かしわ記念とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- かしわ記念は、船橋競馬場のダート1600m(左回り)で行われる4歳以上のJpnⅠ。ゴールデンウィークに行われる古馬のダートのマイルの大一番で、2026年は5月5日(火・祝)に第38回が行われた
- 1着賞金は2026年が8,000万円。負担重量は定量の57kg(牝馬は2kg減)。2027年は5月4日(火・祝)に第39回が行われる予定(南関東の公式が発表した現段階の予定)
- GⅢに格付けされた1997〜2026年の30回では、JRA所属の馬が23勝、地方所属の馬が7勝で、地方所属の7勝はすべて地元の船橋所属の馬だった
- 最多勝はエスポワールシチーとコパノリッキーの3勝。父ゴールドアリュールの産駒が30回のうち8勝している

目次
かしわ記念とは、船橋競馬場のダート1600mで行われる4歳以上のJpnⅠで、ゴールデンウィークに行われる古馬のダートのマイルの大一番だ。2027年は5月4日(火・祝)に第39回が行われる予定で、1着賞金は2026年が8,000万円だった。本記事では、レースの条件と賞金、日程、GⅢに格付けされた1997〜2026年の歴代優勝馬、表から数えたJRA所属と地方所属の勝ち数、1978年からの歴史をまとめる。
かしわ記念とは?船橋・ダート1600mの古馬のJpnⅠ
かしわ記念は、地方競馬の船橋競馬場で毎年5月に行われる古馬のダートの重賞で、格付けはJpnⅠだ。地方競馬のレースだが、JRA所属の馬も地方所属の馬も同じレースに出られる。2026年に船橋競馬場で行われたJpnⅠは、かしわ記念だけだ。
名前は、船橋競馬場の前身で1950年まで開かれていた柏競馬場にちなむ。回数は南関東の重賞になった1989年を第1回として数えていて、2026年が第38回だった。
JpnⅠとGⅠの表記の違いと、中央と地方の馬が一緒に走る仕組みは「ダートグレード競走とは」で整理している。
かしわ記念のレースの条件と賞金(2026年)
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | JpnⅠ |
| 競馬場 | 船橋競馬場 |
| コース | ダート1600m(左回り) |
| 出走できる馬 | サラブレッド系4歳以上 |
| 負担重量 | 定量(57kg、牝馬は2kg減) |
| 1着賞金 | 8,000万円(2026年) |
負担重量は2002年まで別定で、2003年から定量になった。
コースの形と最寄り駅からの行き方は「船橋競馬場ガイド」にまとめた。
1着賞金の移り変わり
1997年からの1着の本賞金は、次のように変わってきた。
| 年 | 格 | 1着の本賞金 |
|---|---|---|
| 1997〜2000年 | GⅢ | 3,000万円 |
| 2001・2002年 | GⅢ・GⅡ | 4,000万円 |
| 2003・2004年 | GⅡ | 4,500万円 |
| 2005〜2020年 | GⅠ・JpnⅠ | 6,000万円 |
| 2021年 | JpnⅠ | 7,000万円 |
| 2022〜2026年 | JpnⅠ | 8,000万円 |
かしわ記念の日程(2026年の結果と2027年)
2026年のかしわ記念は、5月5日(火・祝)に船橋競馬場で行われた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年5月5日(火・祝) |
| 競馬場 | 船橋競馬場(千葉県船橋市) |
| コース | ダート1600m(左回り) |
| 回 | 第38回 |
| 頭数 | 13頭 |
| 1着 | ウィルソンテソーロ(JRA、川田将雅騎手、3番人気) |
| 勝ちタイム | 1分38秒6(良) |
2着はミッキーファイト(JRA)でクビ差、3着はロードフォンス(JRA)だった。ウィルソンテソーロは7歳での勝ちだった。
2027年のかしわ記念は、5月4日(火・祝)に船橋競馬場で第39回が行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。1997〜2004年は5月8日〜6月4日の水曜日に行われ、GⅠになった2005年からは、ゴールデンウィークの5月1〜6日に行われている。
かしわ記念の歴代優勝馬(1997〜2026年)
GⅢに格付けされた1997年から2026年までの30回の優勝馬は次のとおり。所属は勝ったときの馬の所属(JRAか、地方競馬の所属の地区)。格は各年の競走成績の表記による。
| 年 | 回 | 格 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 騎手 | 人気 | タイム | 馬場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第38回 | JpnⅠ | ウィルソンテソーロ | 牡7 | JRA | 川田将雅 | 3番人気 | 1:38.6 | 良 |
| 2025 | 第37回 | JpnⅠ | シャマル | 牡7 | JRA | 川須栄彦 | 2番人気 | 1:39.2 | 良 |
| 2024 | 第36回 | JpnⅠ | シャマル | 牡6 | JRA | 川須栄彦 | 6番人気 | 1:39.0 | 不良 |
| 2023 | 第35回 | JpnⅠ | メイショウハリオ | 牡6 | JRA | 濱中俊 | 2番人気 | 1:39.3 | 良 |
| 2022 | 第34回 | JpnⅠ | ショウナンナデシコ | 牝5 | JRA | 吉田隼人 | 2番人気 | 1:38.9 | 稍重 |
| 2021 | 第33回 | JpnⅠ | カジノフォンテン | 牡5 | 船橋 | 張田昂 | 2番人気 | 1:39.3 | 稍重 |
| 2020 | 第32回 | JpnⅠ | ワイドファラオ | 牡4 | JRA | 福永祐一 | 6番人気 | 1:38.6 | 良 |
| 2019 | 第31回 | JpnⅠ | ゴールドドリーム | 牡6 | JRA | C.ルメール | 2番人気 | 1:40.2 | 稍重 |
| 2018 | 第30回 | JpnⅠ | ゴールドドリーム | 牡5 | JRA | C.ルメール | 2番人気 | 1:39.2 | 良 |
| 2017 | 第29回 | JpnⅠ | コパノリッキー | 牡7 | JRA | 武豊 | 2番人気 | 1:39.9 | 良 |
| 2016 | 第28回 | JpnⅠ | コパノリッキー | 牡6 | JRA | 武豊 | 3番人気 | 1:39.2 | 稍重 |
| 2015 | 第27回 | JpnⅠ | ワンダーアキュート | 牡9 | JRA | 和田竜二 | 4番人気 | 1:37.4 | 良 |
| 2014 | 第26回 | JpnⅠ | コパノリッキー | 牡4 | JRA | 田邊裕信 | 2番人気 | 1:39.2 | 良 |
| 2013 | 第25回 | JpnⅠ | ホッコータルマエ | 牡4 | JRA | 幸英明 | 2番人気 | 1:37.8 | 良 |
| 2012 | 第24回 | JpnⅠ | エスポワールシチー | 牡7 | JRA | 佐藤哲三 | 3番人気 | 1:36.5 | 重 |
| 2011 | 第23回 | JpnⅠ | フリオーソ | 牡7 | 船橋 | 戸崎圭太 | 2番人気 | 1:38.2 | 稍重 |
| 2010 | 第22回 | JpnⅠ | エスポワールシチー | 牡5 | JRA | 佐藤哲三 | 1番人気 | 1:36.8 | 良 |
| 2009 | 第21回 | JpnⅠ | エスポワールシチー | 牡4 | JRA | 佐藤哲三 | 2番人気 | 1:35.9 | 重 |
| 2008 | 第20回 | JpnⅠ | ボンネビルレコード | 牡6 | JRA | 的場文男 | 3番人気 | 1:37.6 | 稍重 |
| 2007 | 第19回 | JpnⅠ | ブルーコンコルド | 牡7 | JRA | 幸英明 | 1番人気 | 1:37.4 | 稍重 |
| 2006 | 第18回 | GⅠ | アジュディミツオー | 牡5 | 船橋 | 内田博幸 | 1番人気 | 1:38.6 | 良 |
| 2005 | 第17回 | GⅠ | ストロングブラッド | 牡6 | JRA | 内田博幸 | 5番人気 | 1:37.9 | 良 |
| 2004 | 第16回 | GⅡ | ナイキアディライト | 牡4 | 船橋 | 石崎隆之 | 4番人気 | 1:39.7 | 良 |
| 2003 | 第15回 | GⅡ | スターリングローズ | 牡6 | JRA | 福永祐一 | 2番人気 | 1:38.2 | 重 |
| 2002 | 第14回 | GⅡ | トーシンブリザード | 牡4 | 船橋 | 石崎隆之 | 1番人気 | 1:36.5 | 不良 |
| 2001 | 第13回 | GⅢ | タマモストロング | 牡6 | JRA | 小池隆生 | 6番人気 | 1:38.1 | 不良 |
| 2000 | 第12回 | GⅢ | ビーマイナカヤマ | 牡6 | JRA | 鹿戸雄一 | 1番人気 | 1:40.8 | 良 |
| 1999 | 第11回 | GⅢ | サプライズパワー | 牡5 | 船橋 | 石崎隆之 | 3番人気 | 1:39.5 | 良 |
| 1998 | 第10回 | GⅢ | アブクマポーロ | 牡6 | 船橋 | 石崎隆之 | 1番人気 | 1:35.4 | 重 |
| 1997 | 第9回 | GⅢ | バトルライン | 牡4 | JRA | 武豊 | 1番人気 | 1:37.9 | 良 |
格の表記は、1997〜2001年がGⅢ、2002〜2004年がGⅡ、2005・2006年がGⅠ、2007年からがJpnⅠだ。2005年からの22回が最上位の格(GⅠ・JpnⅠ)のレースになる。1997〜2000年の性齢は当時の数え年で記録されているが、表では今の数え方に直している。距離は30回とも1600mだ。
30回の勝ちタイムで最も速いのは、1998年のアブクマポーロの1分35秒4(重)。次いで2009年のエスポワールシチーの1分35秒9(重)で、1分35秒台はこの2回だけだ。最も遅いのは2000年のビーマイナカヤマの1分40秒8(良)になる。
表から数えられること(JRA所属と地方所属の勝ち数、複数回の勝ち、騎手、人気、年齢)
ここからの数字は、上の表(GⅢに格付けされてからの1997〜2026年の30回)から編集部が数えたものだ。
JRA所属と地方所属の勝ち数
| 期間 | 回数 | JRA所属 | 地方所属 |
|---|---|---|---|
| 1997〜2026年(全体) | 30回 | 23勝 | 7勝(すべて船橋) |
| 1997〜2004年(GⅢ・GⅡ) | 8回 | 4勝 | 4勝 |
| 2005〜2026年(GⅠ・JpnⅠ) | 22回 | 19勝 | 3勝 |
地方所属の7勝は、1998年のアブクマポーロ、1999年のサプライズパワー、2002年のトーシンブリザード、2004年のナイキアディライト、2006年のアジュディミツオー、2011年のフリオーソ、2021年のカジノフォンテンで、7頭とも地元の船橋所属だ。船橋以外の地方所属の馬は、この30回では勝っていない。2022年からはJRA所属の馬が5年続けて勝っている。
2勝以上した馬
30回で2勝以上した馬は4頭。
| 優勝馬 | 勝った年 | 所属 |
|---|---|---|
| エスポワールシチー | 2009・2010・2012年(3勝) | JRA |
| コパノリッキー | 2014・2016・2017年(3勝) | JRA |
| ゴールドドリーム | 2018・2019年(連覇) | JRA |
| シャマル | 2024・2025年(連覇) | JRA |
続けて勝った連覇は、エスポワールシチー(2009・2010年)、コパノリッキー(2016・2017年)、ゴールドドリーム、シャマルの4頭だ。3連覇した馬はいない。
父で見ると、ゴールドアリュールの産駒が8勝している。エスポワールシチーの3勝、コパノリッキーの3勝、ゴールドドリームの2勝で、30回のうち2009〜2019年の11回で8勝を占める。
2勝以上した騎手と調教師
騎手で最も多く勝ったのは、石崎隆之騎手の4勝(1998・1999・2002・2004年)で、4勝とも船橋所属の馬での勝ちだ。3勝は武豊騎手(1997・2016・2017年)と佐藤哲三騎手(2009・2010・2012年)。2勝は、福永祐一騎手(2003・2020年)、内田博幸騎手(2005・2006年)、幸英明騎手(2007・2013年)、C.ルメール騎手(2018・2019年)、川須栄彦騎手(2024・2025年)の5人になる。
調教師では、船橋の川島正行調教師(1999・2006・2011年)、安達昭夫調教師(2009・2010・2012年)、村山明調教師(2014・2016・2017年)の3勝が最も多い。2勝は、佐藤正雄調教師(2001・2015年)、平田修調教師(2018・2019年)、松下武士調教師(2024・2025年)だ。
優勝馬の人気
| 人気 | 勝ち数 |
|---|---|
| 1番人気 | 7勝 |
| 2番人気 | 12勝 |
| 3番人気 | 5勝 |
| 4番人気 | 2勝 |
| 5番人気 | 1勝 |
| 6番人気 | 3勝 |
最も多く勝っているのは2番人気の12勝で、1番人気の7勝を上回る。1〜3番人気の馬が30回のうち24勝した。最も人気のなかった優勝馬は6番人気で、2001年のタマモストロング、2020年のワイドファラオ、2024年のシャマルの3頭。7番人気以下の優勝はない。
年齢と牝馬、馬場
年齢(今の数え方)では、4歳が7勝、5歳が6勝、6歳が10勝、7歳が6勝、9歳が1勝。最年長の優勝は、2015年のワンダーアキュートの9歳だ。7歳以上の馬が7勝していて、2025年のシャマルと2026年のウィルソンテソーロも7歳だった。
牝馬の優勝は、30回で2022年のショウナンナデシコ(JRA)だけになる。
30回の馬場は、良が16回、稍重が7回、重が4回、不良が3回だった。1分36秒台までの勝ちタイムは5回あり、そのうち4回は重か不良の馬場で出ている。
同じダートの1600mで行われるJRAのGⅠの条件と歴代優勝馬は「フェブラリーステークスとは」で並べている。
かしわ記念の歴史(1978年の創設から)
かしわ記念は、南関東の準重賞から始まり、JRAとの交流重賞を経て、ダートグレード競走のJpnⅠになったレースだ。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1978年 | 1800mの南関東の準重賞として始まる |
| 1989年 | 南関東の重賞になる(この年を第1回として数える) |
| 1996年 | JRAとのダート交流重賞になり、距離が1600mになる |
| 1997年 | GⅢに格付けされる |
| 2002年 | GⅡになる |
| 2003年 | 負担重量が別定から定量になる |
| 2005年 | GⅠになる。この年から5月の初めに行われる |
| 2007年 | 格の表記がJpnⅠになる |
| 2022年 | 1着の本賞金が8,000万円になる。ショウナンナデシコが勝つ |
| 2026年 | 5月5日(火・祝)に第38回が行われ、ウィルソンテソーロが勝つ |
かしわ記念の馬券の買い方
かしわ記念は船橋競馬場の地方競馬のレースなので、馬券は地方競馬の投票サービスで買う。地方競馬の全レースを発売するSPAT4と楽天競馬なら買える一方、オッズパークは南関東4場を除くため船橋のレースは買えず、JRAのネット投票(即PAT・A-PAT)はJRAが発表した発売レースに限られる(2026年10月時点)。
それぞれのサービスの違いと始め方は「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
かしわ記念のまとめ
かしわ記念は、船橋競馬場のダート1600mで行われる4歳以上のJpnⅠで、ゴールデンウィークの古馬のダートのマイルの大一番だ。1996年に交流重賞になり、1997年にGⅢ、2005年にGⅠになった。1997〜2026年の30回ではJRA所属の馬が23勝、地方所属の馬が7勝で、地方所属の勝ちはすべて地元の船橋所属の馬だった。2027年は5月4日(火・祝)に第39回が行われる予定だ。
よくある質問
- かしわ記念とはどんなレース?
- 船橋競馬場のダート1600mで毎年5月に行われる4歳以上のJpnⅠだ。JRA所属の馬と地方所属の馬が一緒に走る、古馬のダートのマイルの大一番で、2026年は5月5日(火・祝)に第38回が行われた。
- かしわ記念の歴代優勝馬で最も多く勝った馬は?
- GⅢに格付けされた1997〜2026年の30回では、エスポワールシチー(2009・2010・2012年)とコパノリッキー(2014・2016・2017年)の3勝が最も多い。2勝はゴールドドリームとシャマルで、どちらも連覇だ。
- かしわ記念の1着賞金はいくら?
- 2026年は8,000万円。1着の本賞金は、GⅠになった2005年から2020年までが6,000万円、2021年が7,000万円で、2022年から8,000万円になっている。
- 2027年のかしわ記念はいつ?
- 2027年5月4日(火・祝)に船橋競馬場で第39回が行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。日程は変わることがある。
- かしわ記念で地方競馬の馬は何勝している?
- 1997〜2026年の30回で7勝し、7勝すべてが地元の船橋所属の馬だ。最後に勝った地方所属の馬は、2021年のカジノフォンテン(船橋)になる。






