ジャパンダートクラシックとは|歴代優勝馬・賞金と2027年の日程
この記事の要点
- ジャパンダートクラシックは、大井競馬場のダート2000m(外回り・右)で行われる3歳のJpnⅠ。2024年に始まった3歳のダート三冠の三冠目で、2026年は10月7日(水)に第28回が行われた
- 1999〜2023年はジャパンダートダービーの名前で7月に行われ、2024年に名前を変えて10月に移った。回数はジャパンダートダービーの第1回から通して数える
- 1着賞金は2026年が8,000万円。1999〜2026年の28回では、JRA所属の馬が21勝、地方所属の馬が7勝(船橋5勝、大井2勝)
- 1番人気の馬が12勝。騎手では武豊騎手の4勝、調教師では音無秀孝調教師と矢作芳人調教師の3勝が最も多い

目次
ジャパンダートクラシックとは、大井競馬場のダート2000mで行われる3歳のJpnⅠで、3歳のダート三冠の三冠目だ。2023年まではジャパンダートダービーの名前で7月に行われ、2024年に名前と時期を変えて10月初めに移った。本記事では、レースの条件と賞金、日程、ジャパンダートダービーの時代を含めた1999〜2026年の歴代優勝馬、表から数えたJRA所属と地方所属の勝ち数、歴史をまとめる。
ジャパンダートクラシックとは?大井・ダート2000mの3歳JpnⅠ
ジャパンダートクラシックは、地方競馬の大井競馬場で毎年行われる3歳馬のダートの重賞で、格付けはJpnⅠだ。地方競馬のレースだが、JRA所属の馬も地方所属の馬も同じレースに出られる。
2024年から、4月の羽田盃(大井1800m)、6月の東京ダービー(大井2000m)、10月のジャパンダートクラシックの3競走が、JRAの馬も出られる3歳のダート三冠になった。2026年は、1着馬にJBCクラシックへの優先出走権が与えられた。
回数は1999年のジャパンダートダービーの第1回から通して数えていて、2026年が第28回になる。
三冠の前哨戦と、ダートグレード競走の格付けの仕組みは「ダートグレード競走とは」で整理している。
ジャパンダートクラシックのレースの条件(2026年)
2026年の条件は次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 格 | JpnⅠ |
| 競馬場 | 大井競馬場 |
| コース | ダート2000m(外回り・右回り) |
| 出走できる馬 | サラブレッド系3歳の牡馬・牝馬 |
| 負担重量 | 定量(57kg、牝馬は2kg減) |
| 1着賞金 | 8,000万円(2026年) |
2026年は、レパードステークス(GⅢ)と不来方賞(JpnⅡ)の1着馬に、地方所属の馬に限っては黒潮盃(大井)の1・2着馬にも、優先出走権が与えられた。大井の2000mは外回りを使い、4コーナーからスタートして、最初のコーナーまで約500mある。
最寄り駅からの行き方とコースの数字は「大井競馬場ガイド」にまとめた。
1着賞金の移り変わり
1着賞金は、年によって次のように変わってきた。
| 年 | レース名 | 1着賞金 |
|---|---|---|
| 1999・2000年 | ジャパンダートダービー | 6,500万円 |
| 2001〜2004年 | ジャパンダートダービー | 6,000万円 |
| 2005〜2010年 | ジャパンダートダービー | 5,000万円 |
| 2011〜2020年 | ジャパンダートダービー | 4,500万円 |
| 2021〜2023年 | ジャパンダートダービー | 6,000万円 |
| 2024・2025年 | ジャパンダートクラシック | 7,000万円 |
| 2026年 | ジャパンダートクラシック | 8,000万円 |
ジャパンダートクラシックの日程(2026年の結果と2027年)
2026年のジャパンダートクラシックは、10月7日(水)に大井競馬場で行われた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年10月7日(水) |
| 競馬場 | 大井競馬場(東京都品川区) |
| コース | ダート2000m(外回り・右回り) |
| 回 | 第28回 |
| 頭数 | 16頭 |
| 1着 | シルバーレシオ(JRA、横山武史騎手、2番人気) |
| 勝ちタイム | 2分04秒0(良) |
2着はワンダーディーン(JRA)で、着差は1馬身。3着はチェリヴェント(JRA)で、3着までをJRA所属の馬が占めた。シルバーレシオの父は、2018年のジャパンダートダービーを勝ったルヴァンスレーヴだ。
2027年のジャパンダートクラシックは、10月6日(水)に第29回が行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。ジャパンダートクラシックになってからの3回は、2024年が10月2日(水)、2025年が10月8日(水)、2026年が10月7日(水)と、10月初めの水曜日に行われている。ジャパンダートダービーの時代は、2005〜2023年が7月の水曜日(7月8〜14日)だった。
ジャパンダートクラシックの歴代優勝馬(1999〜2026年)
ジャパンダートダービーの第1回の1999年から2026年までの28回の優勝馬は次のとおり。所属は勝ったときの馬の所属(JRAか、地方競馬の所属の地区)。格は各年の競走成績の表記による。
| 年 | 回 | レース名 | 格 | 優勝馬 | 性齢 | 所属 | 騎手 | 人気 | タイム | 馬場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 第28回 | ジャパンダートクラシック | JpnⅠ | シルバーレシオ | 牡3 | JRA | 横山武史 | 2番人気 | 2:04.0 | 良 |
| 2025 | 第27回 | ジャパンダートクラシック | JpnⅠ | ナルカミ | 牡3 | JRA | 戸崎圭太 | 3番人気 | 2:03.7 | 良 |
| 2024 | 第26回 | ジャパンダートクラシック | JpnⅠ | フォーエバーヤング | 牡3 | JRA | 坂井瑠星 | 1番人気 | 2:04.1 | 良 |
| 2023 | 第25回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ミックファイア | 牡3 | 大井 | 御神本訓史 | 1番人気 | 2:04.6 | 良 |
| 2022 | 第24回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ノットゥルノ | 牡3 | JRA | 武豊 | 4番人気 | 2:04.6 | 不良 |
| 2021 | 第23回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | キャッスルトップ | 牡3 | 船橋 | 仲野光馬 | 12番人気 | 2:05.9 | 稍重 |
| 2020 | 第22回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ダノンファラオ | 牡3 | JRA | 坂井瑠星 | 6番人気 | 2:05.9 | 重 |
| 2019 | 第21回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | クリソベリル | 牡3 | JRA | 川田将雅 | 1番人気 | 2:06.1 | 稍重 |
| 2018 | 第20回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ルヴァンスレーヴ | 牡3 | JRA | M.デムーロ | 1番人気 | 2:05.8 | 良 |
| 2017 | 第19回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ヒガシウィルウィン | 牡3 | 船橋 | 本田正重 | 5番人気 | 2:05.8 | 良 |
| 2016 | 第18回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | キョウエイギア | 牡3 | JRA | 戸崎圭太 | 4番人気 | 2:05.7 | 良 |
| 2015 | 第17回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ノンコノユメ | 牡3 | JRA | C.ルメール | 2番人気 | 2:05.6 | 不良 |
| 2014 | 第16回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | カゼノコ | 牡3 | JRA | 秋山真一郎 | 2番人気 | 2:03.9 | 稍重 |
| 2013 | 第15回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | クリソライト | 牡3 | JRA | 内田博幸 | 1番人気 | 2:04.8 | 良 |
| 2012 | 第14回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | ハタノヴァンクール | 牡3 | JRA | 四位洋文 | 1番人気 | 2:05.3 | 良 |
| 2011 | 第13回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | グレープブランデー | 牡3 | JRA | 横山典弘 | 1番人気 | 2:04.9 | 良 |
| 2010 | 第12回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | マグニフィカ | 牡3 | 船橋 | 戸崎圭太 | 6番人気 | 2:05.2 | 重 |
| 2009 | 第11回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | テスタマッタ | 牡3 | JRA | 岩田康誠 | 4番人気 | 2:04.5 | 稍重 |
| 2008 | 第10回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | サクセスブロッケン | 牡3 | JRA | 横山典弘 | 1番人気 | 2:04.5 | 不良 |
| 2007 | 第9回 | ジャパンダートダービー | JpnⅠ | フリオーソ | 牡3 | 船橋 | 今野忠成 | 3番人気 | 2:02.9 | 不良 |
| 2006 | 第8回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | フレンドシップ | 牡3 | JRA | 内田博幸 | 2番人気 | 2:06.1 | 良 |
| 2005 | 第7回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | カネヒキリ | 牡3 | JRA | 武豊 | 1番人気 | 2:04.9 | 良 |
| 2004 | 第6回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | カフェオリンポス | 牡3 | JRA | 柴田善臣 | 3番人気 | 2:04.5 | 良 |
| 2003 | 第5回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | ビッグウルフ | 牡3 | JRA | 武豊 | 2番人気 | 2:04.9 | 重 |
| 2002 | 第4回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | ゴールドアリュール | 牡3 | JRA | 武豊 | 1番人気 | 2:04.1 | 稍重 |
| 2001 | 第3回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | トーシンブリザード | 牡3 | 船橋 | 石崎隆之 | 1番人気 | 2:05.8 | 良 |
| 2000 | 第2回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | マイネルコンバット | 牡3 | JRA | 大西直宏 | 5番人気 | 2:06.4 | 良 |
| 1999 | 第1回 | ジャパンダートダービー | GⅠ | オリオンザサンクス | 牡3 | 大井 | 早田秀治 | 1番人気 | 2:06.9 | 良 |
格の表記は、1999〜2006年がGⅠ、2007年からがJpnⅠだ。1999・2000年の性齢は当時の数え年で「4歳」と記録されているが、表では今の数え方に直している。
28回の勝ちタイムで最も速いのは、2007年のフリオーソの2分02秒9(不良)で、2分02秒台はこの1回だけだ。最も遅いのは、1999年のオリオンザサンクスの2分06秒9(良)になる。
表から数えられること(JRA所属と地方所属の勝ち数、騎手、調教師、人気)
ここからの数字は、上の表(ジャパンダートダービーの時代を含めた1999〜2026年の28回)から編集部が数えたものだ。
JRA所属と地方所属の勝ち数
| 所属 | 勝ち数 | 勝った年と馬 |
|---|---|---|
| JRA | 21勝 | ― |
| 船橋 | 5勝 | 2001年 トーシンブリザード、2007年 フリオーソ、2010年 マグニフィカ、2017年 ヒガシウィルウィン、2021年 キャッスルトップ |
| 大井 | 2勝 | 1999年 オリオンザサンクス、2023年 ミックファイア |
| 地方所属の合計 | 7勝 | ― |
地方所属の馬は、1999〜2010年の12回で4勝、2011〜2023年の13回で3勝した。ジャパンダートクラシックになった2024〜2026年の3回は、すべてJRA所属の馬が勝っている。地方所属の馬の勝ちはすべて南関東の船橋と大井で、2着に入った地方所属の馬は28回で6頭(大井3頭、船橋2頭、川崎1頭)だった。
2勝以上した騎手と調教師
騎手で最も多く勝ったのは、武豊騎手の4勝(2002・2003・2005・2022年)。次いで戸崎圭太騎手が3勝(2010・2016・2025年)で、2010年は船橋のマグニフィカでの勝ちだ。2勝は、内田博幸騎手(2006・2013年)、横山典弘騎手(2008・2011年)、坂井瑠星騎手(2020・2024年)の3人になる。
調教師では、音無秀孝調教師(2013・2019・2022年)と矢作芳人調教師(2016・2020・2024年)の3勝が最も多い。2勝は、船橋の佐藤賢二調教師(2001・2017年)と川島正行調教師(2007・2010年)、角居勝彦調教師(2005・2006年)、野中賢二調教師(2014・2026年)だ。
優勝馬の人気
| 人気 | 勝ち数 |
|---|---|
| 1番人気 | 12勝 |
| 2番人気 | 5勝 |
| 3番人気 | 3勝 |
| 4番人気 | 3勝 |
| 5番人気 | 2勝 |
| 6番人気 | 2勝 |
| 12番人気 | 1勝 |
1〜3番人気の馬が28回のうち20勝。最も人気のなかった優勝馬は、2021年のキャッスルトップ(船橋)の12番人気で、7〜11番人気の優勝はない。
牝馬と馬場
28回の優勝馬はすべて牡馬で、牝馬の優勝はない。28回の馬場は、良が16回、稍重が5回、重が3回、不良が4回だった。
同じ大井の2000mで古馬が走るJpnⅠの歴代優勝馬は「帝王賞とは」で並べている。
ジャパンダートクラシックの歴史(1999年のジャパンダートダービーから)
ジャパンダートクラシックは、3歳のダートの中央と地方の交流競走として始まったジャパンダートダービーが、ダート三冠の新設に合わせて名前と時期を変えたレースだ。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1996〜1998年 | 前身の3歳の交流重賞、スーパーダートダービーが秋に行われる |
| 1999年 | ジャパンダートダービーの第1回が当時の表記でGⅠとして行われ、オリオンザサンクス(大井)が勝つ |
| 2001年 | トーシンブリザード(船橋)が勝ち、デビューから負けなしで当時の南関東四冠を制する |
| 2023年 | ジャパンダートダービーとして最後の年。ミックファイア(大井)が勝ち、負けなしで南関東三冠を制する |
| 2024年 | ダート三冠の三冠目として、ジャパンダートクラシックに名前を変え、10月に移る。フォーエバーヤング(JRA)が勝つ |
2024年の勝ち馬フォーエバーヤングは、2025年にアメリカのブリーダーズカップ・クラシックを勝ち、日本で調教された馬として初めてこのレースを制した。
ジャパンダートクラシックの馬券の買い方
ジャパンダートクラシックは大井競馬場の地方競馬のレースなので、馬券は地方競馬の投票サービスで買う。地方競馬の全レースを発売するSPAT4と楽天競馬なら買える一方、オッズパークは南関東4場を除くため大井のレースは買えず、JRAのネット投票(即PAT・A-PAT)はJRAが発表した発売レースに限られる(2026年10月時点)。
それぞれのサービスの違いと始め方は「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
ジャパンダートクラシックのまとめ
ジャパンダートクラシックは、大井競馬場のダート2000mで行われる3歳のJpnⅠで、ダート三冠の三冠目だ。1999〜2023年はジャパンダートダービーとして7月に行われ、2024年に名前を変えて10月に移った。1999〜2026年の28回ではJRA所属の馬が21勝、地方所属の馬が7勝で、地方所属の最後の勝ちは2023年のミックファイア(大井)。2026年は10月7日(水)に第28回が行われ、シルバーレシオが勝った。
よくある質問
- ジャパンダートクラシックとはどんなレース?
- 大井競馬場のダート2000mで毎年行われる3歳のJpnⅠだ。羽田盃・東京ダービーに続くダート三冠の三冠目で、JRA所属の馬と地方所属の馬が一緒に走る。2023年まではジャパンダートダービーの名前で7月に行われていた。
- ジャパンダートダービーとジャパンダートクラシックの違いは?
- 同じレースで、2024年に名前と時期が変わった。1999〜2023年はジャパンダートダービーとして7月に行われ、2024年からはジャパンダートクラシックとして10月初めに行われている。回数は通して数え、2026年が第28回だ。
- 2027年のジャパンダートクラシックはいつ?
- 2027年は10月6日(水)に第29回が行われる予定だ(南関東の公式が発表した現段階の予定)。ジャパンダートクラシックになってからは、2024年が10月2日(水)、2025年が10月8日(水)、2026年が10月7日(水)に行われた。
- ジャパンダートクラシックの1着賞金はいくら?
- 2026年は8,000万円。2024・2025年は7,000万円で、ジャパンダートダービーだった2021〜2023年は6,000万円、2011〜2020年は4,500万円だった。
- ジャパンダートクラシックで地方競馬の馬は何勝している?
- ジャパンダートダービーの時代を含めた1999〜2026年の28回で7勝。船橋所属が5勝、大井所属が2勝だ。最後に勝った地方所属の馬は、2023年のミックファイア(大井)になる。ジャパンダートクラシックになった2024年からの3回は、すべてJRA所属の馬が勝っている。






