さきたま杯とは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- さきたま杯は、浦和競馬場のダート1400m(左回り)で行われる3歳以上のJpnⅠ。2024年にJpnⅡからJpnⅠに上がり、上半期の古馬のダート短距離の大一番になった
- 1着賞金は2024〜2026年が8,000万円。2026年は6月24日(水)に第30回が行われ、2027年の第31回は6月23日(水)の予定(南関東の公式が発表した現段階の予定)
- 1997年にGⅢとして始まり、2007年に表記がJpnⅢになったあと、2011年にJpnⅡ、2024年にJpnⅠへ上がった。距離は第1回から1400mのまま
- 1997〜2026年の30回では、JRA所属の馬が25勝、地方所属の馬が5勝。連覇はスマートファルコン(2009・2010年)とノーザンリバー(2014・2015年)の2頭

目次
さきたま杯とは、浦和競馬場のダート1400mで行われる3歳以上のJpnⅠで、上半期の古馬のダート短距離の大一番だ。2024年にJpnⅡからJpnⅠに上がり、1着賞金は8,000万円になった。本記事では、レースの条件と賞金、2027年の日程、1997年の第1回から2026年までの歴代優勝馬、表から数えたJRA所属と地方所属の勝ち数、格の移り変わりをまとめる。
さきたま杯とは?浦和・ダート1400mのJpnⅠ
さきたま杯は、地方競馬の浦和競馬場で毎年行われるダートの重賞で、格付けはJpnⅠだ。ダートグレード競走なので、JRA所属の馬と地方所属の馬が同じレースに出られる。2026年に浦和競馬場で行うダートグレード競走のうち、JpnⅠはさきたま杯だけだ。同じ1400mで秋に行われるオーバルスプリントはJpnⅢになる。1997年に始まり、2026年が第30回だった。
JpnⅠとGⅠの表記の違いと、中央と地方の馬が一緒に走る仕組みは「ダートグレード競走とは」で整理している。
さきたま杯のレースの条件(2026年)
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | JpnⅠ |
| 競馬場 | 浦和競馬場 |
| コース | ダート1400m(左回り) |
| 出走できる馬 | サラブレッド系3歳以上 |
| 負担重量 | 定量(3歳53kg、4歳以上57kg、牝馬は2kg減) |
| 1着賞金 | 8,000万円(2026年) |
JpnⅠになった2024年に、出走できる馬が4歳以上から3歳以上に広がり、負担重量はグレード別定から定量に変わった。JpnⅡだった2023年は、基準の56kg(牝馬は2kg減)から、GⅠ・JpnⅠの勝ち馬が2kg、GⅡ・JpnⅡの勝ち馬が1kg重くなるグレード別定だった。
コースの形と最寄り駅からの行き方は「浦和競馬場ガイド」にまとめた。
1着賞金の移り変わり
1着賞金は、年によって次のように変わってきた。
| 年 | 格 | 1着賞金 |
|---|---|---|
| 1997〜2010年 | GⅢ・JpnⅢ | 3,000万円 |
| 2011〜2021年 | JpnⅡ | 3,100万円 |
| 2022年 | JpnⅡ | 3,500万円 |
| 2023年 | JpnⅡ | 4,000万円 |
| 2024〜2026年 | JpnⅠ | 8,000万円 |
JpnⅠに上がった2024年に、前の年の2倍になった。
さきたま杯の日程(2026年の結果と2027年の予定)
2026年のさきたま杯は、6月24日(水)に浦和競馬場で行われた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年6月24日(水) |
| 競馬場 | 浦和競馬場(埼玉県さいたま市南区) |
| コース | ダート1400m(左回り) |
| 回 | 第30回 |
| 頭数 | 12頭 |
| 1着 | ロードフォンス(JRA、横山和生騎手、2番人気) |
| 勝ちタイム | 1分25秒3(稍重) |
2着はウィルソンテソーロ(JRA)、3着はイグザルト(大井)だった。
2027年の第31回は、6月23日(水)に浦和競馬場の1400mで行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。日程は今後変わることがある。
開催の時期は、何度か動いている。1997〜2004年は9月、2005〜2023年は5月中旬〜6月初めの水曜日(2021年だけ木曜日)に行われ、JpnⅠになった2024年からは6月中旬〜下旬の水曜日に移った。
さきたま杯の歴代優勝馬(1997〜2026年)
第1回の1997年から2026年までの30回の優勝馬は次のとおり。所属は勝ったときの馬の所属(JRAか、地方競馬の所属の場)。格は各年の競走成績の表記による。
| 年 | 回 | 格 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 騎手 | 人気 | タイム | 馬場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第30回 | JpnⅠ | ロードフォンス | 牡6 | JRA | 横山和生 | 2番人気 | 1:25.3 | 稍重 |
| 2025 | 第29回 | JpnⅠ | シャマル | 牡7 | JRA | 川須栄彦 | 1番人気 | 1:23.2 | 不良 |
| 2024 | 第28回 | JpnⅠ | レモンポップ | 牡6 | JRA | 坂井瑠星 | 1番人気 | 1:26.7 | 重 |
| 2023 | 第27回 | JpnⅡ | イグナイター | 牡5 | 兵庫 | 笹川翼 | 7番人気 | 1:25.3 | 重 |
| 2022 | 第26回 | JpnⅡ | サルサディオーネ | 牝8 | 大井 | 矢野貴之 | 5番人気 | 1:25.3 | 良 |
| 2021 | 第25回 | JpnⅡ | アルクトス | 牡6 | JRA | 田邊裕信 | 1番人気 | 1:24.9 | 良 |
| 2020 | 第24回 | JpnⅡ | ノボバカラ | 牡8 | JRA | 森泰斗 | 7番人気 | 1:25.8 | 良 |
| 2019 | 第23回 | JpnⅡ | ウインムート | 牡6 | JRA | 和田竜二 | 4番人気 | 1:25.3 | 良 |
| 2018 | 第22回 | JpnⅡ | サクセスエナジー | 牡4 | JRA | 松山弘平 | 1番人気 | 1:26.2 | 良 |
| 2017 | 第21回 | JpnⅡ | ホワイトフーガ | 牝5 | JRA | 蛯名正義 | 3番人気 | 1:25.7 | 良 |
| 2016 | 第20回 | JpnⅡ | ソルテ | 牡6 | 大井 | 吉原寛人 | 2番人気 | 1:25.9 | 良 |
| 2015 | 第19回 | JpnⅡ | ノーザンリバー | 牡7 | JRA | 蛯名正義 | 1番人気 | 1:26.7 | 良 |
| 2014 | 第18回 | JpnⅡ | ノーザンリバー | 牡6 | JRA | 蛯名正義 | 1番人気 | 1:26.7 | 重 |
| 2013 | 第17回 | JpnⅡ | テスタマッタ | 牡7 | JRA | 戸崎圭太 | 2番人気 | 1:27.4 | 良 |
| 2012 | 第16回 | JpnⅡ | セイクリムズン | 牡6 | JRA | 岩田康誠 | 1番人気 | 1:25.8 | 良 |
| 2011 | 第15回 | JpnⅡ | ナイキマドリード | 牡5 | 船橋 | 戸崎圭太 | 2番人気 | 1:26.0 | 良 |
| 2010 | 第14回 | JpnⅢ | スマートファルコン | 牡5 | JRA | 岩田康誠 | 1番人気 | 1:26.2 | 稍重 |
| 2009 | 第13回 | JpnⅢ | スマートファルコン | 牡4 | JRA | 岩田康誠 | 1番人気 | 1:26.4 | 良 |
| 2008 | 第12回 | JpnⅢ | リミットレスビッド | 牡9 | JRA | 岩田康誠 | 2番人気 | 1:25.9 | 良 |
| 2007 | 第11回 | JpnⅢ | メイショウバトラー | 牝7 | JRA | 武豊 | 1番人気 | 1:26.1 | 稍重 |
| 2006 | 第10回 | GⅢ | アグネスジェダイ | 牡4 | JRA | 武豊 | 2番人気 | 1:26.5 | 良 |
| 2005 | 第9回 | GⅢ | ニホンピロサート | 牡7 | JRA | 小牧太 | 1番人気 | 1:25.5 | 良 |
| 2004 | 第8回 | GⅢ | ロッキーアピール | 牡6 | 川崎 | 今野忠成 | 6番人気 | 1:25.5 | 良 |
| 2003 | 第7回 | GⅢ | ノボトゥルー | 牡7 | JRA | 武豊 | 2番人気 | 1:25.5 | 稍重 |
| 2002 | 第6回 | GⅢ | レイズスズラン | 牡8 | JRA | 江田照男 | 3番人気 | 1:26.1 | 良 |
| 2001 | 第5回 | GⅢ | ゲイリーイグリット | 牝6 | JRA | 松永幹夫 | 2番人気 | 1:25.7 | 良 |
| 2000 | 第4回 | GⅢ | レイズスズラン | 牡6 | JRA | 江田照男 | 3番人気 | 1:24.7 | 稍重 |
| 1999 | 第3回 | GⅢ | セタノキング | 牡8 | JRA | 石崎隆之 | 5番人気 | 1:23.8 | 良 |
| 1998 | 第2回 | GⅢ | テセウスフリーゼ | 牡6 | JRA | 的場均 | 1番人気 | 1:25.8 | 良 |
| 1997 | 第1回 | GⅢ | フジノマッケンオー | 牡6 | JRA | 吉田豊 | 3番人気 | 1:25.8 | 重 |
格の表記は、1997〜2006年がGⅢ、2007〜2010年がJpnⅢ、2011〜2023年がJpnⅡ、2024年からがJpnⅠだ。距離は第1回から変わらず1400m。1997〜2000年の性齢は当時の数え年で記録されているが、表では今の数え方に直している。
30回の勝ちタイムで最も速いのは、2025年のシャマルの1分23秒2(不良)。それまで最も速かった1999年のセタノキングの1分23秒8(良)を0秒6縮めた。最も遅いのは、2013年のテスタマッタの1分27秒4(良)だ。
表から数えられること(JRA所属と地方所属の勝ち数、連覇、騎手、人気、年齢)
ここからの数字は、上の表(1997〜2026年の30回)から編集部が数えたものだ。
JRA所属と地方所属の勝ち数
| 所属 | 勝ち数 | 勝った年と馬 |
|---|---|---|
| JRA | 25勝 | ― |
| 大井 | 2勝 | 2016年 ソルテ、2022年 サルサディオーネ |
| 川崎 | 1勝 | 2004年 ロッキーアピール |
| 船橋 | 1勝 | 2011年 ナイキマドリード |
| 兵庫 | 1勝 | 2023年 イグナイター |
| 地方所属の合計 | 5勝 | ― |
地方所属の馬は、30回で5勝。2016〜2023年の8回では3勝している。南関東の外の地方所属の馬が勝ったのは、2023年のイグナイター(兵庫)だけだ。地元の浦和所属の馬は、この30回では勝っていない。JpnⅠになった2024〜2026年の3回は、どれもJRA所属の馬が勝った。
2勝した馬と連覇
30回で2勝した馬は3頭。3勝以上した馬はいない。
| 優勝馬 | 勝った年 | 所属 |
|---|---|---|
| レイズスズラン | 2000・2002年 | JRA |
| スマートファルコン | 2009・2010年(連覇) | JRA |
| ノーザンリバー | 2014・2015年(連覇) | JRA |
続けて勝った連覇は、スマートファルコンとノーザンリバーの2頭だ。
2勝以上した騎手と調教師
騎手で最も多く勝ったのは、岩田康誠騎手の4勝(2008・2009・2010・2012年)。3勝は、武豊騎手(2003・2006・2007年)と蛯名正義騎手(2014・2015・2017年)だ。2勝は、江田照男騎手(2000・2002年)と戸崎圭太騎手(2011・2013年)。戸崎騎手の2011年の勝ちは、船橋のナイキマドリードでのものになる。
調教師では、森秀行調教師が3勝(2003・2006・2020年)で最も多い。2勝は、増澤末夫調教師(2000・2002年)、加用正調教師(2008・2019年)、小崎憲調教師(2009・2010年)、浅見秀一調教師(2014・2015年)だ。
優勝馬の人気
| 人気 | 勝ち数 |
|---|---|
| 1番人気 | 12勝 |
| 2番人気 | 8勝 |
| 3番人気 | 4勝 |
| 4番人気 | 1勝 |
| 5番人気 | 2勝 |
| 6番人気 | 1勝 |
| 7番人気 | 2勝 |
1〜3番人気の馬が30回のうち24勝。最も人気のなかった優勝馬は、2020年のノボバカラ(JRA)と2023年のイグナイター(兵庫)の7番人気で、8番人気以下の優勝はない。JpnⅠになった2024〜2026年の勝ち馬は、1番人気・1番人気・2番人気だった。
年齢と牝馬
年齢(今の数え方)では、4歳が3勝、5歳が4勝、6歳が12勝、7歳が6勝、8歳が4勝、9歳が1勝。6歳の勝ちが最も多く、最年長の優勝は、2008年のリミットレスビッドの9歳だ。3歳が出られた年を含めて、3歳馬の優勝はない。
牝馬の優勝は4頭で、2001年のゲイリーイグリット、2007年のメイショウバトラー、2017年のホワイトフーガ、2022年のサルサディオーネ(大井)だ。
30回の馬場は、良が20回、稍重が5回、重が4回、不良が1回だった。
さきたま杯の歴史(1997年の第1回から)
さきたま杯は、ダートグレード競走のGⅢとして始まり、JpnⅢ・JpnⅡを経てJpnⅠになったレースだ。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1997年 | 第1回。GⅢとして、9月に1400mで行われる |
| 2005年 | 開催が9月から5月に移る |
| 2007年 | 格の表記がJpnⅢになる |
| 2011年 | JpnⅡに上がる。1着賞金が3,100万円になる |
| 2024年 | JpnⅠに上がる。6月中旬の開催になり、出走できる馬が3歳以上に、負担重量が定量に変わる。1着賞金は8,000万円 |
| 2026年 | 6月24日(水)に第30回が行われ、ロードフォンスが勝つ |
| 2027年 | 6月23日(水)に第31回が行われる予定 |
9月に行われていた1998〜2004年は、今の数え方で3歳の馬も出られる条件だった。2000年までは馬の年齢を数え年で表していたため、条件の表記は「4歳以上」になっている。1999年には、今の数え方で3歳の馬が出走した。
さきたま杯の馬券の買い方
さきたま杯は浦和競馬場の地方競馬のレースなので、馬券は地方競馬の投票サービスで買う。地方競馬の全レースを発売するSPAT4と楽天競馬なら買える一方、オッズパークは南関東4場を除くため浦和のレースは買えず、JRAのネット投票(即PAT・A-PAT)はJRAが発表した発売レースに限られる(2026年10月時点)。
それぞれのサービスの違いと始め方は「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
さきたま杯のまとめ
さきたま杯は、浦和競馬場のダート1400mで行われる3歳以上のJpnⅠで、上半期の古馬のダート短距離の大一番だ。1997年にGⅢとして始まり、JpnⅢ・JpnⅡを経て2024年にJpnⅠになった。1997〜2026年の30回ではJRA所属の馬が25勝、地方所属の馬が5勝。2027年の第31回は6月23日(水)に行われる予定だ。
よくある質問
- さきたま杯とはどんなレース?
- 浦和競馬場のダート1400mで行われる3歳以上のJpnⅠだ。2024年にJpnⅡからJpnⅠに上がり、JRA所属の馬と地方所属の馬が一緒に走る上半期のダート短距離の大一番になった。
- 2027年のさきたま杯はいつ?
- 第31回は2027年6月23日(水)に浦和競馬場で行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。日程は変わることがある。
- さきたま杯の1着賞金はいくら?
- 2026年は8,000万円。JpnⅠに上がった2024年から8,000万円で、JpnⅡだった2023年は4,000万円、2011〜2021年は3,100万円だった。
- さきたま杯で地方競馬の馬は何勝している?
- 1997〜2026年の30回で5勝。川崎・船橋・兵庫の所属が1勝ずつ、大井所属が2勝だ。最後に勝った地方所属の馬は、2023年のイグナイター(兵庫)になる。
- さきたま杯を連覇した馬は?
- 2009・2010年のスマートファルコンと、2014・2015年のノーザンリバーの2頭だ。ほかにレイズスズランが2000年と2002年に勝っているが、1年あいている。






