記念G1 6
150606 鳴尾記念G3 2
150503 天皇賞春G1 8
150322 阪神大賞G2 3
150215 京都記念G2 3
150104 中山金杯HG3 4
141206 金鯱賞G2 6
141109 アルゼンHG2 6
140713 七夕賞HG3 2
140601 目黒記念HG2 1
140426 メトロポH 1
140315 中日新聞HG3 4

集計期間:2012. 8.19 ~ 2016.10.30

これだけ安定して走っているのに、目黒記念以降、宝塚記念までは1度も1番人気になっていません。さすがに宝塚記念を勝ったことで秋の重賞戦線では1番人気になることもありましたが、これだけ安定して走って1番人気がないというのは差し馬だったらなかなかないことです。

ちなみに芝の重賞における成績に限定しても、複勝率32%、複勝回収値140と高水準です。

人気になる差し馬より、人気にならない先行馬を買うべきでしょうね。

買い時④ 前走上がり1位(重賞)

「先行馬を買え」と真逆の項目に思われるかもしれませんが、捉え方としては「脚質」を見ているのではなく、「才能」を見ていると考えてください。

瞬発力が重要な日本の競馬において速い上がりを叩き出せるというのはれっきとした才能、大きな武器になります。

「もともと基礎能力が高いキンカメ+才能を示す上がり1位」が組み合わさったなら、かなりの好走率が見込めるというわけですね。

最近は平場だと厳しくなってきているのですが、重賞ではいまだに強さを見せています。

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 12.5% 37.5% 64 114
3F 2位 5.9% 17.6% 83 48
3F 3位 6.7% 46.7% 60 182
3F ~5位 9.5% 19.0% 78 44
3F 6位~ 7.7% 21.2% 67 74

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、上がり3位以内の馬の成績が図抜けています。

ちなみに条件問わず「前走先行」かつ「前走3位以内」だった馬の成績は……

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・先行 12.2% 46.3% 70 125

集計期間:2014. 1. 6 ~ 2016.12.25

というように、極めて信頼性が高くなっています。1、2番人気を含まず複勝率46%というのは驚異的といっていいでしょう。狙わない手はありませんよね?

買い時⑤ ダート的な要素を求められる荒れ馬場

これはデータに現れない傾向の話なので参考程度に頭に入れておいてください。

キングカメハメハとディープインパクトの最大の違いはダート適性があるかないか、にあります。

キングカメハメハはホッコータルマエやベルシャザールといったダートGI馬を輩出しているのに対し、ディープインパクトはほとんどダートの活躍馬を出せていません。

それもそのはず。キングカメハメハはもともとダートの名血ミスタープロスペクターの系統です。一方のディープインパクトは芝血統のサンデー系、しかも自身の馬体重が430キロ程度と、ダートに対応するパワーがなかったことを示唆しています。

だから、キングカメハメハ産駒はダート的な要素が求められる馬場でも走れるんです。

例えば12年の朝日チャレンジカップを例に取ってみましょう。このレースはダート的なパワーが求められる馬場状態で行われました。

結果、勝ったショウリュウムーンとともに馬券になったのはダート適性が高いシングスピール産駒のアドマイヤタイシと、同じく産駒はダートの勝ち鞍のほうが多いマヤノトップガン産駒タガノエルシコでした。

このレース、ショウリュウムーンの他にも17番人気のキングカメハメハ産駒キングストリートが4着に入ったのに対し、人気のディープインパクト産駒ヒストリカルとフレールジャックは掲示板にすら載れませんでした。

・開催が進んで馬場が荒れてダート的なパワーが必要な時
・ミスプロ系などのダート血統が走っている時

こういったシチュエーションの場合は、ディープインパクト産駒よりキングカメハメハ産駒を上に取りましょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※極端な人気薄は対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 17.3% 35.2% 64 71
3歳 10.9% 32.3% 63 76
4歳 12.2% 31.4% 73 69
5歳 12.1% 30.0% 135 102
6歳 1.9% 20.8% 26 76
7歳 7.1% 21.4% 67 49
8歳

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0.0% 0.0% 0 0
400~419kg 8.5% 19.1% 53 74
420~439kg 6.3% 23.1% 52 75
440~459kg 8.5% 28.9% 77 76
460~479kg 13.5% 35.4% 76 83
480~499kg 14.6% 34.4% 95 77
500~519kg 15.6% 37.1% 70 77
520~539kg 17.9% 33.3% 125 96
540~

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 14.2% 32.1% 89 85
2枠 9.3% 34.3% 87 105
3枠 11.8% 33.6% 65 75
4枠 13.2% 32.6% 87 71
5枠 13.1% 31.3% 80 78
6枠 9.5% 31.3% 101 89
7枠 13.3% 32.8% 64 68
8枠 9.9% 26.9% 50 65

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 13.6% 32.5% 67 66
2番 14.9% 35.1% 161 121
3番 10.7% 36.2% 42 98
4番 10.7% 33.6% 56 72
5番 12.1% 33.3% 78 75
6番 13.0% 37.0% 78 84
7番 11.3% 31.4% 75 64
8番 16.1% 34.2% 81 75
9番 11.2% 29.6% 82 83
10番 13.7% 31.5% 83 72
11番 11.2% 32.2% 96 100
12番 9.7% 31.9% 117 86
13番 10.0% 26.4% 57 67
14番 15.4% 33.0% 75 67
15番 6.5% 28.7% 28 78
16番 9.2% 17.1% 53 34
17番 3.2% 12.9% 19 27
18番 2.6% 21.1% 15 52

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 35.7% 63.6% 90 84
2番人気 17.2% 52.9% 74 88
3番人気 15.6% 43.0% 92 85
4番人気 8.8% 31.3% 75 75
5番人気 6.4% 29.5% 67 85
6番人気 6.3% 22.9% 74 80
7番人気 4.3% 16.5% 76 68
8番人気 2.0% 11.6% 45 70
9番人気 1.6% 7.0% 27 42
10番人気 2.5% 10.7% 83 95
11番人気 0.0% 5.1% 0 42
12番人気 5.7% 9.4% 296 99
13番人気 2.0% 4.1% 112 42
14番人気 0.0% 10.0% 0 203
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気
18番人気

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬
未勝利 11.7% 29.8% 65 69
500万下 10.7% 31.4% 93 81
1000万下 13.4% 34.5% 60 87
1600万下 12.0% 30.1% 92 74
OPEN特別 11.5% 31.0% 58 70
G3 10.1% 34.3% 48 92
G2 17.8% 35.6% 110 73
G1 10.7% 32.1% 71 92

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

場所別集計

場所 勝率 複勝率 単回値 複回値
札幌 7.6% 31.9% 107 91
函館 12.1% 31.3% 61 64
福島 8.6% 28.1% 89 72
新潟 8.4% 28.9% 65 75
東京 11.4% 28.9% 55 59
中山 11.0% 31.9% 51 73
中京 17.4% 31.5% 161 97
京都 12.8% 31.9% 56 74
阪神 13.1% 38.4% 94 102
小倉 10.8% 27.7% 70 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 7.1% 28.6% 12 92
1150m
1200m 6.5% 23.8% 40 65
1300m
1400m 10.2% 30.1% 73 84
1500m 0.0% 38.9% 0 77
1600m 12.4% 28.2% 88 68
1700m
1800m 11.9% 33.3% 77 86
1900m
2000m 14.5% 34.8% 96 84
2100m
2200m 9.6% 30.8% 81 78
2300m 0.0% 50.0% 0 122
2400m 12.4% 33.6% 47 66
2500m 7.1% 35.7% 33 95
2600m 17.4% 37.0% 68 66
2800m
3000m 0.0% 22.2% 0 64
3200m 0.0% 0.0% 0 0
3400m 0.0% 0.0% 0 0
3600m 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 12.0% 31.8% 76 81
芝・稍重 10.7% 29.3% 81 64
芝・ 重 10.3% 35.3% 53 74
芝・不良 14.3% 23.8% 123 50

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 10.4% 28.3% 83 69
3週 13.7% 35.2% 86 82
4週 14.6% 36.0% 83 84
5~ 9週 10.2% 29.3% 63 72
10~25週 10.3% 29.3% 75 81
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦 11.4% 31.7% 63 78
明け3戦 11.7% 35.1% 54 88
明け4戦 14.8% 38.3% 198 110
明け5戦 12.1% 29.0% 96 68
明け6~ 12.8% 32.6% 68 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 10.9% 28.7% 48 68
平地・先行 13.5% 36.7% 81 85
平地・中団 12.5% 32.0% 69 73
平地・後方 8.5% 25.5% 94 83
平地・マクリ 14.3% 35.7% 51 55
3F 1位 18.6% 43.0% 76 82
3F 2位 18.4% 39.2% 91 76
3F 3位 11.3% 36.7% 62 81
3F ~5位 15.0% 35.7% 99 81
3F 6位~ 6.8% 23.4% 69 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 11.7% 31.0% 83 80
昇級戦 12.5% 33.7% 51 72
降級戦 11.5% 39.6% 44 68

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 13.8% 34.9% 83 80
±200以内 12.4% 32.6% 82 80
±400以内 12.1% 32.1% 79 80
±600以内 11.8% 31.9% 77 79
今回延長 9.5% 27.3% 60 71
今回短縮 11.5% 32.1% 86 84
500m以上延長 2.4% 18.8% 6 43
500m以上短縮 13.2% 30.2% 95 74

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 3.9% 17.2% 52 82

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25


ハーツクライ産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、買い方ガイド


ここではハーツクライ産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
母の父 トニービン
母の母 ビユーパーダンス
性別
馬齢 5歳
生年月日 2001年4月15日
毛色 鹿毛
馬主 (有)社台レースホース
調教師 橋口弘次郎(栗東)
生産牧場 社台ファーム
産地 千歳市
馬名意味 心の叫び(アイリッシュダンスの演目のひとつ)

賞金

総賞金 555,731,000
内付加賞 18,531,000
収得賞金(平地) 213,300,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 A
スピード A
パワー C
スタミナ A

ハーツクライ解説 ~爆発力と底力が魅力のアンタイヒーロー~

競走馬時代、有馬記念で当時無敗だったディープインパクトを破りました。伏兵という立場を活かした思い切った競馬で才能を開花させると、次走のドバイシーマクラシックでは2着以下に影すら踏ませない圧勝劇を演じました。

キングジョージでは敗れこそしたものの、当時ヨーロッパ最強だったハリケーンランとエレクトロキューショニストの2頭と大接戦を演じて3着……。

・伏兵の立場を活かした大胆なレースぶりで真価を発揮
・古馬になってからも衰えない圧倒的な成長力
・欧州最高峰の中距離GIで激戦を演じられる驚異的なスタミナ

現役時代に見せたこれらの特徴はしっかりと産駒に受け継がれています。

ジャスタウェイは古馬になってから急成長を遂げて世界レーティング1位を獲得しました。ヌーヴォレコルトはオークスでハープスターという圧倒的1番人気馬を倒し、ウインバリアシオンやフェイムゲームらは天皇賞春で馬券に絡みました。

伏兵のときに力を発揮する血統なので、血統予想との相性は抜群。買い時が分かりやすいので、特徴をつかむことができれば軸馬として重宝することでしょう。

産駒の特徴

・サンデー系で最もスタミナがある種牡馬
・「長距離」、「晩成」、「大舞台での大駆け」が合言葉
・“王道の競馬”をすると取りこぼす
・大胆な競馬で真価を発揮する

“買い時”

・2000m以上の中長距離戦
・距離短縮馬
・キャリアの浅い高齢馬
・先行馬か決め手のある馬
・重賞の2番人気以下、特に重馬場時

買い時① 2000m以上の中長距離戦

現役時代に馬券になったGIはすべて2200m以上というスタミナ自慢。凱旋門賞馬トニービンのスタミナをしっかりと受け継ぎ、産駒に伝えています。

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 0.0% 100.0% 0 470
1150m
1200m 1.6% 17.7% 24 82
1300m
1400m 6.6% 19.7% 113 70
1500m 0.0% 36.4% 0 91
1600m 8.1% 19.4% 133 71
1700m
1800m 5.2% 22.6% 46 67
1900m
2000m 5.5% 27.3% 68 104
2100m
2200m 3.2% 22.1% 70 88
2300m 0.0% 0.0% 0 0
2400m 11.0% 32.9% 153 94
2500m 8.3% 33.3% 233 115
2600m 2.4% 14.3% 23 53
2800m
3000m 0.0% 0.0% 0 0
3200m 0.0% 66.7% 0 290
3400m
3600m

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離が長くなればなるほど、パフォーマンスを上げていることがわかります。とにかくスタミナの問われる条件で買うべきでしょう。

なお、2000m未満だと持続力が求められやすい1400mのパフォーマンスが一番高く、他の距離は総じて期待値が高くありません。特に上記の通り、1800mは回収値がかなり低いので、注意しましょう。

買い時② 距離短縮馬

スタミナが持ち味だと距離延長で良さそうなものですが、距離短縮馬のほうが狙えるのがハーツクライ産駒の特徴です。

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 5.6% 23.2% 56 77
±200以内 6.3% 24.9% 77 86
±400以内 6.0% 24.1% 81 84
±600以内 5.7% 23.6% 77 83
今回延長 5.5% 20.8% 91 80
今回短縮 6.1% 27.9% 92 96

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、距離短縮で大幅にパフォーマンスを上げていますよね。反対に距離延長はあまりよくありません。

なお、距離短縮馬が2000m以上のレースに出走した際の複勝率は37%超、複勝回収値は100を優に超える成績を記録しています。

買い時③ キャリアの浅い高齢馬は買い

ハーツクライ産駒の最大の特徴は「成長力」です。ディープインパクトやキングカメハメハといった典型的なクラシック血統の場合、3歳春の時点でそれなりに完成する一方で6歳以上の高齢になると途端にパフォーマンスを落とす傾向にあります。

一方、ハーツクライ産駒が本当に力をつけるのは古馬になってからです。さすがにキャリア過多になると消耗してよくありませんが、キャリアが浅い馬なら成長を望むこと、パフォーマンスの維持を期待することは可能です。

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
6歳 10.5% 28.9% 111 112
7歳 0.0% 25.0% 0 65

集計期間:2014. 1.11 ~ 2016.11. 6
※キャリア25戦以内

ウインバリアシオンは6歳で日経賞を制し、天皇賞春でも馬券になりました。また、メイショウナルトも6歳時に七夕賞を勝っています。

「キャリアの浅い高齢のハーツクライ産駒は買い」と覚えておきましょう。

買い時④ 決め手のある馬

ハーツクライの現役時代を思い出してもらえると、分かりやすいと思います。

日本ダービーやジャパンカップでは最後方から上がり最速で追い込んで2着になりました。父と同じく、圧倒的な決め手を持っている馬は強調できます。

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 8.6% 30.7% 81 92
3F 2位 10.2% 24.1% 100 66
3F 3位 6.7% 28.8% 115 125
3F ~5位 5.3% 27.2% 87 83
3F 6位~ 4.1% 19.5% 65 77

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、上がり上位の馬の成績が圧倒的に良いんです。

なお、

・2000m以上
・前走上がり3位以内

この条件になると、ほとんどベタ買いでも儲かります。

前走脚質別集計

勝率 複勝率 単回値 複回値
7.3% 31.5% 96 110

集計期間:2014. 1. 6 ~ 2016.12.25

決め手のある馬を狙っていきましょう。

買い時⑤ 距離短縮馬

ハーツクライは有馬記念でディープインパクトを破ったように、「伏兵」のときに「大胆な騎乗」をすることで真価を発揮します。反対に1番人気に支持されると、騎手は後方に控えたり、外を回したりする「安全な騎乗」、「王道の騎乗」をしようとします。そうなると、力を発揮できずに終わることが多い。

最高のサンプルといえるのがヌーヴォレコルトです。

レース名 距離S 着順 人気
エリザベG1 芝2200 1
オールカG2 芝2200 1
宝塚記念G1 芝2200 3
ヴィクトG1 芝1600 1
中山記念G2 芝1800 3
エリザベG1 芝2200 1
秋華賞G1 芝2000 1
ローズSG2 芝1800 2
優駿牝馬G1 芝2400 2
桜花賞G1 芝1600 5
チューリG3 芝1600 4
こうやま500* 芝1600 2
未勝利・牝* 芝1600 1
新馬・牝 芝1600 1

集計期間:2013.10.19 ~ 2017. 3.11
例えばオークスではハープスターという圧倒的な1番人気馬がいました。ヌーヴォレコルトは2番人気でしたが、「ハープスター1強」という様相が濃かったことは周知の事実かと思います。

ヌーヴォレコルトは伏兵でした。だからこそ、ハープスターより前で騎乗し、馬群を割って早めに抜け出して追いすがるライバルを抑えることができたんです。

一方、秋華賞やエリザベス女王杯では1番人気に支持されました。当然、騎手は「1番人気の騎乗」をします。しかし、これではハーツクライ産駒の潜在能力を引き出せないんです。実際、秋華賞では内々を回ったショウナンパンドラに足元をすくわれ、エリザベス女王杯では目標にされてラキシスに差し切られてしまいました。

そして中山記念ではイスラボニータやロゴタイプがいたため、再び伏兵という立場になりました。すると、最内を突く「大胆な騎乗」で皐月賞馬たちを蹴散らして見せました。

要するに、「目標になる人気馬=騎手が大胆な騎乗をしようと思う要素」があるかないかが大切になんですね。

事実、重賞における人気別の成績を見てみると……

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 29.6% 66.7% 74 88
2番人気 28.6% 57.1% 152 94
3番人気 11.8% 41.2% 60 88

集計期間:2014. 2.18 ~ 2016.12.17
1番人気馬より2、3番人気馬のほうが明らかに成績がいいというのは、他の種牡馬ではなかなかないことです。注視していきましょう。

なお、重賞では馬場が渋った時の期待値が高いことも付け加えておきましょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※極端な人気薄は対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 15.4% 35.6% 100 76
3歳 10.1% 30.2% 77 80
4歳 9.9% 32.3% 56 80
5歳 11.7% 31.3% 86 84
6歳 11.5% 30.8% 91 98
7歳 0.0% 25.0% 0 65
8歳

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0.0% 0.0% 0 0
400~419kg 0.0% 19.2% 0 88
420~439kg 10.7% 30.6% 109 79
440~459kg 9.2% 28.1% 52 68
460~479kg 12.4% 33.6% 90 101
480~499kg 10.9% 29.4% 78 67
500~519kg 15.6% 41.3% 82 82
520~539kg 7.8% 34.4% 31 71
540~ 0.0% 33.3% 0 57

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 11.7% 28.9% 68 64
2枠 14.1% 33.9% 84 81
3枠 14.5% 36.9% 150 98
4枠 11.4% 33.2% 65 78
5枠 11.0% 32.5% 61 81
6枠 8.7% 29.1% 80 92
7枠 9.5% 27.0% 48 63
8枠 9.0% 32.5% 65 87

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 10.1% 28.7% 58 64
2番 14.9% 36.0% 74 72
3番 14.1% 36.3% 95 81
4番 16.2% 37.3% 72 85
5番 16.5% 34.6% 154 96
6番 14.4% 36.0% 153 97
7番 11.2% 32.8% 78 77
8番 6.1% 32.1% 29 90
9番 3.4% 32.5% 18 76
10番 11.7% 29.2% 43 83
11番 8.9% 27.8% 34 53
12番 8.8% 25.3% 126 80
13番 6.5% 21.5% 47 70
14番 10.3% 25.0% 52 62
15番 5.7% 27.1% 31 80
16番 13.0% 33.3% 90 90
17番 0.0% 20.0% 0 66
18番 13.8% 37.9% 226 134

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 33.7% 62.6% 82 80
2番人気 19.0% 52.5% 79 86
3番人気 11.0% 41.4% 64 82
4番人気 9.3% 40.2% 76 92
5番人気 9.2% 31.6% 94 95
6番人気 6.2% 22.2% 90 77
7番人気 2.2% 17.0% 31 76
8番人気 2.3% 14.3% 52 72
9番人気 3.3% 11.0% 73 61
10番人気 2.3% 11.4% 66 88
11番人気 4.5% 6.7% 186 89
12番人気 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 2.4% 9.8% 127 129
14番人気 0.0% 5.3% 0 90
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気
18番人気

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬 0.0% 100.0% 0 330
未勝利 12.0% 31.8% 84 80
500万下 9.6% 29.3% 62 77
1000万下 12.7% 36.8% 89 91
1600万下 10.6% 30.8% 100 81
OPEN特別 4.5% 20.5% 10 42
G3 12.5% 37.5% 125 118
G2 13.8% 32.8% 48 57
G1 6.7% 28.9% 38 66

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 33.3% 66.7% 260 185
1150m
1200m 8.1% 27.9% 43 81
1300m
1400m 11.6% 27.4% 115 75
1500m 5.0% 40.0% 11 78
1600m 11.5% 24.7% 104 64
1700m
1800m 12.2% 31.3% 61 70
1900m
2000m 10.0% 35.3% 64 96
2100m
2200m 6.9% 30.3% 66 81
2300m 33.3% 33.3% 123 46
2400m 11.8% 34.6% 106 78
2500m 17.9% 39.3% 146 88
2600m 14.3% 31.4% 77 89
2800m
3000m 20.0% 40.0% 60 62
3200m 0.0% 50.0% 0 181
3400m 50.0% 75.0% 165 140
3600m

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 11.0% 31.8% 80 83
芝・稍重 12.4% 33.9% 69 74
芝・ 重 6.3% 20.0% 30 49
芝・不良 12.5% 37.5% 21 55

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 9.7% 28.6% 79 77
3週 13.3% 35.4% 80 79
4週 9.2% 29.8% 44 65
5~ 9週 12.0% 32.1% 98 86
10~25週 9.9% 30.7% 69 88
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦 9.7% 30.2% 47 67
明け3戦 11.4% 32.3% 108 93
明け4戦 8.7% 30.4% 71 87
明け5戦 11.5% 30.8% 91 73
明け6~ 12.8% 34.6% 82 85

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 4.5% 19.1% 15 45
平地・先行 13.5% 36.2% 95 85
平地・中団 11.8% 33.3% 77 83
平地・後方 8.7% 26.2% 73 79
平地・マクリ 6.5% 25.8% 28 48
3F 1位 16.0% 43.8% 81 90
3F 2位 18.1% 34.3% 91 68
3F 3位 15.5% 37.4% 108 99
3F ~5位 11.1% 34.7% 85 83
3F 6位~ 6.2% 24.0% 60 75

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 10.8% 31.3% 73 79
昇級戦 12.7% 33.2% 102 82
降級戦 11.3% 36.3% 78 105
新馬 13.0% 29.7% 90 70
未勝利 11.7% 32.9% 80 84
500万下 10.2% 28.7% 73 75
1000万下 11.1% 37.3% 76 88
1600万下 8.2% 28.2% 62 74
OPEN特別 11.4% 34.3% 144 113
G3 6.7% 31.7% 58 79
G2 6.8% 27.1% 24 107
G1 23.8% 42.9% 96 72

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 12.0% 32.2% 64 76
±200以内 11.3% 32.8% 74 82
±400以内 11.2% 31.9% 77 80
±600以内 11.0% 31.8% 75 81
今回延長 10.3% 29.9% 85 80
今回短縮 10.6% 33.3% 83 87
500m以上延長 10.3% 29.5% 82 88
500m以上短縮 8.0% 26.0% 19 82

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 5.4% 16.2% 93 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25


レーヌミノルの血統や次走、将来性は?桜花賞馬になれた理由

Horse Race Photo Studio

4月9日に行われた3歳牝馬クラシック第1戦の桜花賞(芝外回り1600m)でダイワメジャー産駒のレーヌミノル(牝3)がGI初制覇を果たした。

圧倒的な1番人気にソウルスターリングが支持されたレースだったが、早めに先頭へ抜け出すと二枚腰で後続を振り切り、1着でゴール板を駆け抜けた。

レーヌミノルの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

ダイワメジャー
ダイワエンジェル
母の父 タイキシャトル
母の母 プリンセススキー
性別
馬齢 3 歳
生年月日 2014年4月24日
毛色 栗毛
馬主 吉岡實
調教師 本田優(栗東)
生産牧場 フジワラフアーム
産地 新ひだか町
馬名意味 女王(仏)+冠名

血統評価は?

ダイワメジャー産駒は2歳の短距離重賞に強いものの、3歳になると期待値が下がります。これはダイワメジャー産駒の仕上がりが早いため、その時期に周りと差をつけられることが一つ。そして3歳になるとディープインパクト産駒やハーツクライ産駒といったクラシックで活躍するタイプの馬たちが力をつけてくるため、という2つの理由が大きい。

この馬も小倉2歳ステークスを圧勝しているように、仕上がりが早かった。ということで、本来なら尻すぼみになっていきそうな馬だっただけに、桜花賞馬になったという結果はかなり意外だった。

メジャーエンブレムのように母系が重厚で成長力のある血統ならまだ分かるが、レーヌミノルはそうではない。母父タイキシャトルは、ダイワメジャーと同じような特性を持っていて、基本的には仕上がりの早いスプリンタータイプ。基本的には1200〜1400mがベストというタイプに見える。

ということで、今後は徐々に短距離にシフトしていくと考えられる。

なぜ桜花賞を勝てたのか?

では、なぜベスト条件ではない桜花賞を勝てたのかというと、一番大きな要因はメンバー構成だったと考えられる。

春の牝馬クラシックと言えばディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒だが、前者は1頭しか、後者に至っては1頭も出走がなかった。唯一のディープインパクト産駒カワキタエンカにしても10番人気。しかも非社台馬で“エリート・ディープ産駒”とはいえない馬だ。

では人気になったのは何かといえば、フランケル産駒のソウルスターリング、ハーツクライ産駒のアドマイヤミヤビとリスグラシューだった。

フランケル産駒は当然ながらクラシックでは未知数。ハーツクライに関してはマイル以下のGIで勝ったのはジャスタウェイのみ。そのジャスタウェイにしても、不良馬場というスタミナが問われる条件(=適正距離が長い馬が有利な条件)だった。牝馬で区切れば2000mまで伸ばしても、GIは未勝利という状況にある。

要するに、桜花賞に適性がある馬が例年より少なかったわけだ。その感は、どうしても否めないだろう。

将来性や次走は?

前述の通り、血統的にはあまり伸びしろを見込むのは難しいという気がしてならない。近親にGI実績のある馬はほとんどいないし、ダイワメジャー×タイキシャトルという血統構成を見ても、なかなか難しそう。

あるとすれば、適正距離が短距離にシフトしていったときにどうか、といったところだ。

今後はオークスよりNHKマイルに向かったほうが良さそうだが、陣営はどのような決断を下すのか、注目される。


Facebookもチェック!

競馬TIMESについて

keiba_times_atoz1

投稿・執筆者募集

093524

公式Twitter&FB

Twitter_logo_blue FB-f-Logo__blue_72

カテゴリー

アーカイブ

写真提供

競馬TIMESでは以下の写真家の方々にご協力いただいております

写真家一覧

※写真提供は随時募集しております。お問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです

ページ上部へ戻る