帝王賞とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- 帝王賞は、大井競馬場のダート2000m(外回り・右)で行われる4歳以上のJpnⅠ。上半期の古馬のダート中距離の大一番で、2026年は7月1日(水)に第49回が行われた
- 1着賞金は2026年が8,000万円。負担重量は定量の57kg(牝馬は2kg減)。2002〜2024年は6月の水曜日、2025・2026年は7月初めの水曜日に行われた
- GⅠに格付けされた1997〜2026年の30回では、JRA所属の馬が22勝、地方所属の馬が8勝。地方所属の最後の勝ちは2010年のフリオーソ(船橋)で、2011〜2026年はJRA所属の馬が16年続けて勝っている
- 2勝した馬は4頭。2022・2023年のメイショウハリオと、2025・2026年のミッキーファイトが連覇している

目次
帝王賞とは、大井競馬場のダート2000mで行われる4歳以上のJpnⅠで、上半期の古馬のダート中距離の大一番だ。2026年は7月1日(水)に第49回が行われ、1着賞金は8,000万円だった。本記事では、レースの条件と賞金、日程、GⅠに格付けされた1997〜2026年の歴代優勝馬、表から数えたJRA所属と地方所属の勝ち数、1978年からの歴史をまとめる。
帝王賞とは?大井・ダート2000mの上半期のJpnⅠ
帝王賞は、地方競馬の大井競馬場で毎年行われる古馬のダートの重賞で、格付けはJpnⅠだ。地方競馬のレースだが、JRA所属の馬も地方所属の馬も同じレースに出られる。2026年の古馬のダートのJpnⅠでは、4月の川崎記念(川崎・2100m)と並ぶ上半期の中距離のレースだ。
回数は1978年の第1回から通して数えていて、2026年が第49回になる。
JpnⅠとGⅠの表記の違いと、中央と地方の馬が一緒に走る仕組みは「ダートグレード競走とは」で整理している。
帝王賞のレースの条件(2026年)
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | JpnⅠ |
| 競馬場 | 大井競馬場 |
| コース | ダート2000m(外回り・右回り) |
| 出走できる馬 | サラブレッド系4歳以上 |
| 負担重量 | 定量(57kg、牝馬は2kg減) |
| 1着賞金 | 8,000万円(2026年) |
大井の2000mは外回りを使い、4コーナーの奥からスタートして、最初のコーナーまで約500mある。同じ距離で東京ダービー・ジャパンダートクラシック・東京大賞典も行われる。
最寄り駅からの行き方とコースの数字は「大井競馬場ガイド」にまとめた。
1着賞金の移り変わり
1着の本賞金は、年によって次のように変わってきた。
| 年 | 1着の本賞金 |
|---|---|
| 1997・1998年 | 7,100万円 |
| 1999・2000年 | 7,000万円 |
| 2001〜2004年 | 8,000万円 |
| 2005〜2010年 | 7,000万円 |
| 2011〜2020年 | 6,000万円 |
| 2021年 | 7,000万円 |
| 2022〜2026年 | 8,000万円 |
帝王賞の日程(2026年の結果と2027年)
2026年の帝王賞は、7月1日(水)に大井競馬場で行われた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年7月1日(水) |
| 競馬場 | 大井競馬場(東京都品川区) |
| コース | ダート2000m(外回り・右回り) |
| 回 | 第49回 |
| 頭数 | 13頭 |
| 1着 | ミッキーファイト(JRA、戸崎圭太騎手、1番人気) |
| 勝ちタイム | 2分02秒8(稍重) |
2着は2025年と同じくアウトレンジ(JRA)で、3着はディクテオン(大井)だった。ミッキーファイトは2025年に続く連覇になった。
2027年の帝王賞は、6月30日(水)に第50回が行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。2002〜2024年は6月の水曜日(6月19〜30日)に行われ、2025年は7月2日(水)、2026年は7月1日(水)と7月初めの水曜日だった。
帝王賞の歴代優勝馬(1997〜2026年)
GⅠに格付けされた1997年から2026年までの30回の優勝馬は次のとおり。所属は勝ったときの馬の所属(JRAか、地方競馬の所属の地区)。格は各年の競走成績の表記による。
| 年 | 回 | 格 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 騎手 | 人気 | タイム | 馬場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第49回 | JpnⅠ | ミッキーファイト | 牡5 | JRA | 戸崎圭太 | 1番人気 | 2:02.8 | 稍重 |
| 2025 | 第48回 | JpnⅠ | ミッキーファイト | 牡4 | JRA | C.ルメール | 1番人気 | 2:03.1 | 良 |
| 2024 | 第47回 | JpnⅠ | キングズソード | 牡5 | JRA | 藤岡佑介 | 3番人気 | 2:06.9 | 稍重 |
| 2023 | 第46回 | JpnⅠ | メイショウハリオ | 牡6 | JRA | 濱中俊 | 2番人気 | 2:01.9 | 良 |
| 2022 | 第45回 | JpnⅠ | メイショウハリオ | 牡5 | JRA | 濱中俊 | 5番人気 | 2:03.3 | 良 |
| 2021 | 第44回 | JpnⅠ | テーオーケインズ | 牡4 | JRA | 松山弘平 | 4番人気 | 2:02.7 | 重 |
| 2020 | 第43回 | JpnⅠ | クリソベリル | 牡4 | JRA | 川田将雅 | 2番人気 | 2:05.3 | 重 |
| 2019 | 第42回 | JpnⅠ | オメガパフューム | 牡4 | JRA | D.レーン | 3番人気 | 2:04.4 | 重 |
| 2018 | 第41回 | JpnⅠ | ゴールドドリーム | 牡5 | JRA | C.ルメール | 2番人気 | 2:04.2 | 良 |
| 2017 | 第40回 | JpnⅠ | ケイティブレイブ | 牡4 | JRA | 福永祐一 | 6番人気 | 2:04.4 | 重 |
| 2016 | 第39回 | JpnⅠ | コパノリッキー | 牡6 | JRA | 武豊 | 5番人気 | 2:03.5 | 不良 |
| 2015 | 第38回 | JpnⅠ | ホッコータルマエ | 牡6 | JRA | 幸英明 | 1番人気 | 2:02.7 | 良 |
| 2014 | 第37回 | JpnⅠ | ワンダーアキュート | 牡8 | JRA | 武豊 | 3番人気 | 2:03.5 | 不良 |
| 2013 | 第36回 | JpnⅠ | ホッコータルマエ | 牡4 | JRA | 幸英明 | 3番人気 | 2:03.0 | 不良 |
| 2012 | 第35回 | JpnⅠ | ゴルトブリッツ | 牡5 | JRA | 川田将雅 | 2番人気 | 2:03.0 | 良 |
| 2011 | 第34回 | JpnⅠ | スマートファルコン | 牡6 | JRA | 武豊 | 1番人気 | 2:01.1 | 良 |
| 2010 | 第33回 | JpnⅠ | フリオーソ | 牡6 | 船橋 | 戸崎圭太 | 5番人気 | 2:03.4 | 稍重 |
| 2009 | 第32回 | JpnⅠ | ヴァーミリアン | 牡7 | JRA | 武豊 | 1番人気 | 2:03.6 | 不良 |
| 2008 | 第31回 | JpnⅠ | フリオーソ | 牡4 | 船橋 | 戸崎圭太 | 1番人気 | 2:04.7 | 稍重 |
| 2007 | 第30回 | JpnⅠ | ボンネビルレコード | 牡5 | JRA | 的場文男 | 5番人気 | 2:04.3 | 良 |
| 2006 | 第29回 | GⅠ | アジュディミツオー | 牡5 | 船橋 | 内田博幸 | 2番人気 | 2:02.1 | 良 |
| 2005 | 第28回 | GⅠ | タイムパラドックス | 牡7 | JRA | 武豊 | 2番人気 | 2:03.5 | 重 |
| 2004 | 第27回 | GⅠ | アドマイヤドン | 牡5 | JRA | 安藤勝己 | 1番人気 | 2:04.0 | 稍重 |
| 2003 | 第26回 | GⅠ | ネームヴァリュー | 牝5 | 船橋 | 佐藤隆 | 4番人気 | 2:04.6 | 不良 |
| 2002 | 第25回 | GⅠ | カネツフルーヴ | 牡5 | JRA | 松永幹夫 | 6番人気 | 2:03.7 | 稍重 |
| 2001 | 第24回 | GⅠ | マキバスナイパー | 牡6 | 船橋 | K.デザーモ | 7番人気 | 2:04.4 | 良 |
| 2000 | 第23回 | GⅠ | ファストフレンド | 牝6 | JRA | 蛯名正義 | 2番人気 | 2:05.6 | 良 |
| 1999 | 第22回 | GⅠ | メイセイオペラ | 牡5 | 岩手 | 菅原勲 | 1番人気 | 2:04.0 | 稍重 |
| 1998 | 第21回 | GⅠ | アブクマポーロ | 牡6 | 船橋 | 石崎隆之 | 1番人気 | 2:03.4 | 稍重 |
| 1997 | 第20回 | GⅠ | コンサートボーイ | 牡5 | 大井 | 的場文男 | 4番人気 | 2:04.9 | 良 |
格の表記は、1997〜2006年がGⅠ、2007年からがJpnⅠだ。1997〜2000年の性齢は当時の数え年で記録されているが、表では今の数え方に直している。
30回の勝ちタイムで最も速いのは、2011年のスマートファルコンの2分01秒1(良)。2分01秒台はこの年と2023年のメイショウハリオ(2分01秒9)の2回だけで、最も遅いのは2024年のキングズソードの2分06秒9(稍重)だ。
表から数えられること(JRA所属と地方所属の勝ち数、連覇、騎手、人気、年齢)
ここからの数字は、上の表(GⅠに格付けされてからの1997〜2026年の30回)から編集部が数えたものだ。
JRA所属と地方所属の勝ち数
| 所属 | 勝ち数 | 勝った年と馬 |
|---|---|---|
| JRA | 22勝 | ― |
| 船橋 | 6勝 | 1998年 アブクマポーロ、2001年 マキバスナイパー、2003年 ネームヴァリュー、2006年 アジュディミツオー、2008・2010年 フリオーソ |
| 大井 | 1勝 | 1997年 コンサートボーイ |
| 岩手 | 1勝 | 1999年 メイセイオペラ |
| 地方所属の合計 | 8勝 | ― |
地方所属の馬は、1997〜2010年の14回では8勝とJRA所属の馬(6勝)を上回っていた。2011年からは16年続けてJRA所属の馬が勝っている。地元の大井所属の馬が勝ったのは、この30回では1997年のコンサートボーイだけだ。
2勝した馬と連覇
30回で2勝した馬は4頭。3勝以上した馬はいない。
| 優勝馬 | 勝った年 | 所属 |
|---|---|---|
| フリオーソ | 2008・2010年 | 船橋 |
| ホッコータルマエ | 2013・2015年 | JRA |
| メイショウハリオ | 2022・2023年(連覇) | JRA |
| ミッキーファイト | 2025・2026年(連覇) | JRA |
続けて勝った連覇は、メイショウハリオとミッキーファイトの2頭だ。
2勝以上した騎手と調教師
騎手で最も多く勝ったのは、武豊騎手の5勝(2005・2009・2011・2014・2016年)。次いで戸崎圭太騎手が3勝(2008・2010・2026年)で、2008・2010年は船橋のフリオーソでの勝ちだ。2勝は、的場文男騎手(1997・2007年)、川田将雅騎手(2012・2020年)、幸英明騎手(2013・2015年)、C.ルメール騎手(2018・2025年)、濱中俊騎手(2022・2023年)の5人になる。
調教師では、船橋の川島正行調教師が4勝(2003・2006・2008・2010年)で最も多い。2勝は、松田博資調教師(2004・2005年)、西浦勝一調教師(2013・2015年)、岡田稲男調教師(2022・2023年)、田中博康調教師(2025・2026年)だ。
優勝馬の人気
| 人気 | 勝ち数 |
|---|---|
| 1番人気 | 9勝 |
| 2番人気 | 7勝 |
| 3番人気 | 4勝 |
| 4番人気 | 3勝 |
| 5番人気 | 4勝 |
| 6番人気 | 2勝 |
| 7番人気 | 1勝 |
1〜3番人気の馬が30回のうち20勝。最も人気のなかった優勝馬は、2001年のマキバスナイパー(船橋)の7番人気で、8番人気以下の優勝はない。
年齢と牝馬
年齢(今の数え方)では、4歳が7勝、5歳が12勝、6歳が8勝、7歳が2勝、8歳が1勝。最年長の優勝は、2014年のワンダーアキュートの8歳だ。牝馬の優勝は、2000年のファストフレンドと2003年のネームヴァリュー(船橋)の2頭になる。
30回の馬場は、良が12回、稍重が8回、重が5回、不良が5回だった。
年末に同じ大井の2000mで行われるGⅠの条件と歴代優勝馬は「東京大賞典とは」で並べている。
帝王賞の歴史(1978年の第1回から)
帝王賞は、南関東の地方重賞から始まり、JRAの馬を招く競走、交流競走を経て、ダートグレード競走のJpnⅠになったレースだ。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1978年 | 第1回。地方の重賞として、2800mで行われる |
| 1986年 | 第9回から中央競馬招待競走になり、距離が2000mになる |
| 1995年 | JRAとのダート交流重賞になる |
| 1996年 | 4月から6月の開催に移る |
| 1997年 | GⅠに格付けされる |
| 2002年 | この年から毎年、水曜日に行われる |
| 2007年 | 格の表記がJpnⅠになる |
| 2022年 | 1着の本賞金が8,000万円に上がる |
| 2025年 | 7月2日(水)の開催になり、ミッキーファイトが勝つ |
| 2026年 | 7月1日(水)に第49回が行われ、ミッキーファイトが連覇する |
1986〜1995年は4月に行われていた。
帝王賞の馬券の買い方
帝王賞は大井競馬場の地方競馬のレースなので、馬券は地方競馬の投票サービスで買う。地方競馬の全レースを発売するSPAT4と楽天競馬なら買える一方、オッズパークは南関東4場を除くため大井のレースは買えず、JRAのネット投票(即PAT・A-PAT)はJRAが発表した発売レースに限られる(2026年10月時点)。
それぞれのサービスの違いと始め方は「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
帝王賞のまとめ
帝王賞は、大井競馬場のダート2000mで行われる4歳以上のJpnⅠで、上半期の古馬のダート中距離の大一番だ。1978年に始まり、1995年に交流重賞、1997年にGⅠになった。1997〜2026年の30回ではJRA所属の馬が22勝、地方所属の馬が8勝で、2011年からはJRA所属の馬が16年続けて勝っている。2026年は7月1日(水)に第49回が行われ、ミッキーファイトが連覇した。
秋のダートの大きなレースは「JBCとは」と「チャンピオンズカップのレースガイド」でまとめている。
よくある質問
- 帝王賞とはどんなレース?
- 大井競馬場のダート2000mで毎年行われる4歳以上のJpnⅠだ。JRA所属の馬と地方所属の馬が一緒に走る上半期のダート中距離の大一番で、2026年は7月1日(水)に第49回が行われた。
- 2027年の帝王賞はいつ?
- 2027年は6月30日(水)に第50回が行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。2002〜2024年は6月の水曜日、2025年は7月2日(水)、2026年は7月1日(水)に行われた。
- 帝王賞の1着賞金はいくら?
- 2026年は8,000万円。1着の本賞金は、2011〜2020年が6,000万円、2021年が7,000万円で、2022年から8,000万円になっている。
- 帝王賞で地方競馬の馬は何勝している?
- GⅠに格付けされた1997〜2026年の30回で8勝。船橋所属が6勝、大井所属と岩手所属が1勝ずつだ。最後に勝った地方所属の馬は、2010年のフリオーソ(船橋)になる。
- 帝王賞を連覇した馬は?
- 1997〜2026年の30回では、2022・2023年のメイショウハリオと、2025・2026年のミッキーファイトの2頭だ。ほかにフリオーソとホッコータルマエも2勝しているが、どちらも1年あいている。






